JP2002310634A - 距離測定装置および距離測定方法 - Google Patents

距離測定装置および距離測定方法

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JP2002310634A JP2001117415A JP2001117415A JP2002310634A JP 2002310634 A JP2002310634 A JP 2002310634A JP 2001117415 A JP2001117415 A JP 2001117415A JP 2001117415 A JP2001117415 A JP 2001117415A JP 2002310634 A JP2002310634 A JP 2002310634A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配置される環境下での温度や湿度の影響は受け
てもその影響を最小限に留めるようにして、安価に正確
な移動距離を高精度に測定する。 【解決手段】所定の信号に応じて所定の角度だけ回転し
てステップを刻むモーターと、上記モーターの駆動力に
よって移動される移動部材と、上記移動部材が上記モー
ターによって移動されると上記移動部材の移動距離に応
じた出力値を出力するエンコーダと、上記モーターが刻
むステップ数に基づいて、上記エンコーダから出力され
る単位出力値当たりの上記移動部材の移動距離を決定す
る決定手段と、上記決定手段によって決定された上記エ
ンコーダから出力される単位出力値当たりの上記移動部
材の移動距離と、上記エンコーダから出力された出力値
とに基づいて上記移動部材の移動距離を測定する距離測
定手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離測定装置およ
び距離測定方法に関し、さらに詳細には、所定の方向に
移動する移動体の移動距離を測定する際に用いて好適な
距離測定装置および距離測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定の方向に直線的に移動す
る移動体と、当該移動体の移動に応じた出力値を出力す
るリニア・エンコーダとを有し、このリニア・エンコー
ダの出力値に基づいて、移動体の移動距離を測定するよ
うにした距離測定装置が知られている。
【0003】こうした距離測定装置に配設されるリニア
・エンコーダとしては、例えば、光学式のリニア・エン
コーダを用いることができる。光学式リニア・エンコー
ダは、所定のピッチで格子状のスリットが形成されたメ
イン・スケールと光源ならびに受光素子とを有し、当該
メイン・スケールを挟み込んだ状態で光源と受光素子と
が移動体の移動に伴って移動することにより、移動体の
移動に応じた出力値を出力するものである。
【0004】しかしながら、光学式リニア・エンコーダ
のメイン・スケールが樹脂により形成されている場合に
は、温度や湿度などの影響を受け易く、温度や湿度など
の変化に応じてメイン・スケールが伸縮してその全長が
変化してしまう。これにより、メイン・スケールに形成
されているスリットのピッチが変化してしまい、光学式
リニア・エンコーダから出力される出力値が、移動体の
移動に応じた正確な出力値とはならない恐れがあった。
【0005】このため、従来の距離測定装置において
は、温度を測定する温度センサーや湿度を測定する湿度
センサーなどを配設して、距離測定装置が設置されてい
る環境下での温度や湿度を測定するとともに、予め各種
温度や湿度に応じた補正値を記憶した補正テーブルを用
意するようになされている。
【0006】こうした距離測定装置においては、センサ
ーによる温度や湿度の測定結果と補正テーブルとを照ら
し合わせる処理を行い、距離測定装置が配設されている
環境下に応じた補正値を得る。そして、得られた補正値
を用いることにより、温度や湿度の影響でスリットのピ
ッチが変化してしまって光学式リニア・エンコーダから
正確な出力値が出力されない場合でも、移動体の移動距
離が正確に測定できるようにしている。
【0007】しかしながら、こうした従来の距離測定装
置においては、温度センサーや湿度センサーなどを配設
しなければならないので、製造コストなどが増大し、高
価なものになるという問題点があった。
【0008】また、温度と湿度との2つのパラメータの
組み合わせによる複雑な補正テーブルを予め用意する必
要があるとともに、こうした複雑な補正テーブルによる
補正値を用いた補正では、移動体の正確な移動距離を高
精度に測定することができないという問題点があった。
【0009】このため、上記したような従来の距離測定
装置における問題点を解決するために、温度や湿度など
の影響を受け難い材質、例えば、ガラスにより形成され
たメイン・スケールを有する光学式リニア・エンコーダ
を配設するようにした距離測定装置が提案されている。
【0010】こうした距離測定装置においては、メイン
・スケールがガラスで形成されているので、温度や湿度
などの影響でメイン・スケールが伸縮してその全長が変
化するようなことが少なく、光学式リニア・エンコーダ
から出力される出力値は、移動体の移動に応じた正確な
出力値となる。
【0011】しかしながら、ガラスにより形成されたメ
イン・スケールを有する光学式リニア・エンコーダは高
価なので、当該ガラスにより形成されたメイン・スケー
ルを有する光学式リニア・エンコーダを距離測定装置に
配設すると、製造コストなどが増大し、高価なものにな
るという問題点を招来することとなっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、配置される環境
下での温度や湿度の影響は受けてもその影響を最小限に
留めるようにして、正確な移動距離を高精度に測定する
ことができ、しかも安価な距離測定装置ならびに距離測
定方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、所定の信号
に応じて所定の角度だけ回転してステップを刻むモータ
ーと、上記モーターの駆動力によって移動される移動部
材と、上記移動部材が上記モーターによって移動される
と上記移動部材の移動距離に応じた出力値を出力するエ
ンコーダと、上記モーターが刻むステップ数に基づい
て、上記エンコーダから出力される単位出力値当たりの
上記移動部材の移動距離を決定する決定手段と、上記決
定手段によって決定された上記エンコーダから出力され
る単位出力値当たりの上記移動部材の移動距離と、上記
エンコーダから出力された出力値とに基づいて上記移動
部材の移動距離を測定する距離測定手段とを有するよう
にしたものである。
【0014】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、所定の信号に応じて所定の角度だけ回転してステッ
プを刻むモーターの駆動力によって上記移動部材を所定
の基準移動距離分だけ移動させ、上記所定の基準移動距
離分だけ上記移動部材を移動したときに上記モーターが
刻んだステップ数を、上記所定の基準移動距離と対応さ
せて記憶する第1のステップと、上記第1のステップに
おいて記憶したステップ数分だけ上記モーターによって
上記移動部材を移動したときに、上記エンコーダから出
力された出力値を記憶する第2のステップと、上記第2
のステップにおいて記憶した上記エンコーダから出力さ
れた出力値と上記所定の基準移動距離とから、上記エン
コーダから出力される単位出力値当たりの上記移動部材
の移動距離を決定して、該決定した上記エンコーダから
出力される単位出力値当たりの上記移動部材の移動距離
と、上記エンコーダから出力された出力値とに基づいて
上記移動部材の移動距離を測定する第3のステップとを
有するようにしたものである。
【0015】従って、本発明のうち請求項1ならびに請
求項2記載の発明によれば、モーターが刻むステップ数
に基づいて、エンコーダから出力される単位出力値当た
りの移動部材の移動距離が決定され、このエンコーダか
ら出力される単位出力値当たりの移動部材の移動距離
と、エンコーダから出力された出力値とに基づいて移動
部材の移動距離が測定されるので、配置される環境下で
の温度や湿度の影響は受けてもその影響を最小限に留め
ることができ、正確な移動距離を高精度に測定すること
ができる。
【0016】また、上記した「従来の技術」の項におい
て示した距離測定装置のように温度センサーや湿度セン
サーなどを配設する必要がなくなり、エンコーダーをガ
ラスではなく温度や湿度に影響され安い樹脂などにより
形成してもよいので、安価に正確な移動距離を高精度に
測定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明による距離測定装置および距離測定方法の実施の形
態の一例を詳細に説明するものとする。
【0018】図1には、本発明による距離測定装置を備
えた座標測定装置の実施の形態の一例の概略構成説明図
が示されており、 図2には、図1におけるA矢視図の
一部を拡大し、リニア・エンコーダ20を中心に示した
概略構成説明図が示されており、図3(a)には、図1
におけるB矢視図の一部を拡大し、ワーク・テーブル2
2を中心に示した概略構成説明図が示されている。
【0019】この座標測定装置10は、固定系のベース
部材12と、ベース部材12の左右両端でベース部材1
2上に垂直に立設された支柱14L、14Rと、左右2
つの支柱14L、14Rを連結する後方部材16と、ベ
ース部材12上においてY軸方向(図1における座標系
を示す参考図を参照する。)に延長するとともに互いに
平行な位置関係で配設された2本のレール18−1、1
8−2と、ベース部材12上においてY軸方向に延長す
るとともにレール18−1近傍に配設されたリニア・エ
ンコーダ20と、2本のレール18−1、18−2上に
スライド部品(図示せず。)を介してY軸方向に移動自
在に配設されたワーク・テーブル22と、後方部材16
に図示しない滑り軸受を介してX軸方向(図1における
座標系を示す参考図を参照する。)に移動自在に配設さ
れたキャリッジ24と、キャリッジ24にワーク・テー
ブル22と対向するようにして配設されるとともに、X
軸方向およびY軸方向と直交するZ軸方向(図1におけ
る座標系を示す参考図を参照する。)に移動自在に配設
された走査装置26とを有して構成されている。
【0020】ここで、この座標測定装置10において
は、後述するマイクロ・コンピューター100の制御に
よって、所定の分解能に応じて駆動手段たるモーターの
駆動が制御される。このモーターの駆動によって、走査
装置26がZ軸方向に移動され、また、キャリッジ24
が後方部材16に沿ってX軸方向に移動され、また、被
測定物200を載置したワーク・テーブル22がレール
18−1、18−2に沿ってY軸方向に移動される。
【0021】従って、走査装置26とワーク・テーブル
22に載置された被測定物200との相対的な位置関係
は、走査装置26がX軸方向とZ軸方向とに移動可能で
あって、被測定物200がY軸方向に移動可能であるの
で、結局、走査装置26は被測定物200に対してX軸
方向、Y軸方向およびZ軸方向の三次元の方向で移動可
能となる。
【0022】なお、上記した座標測定装置10は、上記
したモーターの駆動制御を含む全体の動作をマイクロ・
コンピューター100(図4参照)により制御されてい
るものであるが、その詳細な説明は後述することとす
る。
【0023】そして、ワーク・テーブル22の略矩形形
状の上面部22aには、立体たる被測定物200が固定
的に載置されることになる。この被測定物200は、三
次元の空間的広がりをもつ物体であり、当該物体は所定
の形状を有しているものとする。
【0024】このワーク・テーブル22の下面部22b
には、Y軸方向に直線的に延長されてガイド部22cが
突設されている。このガイド部22cは、直線的に延長
されるレール18−1、18−2上に摺動自在に係合し
ており、ワーク・テーブル22のY軸方向への移動が許
容されている。
【0025】より詳細には、ワーク・テーブル22に
は、リニア・エンコーダ20近傍に配設された駆動ベル
ト30を介してモーター36の駆動力が伝達されるよう
になされており、これにより、ワーク・テーブル22は
Y軸方向へ直線的に移動するものである(図3(a)参
照)。
【0026】具体的に、ワーク・テーブル22のY軸方
向に沿う両端部のうちの左端部22Lは、駆動ベルト3
0に固定されている。
【0027】この駆動ベルト30は、ガラスの芯線を有
するものである。従って、温度や湿度などの変化に応じ
て駆動ベルト30が伸縮する程度は極めて小さく、駆動
ベルト30は温度や湿度などの影響を受け難いものであ
る。そして、駆動ベルト30は、ベース部材12に配設
されたプーリー32−1とプーリー32−2との間に、
無端状に張設されている。
【0028】また、モーター36は、例えば、ステッピ
ング・モーターにより構成することができ、このモータ
ー36の回転軸(図示せず。)には、モーター・ギア3
8が配設されている。そして、モーター36は、プーリ
ー32−1の同軸上配設されたギア34とモーター・ギ
ア38とが噛み合うようにして配置されている。
【0029】そして、モーター36は、後述するマイク
ロ・コンピューターの制御により出力される制御用パル
ス信号のパルス数に応じて、段階的に所定角度だけ所定
周り方向に回転して、ステップを刻むものである。即
ち、モーター36が刻むステップ数は、制御用パルス信
号のパルス数と一致している。
【0030】こうしたモーター36の回転による回転軸
の回転は、モーター・ギア38とギア34とを介してプ
ーリー32−1に伝達されてプーリー32−1に回転運
動を生ぜしめ、このプーリー32−1の回転運動による
駆動ベルト30の移動に伴って、駆動ベルト30に配設
されたワーク・テーブル22がY軸方向における前後方
向へと移動する。
【0031】この実施の形態においては、所定の制御用
パルス信号に応じてモーター36が右周り方向(図3
(a)に示す矢印a方向)に回転した場合には、プーリ
ー32−1は左周り方向(図3(a)に示す矢印b方
向)に回転して、駆動ベルト30に配設されたワーク・
テーブル22がY軸方向における前方側から後方側に向
かって直線的に移動する。
【0032】一方、所定の制御用パルス信号に応じてモ
ーター36が左周り方向(図3(a)に示す矢印c方
向)に回転した場合には、プーリー32−1は右周り方
向(図3(a)に示す矢印d方向)に回転して、駆動ベ
ルト30に配設されたワーク・テーブル22がY軸方向
における後方側から前方側に向かって直線的に移動す
る。
【0033】次に、リニア・エンコーダ20は光学式
(透過型)のリニア・エンコーダであり、所定の格子状
のスリットが形成されたメイン・スケール部20aと、
光源、レンズならびに受光素子を備えるとともにメイン
・スケール部20aを挟み込みようにして配設された検
出部20bとにより構成されている(図2参照)。
【0034】なお、メイン・スケール部20aは樹脂に
より形成されている。
【0035】そして、リニア・エンコーダ20のメイン
・スケール部20aは、延長方向がY軸方向と一致する
ようにして、ベース部材12上の左側に固定的に配設さ
れている。一方、リニア・エンコーダ20の検出部20
bは、ワーク・テーブル22のY軸方向に沿う左端部2
2Lにおいて突設された取り付け部22dの外面22e
に固定的に配設されている。
【0036】従って、ワーク・テーブル22がY軸方向
に移動するのに伴って、ワーク・テーブル22の左端部
22Lに固定的に配設されているリニア・エンコーダ2
0の検出部20bは、メイン・スケール部20aを挟み
込んだ状態でY軸方向に移動する。
【0037】リニア・エンコーダ20からは、ワーク・
テーブル22がY軸方向に直線的に移動したときのワー
ク・テーブル22のY軸方向における移動距離に応じた
パルス信号が出力される。なお、リニア・エンコーダ2
0からデジタル信号で出力されたパルス信号は後述する
マイクロ・コンピューター100に入力される。
【0038】走査装置26は、圧電素子(図示せず。)
を有する接触センサーにより構成されており、Z軸方向
における上方方向への移動(上昇)と下方方向への移動
(下降)とを繰り返すことにより、接触センサーの接触
子27の先端部27aをZ軸方向に下降させて被測定物
200の表面200aに当接させるものである(なお、
本明細書においては、「被測定物200の表面200a
における接触子27の先端部27aがZ軸方向で下降し
て当接した部位」を、「接触点」と適宜に称することと
する。)。
【0039】そして、接触子30の接触点における電圧
の変化は、走査装置26から出力されて後述するマイク
ロ・コンピューター100に入力されるものである。
【0040】次に、図4には、本発明による距離測定装
置を備えた座標測定装置10の全体の動作を制御する制
御システムのブロック構成図が示されており、この制御
システムはマイクロ・コンピューター100により全体
の動作の制御が行われる。
【0041】マイクロ・コンピューター100は、後述
するリード・オンリ・メモリ(ROM)104に格納さ
れたプログラムに従って処理を実行する中央処理装置
(CPU)102と、CPU102が実行するプログラ
ムが格納されたROM104と、CPU102の制御に
よって本発明による座標測定装置10が動作することに
より得られる座標データを記憶する座標データ記憶部1
06−1や、CPU102の制御によって本発明による
座標測定装置10の動作が行われる際のワーキング・エ
リアとしての領域などが設定されたランダム・アクセス
・メモリ(RAM)106とを有して構成されている。
【0042】ここで、ROM104は、例えば、PRO
M(Programmable read only
memory)のEEP−ROMにより構成することが
でき、座標測定装置10の製造工程において、後述する
基準パルス数データの書き込みがなされるものである。
【0043】また、マイクロ・コンピューター100に
は、モーター36や走査装置26、リニア・エンコーダ
20などが接続されており、走査装置26から送信され
る接触子27の接触点における電圧の変化を示す信号
や、リニア・エンコーダ20から出力されるパルス信号
が、マイクロ・コンピューター100に入力されるもの
である。
【0044】さらに、マイクロ・コンピューター100
には、液晶表示装置(LCD)などにより構成される表
示装置108が接続されており、後述する座標データの
示す測定ポイントのX座標、Y座標ならびにZ座標がリ
アルタイムで表示される。
【0045】なお、座標測定装置10においては、キャ
リッジ24のX軸方向における移動距離に応じたパルス
信号を出力するリニア・エンコーダ(図示せず。)や、
走査装置26のZ軸方向における移動距離に応じたパル
ス信号を出力するリニア・エンコーダ(図示せず。)が
配設されている。そして、これらリニア・エンコーダか
ら出力されるパルス信号も、マイクロ・コンピューター
100に入力されるようになされている。
【0046】以上の構成において、図3(b)(c)
(d)ならびに図5を参照しながら、上記した座標測定
装置10の動作の説明を行うものとする。
【0047】図5には、本発明による距離測定装置を備
えた座標測定装置10の動作フローを概念的に示す説明
図が示されている。
【0048】まず、この座標測定装置10は、工場にお
ける製造工程で各種部材の組み付けが終了し、出荷工程
を経て、実際に使用者に使用が開始されるまでの間に、
出荷時補正処理(ステップS502ならびにステップS
504)と使用時補正処理(ステップS510乃至ステ
ップS514)とが行われるようになされている。
【0049】出荷時補正処理は、座標測定装置10に関
して、工場における製造工程での各種部材の組み付けを
終了して出荷工程に移行すると行われる補正処理であ
る。
【0050】具体的には、まず、座標測定装置10を所
定の環境下、例えば、温度20℃で湿度50%の環境下
に配置し、各種治具を用いて各種部材の組み付け誤差等
の調整を行う(ステップS502)。これにより、走査
装置26のZ軸方向における移動や、キャリッジ24の
X軸方向における移動や、ワーク・テーブル22のY軸
方向における移動が、正確な距離で直線的になされるよ
うになる。
【0051】こうした所定の環境下における組み付け誤
差の調整(ステップ502)が終了したら、次に、同じ
所定の環境下、つまり、温度20℃で湿度50%の環境
下で、ワーク・テーブル22をY軸方向における所定の
方向に基準駆動距離分だけ移動する(ステップS50
4)。
【0052】なお、この基準駆動距離は、移動部材たる
ワーク・テーブル22の大きさなどに応じて予め設定さ
れるものである。また、この基準駆動距離分だけワーク
・テーブル22をY軸方向に移動させるときに、移動を
開始する座標位置ならびに移動方向も予め設定されてい
る。
【0053】この実施の形態においては、基準駆動距離
を200mmとし、ワーク・テーブル22をY軸方向に
おける最も前方側の位置(図3(a)(b)参照)から
後方側に向かって200mmだけ移動するものとして、
以下の説明を行うこととする。
【0054】そして、基準駆動距離分だけワーク・テー
ブル22をY軸方向における所定の方向に移動させたと
きに、モーター36が刻んだステップ数を基準駆動距離
と対応させ基準パルス数データとしてROM104に書
き込む。
【0055】つまり、制御用パルス信号に応じてモータ
ー36を右周り方向(図3(a)に示す矢印a方向)に
回転させる。これにより、プーリー32−1が左周り方
向(図に示す矢印b方向)に回転して、駆動ベルト30
に配設されたワーク・テーブル22がY軸方向における
最も前方側の位置から後方側に向かって直線的に移動す
る。
【0056】この際に、CPU102は、ワーク・テー
ブル22をY軸方向における前方側から後方側に向かっ
て200mm(基準駆動距離)分だけ直線的に移動させ
るのにモーター36が右周り方向(図に示す矢印a方
向)に段階的に所定角度ずつ回転して刻んだステップ数
を検出する。
【0057】そして、CPU102により検出されたス
テップ数、例えば、「20132ステップ」と基準駆動
距離「200mm」とを対応させ、基準パルス数データ
としてROM104に書き込む。
【0058】こうして基準パルス数データをROM10
4に書き込んだ後、座標測定装置10は出荷されて(ス
テップS506)、使用者により使用されるようになる
(ステップS508)。そして、使用者が座標測定装置
10を使用開始するに際して、座標測定装置10の電源
を投入すると、各種初期設定の処理が行われる。
【0059】こうした各種初期設定の処理(ステップS
508)に続いて、使用時補正処理が行われる。即ち、
使用時補正処理は、座標測定装置10の電源が投入され
ると行われるようになされた補正処理である。
【0060】使用時補正処理においては、まず、ワーク
・テーブル22をY軸方向における所定の方向に、基準
パルス数データが示すステップ数分だけ移動させる(ス
テップS510)。
【0061】この際、ワーク・テーブル22のY軸方向
における移動は、上記した出荷時補正処理(ステップS
504)における、ワーク・テーブル22の基準駆動距
離分だけの移動と同一座標、同一方向とする。
【0062】ここで、出荷時補正処理(ステップS50
4)におけるワーク・テーブル22の基準駆動距離分だ
けの移動と同一座標、同一方向で、基準パルス数データ
が示すステップ数分だけワーク・テーブル22を移動さ
せたので、ワーク・テーブル22が移動した移動距離は
基準駆動距離と一致する。
【0063】より詳細には、この使用時補正処理のとき
に座標測定装置10が配置されている環境の温度や湿度
が、出荷時補正処理(ステップS502ならびにステッ
プS504)のおける所定の環境と異なっていたとして
も、モーター36が所定の方向に段階的に回転する角度
(ステップ角度)や、駆動ベルト30の長さなどは、温
度や湿度などの変化による影響を受け難いので、基準パ
ルス数データが示すステップ数分だけワーク・テーブル
22を移動させると、ワーク・テーブル22が基準駆動
距離分だけ移動したものと見なして実用上問題はない。
【0064】そして、ステップS512の処理において
は、ステップS510でワーク・テーブル22をY軸方
向における所定の方向に基準パルス数データが示すステ
ップ数分だけ移動させたときにおける、リニア・エンコ
ーダ20から出力されたパルス信号のパルス数をRAM
106の所定エリアに記憶する。
【0065】つまり、座標測定装置10が現在配置され
ている環境下において、基準パルス数データが示すステ
ップ数分だけワーク・テーブル22がY軸方向に直線的
に移動したとき、即ち、基準駆動距離分だけワーク・テ
ーブル22がY軸方向に直線的に移動したときにおけ
る、リニア・エンコーダ20から出力されたパルス信号
のパルス数をCPU102により検出し、RAM106
に記憶する。
【0066】そして、ステップS512においてRAM
106に記憶されたパルス数で、基準パルス数データが
示す基準駆動距離を割った商が、座標測定装置10が現
在配置されている環境下において、リニア・エンコーダ
20から出力されるパルス信号の単位パルス信号当たり
のワーク・テーブル22のY軸方向における移動距離と
なる(ステップS514)。
【0067】具体的には、出荷時補正処理の際の環境下
におけるリニア・エンコーダ20のメイン・スケール部
20aの全長をLとすると、座標測定装置10が使用
時補正処理の際に配置されている環境が出荷時補正処理
の際の環境と一致している場合には、メイン・スケール
部20aの全長は変化せずLのままである(図3
(b)参照)。
【0068】この際、基準駆動距離200mm分だけワ
ーク・テーブル22がY軸方向に直線的に移動したとき
に、リニア・エンコーダ20から出力されたパルス信号
のパルス数が、例えば、「200パルス」であるなら
ば、その値をRAM106に記憶する。
【0069】そして、ステップS514の処理により、
リニア・エンコーダ20から出力される単位パルス信号
当たりのワーク・テーブル22のY軸方向における移動
距離は、1.00mm(=200mm÷200パルス)
と決定される。
【0070】しかしながら、使用者が座標測定装置10
を使用するのに際して、座標測定装置10が設置される
環境の温度や湿度は、出荷時補正処理(ステップS50
2ならびにステップS504)における所定の環境、つ
まり、温度20℃で湿度50%とは必ずしも一致しな
い。
【0071】座標測定装置10に配設されたリニア・エ
ンコーダ20のメイン・スケール部20aは、樹脂によ
り形成されているので、温度や湿度などの影響を受け易
く、温度や湿度などの変化に応じてメイン・スケール部
20aが伸縮して全長が変化してしまうことがある。
【0072】このため、座標測定装置10が使用時補正
処理の際に配置されている環境が、出荷時補正処理の際
の環境と一致していない場合には、メイン・スケール部
20aの全長が伸びて、全長Lに比べて長い全長L
(図3(c)参照)になってしまったり、あるいは、メ
イン・スケール部20aの全長が縮んで、全長Lに比
べて短い全長L(図3(d)参照)になってしまった
りする。
【0073】その結果、基準駆動距離200mm分だけ
ワーク・テーブル22がY軸方向に直線的に移動したと
きに、全長Lのメイン・スケール部20aを有するリ
ニア・エンコーダ20から出力されたパルス信号のパル
ス数は、メイン・スケール部20aの全長が全長L
ときのパルス数に比べて少なくなり、例えば、「190
パルス」となる。この場合、ステップS514の処理に
より、リニア・エンコーダ20から出力される単位パル
ス信号当たりのワーク・テーブル22のY軸方向におけ
る移動距離は1.05mm(=200mm÷190パル
ス)と決定される。
【0074】反対に、全長Lのメイン・スケール部2
0aを有するリニア・エンコーダ20から出力されたパ
ルス信号のパルス数は、メイン・スケール部20aの全
長が全長Lのときのパルス数に比べて多くなり、例え
ば、「210パルス」となる。この場合、ステップS5
14の処理により、リニア・エンコーダ20から出力さ
れる単位パルス信号当たりのワーク・テーブル22のY
軸方向における移動距離は0.95mm(=200mm
÷210パルス)と決定される。
【0075】このように、座標測定装置10が設置され
る環境の温度や湿度の変化によって、出荷時補正処理の
際の環境下におけるリニア・エンコーダ20のメイン・
スケール部20aの全長Lが変化したとしても、ステ
ップS510においてワーク・テーブル22は基準駆動
距離分だけ移動され、そのときのリニア・エンコーダ2
0から出力されたパルス信号のパルス数がステップS5
12において記憶されて、ステップS514において、
座標測定装置10が現在配置されている環境下におい
て、リニア・エンコーダ20から出力される単位パルス
信号当たりのワーク・テーブル22のY軸方向における
移動距離が決定される。
【0076】なお、上記したステップS502乃至ステ
ップS514の処理と同様な処理は、図示しないキャリ
ッジ24のX軸方向における移動距離に応じたパルス信
号を出力するリニア・エンコーダや、走査装置26のZ
軸方向における移動距離に応じたパルス信号を出力する
リニア・エンコーダを用いて、X軸方向ならびにZ軸方
向についても行われているものである。
【0077】こうして、使用時補正処理を終了すると、
ステップS516に進んで、被測定物200の座標測定
処理を行う。
【0078】具体的には、マイクロ・コンピューター1
00により所定の分解能に応じてモーターが駆動され、
走査装置26と被測定物200との相対的な位置関係
が、所定の分解能に従ったXYZ直交座標系のXY座標
平面における所定の測定ポイント毎に変化するのに従っ
て、この座標測定の処理が行われる。
【0079】そして、測定ポイントのX座標は、X軸方
向における移動量に応じて算出されて、測定ポイントの
Y座標は、Y軸方向における移動量に応じて算出される
ことになる。
【0080】例えば、測定ポイントのY座標は、ステッ
プS514の処理によって決定された単位パルス信号当
たりのワーク・テーブル22のY軸方向における移動距
離と、ワーク・テーブル22のY軸方向における移動に
伴ってリニア・エンコーダ20から出力されるパルス信
号とに基づき、Y軸方向に移動するワーク・テーブル2
2の移動距離を算出することにより求める。
【0081】そして、測定ポイントとなるX座標とY座
標とを算出した後に、算出されたX座標とY座標とにお
いて、走査装置26をZ軸方向に下降して接触子27を
被測定物200に当接させる。その結果、走査装置26
から出力される電圧の変化に応じて測定ポイント(即
ち、接触点)のZ座標が算出されるものである。
【0082】こうした座標測定の処理を測定ポイント毎
に行うことにより、この座標測定装置10においては、
被測定物200の表面200aの全面にわたって、座標
データを得て被測定物200の表面200aの形状を検
出することができる。
【0083】以上において説明したように、座標測定装
置10に備えられた本発明による距離測定装置は、出荷
時補正処理(ステップS502ならびにステップS50
4)と使用時補正処理(ステップS510乃至ステップ
S514)とにより、例えば、Y軸方向においては、モ
ーター36が刻むステップ数に基づいて、リニア・エン
コーダ20から出力される単位パルス信号当たりのワー
ク・テーブル22のY軸方向における移動距離を決定し
て、この単位パルス信号当たりのワーク・テーブル22
のY軸方向における移動距離を用いて、Y軸方向に移動
するワーク・テーブル22の移動距離を測定するように
したため、配置される環境下での温度や湿度の影響は受
けてもその影響を最小限に留めることができ、正確な移
動距離を高精度に測定することができる。
【0084】また、本発明による距離測定装置において
は、上記した「従来の技術」の項において示した距離測
定装置のように温度センサーや湿度センサーなどを配設
する必要がなくなり、リニア・エンコーダ20のメイン
・スケール部20aは、ガラスではなく樹脂により形成
されているので、安価に製造することができ、安価に正
確な移動距離を高精度に測定することができる。
【0085】なお、上記した実施の形態は、以下の
(1)乃至(6)に説明するように変形してもよい。
【0086】(1)上記した実施の形態においては、リ
ニア・エンコーダ20は光学式(透過型)のリニア・エ
ンコーダを用いるようにしたが、これに限られるもので
はないことは勿論であり、例えば、光学式(反射型)の
リニア・エンコーダや磁気式のリニア・エンコーダなど
の各種エンコーダを用いるようにしてもよい。
【0087】また、リニア・エンコーダ20からの出力
はパルス信号であるようにしたが、これに限られるもの
ではないことは勿論であり、リニア・エンコーダ20か
らの出力である電気的なデジタル量を符号で表した出力
値としてもよい。
【0088】(2)上記した実施の形態においては、モ
ーター36はステッピング・モーターを用いるようにし
たが、これに限られるものではないことは勿論であり、
例えば、サーボ・モーターなどのステップを刻む各種モ
ーターを用いるようにしてもよい。
【0089】(3)上記した実施の形態においては、ガ
ラスの芯線を有する駆動ベルト30を用いるようにした
が、これに限られるものではないことは勿論であり、例
えば、ワイヤーやチェーンなど、温度や湿度などの影響
を受け難いものにより駆動ベルト30は構成するように
すればよい。
【0090】(4)上記した実施の形態においては、本
発明による距離測定装置が座標測定装置10に備えられ
るようにしたが、これに限られるものではないことは勿
論であり、移動する物体の移動距離の測定が行われる各
種装置において、本発明による距離測定装置により距離
の測定を行うようにしてもよい。
【0091】(5)上記した実施の形態においては、使
用時補正処理(ステップS510乃至ステップS51
4)が座標測定装置10の電源が投入されると行われる
ようにしたが、これに限られるものではないことは勿論
であり、座標測定装置10を使用する使用者が指定する
ことにより使用時補正処理が行われるようにしてもよ
い。
【0092】(6)上記した実施の形態ならびに上記
(1)乃至(5)に示す変形例は、適宜に組み合わせる
ようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、配置される環境下での温度や湿度の影響は
受けてもその影響を最小限に留めることができ、安価に
正確な移動距離を高精度に測定することができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による距離測定装置を備えた座標測定装
置の実施の形態の一例を示す概略構成説明図である。
【図2】図1におけるA矢視図の一部を拡大し、リニア
・エンコーダを中心に示した概略構成説明図である。
【図3】(a)は、図1におけるB矢視図の一部を拡大
し、ワーク・テーブルを中心に示した概略構成説明図で
あり、(b)は、座標測定装置が使用時補正処理の際に
配置されている環境と出荷時補正処理の際の環境とが一
致していて、リニア・エンコーダのメイン・スケール部
の全長が全長Lの場合を示す説明図であり、(c)
は、座標測定装置が使用時補正処理の際に配置されてい
る環境と出荷時補正処理の際の環境とが一致せず、リニ
ア・エンコーダのメイン・スケール部の全長が全長L
(>全長L)の場合を示す説明図であり、(d)は、
座標測定装置が使用時補正処理の際に配置されている環
境と出荷時補正処理の際の環境とが一致せず、リニア・
エンコーダのメイン・スケール部の全長が全長L(<
全長L)の場合を示す説明図である。
【図4】本発明による距離測定装置を備えた座標測定装
置の全体の動作を制御する制御システムのブロック構成
図である。
【図5】本発明による距離測定装置を備えた座標測定装
置10の動作フローを概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
10 座標測定装置 12 ベース部材 14L、14R 支柱 16 後方部材 18−1、18−2 レール 20 リニア・エンコーダ 20a メイン・スケール部 20b 検出部 22 ワーク・テーブル 22L 左端部 22a 上面部 22b 下面部 22c ガイド部 22d 取り付け部 22e 外面 24 キャリッジ 26 走査装置 27 接触子 27a 先端部 30 駆動ベルト 32−1,32−2 プーリー 34 ギア 36 モーター 38 モーター・ギア 100 マイクロ・コンピューター 102 中央制御装置(CPU) 104 リード・オンリ・メモリ(R
OM) 106 ランダム・アクセス・メモリ
(RAM) 106−1 座標データ記憶部 108 表示装置 200 被測定物 200a 表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F069 AA04 AA06 AA66 GG01 GG06 GG59 HH14 JJ19 MM24 MM32 MM34 QQ08 2F077 AA11 AA14 DD16 NN05 NN30 PP19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の信号に応じて所定の角度だけ回転
    してステップを刻むモーターと、 前記モーターの駆動力によって移動される移動部材と、 前記移動部材が前記モーターによって移動されると前記
    移動部材の移動距離に応じた出力値を出力するエンコー
    ダと、 前記モーターが刻むステップ数に基づいて、前記エンコ
    ーダから出力される単位出力値当たりの前記移動部材の
    移動距離を決定する決定手段と、 前記決定手段によって決定された前記エンコーダから出
    力される単位出力値当たりの前記移動部材の移動距離
    と、前記エンコーダから出力された出力値とに基づいて
    前記移動部材の移動距離を測定する距離測定手段とを有
    する距離測定装置。
  2. 【請求項2】 所定の信号に応じて所定の角度だけ回転
    してステップを刻むモーターの駆動力によって前記移動
    部材を所定の基準移動距離分だけ移動させ、前記所定の
    基準移動距離分だけ前記移動部材を移動したときに前記
    モーターが刻んだステップ数を、前記所定の基準移動距
    離と対応させて記憶する第1のステップと、 前記第1のステップにおいて記憶したステップ数分だけ
    前記モーターによって前記移動部材を移動したときに、
    前記エンコーダから出力された出力値を記憶する第2の
    ステップと、 前記第2のステップにおいて記憶した前記エンコーダか
    ら出力された出力値と前記所定の基準移動距離とから、
    前記エンコーダから出力される単位出力値当たりの前記
    移動部材の移動距離を決定して、該決定した前記エンコ
    ーダから出力される単位出力値当たりの前記移動部材の
    移動距離と、前記エンコーダから出力された出力値とに
    基づいて前記移動部材の移動距離を測定する第3のステ
    ップとを有する距離測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102636114A (zh) * 2012-04-05 2012-08-15 苏州怡信光电科技有限公司 一种稳定型影像测量仪
CN102636115A (zh) * 2012-04-05 2012-08-15 苏州怡信光电科技有限公司 一种全自动影像测量仪
CN103175472A (zh) * 2013-03-20 2013-06-26 昆山三景科技股份有限公司 可视化钣金件测量系统

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