JP2513440Y2 - 電子システム手帳装置 - Google Patents
電子システム手帳装置Info
- Publication number
- JP2513440Y2 JP2513440Y2 JP8921590U JP8921590U JP2513440Y2 JP 2513440 Y2 JP2513440 Y2 JP 2513440Y2 JP 8921590 U JP8921590 U JP 8921590U JP 8921590 U JP8921590 U JP 8921590U JP 2513440 Y2 JP2513440 Y2 JP 2513440Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- binder ring
- electronic system
- conductive layer
- system notebook
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Calculators And Similar Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、本体とバインダリングに装着された拡張カ
ードとの間をバインダリングに巻回されたコイルから発
生する磁界を利用した電子システム手帳装置に関するも
のである。
ードとの間をバインダリングに巻回されたコイルから発
生する磁界を利用した電子システム手帳装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、各種の電子手帳が提案されているが、これらは
いずれも内蔵メモリあるいは増設用メモリの範囲でデー
タを扱うものであり、その容量以上のデータを扱うこと
はできない。このため、本願の出願人は通称、システム
手帳と呼ばれるものの表紙部分に電子処理が可能な本体
機能を持たせ、本体機能では不足する機能はバインダリ
ングに装着した拡張カードに持たせる方式を特願平1-78
465号等で提案している。
いずれも内蔵メモリあるいは増設用メモリの範囲でデー
タを扱うものであり、その容量以上のデータを扱うこと
はできない。このため、本願の出願人は通称、システム
手帳と呼ばれるものの表紙部分に電子処理が可能な本体
機能を持たせ、本体機能では不足する機能はバインダリ
ングに装着した拡張カードに持たせる方式を特願平1-78
465号等で提案している。
この方式による場合、本体側と拡張カードとの間は何
等かの手段で通信を行う必要があり、例えばバインダリ
ングにコイルを巻回し、拡張カードのうちバインダリン
グに差し込まれる穴の部分にコイルを設け、両者コイル
から発生する磁界が鎖交するようにしていた。
等かの手段で通信を行う必要があり、例えばバインダリ
ングにコイルを巻回し、拡張カードのうちバインダリン
グに差し込まれる穴の部分にコイルを設け、両者コイル
から発生する磁界が鎖交するようにしていた。
しかしこのような構造にすると、冬期の乾燥時にコイ
ルに指等が触れた場合、人体に帯電していた電荷がコイ
ルを介して放電し、コイルの絶縁被覆に穴を開けてしま
うことがあるので、商品価値が低下したり、コイルに接
続されていた電子回路が破壊されたりする問題があっ
た。
ルに指等が触れた場合、人体に帯電していた電荷がコイ
ルを介して放電し、コイルの絶縁被覆に穴を開けてしま
うことがあるので、商品価値が低下したり、コイルに接
続されていた電子回路が破壊されたりする問題があっ
た。
この問題解決するためコイルに絶縁被覆を施してコイ
ルに人体が触れないようにし、人体に帯電した電荷がコ
イルを介して放電しないようにしていた。
ルに人体が触れないようにし、人体に帯電した電荷がコ
イルを介して放電しないようにしていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながらその絶縁層を形成するには液状の絶縁体
を塗布していたが、一回の塗布でできる膜厚がばらつく
ので放電を防止する耐圧を確保するには塗布回数を多く
する必要があり、耐摩耗性をも考慮すると更に塗布回数
を増やす必要があり、作業性が非常に悪いという課題が
あった。
を塗布していたが、一回の塗布でできる膜厚がばらつく
ので放電を防止する耐圧を確保するには塗布回数を多く
する必要があり、耐摩耗性をも考慮すると更に塗布回数
を増やす必要があり、作業性が非常に悪いという課題が
あった。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するために本考案は、バインダ
に巻回されたコイルを導電層で覆ったものである。
に巻回されたコイルを導電層で覆ったものである。
[作用] コイルが導電層で覆われているため、人体に帯電した
電荷がバインダに放電しても、その電荷は導電層を伝わ
り放電し、コイルには影響を与えない。
電荷がバインダに放電しても、その電荷は導電層を伝わ
り放電し、コイルには影響を与えない。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す側面図であり、図に
おいて1は表紙に実装された本体側機能部、2はバイン
ダリング、3は電池、4はバインダプレート、5は本体
側機能部1のコネクタ1aとバインダリング2に巻回され
たコイル(第2図)2bとの間を接続するフレキシブルプ
リント基板である。
おいて1は表紙に実装された本体側機能部、2はバイン
ダリング、3は電池、4はバインダプレート、5は本体
側機能部1のコネクタ1aとバインダリング2に巻回され
たコイル(第2図)2bとの間を接続するフレキシブルプ
リント基板である。
第2図は第1図に示すバインダリング2の断面図であ
り、バインダリング本体2aに絶縁被覆線を巻回した後、
熱を加えて絶縁被覆の表面を溶かし、線材を固定してコ
イル2bを形成し、その表面を導電層2cで被覆している。
り、バインダリング本体2aに絶縁被覆線を巻回した後、
熱を加えて絶縁被覆の表面を溶かし、線材を固定してコ
イル2bを形成し、その表面を導電層2cで被覆している。
このように構成すると帯電した人体が近づいた場合、
電荷は導電層2cを介して放電するので、導電図2cは静電
シール度効果を示し、コイル2bには放電による電流は流
れないので、放電の影響を受けることがない。一方、拡
張カードとの通信は電磁結合されており、導電層2a程度
のものでは通信に影響を与えることはない。
電荷は導電層2cを介して放電するので、導電図2cは静電
シール度効果を示し、コイル2bには放電による電流は流
れないので、放電の影響を受けることがない。一方、拡
張カードとの通信は電磁結合されており、導電層2a程度
のものでは通信に影響を与えることはない。
なお、導電層2cは高抵抗を介してグランドに接続して
おくことが安全上望ましい。
おくことが安全上望ましい。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案は、バインダリングに巻
回したコイルを導電層で覆ったので、電荷はその導電層
を介して放電する静電シールド効果を呈し、内部のコイ
ルに放電電流が流れないので、コイルを保護することが
できるとともに、導電層は従来のように放電を防止する
ものではないので、厳密な厚み管理を行う必要がなく、
製造上の作業性が良いという効果を有する。
回したコイルを導電層で覆ったので、電荷はその導電層
を介して放電する静電シールド効果を呈し、内部のコイ
ルに放電電流が流れないので、コイルを保護することが
できるとともに、導電層は従来のように放電を防止する
ものではないので、厳密な厚み管理を行う必要がなく、
製造上の作業性が良いという効果を有する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図はバイ
ンダリングの断面図である。 1……本体機能部、2……バインダリング、2a……バイ
ンダリング本体、2b……コイル、2c……導電層、3……
電池、4……バインダプレート、5……フレキシブルプ
リント基板。
ンダリングの断面図である。 1……本体機能部、2……バインダリング、2a……バイ
ンダリング本体、2b……コイル、2c……導電層、3……
電池、4……バインダプレート、5……フレキシブルプ
リント基板。
Claims (1)
- 【請求項1】バインダリングに装着された拡張カードと
本体側機能部との間の通信をバインダリングに巻回され
たコイルから発生する磁界を利用して行う電子システム
手帳装置に置いて、 前記コイルを導電層で覆ったことを特徴とする電子シス
テム手帳装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8921590U JP2513440Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 電子システム手帳装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8921590U JP2513440Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 電子システム手帳装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0447761U JPH0447761U (ja) | 1992-04-23 |
JP2513440Y2 true JP2513440Y2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=31823050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8921590U Expired - Lifetime JP2513440Y2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 電子システム手帳装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513440Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-28 JP JP8921590U patent/JP2513440Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0447761U (ja) | 1992-04-23 |
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