JP2513068B2 - 自動車のアンチスキツドブレ―キ試験装置 - Google Patents

自動車のアンチスキツドブレ―キ試験装置

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JP2513068B2 JP2169321A JP16932190A JP2513068B2 JP 2513068 B2 JP2513068 B2 JP 2513068B2 JP 2169321 A JP2169321 A JP 2169321A JP 16932190 A JP16932190 A JP 16932190A JP 2513068 B2 JP2513068 B2 JP 2513068B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のアンチスキツドブレーキ試験装置に
関する。
〔従来の技術〕
凍結した路面を走行する自動車においては、路面とタ
イヤとの間の摩擦係数は小さいので、ブレーキをかける
と、タイヤは容易にブレーキによりロツクされる。こう
なると、タイヤは路面に対し転がり摩擦することなく、
滑り摩擦することとなり、自動車は方向性を維持するこ
とが不可能となって非常に危険である。
そこで、最近は凍結路面でブレーキをかけても、方向
性を失うことなく安全に制動するために、滑り摩擦を生
じない程度にタイヤを制動するアンチスキツドブレーキ
システム(Antiskid Brake System 略称 ABS)が開発さ
れている。
この種のABS装置を付設した自動車の生産は比較的最
近のことであり、いまのところ生産台数が少ないことも
あって、ABSの作動性能試験は完成車のテストコースに
よる走行試験により行っており、その際、凍結路面条件
の準備等に少なからざるコストを要している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、生産台数の増加に伴い、テストコース
での走行試験によらずに、迅速確実かつ省力省人的に性
能試験を行う経済的なアンチスキツドブレーキ試験装置
が必要となると考えられる。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
迅速確実かつ省力省人的に性能試験を行う経済的な自動
車のアンチスキツドブレーキ試験装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、被検車の前軸,後軸をそれぞれ
昇降可能に支持する前軸ジヤツキ,後軸ジヤツキと、各
前輪,各後輪の輪速をそれぞれ検出する前輪輪速センサ
ー,後輪輪速センサーと、それぞれモーターにより駆動
され各前輪,各後輪をそれぞれ着離可能に回転する前輪
ランニングローラー,後輪ランニングローラーと、上記
後輪輪速センサー,前輪輪速センサーの出力に基づいて
全輪の輪速を同期させたのち、被検車のブレーキの踏み
込み及び上記可動ランニングローラーの分離の同時操作
による被検輪の輪速の低下状況を出力及び記録するコン
ピユーターとを具えたことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成によれば、被検車の前軸,後軸はそれ
ぞれ前軸ジヤツキ,後軸ジヤツキにより上昇して前輪,
後輪はそれぞれ床面から若干離れ、各前後輪はそれぞれ
ランニングローラーにより駆動され、コンピユーター及
び輪速センサーの協働作用で同一の設定回転数に同期さ
れる。
この同期状態で各ランニングローラーを対応する車輪
から引き離すとともに、ブレーキペダルを踏み込むと、
ABSの効き方次第で互いに相違するパターンで被検輪の
輪速は徐々に低下しやがてゼロになる。
そこで、その間の被検輪の輪速低下の状況つまり、輪
速低下のパターン、積算回転数の大小、停止に至るラツ
プアツプタイムの長短等の標準値に対する比較により、
被検車のABSの作用の良否を判定することができる。
〔実施例〕
本発明を前輪のABS試験に適用した一実施例を図面に
ついて説明すると、第1図はその全体側面図、第2図は
第1図のII部を示す部分拡大図、第3図は第1図の前軸
を示す正面図、第4図は第1図の後輪部分を示す拡大
図、第5図は第4図の正面図、第6図は第1図の装置に
より求めたABS作動時の前輪回転数の変化を示す線図で
ある。
まず、第1〜3図において、1は前軸2の一端に支持
された前輪で、前軸2はその央部がジヤツキ3により前
輪1が床面から若干離れる程度に昇降可能に支持されて
いる。
4は基板5の後端に下端が枢着されたリンク6の上端
に枢着され前輪1の外周に当接してこれを回転するラン
ニングローラー、7は基板5の前端に固着されたモータ
ーで、モーター7はベルト8を介してランニングローラ
ー4を駆動する。
9は下端がモーター7とリンク6の下端枢着点との間
で基板5に枢着され上端がリンク6の央部に枢着された
油圧シリンダー、10は前輪1に当接してその輸速を検出
する前輪回転数検出用積算可能式前輪輪速センサーであ
る。
13は後輪回転数検出用積算可能式の後輪輪速センサ
ー、15は前輪輪速センサー10,後輪輪速センサー13の出
力を入力してモーター7を制御することにより、前輪1
及び後輪11の回転数を同期させる作用を行うとともに、
前輪1,後輪11の回転数を記録及び出力するコンピユータ
ー、16はそれぞれ前軸,後軸を支持するリーフスプリン
グである。
次に、第4〜5図において、18は後軸17を昇降可能に
支持する左右1対の後軸ジヤツキ、19,20はそれぞれ前
輪駆動用ランニングローラー4,モーター7と同一構造の
ランニングローラー,モーターであり、前軸ジヤツキ3,
後軸ジヤツキ18の上端同士は長尺縦梁21で連結される
か、又は後軸ジヤツキ18の上端にはそれぞれ図示省略の
短尺縦梁の央部が固着される。
このような装置において、ABS試験に際しては、ま
ず、第1図に示すように、前軸2を前軸ジヤツキ3上に
支持するとともに、後軸17を後軸ジヤツキ18に支持され
た長尺縦梁21に支持することで前輪1,後輪11をそれぞれ
床面から引離し、油圧シリンダー9,9をそれぞれ伸長す
ることにより、ランニングローラー4,19を前輪1,後輪11
に当接する。
この状態で、両ランニングローラー4,19を駆動するこ
とにより、前輪1,後輪11を規定の速度例えば60km/hで駆
動し、後輪輪速センサー13及び前輪輪速センサー10の出
力に基づいてコンピユーター15を介してモーター7,20を
制御することにより、全輪の回転数を同期させる。
次に、規定速度で両輪の回転数の同期がとれたとき、
検査員がランニングローラー4をそれぞれ前輪,後輪か
ら引き離すとともにブレーキペダルを踏み込んで、被検
輪の回転数がゼロになるまでの変化を輪速センサー10,1
3を介して検出し、これを記録する。
第6図はこのようにして求められた回転数の変化の模
様を示し、aはABSが作動した場合、bはABSが作動しな
かった場合である。
すなわち、カーブaでは、制動が効いて輪速が低下
し、車輪がブレーキによりロツク寸前になるとABSの作
用により自動的に制動が解除するので車輪は若干時間ほ
ぼ等速で回転したのち自動的に制動が効いて輪速は低下
し、ロツク寸前になると再びABSの作用により自動的に
制動が解除し、以降このパターンで減速をくり返えした
のち、やがて時間taの後に車輪は停止する。
これに対してカーブbでは、ブレーキペダルの踏み込
みにより車輪はロツクし、車輪は路面を滑り摩擦の状態
で摺動し、その間、輪速は直線的に低下して時間tbの後
にゼロとなる。
カーブa,bは複数回の試験により得られ、この場合定
性的には両カーブの形状により、定量的には停止時間つ
まりラツプアツプタイムta,tb,及びラツプアツプタイム
ta間の積算回転数の大小により、基準カーブのそれと比
較して被検車のABSの作用の良否を判定するのである。
なお、油圧シリンダーでランニングローラーの前輪に
対する着離を行う代わりにモーターに付設された電磁ク
ラツチを採用することもできる。
このような装置によれば、被検車のホイールベースに
は長短があるが、後軸は長尺縦梁上に支持され、これに
合わせて後軸駆動用ローラー,モーター等を基板ととも
に前後方向に移動してセツトすることで、被検車の車長
の大小にかかわらず、容易に試験を行うことができる。
また前後輪は同一構造同一特性のモーターにより駆動
される故、相互の同期は非常に容易となり、高精度でAB
Sの性能の検査ができる。
〔発明の効果〕
要するに本発明によれば、被検車の前軸,後軸をそれ
ぞれ昇降可能に支持する前軸ジヤツキ,後軸ジヤツキ
と、各前輪,各後輪の輪速をそれぞれ検出する前輪輪速
センサー,後輪輪速センサーと、それぞれモーターによ
り駆動され各前輪,各後輪をそれぞれ着離可能に回転す
る前輪ランニングローラー,後輪ランニングローラー
と、上記後輪輪速センサー,前輪輪速センサーの出力に
基づいて全輪の輪速を同期させたのち、被検車のブレー
キの踏み込み及び上記可動ランニングローラーの分離の
同時操作による被検輪の輪速の低下状況を出力及び記録
するコンピユーターとを具えたことにより、迅速確実か
つ省力省人的に性能試験を行う経済的な自動車のアンチ
スキツドブレーキ試験装置を得るから、本発明は産業上
極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体側面図、第2図は
第1図のII部を示す部分拡大図、第3図は第1図の前軸
を示す正面図、第4図は第1図の後輪部分を示す拡大
図、第5図は第4図の正面図、第6図は第1図の装置に
より求めたABS作動時の前輪回転数の変化を示す線図で
ある。 1……前輪、2……前軸、3……前軸ジヤツキ、4……
ランニングローラー、5……基板、6……リンク、7…
…モーター、8……ベルト、9……油圧シリンダー、10
……前輪輪速センサー、11……後輪、13……後輪輪速セ
ンサー、15……コンピユーター、16……リーフスプリン
グ、17……後軸、18……後軸ジヤツキ、19……ランニン
グローラー、20……モーター、21……長尺縦梁、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 浩 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 田中 康敏 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検車の前軸,後軸をそれぞれ昇降可能に
    支持する前軸ジヤツキ,後軸ジヤツキと、各前輪,各後
    輪の輪速をそれぞれ検出する前輪輪速センサー,後輪輪
    速センサーと、それぞれモーターにより駆動され各前
    輪,各後輪をそれぞれ着離可能に回転する前輪ランニン
    グローラー,後輪ランニングローラーと、上記後輪輪速
    センサー,前輪輪速センサーの出力に基づいて全輪の輪
    速を同期させたのち、被検車のブレーキの踏み込み及び
    上記可能ランニングローラーの分離の同時操作による被
    検輪の輪速の低下状況を出力及び記録するコンピユータ
    ーとを具えたことを特徴とする自動車のアンチスキツド
    ブレーキ試験装置。
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