JP2512796Y2 - ペニス補綴体 - Google Patents

ペニス補綴体

Info

Publication number
JP2512796Y2
JP2512796Y2 JP1992007908U JP790892U JP2512796Y2 JP 2512796 Y2 JP2512796 Y2 JP 2512796Y2 JP 1992007908 U JP1992007908 U JP 1992007908U JP 790892 U JP790892 U JP 790892U JP 2512796 Y2 JP2512796 Y2 JP 2512796Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prosthesis
outer end
pawl
cup
substantially flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992007908U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0680411U (ja
Inventor
デッソ・ケロリー・レヴィウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AMERICAM MEDICAL SYSTEMS INCORPORATED
Original Assignee
AMERICAM MEDICAL SYSTEMS INCORPORATED
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AMERICAM MEDICAL SYSTEMS INCORPORATED filed Critical AMERICAM MEDICAL SYSTEMS INCORPORATED
Publication of JPH0680411U publication Critical patent/JPH0680411U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512796Y2 publication Critical patent/JP2512796Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/26Penis implants

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はペニス補綴体に関する。
より詳細には本考案は軟弱なペニスへ移植され、勃起状
態を得ることが出来る機械的なペニス補綴体に関する。
【0002】
【従来の技術】勃起状態を擬態するためペニス内へ移植
するためのいくつかの形式のペニス補綴体がこれまで開
発されている。それらは例えば可撓性ケーシング中へ取
入れた細長い柔軟な棒と、移植した補綴体が勃起状態を
得るよう該補綴体へ液体を送り込みかつまた補綴体から
該液体を抜きペニスを柔軟状態に戻すシステムと、を含
んでいる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の方法では棒使用
のために擬態性が完全ではなかった。また液体流動シス
テムが複雑だった。
【0004】本考案はこれらの課題を解決する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は機械的補綴体に
関し、機械的起動装置を使用して補綴体を勃起状態にも
たらしその後ペニスを軟弱状態に戻すよう該補綴体を作
動する。
【0006】後述の本考案によれば、ペニス補綴体は該
補綴体の手動作動によってペニスを勃起状態にもたら
す。この補綴体は人体に適合可能な可撓性材料で作られ
た外方管状部材を有する。この管状部材内には直線状に
配置した複数の皿状をなすカップ状部材が包囲されてい
る。各カップ状部材の外表面部分は隣接するカップ状部
材の内表面内に嵌合している。
【0007】この補綴体は外端及び内端を有する針金を
備えている。この針金は補綴体内にて長手方向に伸長し
ている。この針金は補綴体を引張状態に保持している。
補綴体はまた針金の位置を調整する装置を有している。
これにより針金は一端が補綴体の対応する端部付近にあ
る位置から該一端が補綴体の対応する端部からはなれた
位置まで移動出来る。補綴体の対応する端部からはなれ
る針金の運動は、補綴体が軟弱状態位置へロックされる
まで該補綴体を勃起状態位置から移動させる。これと同
一方向への針金の運動は補綴体を柔軟状態にロックされ
ている位置から解放し勃起状態位置へ弾性的に戻す。
【0008】好ましい実施例では複数のカップ状部材が
実質的に平坦をなしかつ内面と外面とを有する。この内
面はカップの中央部にほぼ円形の開口をふちどってい
る。この内面は実質的に平坦な底面とほぼ円形の壁とを
有している。このほぼ円形の壁はその下端部を実質的に
平坦な底面へ対して取付けられかつカップ状部材の中央
端の方へ外方へ伸長している。このほぼ円形の壁は望ま
しくはカップ状部材の中央端における半径から実質的に
平坦な底面における半径まで減じる半径を有している。
内面は実質的にどんぶり形状の凹みを形成している。
【0009】外面は望ましくは、カップ状の部材の中央
端における半径からカップ状部材の末端における半径ま
で減少する半径を有するほぼ円形の壁により形成されて
いる。この実施例では一つのカップ状部材の外面が隣接
するカップ状部材の内面内に嵌合している。
【0010】本実施例においてカップ状部材の形状及び
配列のため、カップ状部材は補綴体を曲げたときに点接
触にて係合する。この点接触は補綴体をかなり小さい半
径にて曲げうるようにしている。
【0011】本考案の別の好ましい実施例では、針金の
位置を調整する装置がポペットにて構成されている。こ
のポペットは針金の内端の外方側に長手方向に配列され
ている。補綴体のこの実施例はポペットを固定位置へ保
持するためポペットへ対し力を及ぼすための偏倚部材を
有している。
【0012】この好ましい実施例におけるポペットは第
1拡径部及び第2拡径部を有しており、補綴体は更にこ
れらの拡径部の運動を制限するための制限部材を有して
いる。この実施例において、該制限部材が第1拡径部へ
係合して制限すると補綴体は勃起状態となる。第2拡径
部が制限部材に係合すると、補綴体は柔弱状態となる。
【0013】この望ましい実施例において制限部材は可
撓性つめを有している。このつめは、第1拡径部又は第
2拡径部のいずれかに接しその拡径部の運動を制限して
いる第1位置から両方の拡径部に接触せず両方の拡径部
の運動を制限していない第2位置まで移動出来る。
【0014】本考案ではこの可撓性つめは管状部材内に
配置された固定リングへ係合する。この固定リングはポ
ペットを取囲みかつポペットを包囲している滑動リング
を取囲んでいる。この実施例では滑動リングが拡径部と
整合し、滑動リングがつめのもとで移動してつめを第2
拡径部に接触しない位置へ動かすまで滑動リングが針金
を移動させる。一旦、つめがこの位置へ移動すると、偏
倚部材がポペットを滑動リング及び第2拡径部に沿って
つめの内方側へ強制する。滑動リングと第2拡径部とが
つめを介して強制された後、該つめは第1位置へ戻る。
この位置ではつめは第1拡径部へ係合している。次いで
偏倚部材は第1拡径部をつめへ対して強制する。カップ
の積重なりは偏倚部材のそれ以上の運動を制限してい
る。
【0015】この実施例は更に補綴体を非常な柔弱状態
即ち超柔弱状態におく手段を有している。好ましい実施
例においては、この手段は補綴体の外端部付近に位置づ
けられた別のポペットから成る。このポペットは第1拡
径部及び第2拡径部を有しかつポペットの外端にオリフ
ィスを含んでいる。このオリフィスはペニス内に補綴体
を差込む人がこのオリフィスへ糸即ち縫糸を通すことを
可としている。
【0016】この実施例では可撓性つめはこの別のポペ
ットへ係合している。この非常な柔弱状態即ち超柔弱状
態では、つめは第1拡径部の後方にロックしている。補
綴体を非常な柔弱状態即ち超柔弱状態から通常の柔弱状
態にするには、補綴体を差込む者はポペット内のオリフ
ィスを通っている縫糸を引張る。これによりポペットは
補綴体の外端の方へ移動する。つめが第2拡径部の後方
にロックするまでポペットを引く。この運動が完了後、
補綴体は通常の柔弱状態を得る。
【0017】非常な柔弱状態即ち超柔弱状態を得る別の
手段として、中央部とここより大きい直径を有する外端
部とを有している第1滑動リングと、該第1滑動リング
の中央部を包囲している第2滑動リングと、を使用でき
る。この実施例では第2リングは、第1滑動リングの外
端部をつめの外端部まで引張り、つめを第1リングの中
央部へロックすることにより補綴体を前記非常な柔弱状
態にもたらすことが出来る。
【0018】針金を補綴体の外端の方へ引き続けるとつ
めが第1リングの中央部へロックされている位置から第
1リングが該つめを分離するまで第1リングの中央部に
沿って第2リングを滑動させる。第2リングがつめを分
離した後、偏倚部材が第1リングの外端部とポペットの
第2拡径部とを第2リングへ対し強制し、かつつめを介
して3つの成分をつめの中央側へ対し強制する。次につ
めが第1拡径部の後方にロックする位置であって補綴体
が勃起状態にある位置に対応している位置へ弾性的に入
る。
【0019】本考案のより重要な特徴の例を以下に記述
することにより本考案のよりよい理解を得、かつ本考案
技術の理解を得ることができよう。勿論下記記述及び請
求項から構成される付加的特徴も存在する。
【0020】
【作用】本考案の機械的ペニス補綴体は、直状に配列し
た複数のカップ状部材を包囲している管状部材と、起動
装置と、針金と、を有している。直状配列のカップ状部
材は補綴体を勃起状態から柔弱状態まで曲げることを可
能としている。起動機構は、偏倚部材と、第1及び第2
の拡径部を有するポペットと、1つ又はそれ以上の滑動
リングと、可撓性つめと、を有している。補綴体を勃起
位置から柔弱位置まで曲げるとポペットが補綴体の外端
部の方へ移動し、つめが第2拡径部の後方へロックす
る。補綴体を勃起位置へ戻すためには、滑動リングがつ
めを分離するまで更に曲げ、偏倚部材によりつめを通し
て第2拡径部を圧する。これによりつめが第1拡径部の
中央側の位置へ弾性的に戻る。補綴体の外端に位置づけ
られた第2ポペット又は第1滑動リングを包囲している
第2滑動リングは補綴体を非常な柔弱位置即ち超柔弱位
置へ曲げ可能としており補綴体の外科的移植を容易にし
ている。
【0021】
【実施例】第1図は本考案のペニス補綴体の好ましい具
体例を示す。第1図は補綴体の勃起状態を示す。
【0022】この補綴体1は内端部2と外端部3とを有
する。この補綴体1は、管状部材4を有している。この
管状部材4は好ましくは内方管状部材5と外方管状部材
6とを含む。内方管状部材5及び外方管状部材6は体液
(body fluids)から該補綴体の内容物を保護するため生
体に適合可能な可撓性材料から成り、かつ体液が補綴体
1の機能により干渉されるのを妨げている。管状部材
5,6はまた補綴体1の内容物が人体組織を損傷するこ
とを防止している。内方管状部材5及び外方管状部材6
は他の補綴体に通常使用されているような材料で作られ
る。例えばシリコン又はテフロン(ポリテトラフルオロ
エチレン)等の材料が考えられる。管状部材4はカップ
状部材即ちビード7から成る直状組立体50、起動機構
8、及び針金11を包囲している。この直状組立体50
は好ましくは変形した前方セグメント9を含んでいる。
このセグメント9は針金クリンピングボール12を重ね
合せ関係に保持する凹み溝30を有しており、これによ
りこの変形前方セグメント9はクリンピングボール12
を固定位置に維持している。
【0023】図示の如く、針金11はカップ状部材7と
起動機構8の中心を貫通している。針金11の外端部
は、変形前方セグメント9へ取付けてあり、一方、針金
11の内端部27はクリンピングボール28とキャップ
26との間の係合によって起動機構8へ対して取付けて
ある。
【0024】図示のように各カップ状部材7は好ましく
は外面13と内面14とを有している。第1図の実施例
では、各カップ状部材7の内面14は各カップ状部材7
の中央部72に概ね円形の開口70に面している。この
内面14は実質的に平坦な底面75と概ね円形断面の壁
面76とを有している。この壁面76はその下端78を
実質的に平坦な底面75に対して取付けられかつ各カッ
プ状部材7の中央端72の外方へ伸長している。概ね円
形の壁76は望ましくは、各カップ状部材7の中央端7
2の半径から実質的に平坦な底面75の半径まで減少す
る半径を有している。図示のようにこの内面14は実質
的にどんぶり即ちボール形状の凹部71を包囲してい
る。
【0025】この実施例において、外面13は、好まし
くは概ね円形断面の壁77を有している。この壁77は
各カップ状部材7の中央部72から各カップ状部材7の
末端部73に行くに従って減じる半径を有している。
【0026】各カップ状部材7の外面13の部分は隣接
するカップ状部材7の内面14内に嵌合している。望ま
しくは各カップ状部材7の外面13の約半分が凹部71
内にあり、第1図に示すように補綴体1が勃起状態にあ
るときに内面14に対面している。第1図に示す実施例
では、カップ状部材7の曲状縁17が管状部材4上で半
径方向張力を維持し該補綴体を適切な直径に保持してい
る。
【0027】カップ状部材7は望ましくはかなり短い長
さとなっている。好ましい実施例では各カップ状部材7
の長さは最大長部分でも各カップ状部分7の最大直径の
約半分又はそれ以下である。このようなカップ状部材直
径に対するカップ状部材長さは、多数のカップ状部材が
所定長の勃起装置1内にて直線状に組立配置できるよう
にしている。
【0028】また、第1図の実施例では、各カップ状部
材7の外面13の半径及び内面14の半径が夫々共にカ
ップ状部材7の中央部72から底面75及び末端部73
まで準幾何学的に減少しているのがわかる。更に、内面
14が面している凹部71の最大深さは望ましくはカッ
プ7の最大長の約半分に等しい深さとなっている。
【0029】補綴体1が曲がるときに1つのカップ状部
材の実質的に平坦な底面75が、これに隣接するカップ
状部材の外面13を前記底面75に沿って滑動させる。
底面75がこの外面13の滑動運動を妨げないので、補
綴体1は第3図に示すように小さい半径に曲げられう
る。こうして補綴体1が曲がると、外面13は実質的に
平坦な底面75に沿って滑動するために内面14と点接
触を維持する。隣接する2つのカップ状部材7の外面1
3と内面14とのこの点接触のため補綴体1はこの曲げ
の間中、針金11を引張っている。第3図において点7
4にて示すようなこの点接触は、補綴体1がかなり小さ
い半径に曲げられている間でも堅固に保持される。かか
る小半径運動は、補綴体がかなり大きい角度距離にわた
って回動出来るようにしている。
【0030】よって、第1図に示す特定形状のカップ状
部材7は半径方向の一体性と軸線方向の剛性とを提供
し、同時に大きい角度での可撓性を提供する。このよう
な可撓性は補綴体1の位置決め特性を増大しかつ補綴体
の挿入に使用される種々の接近作業を可能としている。
【0031】更に第1図に示すように、後方セグメント
32は起動機構8のハウジング18へ係合している。こ
のハウジング18は偏倚部材19及びポペット21を包
囲しかつ固定リング20へ係合している。
【0032】第2図に示すようにポペット21は、望ま
しくは外方の第1拡径部22と中央の第2拡径部23と
を有している。固定リング20には可撓性つめ24が取
付けてある。この固定リング20はキャップ26と滑動
リング25とを包囲している。キャップ26は第2拡径
部23がつめ24の中央部34に接触しないような位置
にポペット21を保持している。滑動リング25はポペ
ット21の外表面35に沿って滑動する。滑動リング2
5の外表面36は固定リング20の内表面37に接し、
滑動リング25の内表面38はポペット21の外表面3
5へ接している。
【0033】第1図の実施例において、偏倚部材19
は、ハウジング18の外端33とポペット21の外端3
9とへ力を及ぼしている。こうしてこの偏倚部材19は
ポペット21をハウジング18の外端33からはなれる
方向へ押圧している。
【0034】可撓性つめ24は、望ましくは夫々第1拡
径部22及び第2拡径部23の内方側部40,41へ対
してロックする位置から該側部40,41外方のロック
出来ない位置まで移動自在となっている。つめ24のこ
の可撓性は滑動リング25をつめ24の前方下方に滑動
させかつつめ24を側部41後方へロックする位置から
側部41後方へロックしない位置まで該つめ24を移動
させることができる。リング25が分離したつめ24を
有する位置にあるとき、ポペット21の外端39へ力を
及ぼしている偏倚部材19は、第2拡径部23をリング
25へ係合させ、第2拡径部23とリング25とをつめ
24の中間へ押圧する。リング25と第2拡径部23と
がつめ24の方へ押圧されると、つめ24は第1拡径部
22の側部40へ係合する位置へ弾入し、補綴体1の内
端部2の方へのポペット21の運動を制限する。
【0035】補綴体1の内方部分は他の機械的ペニス補
綴体にこれまで使用されている材料により作られてい
る。例えば偏倚部材19、針金11、ボール12、28
等はステンレス鋼で作られる。ハウジング18、ポペッ
ト21、つめ24、リング20、25等はステンレス鋼
又はプラスチックで作られる。
【0036】補綴体1を手動運動により軟弱状態から勃
起状態にする方法は本考案補綴体1の使用方法に関する
下記記載から理解されよう。
【0037】第1図は勃起状態にある本考案の補綴体1
を示す。この位置ではつめ24が第1拡径部22の内方
側上のポペット21の外表面35へのっている。ポペッ
ト21によりボール28へ及ぼされる力はカップ状部材
7を密な形状に引張り、針金11から曲げを取除いてい
る。望ましくは第1図に示す勃起状態ではポペット21
は偏倚部材19を約20%だけ押圧している。この押圧
力は偏倚部材19のはなれを防止するように互いに積重
なったカップ7によりもたらされている。
【0038】第3図は柔弱状態にある補綴体1の形状を
示す。ペニスへ移植される前又は移植された後でもこの
補綴体1は手動による曲げによって勃起状態時の第1図
に示す形状から柔弱状態時の第3図に示す形状まで変化
させることが出来る。
【0039】第1図の勃起状態から第3図の柔弱状態ま
での運動は、第2拡径部23がつめ24の先端を通るま
でボール28により補綴体1の外端部3の方へポペット
21をもたらすように補綴体1を曲げることにより得ら
れる。該拡径部23がこの位置へ達した後つめ24が該
拡径部23の後方へ弾入し、ポペット21が補綴体1の
内端部2の方へ戻るのを制限している。この柔弱状態に
おいて、ポペット21は偏倚部材19を望ましくは約8
0%だけ押圧している。第4図はつめ24が第2拡径部
23の後方へロックしている状態を示しており、この状
態は補綴体1が柔弱状態にある時の起動機構8の位置に
対応している。
【0040】カップ状部材7は補綴体1の曲げを許し、
ボール28によって針金11がポペット21へ及ぼす起
動力をもたらす。補綴体1が曲がるとカップ7の外面1
3は、拡径部23がつめ24の外端を通るまで、内面1
4の実質的に平坦な底面75に沿って滑動する。カップ
状部材7の形状及び配置は補綴体1がかなり小半径にて
回動することを可能とし、同時に管状部材4の半径方向
の一体性を維持している。第3図に示すように、勃起状
態から柔弱状態までの補綴体1の回転角は約120°で
ある。
【0041】補綴体1を第3図に示す柔弱状態から第1
図に示す勃起状態まで動かすには、滑動リング25がつ
め24の下方を押すまで針金11を外端部3の方へ動か
す。このような針金11の外端部方向への運動は、勃起
状態から柔弱状態まで補綴体1を動かした曲げ運動と同
様の方向への曲げ運動により行なわれる。
【0042】補綴体1が、リング25をつめ24の下方
まで引上げるように十分に曲げられた後、補綴体1を解
放し直立位置へ回動することにより勃起状態が得られ
る。この運動は、曲がった補綴体の解放が偏倚部材19
により滑動リング25を介してポペット21を押圧し該
リング25をつめ24下方位置へ維持することによる。
偏倚部材19は、第2拡径部23が滑動リング25に接
するまで、滑動リング25を通してポペット21を押圧
する。第2拡径部23は、リング25を押圧し、該リン
グ25をつめ24下方から押し出し第2拡径部23とリ
ング25とを、つめ24の中央側の方へ強制する。
【0043】偏倚部材19がつめ24を介して第2拡径
部23を強制した後、つめ24は第1拡径部22と第2
拡径部23の中間位置へ弾入する。ポペット21のそれ
以上の運動は、カップ状部材7が積層して針金11の全
てのゆるみがなくなったときに制限される。偏倚部材1
9は、カップ状部材7が積層したときに約20%の圧縮
状態に保持される。この保持圧縮力はカップ状部材7を
圧縮状態に保持しかつ補綴体1を再度勃起状態に維持す
る。
【0044】第4図はつめ24のまた部43を支持する
止め金42を有する滑動リング25を示す。この実施例
では、つめ24が第2拡径部23の運動を制限する位置
から外方にリング25がつめ24を移動した後に、偏倚
部材19がその方向にポペット21を押したとき、止め
金42が滑動リング25を、補綴体1の内端部2の方へ
ポペット21と共に動くことがないようにしている。
【0045】第4図は止め金42を有するリング25を
示しているが、この止め金42は、リング25がポペッ
ト21と一緒に内端部2の方向へ動くことを防止するの
に必要ではない。つめ24がリング25へ及ぼす摩擦力
はリング25をその場所に保持し、例えリング25が第
1〜3図に示すように止め金42がない平坦面を有して
いてもポペット21がリング25を介して通過出来るよ
うにしている。
【0046】第2拡径部23が滑動リング25に当るま
でポペット21は滑動リング25を介して滑動する。こ
の衝突は、また部43を止め金42から解き(又は止め
金42を有しているリング25を備えていない実施例で
はリング25をつめ24の保持から解き)、偏倚部材1
9がポペット21へ及ぼす力に応答して補綴体1の内端
部2の方へ対し第2拡径部23が滑動リング25を押
す。滑動リング25は、第2拡径部23が当るまで動か
ないので、ポペット21が補綴体1の内端部2の方へ滑
動するとき滑動リング25と第2拡径部23との間に空
間はない。こうしてつめ24は滑動リング25と第2拡
径部23との間でロックされ得ない。そのためつめ24
は、第2拡径部23がつめ24の中央側部を通るまで制
限位置へはじき戻されることはない。第2拡径部23が
つめ24の中央側部を通った後、つめ24は第1拡径部
22の中央側部の初期位置へもどる。カップ状部材7が
積層なった後に、針金11上の全てのゆるみは取除かれ
ポペット21の運動が制限される。
【0047】ポペット21からの第1拡径部の除去は同
様に作動装置をもたらすことがわかる。
【0048】第1〜4図に示すペニス補綴体は全てが公
知の外科手術によってペニスへ移植出来るような十分な
可撓性を有している。しかし移植手術のために、より柔
弱な第5B、6及び7図に示す補綴体の実施例が提供さ
れよう。これらの実施例は第1〜4図の実施例のものよ
り陰のう即ち上陰部の外科処置により容易に移植でき
る。
【0049】第5B図は非常に柔弱な状態の補綴体1の
外端部を示す。この実施例はリング81へ係合した端部
カップ状部材80を含んでいる。この端部カップ状部材
80は図示しない直状組立体50の他のカップ状部材7
と整合している。リング81はポペット83へ接するつ
め82を含んでいる。ポペット83は中央肩部84と、
オリフィス86を有する外端肩部85と、を有する。ポ
ペット83はその内端87にて針金11へ接している。
【0050】第5Bは非常な柔弱状態にある補綴体1の
実施例を示す。この位置ではつめ82は外端肩部85の
中央側へ載っている。補綴体1をこの非常な柔弱状態か
ら柔弱状態へ移すには、縫糸を初めにオリフィス86へ
通す。その後、縫糸を引張りポペット83を外端部3の
方へ動かす。ポペット83が十分引張られ肩部84がつ
め82の外端側部を通った後に、つめ82が肩部84の
後方へ弾入する。一度つめ82が肩部84の後方へ弾入
すると、補綴体1は通常の柔弱位置を取り、使用可とな
る。
【0051】第6図は非常な柔弱状態におかれる補綴体
1の別の実施例を示す。この実施例では起動機構8によ
って補綴体が第1〜4図の補綴体を柔弱状態から勃起状
態まで動かすのに必要な引張量よりも大きい程度まで引
張られる。この付加的引張量をもたらす機構は、外端部
61と内端部62とを有する第1滑動リング60を、該
リング60の内端部62を包囲している第2滑動リング
29へ係合することである。補綴体を柔弱位置から非常
な柔弱位置まで動かす場合、第1滑動リング60の外端
部61がつめ24を介して引張られるまで、補綴体を手
で曲げる。その後、つめ24はリング60の外端部61
の中央側の制限位置へ弾入する。
【0052】第6図は滑動リング60の外端部61が分
離したつめ24を有する位置にある補綴体1の例を示
す。この位置は、補綴体1が曲状位置に保持されつめ2
4を分離させる位置へ針金11が外端部61を引張るよ
うに強制している限り維持される。
【0053】この位置からの補綴体1の解放は、偏倚部
材19によって第2拡径部23をリング60へ強制し、
リング60と第2拡径部23とを、つめ24を介して滑
動させる。一度、つめ24を通ると、つめ24は第1拡
径部22の中央側のもとの位置へ弾性的に戻る。複数の
積上カップ状部材7はポペット21の運動を制限しかつ
補綴体1が勃起位置を得るようになす。補綴体が勃起位
置にあるときの起動機構8の位置を第7図に示す。
【0054】またもし補綴体が第6図の位置から更に曲
げられると、リング60の外端部61がつめ24の外端
側へ強制され、該つめ24はリング60の中央部62の
外端部61後方へ入り込む。この位置は補綴体1の非常
な柔弱位置即ち超柔弱位置に対応している。
【0055】この超柔弱状態を解くためには、補綴体
を、勃起状態から柔弱状態へかつ柔弱状態から超柔弱状
態へ移行するよう曲げると同様の方向へ対して第1滑動
リング60の中央部62に沿って滑動する第2滑動リン
グ29がつめ24で引かれるまで曲げる。この位置で、
偏倚部材19は好ましくはほとんど固定高さまで押圧さ
れている。
【0056】第2滑動リング29がつめ24の下方に滑
動するまで曲げられている補綴体1が解放されるとき、
偏倚部材19は、第2拡径部23が第1滑動リング60
に当るまで中央方向へポペット21を押す。次にポペッ
ト21及び第1滑動リング60は、第1滑動リング60
の外端部61が第2滑動リング29に当るまで、先端部
2の方へ一緒に動く。第1滑動リング60の外端部61
が第2滑動リング29に当ると、第2拡径部23と、第
1滑動リング60の外端部61と、第2滑動リング29
と、が係合し、これら3つの部材間に間隙をなくす。
【0057】このような配置のため、偏倚部材19は補
綴体1の内端部2の方へポペット21を強圧し続け、第
2滑動リング29と第1滑動リング60と第2拡径部2
3とが、つめ24の中央側に至るまでこれらの部材はつ
め24の下方に通るようになっている。勃起状態の補綴
体1を示している第7図は、第2滑動リング29と第1
滑動リング60の外端部61と第2拡径部23とが、つ
め24を滑り通った後に係合している状態を示してい
る。その後つめ24は第2拡径部23の外端側の位置へ
弾入する。積重なっているカップ状部材7は偏倚部材1
9が更に運動するのを制限している。
【0058】第5B図に示す実施例の外端部3、及び第
1滑動リング60と第2滑動リング29の配列のため、
第6図に示す補綴体の例では、これらは以下の2つの柔
弱位置を得るであろう。1つの位置は機能的目的のため
の位置である。即ち第5B図の実施例にてつめ82が拡
径部84の中央側にロックしている位置及び第6、7図
の実施例にてつめ24が第2拡径部23の内方側にロッ
クしている位置である。他の位置は補綴体の移植を容易
にするための外科的移植位置である。この非常な柔弱位
置即ち超柔弱位置は第5B図の実施例でつめ82が拡径
部85の中央側にある位置及び第6及び7図でつめ24
が第1滑動リング60の外端部61の後方にロックして
いる位置である。
【0059】第6図及び7図の実施例において、付加的
リングが第1滑動リング60と第2滑動リング29との
間に示された配置状態にて付加され、補綴体が第6図の
実施例に示した位置に加え1つまたはそれ以上の位置へ
調整されることが理解されよう。即ち第2滑動リング2
9は内端部及び外端部を有するように設計され、第3の
滑動リングが第2の滑動リング29の外端部に沿って滑
動できる。
【0060】移植のための非常に柔弱な状態は他の手段
でも得られよう。例えば、第1拡径部22の外端側に位
置づけた1つ又は2つの平ばねと組合せたボタンのよう
な解放機構を含むことである。かかる実施例では、第6
図の実施例においてつめ24が第1滑動リング60後方
に弾入するときにポペット21が前進する距離に匹敵す
る距離だけポペット21が前進するときに該平ばねが第
1拡径部22の中央側に弾入する。この別の実施例では
ボタンが押されると平ばねが解放され、ばねが拘束位置
から戻され、積上げたカップ状部材7がそれ以上の外方
運動を制限するまで偏倚部材19が第1拡径部22を平
ばねの中央側へ強制する。
【0061】別の利点及び改良は当業者により容易にな
し得よう。例えば上記実施例の補綴体では、起動機構8
が補綴体1の内端部2付近に位置づけてあり、カップ状
部材7の直状組立体50が補綴体1の外端部3付近に位
置づけてあるが、起動機構8を外端部3付近にまたカッ
プ状部材7の直状組立体50を内端部2付近に置き換え
ることも出来る。よって本考案は上述した詳細な記述、
装置及び図示の例に限定されるものではなく図示した一
般的考案概念の範囲から出ない事項により制限されるも
のである。
【0062】
【考案の効果】本考案は今日存在する他の機械的補綴体
に比しかなり可撓性に富む補綴体を提供する。この可撓
性の増大はこれまでとは異なる作業的近似性をもたらし
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】勃起状態にある本考案のペニス補綴体の断面
図。
【図2】勃起状態にある本考案のペニス補綴体の内端部
の断面図。
【図3】柔弱状態にある本考案のペニス補綴体の断面
図。
【図4】柔弱状態にある本考案のペニス補綴体の内端部
の断面図。
【図5】図5Aは非常な柔弱状態即ち超柔弱状態にある
本考案のペニス補綴体の内端部の断面図。図5Bは非常
な柔弱状態におかれうる本考案のペニス補綴体の外端部
の断面図であって非常に柔弱状態にある各要素の位置を
示す図。
【図6】非常な柔弱状態におかれうる本考案のペニス補
綴体の第2実施例の内端部の断面図であって勃起状態に
至る前の各要素の位置を示す図。
【図7】非常な柔弱状態におかれうる本考案のペニス補
綴体の第2実施例の内端部の断面図であって勃起状態に
ある補綴体を示す図。
【符号の説明】
1 ペニス補綴体 2 内端部 3 外端部 4 管状部材 5 内方管状部材 6 外方管状部材 7 カップ状部材 8 勃起機構 9 前方セグメント 10 外端部 11 針金 12 ボール 13 外面 14 内面 17 曲状縁 18 ハウジング 19 偏倚部材 20 固定ハウジング 21 ポペット 22 第1拡径部 23 第2拡径部 24 可撓性つめ 25 滑動リング 26 キャップ 27 内端部 28 ボール 29 第2滑動リング 30 凹み溝 32 中央部 33 外端 35、36 外表面 37、38 内表面 39 外端 40、41 内方側部 42 止め金 43 また部 50 直状組立体 60 第1滑動リング 61 外端部 62 中央部 70 開口 71 凹部 72 中央端 73 外端 74 点 75 底面 76 壁 77 円形壁 78 下端 80 端部カップ状部
材 81 リング 82 つめ 83 ポペット 84 中央拡径部 85 外端拡径部 86 オリフィス

Claims (12)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペニスへ移植するための、外端部3と内
    端部2とを有するペニス補綴体1であって、 a)生体へ適合可能な可撓性材料で作られた外方管状部
    材4と、 b)該管状部材4内に包囲されている複数のカップ状部
    材7から成る直状組立体50であって、各カップ状部材
    7が、開放中央部72と、実質的に平坦な外端部73
    と、を有し、該実質的に平坦な外端部73が実質的に平
    坦な内面75と外面79とを有し、該開放中央部72
    が、隣接するカップ状部材7の前記実質的に平坦な外端
    部の差し込み部を収容しこれによって該補綴体1が勃起
    状態に有るとき、該カップ状部材7の前記実質的に平坦
    な外端部73の前記実質的に平坦な外面79が各隣接す
    るカップ状部材の前記実質的に平坦な内面と実質的に軸
    線方向に整合する複数のカップ状部材7から成る直状組
    立体50で、各カップ状部材7は幅寸法よりも短い長さ
    方向寸法を有しており、更に各カップ状部材7は実質的
    にボール形状をなす凹部71を包囲しており、この凹部
    71は、前記カップ状部材7の前記中央部72にある開
    放上部面70と、ほぼ円形の内面14と、前記カップ状
    部材7の前記実質的に平坦な外端部73にある前記実質
    的に平坦な内面と、によって囲まれており、前記ほぼ円
    形の内面14の半径が各前記カップ状部材7の中央部7
    2の半径から前記実質的に平坦な内面の半径まで減少
    し、該補綴体1が勃起状態に有るとき、各前記カップ状
    部材の実質的に平坦な外端部の実質的に平坦な外面が各
    隣接するカップ状部材7の実質的に平坦な外面の実質的
    に平坦内面に係合している直状組立体50と、 c)外端部10と内端部27とを有しかつ該補綴体1内
    に長手方向に伸長してペニス補綴体1を引張状態に保持
    している針金10と、 d)該針金10の内端部が補綴体1の内端部に接近して
    いる位置から針金の内端部が補綴体1の外端部に接近し
    ている位置まで該針金10の位置を調整する装置であっ
    て該針金の移動が補綴体1を勃起状態から柔弱状態まで
    動かしかつ同方向に補綴体を更に動かすことにより補綴
    体を柔弱状態から勃起状態に戻すことが出来る針金位置
    調整装置8と、 から成るペニス補綴体。
  2. 【請求項2】 各カップ状部材7の長さの最長部分が、
    各カップ状部材7の直径の最長部分の半分に等しいか又
    はそれ以下である請求項1のペニス補綴体。
  3. 【請求項3】 ペニスへ移植するための、外端部3と内
    端部2とを有するペニス補綴体1であって、 a)生体へ適合可能な可撓性材料で作られた外方管状部
    材4と、 b)該管状部材4内に包囲されている複数のカップ状部
    材7から成る直状組立体50であって、各カップ状部材
    7が、開放中央部72と、実質的に平坦な外端部73
    と、を有し、該実質的に平坦な外端部73が実質的に平
    坦な内面75と外面79とを有し、該開放中央部72
    が、隣接するカップ状部材7の前記実質的に平坦な外端
    部の差し込み部を収容しこれによって該補綴体1が勃起
    状態に有るとき、該カップ状部材7の前記実質的に平坦
    な外端部73の前記実質的に平坦な外面79が各隣接す
    るカップ状部材の前記実質的に平坦な内面と実質的に軸
    線方向に整合している直状組立体50と、 c)外端部10と内端部27とを有しかつ該補綴体1内
    に長手方向に伸長してペニス補綴体1を引張状態に保持
    している針金10と、 d)該針金10の内端部が補綴体1の内端部に接近して
    いる位置から針金の内端部が補綴体1の外端部に接近し
    ている位置まで該針金10の位置を調整する装置であっ
    て該針金の移動が補綴体1を勃起状態から柔弱状態まで
    動かしかつ同方向に補綴体を更に動かすことにより補綴
    体を柔弱状態から勃起状態に戻すことが出来る針金位置
    調整装置8であって、前記針金10の内端部の外方側に
    長手方向に配置されたポペット21を有している針金位
    置調整装置8と、 を有しており、 更に該ペニス補綴体が、該ポペット21を固定位置へ維
    持するため該ポペット21へ対し力を及ぼす偏倚部材1
    9を有し、該ポペット21が、拡径部22と、該拡径部
    22の運動を制限する制限部材24と、を含み、該拡径
    部22が制限部材へ係合しているとき補綴体が柔弱状態
    となっている、ペニス補綴体。
  4. 【請求項4】 制限部材24が可撓性つめを有し、該つ
    め24は、それが拡径部に接しかつ該拡径部の運動を制
    限する位置から、拡径部に接することなく拡径部の運動
    を制限しない位置まで運動出来る請求項3のペニス補綴
    体。
  5. 【請求項5】 該つめ24が管状部材4内に配置した固
    定リング20へ係合し、該固定リング20がポペット2
    1を包囲しており、補綴体1が更に第1滑動リング25
    を含んでおり、該第1滑動リング25の内面がポペット
    21の外面に係合し、第1滑動リング25が前記拡径部
    と前記つめとに整合して、補綴体1の外端部方向への針
    金11の運動が前記つめを前記拡径部に係合出来ない位
    置へ動かすように第1滑動リング25をもたらし、該つ
    めのこの運動が該拡径部を前記つめの中央側へ強制可能
    な前記第1滑動リングと接するように該拡径部を強制す
    べく前記偏倚部材をもたらし、前記拡径部がつめを介し
    て強制された後に前記つめがその係合位置へ弾性的に入
    り込む請求項4のペニス補綴体。
  6. 【請求項6】 該補綴体を超柔弱状態に配置する手段を
    有している請求項5のペニス補綴体。
  7. 【請求項7】 該補綴体を超柔弱状態に配置する手段
    が、 前記針金の外端部に係合する第2ポペットであって第1
    及び第2の拡径部を有している第2ポペットと、 第1拡径部の運動を制限する位置から第2拡径部の運動
    を制限する位置まで移動可能なつめと、を含み、 つめが第1拡径部に係合するとき超柔弱状態になり、つ
    めが第2拡径部に係合するとき柔弱状態になる請求項6
    のペニス補綴体。
  8. 【請求項8】 該補綴体を超柔弱状態に配置する手段
    が、第2滑動リングを有し、第1滑動リングが内端部と
    外端部とを有し、第2滑動リングが、第1滑動リングの
    外端部をつめの外端部側へ引き、つめを第1滑動リング
    の内端部へロックすることにより前記ペニス補綴体を超
    柔弱状態に配置することが出来、針金を該補綴体の外端
    部の方へ更に移動することにより第2滑動リングがつめ
    を係合位置から分離することが可能であり、前記ばねが
    第1滑動リングの外端部及び拡径部をつめの外端側から
    つめの内端側まで強制することが出来る請求項6のペニ
    ス補綴体。
  9. 【請求項9】 ペニスへ移植するためのペニス補綴体で
    あって、 a)生体へ適合可能な可撓性材料で作られた外方管状部
    材と、 b)該管状部材内に包囲されている複数のカップ状部材
    から成る直状組立体であって、各カップ状部材が、開放
    中央部と、実質的に平坦な外端部と、を有し、該実質的
    に平坦な外端部が実質的に平坦な内面と外面とを有し、
    該開放中央部が、隣接するカップ状部材の前記実質的に
    平坦な外端部の差し込み部を収容しこれによって該補綴
    体が勃起状態に有るとき、該カップ状部材の前記実質的
    に平坦な外端部の前記実質的に平坦な外面が各隣接する
    カップ状部材の前記実質的に平坦な内面と実質的に軸線
    方向に整合している直状組立体と、 c)外端部と内端部とを有しかつ該補綴体内に長手方向
    に伸長してペニス補綴体を引張状態に保持している針金
    と、 d)針金の内端部の外端側に長手方向に配置されたポペ
    ットであってその長手方向に配置されている第1及び第
    2の拡径部を有しているポペットと、 e)該ポペットを固定位置へ保持するために該ポペット
    へ力を付与する偏倚部材と、 f)前記外方管状部材内に配置されかつ前記ポペットを
    取り囲んでいる固定リングと、 g)該固定リングへ係合している可撓性つめであって、
    該つめが拡径部に接触する位置にあるとき第1及び第2
    拡径部の運動を制限しつめが拡径部に接触しない位置に
    移動することが出来る可撓性つめと、 h)滑動リングであって内面が該ポペットの外表面へ係
    合し、この滑動リングが前記拡径部及びつめに整合し、
    補綴体外端部の方へ針金が運動すると滑動リングを拡径
    部に係合出来ない位置までつめを移動させる滑動リング
    と、 を有しているペニス補綴体。
  10. 【請求項10】 ペニスへ移植するためのペニス補綴体
    であって、 a)生体へ適合可能な可撓性材料で作られた外方管状部
    材と、 b)該管状部材内に包囲されている複数のカップ状部材
    から成る直状組立体であって、各カップ状部材が、開放
    中央部と、実質的に平坦な外端部と、を有し、該実質的
    に平坦な外端部が実質的に平坦な内面と外面とを有し、
    該開放中央部が、隣接するカップ状部材の前記実質的に
    平坦な外端部の差し込み部を収容しこれによって該補綴
    体が勃起状態に有るとき、該カップ状部材の前記実質的
    に平坦な外端部の前記実質的に平坦な外面が各隣接する
    カップ状部材の前記実質的に平坦な内面と実質的に軸線
    方向に整合している直状組立体と、 c)該補綴体内に長手方向に伸長してペニス補綴体を引
    張状態に保持するため外端部と内端部とを有している針
    金と、 d)針金の内端部の外端側に長手方向に配置されたポペ
    ットであってその長手方向に配置されている第1及び第
    2の拡径部を有しているポペットと、 e)該ポペットを固定位置へ保持するために該ポペット
    へ力を付与する偏倚部材と、 f)前記外方管状部材内に配置されかつ前記ポペットを
    取り囲んでいる固定リングと、 g)該固定リングへ係合している可撓性つめであって、
    該つめが拡径部に接触する位置にあるとき第1及び第2
    拡径部の運動を制限しつめが拡径部に接触しない位置に
    移動することが出来る可撓性つめと、 h)第1滑動リングであって内面が該ポペットの外表面
    へ係合し、この第1滑動リングが内端部及び外端部を有
    しかつ前記拡径部及びつめに整合し、こうして補綴体外
    端部の方へ針金が運動すると第1滑動リングを拡径部に
    係合出来ない位置までつめを移動させる第1滑動リング
    と、 i)第2滑動リングであって内面が第1滑動リングの内
    端部の外表面へ接触し、この第2滑動リングが前記拡径
    部、つめ及び第1滑動リングに整合し、こうして補綴体
    外端部の方へ針金が運動すると第2滑動リングを拡径部
    又は第1滑動リングの外端部に係合出来ない位置までつ
    めを移動させる第2滑動リングと、 を有しているペニス補綴体。
  11. 【請求項11】 ペニスへ移植するための、外端部と内
    端部とを有するペニス補綴体であって、 a)生体へ適合可能な可撓性材料で作られた外方管状部
    材と、 b)該管状部材内に包囲されている複数のカップ状部材
    から成る直状組立体であって、各カップ状部材が、開放
    中央部と、実質的に平坦な外端部と、を有し、該実質的
    に平坦な外端部が実質的に平坦な内面と外面とを有し、
    該開放中央部が、隣接するカップ状部材の前記外端部の
    差し込み部を収容しこれによって該補綴体が勃起状態に
    有るとき、該カップ状部材の前記実質的に平坦な外端部
    の外面が各隣接するカップ状部材の前記実質的に平坦な
    内面と実質的に軸線方向に整合している直状組立体と、 c)外端部と内端部とを有しかつ該補綴体内に長手方向
    に伸長してペニス補綴体を引張状態に保持している針金
    と、 d)該針金の内端部が補綴体の内端部に接近している位
    置から針金の内端部が補綴体の外端部に接近している位
    置まで該針金の位置を調整する装置であって、該針金の
    移動が補綴体を勃起状態から柔弱状態まで動かしかつ同
    方向に補綴体を更に動かすことにより補綴体を柔弱状態
    から勃起状態に戻すことが出来る針金位置調整装置8
    と、 e)該補綴体を超柔弱状態に配置する手段と、 を有しているペニス補綴体。
  12. 【請求項12】 該補綴体を超柔弱状態に配置する手段
    が、 前記針金の外端部に係合するポペットであって第1及び
    第2の拡径部を有しているポペットと、 第1拡径部の運動を制限する位置から第2拡径部の運動
    を制限する位置まで移動可能なつめと、を含み、 つめが第1拡径部に係合するとき超柔弱状態になり、つ
    めが第2拡径部に係合するとき柔弱状態になる請求項1
    1のペニス補綴体。
JP1992007908U 1987-07-22 1992-02-24 ペニス補綴体 Expired - Fee Related JP2512796Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/076,354 US4807608A (en) 1987-07-22 1987-07-22 Mechanical penile prosthesis
US76354 1987-07-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0680411U JPH0680411U (ja) 1994-11-15
JP2512796Y2 true JP2512796Y2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=22131476

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63183387A Pending JPS6440045A (en) 1987-07-22 1988-07-22 Pennis prosthesis
JP1992007908U Expired - Fee Related JP2512796Y2 (ja) 1987-07-22 1992-02-24 ペニス補綴体

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63183387A Pending JPS6440045A (en) 1987-07-22 1988-07-22 Pennis prosthesis

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4807608A (ja)
EP (1) EP0301741B1 (ja)
JP (2) JPS6440045A (ja)
CA (1) CA1293344C (ja)
DE (1) DE3864941D1 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5067485A (en) * 1990-05-14 1991-11-26 Mentor Corporation Corpus cavernosum implant device
US5230694A (en) * 1992-01-09 1993-07-27 Rosenblum Jeffrey L Urological prosthesis
KR960015796B1 (ko) * 1993-09-28 1996-11-21 임승현 음경거상기
US5512033A (en) * 1994-08-08 1996-04-30 American Medical Systems, Inc. Malleable penile prosthesis
US5468213A (en) * 1994-09-22 1995-11-21 American Medical Systems, Inc. Mechanical penile prosthesis
US6723042B2 (en) * 2000-12-27 2004-04-20 Ams Research Corporation Penile pump with side release mechanism
US6730017B2 (en) * 2000-12-27 2004-05-04 Ams Research Corporation Pressure based spontaneous inflation inhibitor with penile pump improvements
US6991601B2 (en) * 2002-12-02 2006-01-31 Ams Research Corporation Implantable pump
US7244227B2 (en) * 2003-03-10 2007-07-17 Ams Research Corporation Implantable penile prosthesis pump
US6808490B1 (en) * 2003-04-25 2004-10-26 Ams Research Corporation Penile prosthesis with improved tubing junction
BRPI0414971B1 (pt) * 2003-10-02 2015-12-29 Ams Res Corp prótese peniana, e, bomba para transferir fluido entre um reservatório e pelo menos um cilindro dentro de uma prótese peniana
CA2590051C (en) * 2004-12-17 2013-11-19 Ams Research Corporation Implantable penile prosthesis pump
US7946975B2 (en) 2005-04-08 2011-05-24 Ams Research Corporation Fluid reservoir for penile implant devices
US8052593B2 (en) 2006-10-24 2011-11-08 Ams Research Corporation Implantable malleable penile prosthetic device
US8109870B2 (en) 2006-11-10 2012-02-07 Ams Research Corporation Inflatable penile prosthesis bypass valve noise reduction
US8114011B2 (en) * 2007-10-23 2012-02-14 Ams Research Corporation Corrugated inflatable penile prosthesis cylinder
US8911350B2 (en) * 2007-10-23 2014-12-16 Ams Research Corporation Malleable prosthesis with enhanced concealability
US8123674B2 (en) 2007-11-12 2012-02-28 Ams Research Corporation Corrugated expansion-constraining sleeve for an inflatable penile prosthesis cylinder
US10070955B2 (en) * 2007-11-15 2018-09-11 Boston Scientific Scimed, Inc. Prosthesis with bendable central region
US8052594B2 (en) * 2007-11-20 2011-11-08 Ams Research Corporation Prosthetic device with protrusions for girth
US7988568B2 (en) * 2008-01-17 2011-08-02 Nike, Inc. Golf clubs and golf club heads with adjustable center of gravity and moment of inertia characteristics
US7922649B2 (en) * 2008-08-08 2011-04-12 Walch John R Unitized penile erection system and tissue expander
US8702589B2 (en) * 2008-12-23 2014-04-22 Ams Research Corporation System to transport components of implantable penile prostheses
US9474610B2 (en) 2010-12-21 2016-10-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Adjustable length rear tip extender for penile prosthesis
US9084678B2 (en) 2012-01-20 2015-07-21 Ams Research Corporation Automated implantable penile prosthesis pump system
US8529432B1 (en) * 2013-02-18 2013-09-10 William Kyungha Joh Penile implant for aiding achievement of a penile erection
NL2019790B1 (en) 2017-10-24 2019-05-01 Boston Scient Scimed Inc Penile implant
KR102300370B1 (ko) * 2021-02-25 2021-09-09 렙메디케어주식회사 남성용 임플란트 기구

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE54379C (de) * J. FRIEDRICH in Breslau, Schweidnitzerstr. Nr. 37 Gesperre für ausziehbare hängende Träger oder Ständer
GB1013047A (en) * 1962-12-21 1965-12-15 Grossauer Alfred Improved means for leading electrical conductors through a wall
US3366406A (en) * 1967-05-01 1968-01-30 Morris Mfg Company Adjustable telescopic bar unit
US4151840A (en) * 1978-01-27 1979-05-01 Abcor, Inc. Implantable penile prosthesis
US4187839A (en) * 1978-06-05 1980-02-12 Abcor, Inc. Implantable penile prosthesis
US4392562A (en) * 1981-06-19 1983-07-12 American Medical Systems, Inc. Limited bend malleable penile prosthesis
US4545081A (en) * 1981-06-29 1985-10-08 Jack Nestor Semi-rigid penile prosthesis with separable members and posture control
WO1984004035A1 (en) * 1983-04-18 1984-10-25 Dacomed Corp Penile prosthesis
US4522198A (en) * 1983-04-18 1985-06-11 Dacomed Corporation Penile prosthesis
IT1212847B (it) * 1983-12-21 1989-11-30 Mattioli Stefano Protesi peniena semirigida per il trattamento dell'impotenza nella erezione maschile.
US4619251A (en) * 1984-04-26 1986-10-28 Dacomed Corporation Penile prosthesis having an actuator means interacting with a member and articulated column
US4541420A (en) * 1984-04-26 1985-09-17 Dacomed Corporation Penile prosthesis utilizing patient controlled cam actuator apparatus
JPS614537A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 ヤンマー農機株式会社 脱ふ率計測装置
US4666428A (en) * 1984-10-23 1987-05-19 Stefano Mattioli Semi-rigid penial prosthesis for the treatment of impotence in the erection
US4665902A (en) * 1985-12-04 1987-05-19 C. R. Bard, Inc. Flexible penile prosthesis

Also Published As

Publication number Publication date
CA1293344C (en) 1991-12-24
EP0301741A1 (en) 1989-02-01
JPH0680411U (ja) 1994-11-15
DE3864941D1 (de) 1991-10-24
US4807608A (en) 1989-02-28
JPS6440045A (en) 1989-02-10
EP0301741B1 (en) 1991-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2512796Y2 (ja) ペニス補綴体
US10758351B2 (en) Devices and methods for transcatheter heart valve delivery
US10751219B2 (en) Tympansostomy tube and insertion device
US10660774B2 (en) Delivery catheter and catheter arrangement
JP7438977B2 (ja) 補綴移植片を縮めるための装置および方法
EP2340786A1 (en) Intraocular lens insertion instrument
JP2022044042A (ja) 心臓弁を修復するための経皮的クリップ
JP5415091B2 (ja) 拘束リングインサーター
US6241748B1 (en) Gastrointestinal compression clips
US6790223B2 (en) Delivering a uretheral stent
KR100552310B1 (ko) 스프링 편향식 변형 가능한 안내 렌즈 삽입 장치
JP5236637B2 (ja) 眼内レンズ挿入器具及び眼内レンズ挿入装置
KR20180095816A (ko) 안내 렌즈 전달 장치 및 사용 방법
US11284904B2 (en) Clip treatment tool
KR20100095373A (ko) 뼈 고정 요소에 로드를 결합하기 위하여 로드를 수용하기 위한 수용부 및 이러한 수용부를 가진 뼈 고정 장치
PL185038B1 (pl) Zespół protezy głosowej z częścią sterującą
JPH02286159A (ja) 股関節補綴材用の接合剤なしに固定されるようなカップ及び該カップを位置決めし、取外す手段
TW200825263A (en) Closing and opening device of the snap type for a moveable part of a piece of furniture
JP2002536047A (ja) 外科用ツールのための作動機構及び固定機構
US20120136360A1 (en) Prosthetic acetabular cup inserter and impactor
JP2003527162A (ja) 水晶体嚢リング及び水晶体嚢リングシステム
WO2019080855A1 (zh) 一种便于回收的介入器械输送装置以及介入器械输送方法
JP2006312056A (ja) 吻合リング供給装置用のばね式発射機構
CN116965975A (zh) 一种人工心脏瓣膜输送系统
JP2001509417A (ja) 膀胱制御装置ハウジング及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees