JP2512747B2 - ワイヤテンション・コントロ−ル装置 - Google Patents

ワイヤテンション・コントロ−ル装置

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JP2512747B2
JP2512747B2 JP11837087A JP11837087A JP2512747B2 JP 2512747 B2 JP2512747 B2 JP 2512747B2 JP 11837087 A JP11837087 A JP 11837087A JP 11837087 A JP11837087 A JP 11837087A JP 2512747 B2 JP2512747 B2 JP 2512747B2
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JP
Japan
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wire
tension
arm
movable roller
control device
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JP11837087A
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JPS63283822A (ja
Inventor
昭二 二村
一好 米花
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HODEN SEIMITSU KAKO KENKYUSHO KK
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HODEN SEIMITSU KAKO KENKYUSHO KK
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えばワイヤ放電加工機におけるワイヤの
ように、張力(テンション)をかけられつつ走行するワ
イヤの張力を制御するワイヤテンション・コントロール
装置に関するものである。
【従来の技術】
ワイヤ放電加工機におけるワイヤは、所定の張力がか
けられた状態で走行することが要求されるが、その張力
を発生させるためには、走行方向に引っ張る力に対し
て、適当な大きさのブレーキ力を作用させてやる必要が
ある。 このようにして張力を発生させる技術としては、従来
次のようなものがあった。 第1の従来技術は、ブレーキ力発生用ローラーの駆動
部にパウダー・クラッチを利用するものである。パウダ
ー・クラッチに流す電流の大きさを変化させると、パウ
ダー(鉄粉)の磁化のされ方が変化し、クラッチの摩擦
力が変化する。これにより、ブレーキ力発生用ローラー
の回り方を、重くしたり軽くしたりし、所定の張力を得
るというものである。 第2の従来技術は、荷重をかけた可動ローラーを利用
するものである。荷重をかけた可動ローラーを経て走行
するようにワイヤをセットし、荷重の大きさを調節する
ことにより、ワイヤに働く張力を所定の大きさのものに
するというものである。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、前記した従来の技術には、次のような
問題点があった。 第1の従来技術(パウダークラッチ利用)には、パウ
ダーの摩擦による張力のため、同じ電流を流しても発生
する張力にバラツキがあり、安定した張力制御が望めな
いという問題点のほか、厳密にみれば、ワイヤが滑らか
に走行してくれないという問題点があった。 第2の従来技術(荷重可動ローラー利用)には、張力
を所定のものにするための荷重の調節を手動でやらなけ
ればならず、面倒であるという問題点のほか、これを用
いている装置である例えばワイヤ放電加工機を自動化せ
んとする場合に、その障害になるという問題点があっ
た。 本発明は、以上のような問題点を解決することを目的
とするものである。
【問題点を解決するための手段】
前記問題点を解決するため、本発明にかかわるワイヤ
テンション・コントロール装置では、走行するワイヤが
経由させられる可動ローラーと、該可動ローラーに取り
付けられ該可動ローラー外に一端が回動自在に支持され
るアームと、該可動ローラーを中心として前記一端とは
反対側の該アーム上を張力設定指令により移動する荷重
体と、該アームの他端が所定位置にあるか否かを検出す
る位置検出装置と、該可動ローラーのワイヤ走行方向前
段に設置され前記位置検出装置からの信号によって駆動
されるワイヤ走行ブレーキ手段とを備えることとした。
【作用】
ワイヤが可動ローラーを経由して走行させられること
により、可動ローラーに働く鉛直方向の荷重に応じた張
力を受ける。 アームと荷重体は、荷重体がアーム上を移動すること
により、可動ローラーに働く鉛直方向の荷重の大きさを
設定する。 アームの他端が所定位置にあるか否かを検出する位置
検出装置と、可動ローラーのワイヤ走行方向前段に設置
され前記位置検出装置からの信号によって駆動されるワ
イヤ走行ブレーキ手段は、ワイヤにかけるブレーキ力を
制御して、アームを所定位置に保つ。 以上の作用が相まって、ワイヤの張力が所定の値にコ
ントロールされる。
【実施例】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 (第1の実施例) 第1図に、本発明の第1の実施例にかかわるワイヤテ
ンション・コントロール装置をワイヤ放電加工機に適用
した場合を示す。第1図において、1はワイヤ、2は上
ガイド、3は被加工体、4は下ガイド、5は案内ローラ
ー、6はアーム、6−1はアーム6の支点、6−2は標
識部、6−4はストッパー当たり、7は可動ローラー、
8は自走荷重体、9はブレーキ用ローラー、10はブレー
キ用モータ、11はワイヤリール、12は増幅器、13はスト
ッパー、14はポジショニング・センサー、14−1はポジ
ショニング・センサーの識別部、15はピンチローラー、
16はピンチ用モータ、17はワイヤ回収用パイロットパイ
プ、18はワイヤ回収箱である。 ワイヤリール11に巻かれたワイヤ1は、ピンチ用モー
タ16に駆動されるピンチローラー15によって引っ張られ
る。ワイヤリール11を出たワイヤ1は、図示の如く、ブ
レーキ用ローラー9,可動ローラー7,被加工体3等を経て
走行し、ワイヤ回収箱18に回収される。被加工体3を通
過する時、放電の電極として働き、被加工体3を加工す
る。 可動ローラー7と自走荷重体8は、ワイヤ1に張力を
かけるためのものであるが、その詳細を第2図に示す。 第2図において、第1図に示されていない符号は、夫
々次のものを指す。19はアーム6を機体に回動自在に取
り付け支持する支持体、6−3は目盛、6−5はラッ
ク、8−1は荷重体、8−2は目盛読み取り装置、8−
3は自走用ギアー、8−4は自走用モータ、8−5はガ
イドローラーである。 自走荷重体8は、アーム6に支点6−1を中心とした
時計回りの回転モーメントを与える。一方、アーム6に
取り付けられた可動ローラー7は、ワイヤ1によって吊
り上げられ、アーム6に反時計回りの回転モーメントを
与える。2つの回転モーメントが釣り合った状態にして
やれば、ワイヤ1の張力は、自走荷重体8によって与え
られる回転モーメントに応じたものとなる。つまり、自
走荷重体8のアーム6上の位置を変えることにより、ワ
イヤ1の張力を所望のものにすることが出来る。これを
自動的に行わせたものが本発明である。自走荷重体8に
対してどの位置まで移動せよとの指令を出すと、ラック
6−5と噛み合う自走用ギアー8−3が自走用モータ8
−4に駆動されるので、自走荷重体8はアーム6上を自
走する。目盛読み取り装置8−2で目盛6−3を読み取
り、指令によって定められた位置まで来ると、停止す
る。この位置決めは、リニアエンコーダを用いて行うこ
とが出来るが、自走用モータ8−4の軸にロータリエン
コーダを取り付け、それによって行うことも出来る。 かけるべき張力の値と自走荷重体8の停止位置との関
係を、予め放電加工機を制御するNC装置等に記憶させて
おき、このNC装置等から自走荷重体8に対して指令を発
するようにしてやれば、自走荷重体8によって発生させ
る回転モーメントの大きさを、人手によってではなく電
気信号によって設定することが出来る。 一方、前記した2つの回転モーメントの釣り合いは、
ポジショニング・センサー14とブレーキ用ローラー9を
用いて取る。回転モーメントが釣り合ったとき、アーム
6先端の標識部6−2がポジショニング・センサー14の
識別部14−1に一致するように、ポジショニング・セン
サー14を設置しておく。一致しない場合、例えばワイヤ
1の張力が強過ぎてストッパー当たり6−4が上方のス
トッパー13に当たって止まっているというような場合に
は、ポジショニング・センサー14から不一致であるとの
検出信号が出される。検出信号は、増幅器12を経てブレ
ーキ用モータ10に送られ、ブレーキ用ローラー9のブレ
ーキ力を制御する。その結果、ワイヤ1の張力は緩めら
れ、アーム6が時計回りに回転し、標識部6−2が識別
部14−1に一致したところで停止する。 以上のようにして、所定の張力に自動的に制御され
る。 (第2の実施例) 第3図に、第2の実施例にかかわるワイヤテンション
・コントロール装置の要部を示す。第4図は、それを上
方から見た図である。第3図,第4図において、第1図
と同じ符号のものは第1図と同じものである。20は荷重
体、21は送りネジ、22は送りナット、23は荷重体搬送モ
ータ、24は位置決め用エンコーダ、25は取付部材、26は
機体である。送りネジ21はアーム6に平行に配置され、
送りナット22が螺合されている。送りナット22は、荷重
体20に係合されている。 第1の実施例との相違点は、荷重体の移動のさせ方の
点である。第2の実施例における荷重体20のアーム6上
での移動は、次のようにして行われる。 NC装置等からの張力設定の指令が位置決め用エンコー
ダ24に与えられると、荷重体搬送モータ23は、位置決め
用エンコーダ24からの信号により所定量回転する。送り
ネジ21は荷重体搬送モータ23によって回転される。送り
ネジ21に螺合されている送りナット22は、荷重体20と係
合されているので、送りネジ21が回転されると荷重体20
が移動される。回転が所定量行われると、移動も所定量
だけ行われる。荷重体20の位置決めは、第1の実施例で
も述べたリニアエンコーダを用いて行うことも出来る。 なお、ポジショニング・センサー14およびブレーキ用
ローラー9を用いて2つの回転モーメントの釣り合いを
保つ制御は、第1の実施例と同様である。
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、走行するワイヤの
張力制御を自動化することが出来る。そのため、ワイヤ
放電加工機等の自動化をするに際し、寄与するところ大
である。 また、張力発生手段の中に、パウダー・クラッチ等の
ように張力にバラツキを生じさせる手段は含まれていな
いので、安定した張力を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図……本発明の第1の実施例にかかわるワイヤテン
ション・コントロール装置をワイヤ放電加工機に適用し
た場合の図 第2図……本発明の第1の実施例に使用する可動ローラ
ーと自走荷重体との詳細図 第3図……本発明の第2の実施例にかかわるワイヤテン
ション・コントロール装置の要部を示す図 第4図……本発明の第2の実施例を上方から見た図 図において、1はワイヤ、2は上ガイド、3は被加工
体、4は下ガイド、5は案内ローラー、6はアーム、7
は可動ローラー、8は自走荷重体、9はブレーキ用ロー
ラー、10はブレーキ用モータ、11はワイヤリール、12は
増幅器、13はストッパー、14はポジショニング・センサ
ー、15はピンチローラー、16はピンチ用モータ、17はワ
イヤ回収用パイロットパイプ、18はワイヤ回収箱、19は
支持体、20は荷重体、21は送りネジ、22は送りナット、
23は荷重搬送モータ、24は位置決め用エンコーダ、25は
取付部材、26は機体である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行するワイヤの張力を制御するワイヤテ
    ンション・コントロール装置において、走行するワイヤ
    が経由させられる可動ローラーと、該可動ローラーに取
    り付けられ該可動ローラー外に一端が回動自在に支持さ
    れるアームと、該可動ローラーを中心として前記一端と
    は反対側の該アーム上を張力設定指令により移動する荷
    重体と、該アームの他端が所定位置にあるか否かを検出
    する位置検出装置と、該可動ローラーのワイヤ走行方向
    前段に設置され前記位置検出装置からの信号によって駆
    動されるワイヤ走行ブレーキ手段とを備えたことを特徴
    とするワイヤテンション・コントロール装置。
JP11837087A 1987-05-15 1987-05-15 ワイヤテンション・コントロ−ル装置 Expired - Lifetime JP2512747B2 (ja)

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JPS63283822A JPS63283822A (ja) 1988-11-21
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