JP2512533B2 - ヒ―トロ―ラ用払拭組立体の設置構造 - Google Patents

ヒ―トロ―ラ用払拭組立体の設置構造

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JP2512533B2 JP63160721A JP16072188A JP2512533B2 JP 2512533 B2 JP2512533 B2 JP 2512533B2 JP 63160721 A JP63160721 A JP 63160721A JP 16072188 A JP16072188 A JP 16072188A JP 2512533 B2 JP2512533 B2 JP 2512533B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 トナー記録装置の熱定着機構に用いられるヒートロー
ラ用払拭組立体の設置構造に関し、 ヒートローラ用払拭組立体の払拭要素の交換を容易に
しかも迅速に行い得る設置構造を提供することを目的と
し、 トナー記録装置にはその熱定着機構の領域を外部から
アクセスし得るように閉鎖位置と解放位置との間で移動
自在となったアクセス用開閉カバーが設けられ、ヒート
ローラ用払拭組立体がヒートローラの表面を払拭するた
めの払拭要素と、この払拭要素をヒートローラに弾性的
に押圧させるための弾性ばね部材とを包含し、ヒートロ
ーラの下方側にはヒートローラ用払拭組立体を何等機械
的に固定させることなく載置するための支持部が設けら
れ、アクセス用開閉カバーがその開放位置にあるときに
は、ヒートローラ用払拭組立体は支持部上でその払拭要
素をヒートローラから離脱させるような離脱位置に置か
れ、アクセス用開閉カバーがその開放位置からその閉鎖
位置に移動させられると、アクセス用開閉カバーがヒー
トローラ用払拭組立体の弾性ばね部に作用してヒートロ
ーラ用払拭組立体はその払拭要素をヒートローラに対し
て弾性的に押圧させるような払拭係合位置に置かれ、ヒ
ートローラ用払拭組立体からは支持部上へのその載置お
よび支持部からのその除去を容易にするための摘み部が
設けられる設置構造を構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は記録媒体としてトナーを用いるトナー記録装
置、例えば電子写真記録装置、静電記録装置等の熱定着
機構に用いられるヒートローラ用払拭組立体の設置構造
に関する。
トナーを用いるトナー記録装置の1つである電子写真
記録装置の記録プロセスには、光導電性物質から作られ
た感光ドラム上に電荷をチャージする帯電段階と、その
帯電領域に原稿情報を光学的に投影して静電潜像を形成
する露光段階と、該静電潜像をトナーでもって現像する
現像段階と、その現像トナーを記録紙に転写する転写段
階と、その転写トナーを記録紙に熱定着する定着段階と
が含まれる。近年、感光ドラムに原稿情報を光学的に投
影して該感光ドラム上に静電潜像を形成するのではなく
て、誘電体材料等から作られた感光ドラムに半導体レザ
ーや発光ダイオード等を利用した光学的書込み手段でも
って文字データ等を直接的に書き込んで静電潜像を形成
するようになったトナー記録装置も開発され、そのよう
な記録装置はワードプロセッサやマイクロコンピュータ
等のプリンタとして利用されたり、あるいはファクシミ
リ等に組み込まれたりしている。
以上に述べたようなトナー記録装置には、ヒートロー
ラとバックアップローラとからなる熱定着機構が設けら
れ、この両ローラは互いに平行に近接して配置される。
転写段階を経た記録紙はその転写面をヒートローラに圧
接させられるような態様でヒートローラとバックアップ
ローラとの間を通過させられ、このとき転写トナーが記
録紙に熱定着されることになる。この場合、転写トナー
のすべてが記録紙に熱定着されるのではなく、微量のト
ナーが記録紙上の転写トナーからヒートローラ側に移っ
て、ヒートローラ表面が汚染され得る。したがって、綺
麗な記録を得るためには、ヒートローラ表面を常に清掃
することが必要であり、その清掃のためにヒートローラ
表面には例えばフェルト材料等からなる払拭要素を持つ
払拭組立体が弾性的に常時押圧させられ、これによりヒ
ートローラ表面が作動中に常に清掃されるようになって
いる。
本発明はそのようなヒートローラ用払拭組立体の設置
構造の改良に向けられているものである。
〔従来の技術〕
第6図を参照すると、ヒートローラ用払拭組立体の設
置構造として、従来タイプのものが原理的に図示されて
いる。
第6図において、参照番号10はトナー記録装置の一部
を構成する熱定着機構を示し、この熱定着機構10はヒー
トローラ12とバックアップローラ14とからなる。これら
両ローラ12および14間には、転写段階を経た記録紙(図
示さない)がその転写面をヒートローラ12に圧接させら
れるような態様で例えば矢印aの方向から通過させら
れ、このとき転写トナーが記録紙に熱定着されることに
なる。
ヒートローラ用払拭組立体は参照番号16でもって全体
的に示され、このヒートローラ用払拭組立体16は、適当
な支持構造体例えば記録装置のフレーム18(第6図で
は、その一部が示されている)に対して適当に保持され
た枠体20と、この枠体20に対して上下方向(第6図にお
いて)の変位自在に保持された可動部材22と、この可動
部材22の下側に置かれた例えばフェルト材料製の払拭要
素24と、この払拭要素24をヒートローラ12に対して弾性
的に押圧させるべく可動部材22にその上側から弾性的押
圧力を作用するように枠体20内に収容された弾性ばね部
材26(例えば板ばねや比較的硬質のシリコンゴム等が用
いられる)とから構成される。要するに、枠体20内に収
容された弾性ばね部材26が可動部材22をヒートローラ12
側に弾性的に偏倚させられ、これにより払拭要素24がヒ
ートローラ12の表面に対して弾性的に押圧接触させられ
ることになる。したがって、ヒートローラ12の作動時す
なわちその回転時にヒートローラ12は払拭要素24によっ
て常に拭われることになり、これによりヒートローラ12
の表面に付着した微量トナーは拭い取られることにな
る。
ところで、トナー記録装置の熱定着機構10の領域につ
いては、それ自体の保守のためにあるいはヒートローラ
用払拭組立体16の払拭要素24の交換のために外部からア
クセスされ得るようになっていなければならず、このた
め熱定着機構10の領域に接近したフレーム18の部分には
第6図に示すようにアクセス用開閉カバー28が設けら
れ、このアクセス用開閉カバー28はフレーム18に対して
ピボット30でもって枢着される。例えば、ヒートローラ
用払拭組立体16の払拭要素24を交換する場合には、アク
セス用開閉カバー28が矢印bの方向に開放され、人員の
手作業によって払拭要素24の交換が行われることにな
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
さて、以上で述べたようなヒートローラ用払拭組立体
16の設置構造においては、払拭要素24の交換時でも、そ
れはヒートローラ12に対して弾性的に押圧された状態と
なっているので、払拭要素24の交換作業を容易にしかも
迅速に行い得ない点が問題とされている。すなわち、使
い古した払拭要素を取り出す際には可動部材22を弾性ば
ね部材26の弾性偏倚力に抗して上方に変位させる作業が
伴い、また新たな払拭要素を取り付ける際にも同様な弾
性ばね部材26の上方変位作業が伴うので、払拭要素24の
交換作業は比較的面倒でしかも時間の掛かるものとな
る。また、払拭要素24の交換作業が面倒であるというこ
とから、安全性の面での問題も指摘されている。という
のは、払拭要素24の交換作業中に作業者の手が高温のヒ
ートローラに触れる虞れがあり、その可能性は払拭要素
24の交換作業が面倒であればある程高くなるからであ
る。その上、払拭要素24がヒートローラ12の上方に配置
させられるために、該ヒートローラ12によって加熱され
た空気が払拭要素24の付近に滞留して該払拭要素12が高
温となるために非常にその扱いは非常に面倒である。更
に、払拭要素24の交換作業が面倒であれば、ヒートロー
ラ12の表面を損傷させる危険性も増し、この点でも問題
となる。
したがって、本発明の目的はトナー記録装置の熱定着
機構に用いられるヒートローラ用払拭組立体の設置構造
であって、該ヒートローラ用払拭組立体の払拭要素の交
換を容易にしかも迅速に行い得る設置構造を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、トナー記録装置の熱定着機構に用い
られるヒートローラ用払拭組立体の設置構造において、
該トナー記録装置にはその熱定着機構の領域を外部から
アクセスし得るように閉鎖位置と解放位置との間で移動
自在となったアクセス開閉カバーが設けられ、該ヒート
ローラ用払拭組立体がヒートローラの表面を払拭するた
めの払拭要素と、この払拭要素をヒートローラに弾性的
に押圧させるための弾性ばね部材とを包含し、該ヒート
ローラの下方側にはヒートローラ用払拭組立体を何等機
械的に固定させることなく載置するための支持部が設け
ら、該アクセス用開閉カバーがその開放位置にあるとき
には、ヒートローラ用払拭組立体は支持部上でその払拭
要素をヒートローラから離脱させるような離脱位置に置
かれ、該アクセス用開閉カバーがその開放位置からその
閉鎖位置に移動させられると、アクセス用開閉カバーが
ヒートローラ用払拭組立体の弾性ばね部に作用して該ヒ
ートローラ用払拭組立体はその払拭要素をヒートローラ
に対して弾性的に押圧させるような払拭係合位置に置か
れ、該ヒートローラ用払拭組立体から支持部上へのその
載置および該支持部からのその除去を容易にするための
摘み部が設けられることが特徴とされる。
〔作 用〕
以上の構成から明らかなように、本発明によるヒート
ローラ用払拭組立体の設置構造にあっては、アクセス用
開閉カバーがその閉鎖位置を取るときには弾性ばね部材
と係合して該弾性ばね部材を弾性変形させ、これより払
拭要素がヒートローラの表面と弾性的押圧状態で払拭係
合させられ、一方アクセス用開閉カバーがその開放位置
を取るときは弾性ばね部材との係合状態から解除され、
これによりヒートローラに対する払拭要素の弾性的押圧
力が釈放されると共にヒートローラ用払拭組立体はヒー
トローラから離脱された状態に置かれる。要するに、本
発明によるヒートローラ用払拭組立体の設置構造では、
記録装置が作動状態にあるとき、すなわちアクセス用開
閉カバーがその閉鎖位置に置かれているとき、ヒートロ
ーラに対する払拭要素の弾性的押圧状態での払拭係合が
保証されるが、払拭要素の交換が行われるとき、すなわ
ちアクセス用開閉カバーがその開放位置をとるとき、払
拭要素はヒートローラに対する弾性的押圧状態から釈放
されると共にヒートローラ用払拭組立体はヒートローラ
に対して離脱位置を取る。
〔実施例〕
次に、添付図面の第1図ないし第5図を参照して、本
発明によるヒートローラ用払拭組立体の設置構造につい
て更に詳しく説明する。
先ず、第1図Aおよび第1図Bを参照すると、本発明
によるヒートローラ用払拭組立体の設置構造の参考例が
示される。第1図Aおよび第1図Bにおいて、参照番号
32はトナー記録装置の一部を構成する熱定着機構を示
し、この熱定着機構32は、第6図の場合と同様、ヒート
ローラ34とバックアップローラ36とからなる。また、そ
れら両ローラ34および36間には、転写段階を経た記録紙
(図示さない)がその転写面をヒートローラ34に圧接さ
せられるような態様で例えば矢印cの方向から通過させ
られ、このとき転写トナーが記録紙に熱定着されること
も第6図の場合と同様である。
ヒートローラ用払拭組立体は参照番号38でもって全体
的に示され、このヒートローラ用払拭組立体38は、適当
な支持構造体例えば記録装置のフレーム40(第1図Aお
よび第1図Bでは、その一部が示されている)の一体部
として形成された案内収容部42内に上下方向(第1図A
および第1図Bにおいて)に変位自在に配置され、これ
によりヒートローラ用払拭組立体38はヒートローラ34に
対して前後方向に変位し得ることになる。
ヒートローラ用払拭組立体38は案内収容部42内で案内
変位し得るようになった寸法形状を持つ可動部材44と、
この可動部材44の下側に置かれた例えばフェルト材料製
の払拭要素46と、可動部材44の上側に置かれた弾性ばね
部材48とからなる。好ましくは、払拭要素46と弾性ばね
部材48とは可動部材44に対して適当な機械的保持力でも
って保持される。例えば、可動部材44に対する払拭要素
46および弾性ばね部材48の取付部よりも幾分小さい寸法
の凹部を該可動部材44に形成し、該取付部をその凹部内
に押し込むことによって払拭要素46および弾性ばね部材
48を可動部材44に対して保持させてもよいし、あるいは
可動部材44の複数の突起部を適当な間隔で形成し、払拭
要素46および弾性ばね部材48を該突起部間に挟み込むこ
とによって払拭要素46および弾性ばね部材48を可動部材
44に対して保持させてもよい。
ヒートローラ用払拭組立体38の設置箇所にはアクセス
用開閉カバー50が設けられ、このアクセス用開閉カバー
50はフレーム40に対してピボット52でもって枢着され
る。第1図Aでは、アクセス用開閉カバー50はその閉鎖
位置に置かれた状態で示されており、このときアクセス
用開閉カバー50は適当なロック手段でもってロックされ
る。図示するように、アクセス用開閉カバー50には案内
収容部42側に向かって突出した突出部53が形成され、そ
の突出部52はアクセス用開閉カバー50が第1図Aの閉鎖
位置に置かれた際に弾性ばね部材48と係合し、これによ
り弾性ばね部材48は弾性変形を受けることになる。その
結果、ヒートローラ用払拭組立体38はヒートローラ34に
対して弾性的に押圧され、これにより払拭要素46は弾性
的押圧状態でヒートローラ34の表面に払拭係合させられ
ることになる。一方、第1図Bでは、アクセス用開閉カ
バー50はその開放位置に置かれた状態で示されており、
このときアクセス用開閉カバー50の突出部52はヒートロ
ーラ用払拭組立体38の弾性ばね部材48との係合状態から
解除され、このため弾性ばね部材48は何等弾性変形を受
けない状態となり、その結果ヒートローラ34に対する払
拭要素46の弾性的押圧力が釈放されることになる。
なお、第1図Aおよび第1図Bにおいて、弾性ばね部
材48は板ばねであってもよいし、あるいはシリコンゴム
等の弾性材料であってもよい。また、弾性ばね部材48に
ついては、ヒートローラ34の軸線方向に延在する単一部
材として構成してもよいし、ヒートローラ34の軸線方向
に隔設された複数の弾性ばね要素として構成してもよ
い。
以上述べた説明から明らかなように、第1図Aおよび
第1図Bに示す参考例では、アクセス用開閉カバー50が
その閉鎖位置に置かれているとき、ヒートローラ34に対
する払拭要素46の弾性的押圧状態での払拭係合が保証さ
れ、またアクセス用開閉カバー50がその開放位置を取る
とき、払拭要素46はヒートローラ34に対する弾性的押圧
状態から解除されることになるで、ヒートローラ用払拭
組立体38の交換作業については第6図に示す従来例に比
べて容易に行い得るが、しかし第1図Aおよび第1図B
の参考例の場合では、アクセス用開閉カバー50が開放さ
れてもヒートローラ用払拭組立体38はヒートローラ34に
接触させられら儘にされ、しかも該ヒートローラ34の上
方に配置されているために、ヒートローラ34によって加
熱された空気がヒートローラ用払拭組立体38を高温に加
熱するので、該ヒートローラ用払拭組立体38の交換作業
には危険が伴うことになる。
第2図ないし第5図を参照すると、トナー記録装置を
ワードプロセッサやマイクロコンピュータ等の外部プリ
ンタ54(第2図ないし第5図では、その一部だけが図示
されている)として構成した際にそこに本発明によるヒ
ートローラ用払拭組立体の取付構造を実施化した例が示
されている。
第2図では、外部プリンタ54の一部すなわち記録紙排
出部56が開放された状態で示され、第3図では、第2図
の記録紙排出部56の内部が側方から切り開いた状態で示
されている。記録紙排出部56には外部プリンタ54の本体
フレーム58に対して枢着された開閉フレーム60が設けら
れ、この開閉フレーム60には記録紙排出部62の内部に外
部からアクセスし得るようにアクセス用開閉カバー62が
ピボット64でもって開閉フレーム60に対して枢着され
る。第2図および第3図では、アクセス用開閉カバー62
はロックレバー65(第3図)によってその閉鎖位置にロ
ックされた状態となっている。第4図および第5図はそ
れぞれ第2図および第3図に対応するが、第4図および
第5図では、アクセス用開閉カバー62がロックレバー65
の解除によって開放位置に置かれている。
アクセス用開閉カバー62の開閉について詳しく述べる
と、ロックカバー65はアクセス用開閉カバー62の一端部
側でピボット66でもって開閉フレーム62に対して枢着さ
れ、しかも通常は例えばトーションばね(図示れない)
でもってロック位置(第3図)に弾性的に偏倚される。
一方、アクセス用開閉カバー62の他端部側と開閉フレー
ム62との間には引張りコイルばね67が設けられ、この引
張りコイルばね67によって、アクセス用開閉カバー62は
通常は第2図に示す閉鎖位置側に弾性的に偏倚された状
態に置かれる。アクセス用開閉カバー62が閉鎖位置に置
かれているとき、引張りコイルばね62はピボット64の上
側(第3図および第5図において)に配置されている
が、アクセス用開閉カバー62に第4図に示す開放位置側
に回動させられると、引張りコイルばね67はピボット64
の下側に移行され、このときアクセス用開閉カバー62は
開放位置側に弾性的に偏倚された状態に置かれる。
第3図および第5図に示すように、記録紙排出部56内
には熱定着機構が68設けられ、この熱定着機構68はヒー
トローラ70とバックアップローラ72とから構成される。
ヒートローラ70とバックアップローラ72との間には、転
写段階を経た記録紙(図示さない)がその転写面をヒー
トローラ70に圧接させられるような態様で例えば矢印d
の方向から通過させられ、このとき転写トナーが記録紙
に熱定着される。
ヒートローラ用払拭組立体は参照番号74でもって全体
的に示され、このヒートローラ用払拭組立体74は開閉フ
レーム60からヒートローラ70側に突出した支持ブラケッ
ト76に載置される。詳述すると、支持ブラケット76はヒ
ートローラ70の下側(第3図および第5図において)に
沿って少なくとも2つ配置され、それら支持ブラケット
76上にヒートローラ用払拭組立体74は何等機械的に固定
されることなく単に載置される。ここで注目すべき点と
して、第3図および第5図に示すように、支持ブラケッ
ト76に形成された段部上にヒートローラ用払拭組立体74
が保持され、このためヒートローラ用払拭組立体74がそ
の下側から押上げ力を受けたときに該段部の角部を中心
として回動し得るようになっている点が挙げられるが、
この点については、後で詳しく説明することにする。
ヒートローラ用払拭組立体74はヒートローラ70のほぼ
全長に沿って延びる枠体78と、この枠体78の前方側(す
なわちヒートローラ70に向いた側)に取り付けられた例
えばフェルト材料製の払拭要素80と、枠体78の後方側に
取り付けられた弾性ばね部材82とから構成される。払拭
要素80は枠体78とほぼ同じ長さを有し、そこにはヒート
ローラ70の表面と払拭係合するようになった凹曲面が形
成される(第3図)。枠体78に対する払拭要素80の取付
については、適当な機械的手段を用いてもよいし、ある
いは接着剤や両面接着テープ等を用いることもできる。
弾性ばね部材82は枠体78の後方側にヒートローラ70に沿
って複数個配置され、本実施例では、第4図に示すよう
に、5個の弾性ばね部材82が枠体78の後方側に等間隔に
隔設される。枠体78に対する弾性ばね部材82の取付につ
いては、その取付部の寸法形状よりも幾分小さい寸法の
凹部を枠体78の後方側に形成し、該取付部をその凹部内
に押し込むことによって行われる。本実施例では、弾性
ばね部材82は比較的硬質のゴム材料例えばシリコンゴム
材料から形成されるが、板ばね等の機械ばねによて構成
してもよい。
アクセス用開閉カバー62の内側には5つの突出部84が
形成され(第3図および第5図ではそのうちの1つだけ
が示される)、これら突出部84は5個の弾性ばね部材82
と同じ間隔で配置される。アクセス用開閉カバー62が開
放位置(第4図および第5図)から閉鎖位置(第2図お
よび第3図)に向かって回動させられると、先ず、突出
部84のそれぞれはヒートローラ用払拭組立体74の弾性ば
ね部材82のうち該当するものと係合し、このためヒート
ローラ用払拭組立体74は上方に押し上げられることにな
るが、このときヒートローラ用払拭組立体74は先に述べ
たように支持ブラケット76の段部の角部を中心としてヒ
ートローラ70側に回動させられ、これにより払拭要素80
の凹曲面がヒートローラ70の表面に接触係合することに
なる。アクセス用開閉カバー62が更にその閉鎖位置側に
向かって回動させられると、弾性ばね部材82は突出部84
との押圧係合によって弾性変形を受け、この弾性変形は
アクセス用開閉カバー62が閉鎖位置(第2図および第3
図)でロックレバー65でもってロックされるまで続く。
このように弾性ばね部材82が弾性変形を受けると、払拭
要素80がヒートローラ70の表面と弾性的押圧状態で払拭
係合させられることになる。一方、アクセス用開閉カバ
ー62がその開放位置に置かれると、突出部84は弾性ばね
部材82との係合状態から解除され、これによりヒートロ
ーラ70に対する払拭要素80の弾性的押圧力が釈放される
と共にヒートローラ用払拭組立体74はヒートローラ70に
対して離脱位置を取る。要するに、ヒートローラ70に対
する払拭要素80の弾性的押圧状態での払拭係合はアクセ
ス用開閉カバー62が開放されない限り維持されることに
なる。
第2図ないし第5図に示す実施例で注目すべき特徴の
1つとして、ヒートローラ用払拭組立体74が支持ブラケ
ット76上に何等機械的に固定されることなく単に載置さ
れているので、ヒートローラ用払拭組立体74を記録紙排
出部56から外部に取り除き得るという点が挙げられる。
というのは、そのような構成によれば、払拭要素80の交
換を記録紙排出部56内で行わなくて済むばかりでなく、
熱定着機構68の保守のためにそこにアクセスしようとす
るとき、そのアクセスがヒートローラ用払拭組立体74の
取除きのために容易に行い得るからである。本実施例で
は、ヒートローラ用払拭組立体74の取除きを容易に行い
得るようにその中央部から摘み部86が突出させられ、こ
の摘み部86を第4図に示すように指で摘むことによっ
て、ヒートローラ用払拭組立体74を支持ブラケット76か
ら簡単に取り除き得るようにされる。
なお、第2図ないし第5図において、参照番号88は熱
定着段階を経た記録紙をその排出口に案内すべくアクセ
ス用開閉カバー62に回転自在に支持された記録紙排出ロ
ーラ組立体を示す。記録紙排出ローラ組立体88のシャフ
トの一端部には歯車90が設けられ、一方開閉フレーム60
の側部には駆動歯車列92(第4図)が設けられ、アクセ
ス用開閉カバー62が閉鎖された際に歯車90が駆動歯車列
92と噛み合って駆動されるようになっている。
〔発明の効果〕
以上の記載から明らかなように、本発明によるヒート
ローラ用払拭組立体の設置構造にあっては、アクセス用
開閉カバーがその閉鎖位置に置かれているとき、ヒート
ローラに対する払拭要素の弾性的押圧状態での払拭係合
が十分に保証されるだけではなく、アクセス用開閉カバ
ーがその開放位置を取るときには、払拭要素はヒートロ
ーラに対する弾性的押圧状態から解除されしかもヒート
ローラ用払拭組立体は該ヒートローラから離脱された状
態に置かれるために、ヒートローラ用払拭組立体の交換
作業の容易性および迅速性が大巾に改善され得る。更
に、本発明によれば、ヒートローラ用払拭組立体はヒー
トローラの下方側に配置されるので、その加熱温度は比
較的小さく、しかも該ヒートローラ用払拭組立体の設置
あるいは取出に際しては、作業者はその手をヒートロー
ラの上方位置を避けてヒートローラ用払拭組立体に接近
し得るので、かかる交換作業の安全性はきわめて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図Aおよび第1図Bは本発明によるヒートローラ用
払拭組立体の設置構造についての参考例を示す概略図、
第2図はトナー記録装置をワードプロセッサやマイクロ
コンピュータ等の外部プリンタとして構成した際にそこ
に本発明によるヒートローラ用払拭組立体の取付構造を
実施化した外部プリンタの記録紙排出部を示す部分斜視
図であって、該記録紙排出部のアクセス用開閉カバーを
閉鎖位置で示す図、第3図は第2図に示した外部プリン
タの記録紙排出部の内部を詳細に示す側面図、第4図は
第2図に対応する部分斜視図であって、記録紙排出部の
アクセス用開閉カバーを開放位置で示す図、第5図は第
3図に対応する側面図であって、記録紙排出部のアクセ
ス用開閉カバーを開放位置で示す図、第6図はヒートロ
ーラ用払拭組立体を設置する際の従来タイプの設置構造
を原理的に示す概略図である。 32……熱定着機構、34……ヒートローラ、 36……バックアップローラ、 38……ヒートローラ用払拭組立体、 44……可動部材、46……払拭要素、 48……弾性ばね部材、 50……アクセス用開閉カバー、 62……アクセス用開閉カバー、 68……熱定着機構、70……ヒートローラ、 72……バックアップローラ、 74……ヒートローラ用払拭組立体、 78……枠体、80……払拭要素、 82……弾性ばね部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー記録装置の熱定着機構(68)に用い
    られるヒートローラ用払拭組立体(74)の設置構造にお
    いて、前記トナー記録装置にはその熱定着機構(68)の
    領域を外部からアクセスし得るように閉鎖位置と開放位
    置との間で移動自在となったアクセス用開閉カバー(6
    2)が設けられ、前記ヒートローラ用払拭組立体(74)
    がヒートローラ(70)の表面を払拭するための払拭要素
    (80)と、この払拭要素(80)を前記ヒートローラ(7
    0)に弾性的に押圧させるための弾性ばね部材(82)と
    を包含し、前記ヒートローラ(70)の下方側には前記ヒ
    ートローラ用払拭組立体(74)を何等機械的に固定させ
    ることなく載置するための支持部(76)が設けられ、前
    記アクセス用開閉カバー(62)がその開放位置にあると
    きには、前記ヒートローラ用払拭組立体(74)は前記支
    持部(76)上でその払拭要素(80)を前記ヒートローラ
    (70)から離脱させるような離脱位置(第5図)に置か
    れ、前記アクセス用開閉カバー(62)がその開放位置か
    らその開閉位置に移動させられると、該アクセス用開閉
    カバー(62)が前記ヒートローラ用払拭組立体(74)の
    弾性ばね部(82)に作用して該ヒートローラ用払拭組立
    体(74)はその払拭要素(80)を前記ヒートローラ(7
    0)に対して弾性的に押圧させるような払拭係合位置
    (第3図)に置かれ、前記ヒートローラ用払拭組立体
    (80)からは前記支持部(76)上へのその載置および該
    支持部(76)からのその除去を容易にするための摘み部
    (86)が設けられることを特徴とする設置構造。
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