JPH0683231A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JPH0683231A
JPH0683231A JP23625592A JP23625592A JPH0683231A JP H0683231 A JPH0683231 A JP H0683231A JP 23625592 A JP23625592 A JP 23625592A JP 23625592 A JP23625592 A JP 23625592A JP H0683231 A JPH0683231 A JP H0683231A
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JP
Japan
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unit
cleaning
pressing
heating
heating roller
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Application number
JP23625592A
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English (en)
Inventor
Akihiro Matsumoto
昭浩 松本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は複写時の必然的動作により、クリー
ニング部材の加熱ローラへの圧接及びこの圧接の解除が
自動的に行われる定着装置及びこの定着装置を備えた画
像形成装置を提供することを目的とする。 【構成】 加熱ローラの加熱表面を清掃するクリーニン
グ手段を、上下に開閉可能に設けられた筐体の、開閉動
作と連動してクリーニング手段を加熱ローラの加熱表面
に接触させる。又クリーニング手段の押圧が解除された
時に弾性部材を介して上記クリーニング手段を上記加熱
ローラの加熱表面から離間して支持する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾式現像の静電複写プロ
セスにより形成されたトナー像を紙葉類に加熱定着する
定着装置及びこの定着装置を用いた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の乾式現像の静電複写プロセスを利
用した複写機として、例えば特開平2−12182号公
報には、加熱ローラの表面にフェルト材料からなるクリ
ーニング部材を押圧して加熱ローラ表面の清掃を行う構
成が開示されている。ここに開示されているクリーニン
グ部材は本体フレームに支軸を介して回動可能に設けら
れたアームに固定されている。このアームを使用者が回
動してロック位置でロックレバーによりロックすると、
クリーニング部材が賦勢部材により賦勢されて加熱ロー
ラに圧接する。しかしながら、このような構造を持つ従
来の画像形成装置に紙づまりが起こった場合や、クリー
ニング部材を交換する度に使用者が本体装置内を解放
し、更にロックを解除しなければならなかった。また整
備が終われば再びロックレバーを回動させてロックしな
ければならなかった。このロック作業は面倒であるのみ
ならず、使用者がロックの解除を忘れて紙詰まりを起こ
した用紙を無理に引き出してしまうという好ましくない
事態を招く。このため多量の未定着のトナーがクリーニ
ング部材によって拭きとられ、クリーニング部材の交換
が早められるという問題があった。さらに拭きとられた
トナーがクリーニング部材と加熱ローラとの間で凝固
し、クリーニング部材の交換がスムーズに起こなわれな
くなるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
画像形成装置は定着装置内でエラーが発生した場合に、
加熱ローラ表面へのクリーニング部材の圧接を解除する
のに手間どるのみならず解除を忘れ易いという欠点があ
った。
【0004】本発明は上記欠点を除去し、複写時の必然
的動作により、クリーニング部材の加熱ローラへの圧接
及びこの圧接の解除が自動的に行われる定着装置及びこ
の定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的
とする。また本発明はクリーニング部材の耐久期間が長
くかつクリーニング部材の交換を簡単に行うことのでき
る定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の定着装置は、トナー像を担持する担持体の表
面に接触してトナーを上記担持体上へ溶融定着させる加
熱ローラの加熱表面に接触してこの加熱表面を清掃する
クリーニング手段と、上記加熱ローラ及びクリーニング
手段を備え、担持体を搬送する搬送路をほぼ境にして上
下に開閉される筐体と、筐体の開閉動作と連動してクリ
ーニング手段を加熱ローラの加熱表面に接触させるべく
クリーニング手段を押圧する押圧手段と、クリーニング
手段を押圧手段による押圧力に抗して支持し、押圧手段
によりクリーニング手段を押圧した時に押圧力に抗する
力が増大するよう弾性変形する弾性部材と、弾性部材を
支持し、押圧手段による押圧が解除された時に弾性部材
を介して上記クリーニング手段を加熱ローラの加熱表面
から離間して支持する支持手段とを有する。
【0006】また本発明の画像形成装置は像担持体上に
静電潜像を形成する潜像形成手段と、潜像形成手段によ
り形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像手
段と、現像手段により形成されたトナー像を被画像形成
媒体上へ転写する転写手段と、転写手段により転写が行
われた被画像形成媒体を搬送する搬送路上に設けられ、
この被画像形成媒体の像担持表面に接触してトナーを被
画像形成媒体上へ溶融定着させる加熱ローラと、上記加
熱ローラの加熱表面に接触してこの加熱表面を清掃する
クリーニング手段と、搬送路を境として上下に回動可能
に設けられた第1のユニットと、この第1のユニットと
係合する第2のユニットと、第1のユニットの回動と連
動し、第1のユニットと第2のユニットとが係合状態を
とる場合にクリーニング手段を加熱ローラの加熱表面へ
押圧する押圧手段と、クリーニング手段を押圧手段によ
る押圧力に抗して支持し、押圧手段によりクリーニング
手段を押圧した時に押圧力に抗する力が増大するよう弾
性変形する弾性部材と、弾性部材を支持し、押圧手段に
よる押圧が解除されたときに、弾性部材を介してクリー
ニング手段を、加熱ローラの加熱表面から離間して支持
する支持手段とを有する。
【0007】
【作用】搬送路を境として上下に第1のユニットが回動
し第1のユニットと第2のユニットとが係合して閉鎖状
態をとる場合、ユニットの回動と連動して、押圧手段が
クリーニング手段を押圧する。この押圧時、クリーニン
グ手段を押圧力に抗して支持する弾性部材は押圧力に抗
する力が増大するよう弾性変形する。この弾性部材が弾
性変形したことによりクリーニング手段は加熱ローラの
加熱表面に弾性的に押圧される。
【0008】一方、第1のユニットと第2のユニットと
の係合が解除された状態では押圧手段によるクリーニン
グ手段の押圧は解除される。この解除によりクリーニン
グ手段は弾性部材から押圧手段による押圧力と反対方向
の弾性力をうけて加熱ローラの加熱表面から離間して、
支持手段に支持される。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0010】図1は画像形成装置、例えば電子複写機1
の概略説明図である。この電子複写機本体1(以下本体
1という)は、ほぼ中央に像担持体として表面が光導電
層で被覆された感光体ドラム5を備えている。この感光
体ドラム5は図示矢印a方向に回転可能である。感光体
ドラム5の周囲には回転方向に沿って以下のものが固設
されている。すなわち感光体ドラム5表面を一様に帯電
させる帯電チャージャ7が設けられ、その下流には帯電
チャージャ7により帯電した感光体ドラム5に露光系9
から露光により形成された静電潜像を現像する現像装置
11が設けられている。この現像装置11の下流には現
像装置11により形成された可視像を紙等の転写材上へ
転写する転写チャージャ13及び転写チャージャ13に
より感光体ドラム5上に重ねられた転写材を感光体ドラ
ム5から剥離する剥離チャージャ15が固設されてい
る。また剥離チャージャ15の下流には転写後感光体ド
ラム5上に残留したトナーを除去するクリーニング装置
17及び次の複写に備えて感光体ドラム5表面の電位を
降下させる除電ランプ19が設置されている。
【0011】ここで露光系9は図1中における破線で囲
まれた部分をいう。また本体1の上面部には原稿を載置
するための原稿台21が設置されている。ここで露光系
9の構成について説明する。露光系9は原稿台21の原
稿に光を照射する露光ランプ23及び露光ランプ23か
ら照射された光を反射する第1の反射ミラー25を有す
る第1のキャリッジ27と、第2の反射ミラー29及び
第3の反射ミラー31を有する第2のキャリッジ33
と、反射光を結像させるレンズ35と、第4の反射ミラ
ー37、第5の反射ミラー39及び第6の反射ミラー4
1とによって構成されている。前記第1のキャリッジ2
7は原稿台21に沿って往復走行されるようになってい
る。そして光路長を一定に保つために、第2のキャリッ
ジ33は第1のキャリッジ27の1/2の速度で往復走
行するように構成されている。
【0012】また図中本体1の右側には用紙を収容する
給紙カセット43A及び手差し給紙台43Bが設けられ
ている。そして本体1内には給紙カセット43A及び手
差し給紙台43Bから用紙を取り出すピックアップロー
ラ45A及び45Bが設けられている。また本体1には
複写用紙が排出される排紙トレイ47が備えられ、この
排紙トレイ47と給紙カセット43Aとの間には用紙の
搬送される経路、すなわち用紙搬送路49が形成されて
いる。ここでこの用紙搬送路49は図1中において一点
鎖線にて示されている。この用紙搬送路49の感光体ド
ラム5より上流側には給紙ローラ51と分離ローラ53
とから成るローラ対とレジストローラ対57とが設けら
れている。給紙ローラ51と分離ローラ53とは上下に
対向して設けられている。給紙ローラ51は図示矢印b
方向へ回転可能でピックアップローラ45Aまたはピッ
クアップローラ45Bにより取り出された用紙をレジス
トローラ対57に送る。分離ローラ53は給紙ローラ5
1と同方向及び反対方向に回転可能である。ピックアッ
プローラ45Aまたは45Bから送られてきた用紙が2
枚以上の場合、分離ローラ53は給紙ローラ51の回転
方向と逆方向に回転して1枚の用紙を残し余分な紙をカ
セット43Aまたは手差し給紙台43Bに戻す。ピック
アップローラ45Aまたはピックアップローラ45Bか
ら取り出された用紙が1枚の場合には、分離ローラ53
は給紙ローラ51の回転につられまわる。レジストロー
ラ対57は給紙ローラ51より用紙搬送路49を通って
送られた用紙の先端と突き当たることにより紙の整位を
行った後、用紙を再び用紙搬送路49へ送り出す。
【0013】また用紙搬送路49の感光体ドラム5より
下流側には用紙を搬送する帯状のベルト、すなわち搬送
ベルト59、転写されたトナーを用紙の上に定着するた
めの定着装置65及び定着が終了した用紙を排紙トレイ
47に排出するための排紙ローラ67が設けられてい
る。
【0014】定着装置65は加熱ローラ61及び加圧ロ
ーラ63を備えている。一方、上述した各装置を備えた
筐体である本体1は支軸66を有している。この支軸6
6に第1のユニットとして上部ユニット1Aと第2のユ
ニットとして下部ユニット1Bとが連結されている。上
部ユニット1Aは上述した感光体ドラム5、帯電チャー
ジャ7、露光系9、現像装置11、クリーニング装置1
7を備え、図1において本体1の上部を構成する。下部
ユニット1Bは上述の転写チャージャ13、剥離チャー
ジャ15、給紙カセット43A、排紙トレイ47、搬送
ベルト59、加熱ローラ61及び加圧ローラ63を具備
し、本体1の下部を構成する。支軸66を支点として上
部ユニット1Aを25度程度回動させて、上部ユニット
1Aを用紙搬送路49をほぼ境に下部ユニット1Bに対
して開放させることができる。
【0015】以上のように構成された本体1において画
像を形成する動作について説明する。まず露光系9の露
光ランプ23が点灯して第1キャリッジ27が原稿台2
1上に載置した原稿の下の照射を開始する。反射光はレ
ンズ35とミラーとを介して感光体ドラム5上に露光さ
れる。感光体ドラム5の表面は帯電チャージャ7によっ
て予め一様に帯電されている。この感光体ドラム5の表
面の電荷は露光されることにより消失し、感光体ドラム
5上に静電潜像が形成される。
【0016】感光体ドラム5が所定の周速で回転し、現
像装置11の位置に達すると現像装置11から静電潜像
にトナーが供給され現像が行われる。現像が行われた後
に感光体ドラム5は更に回転し転写チャージャ13の位
置に達したところでトナー像は用紙上へ転写される。
【0017】この用紙は給紙カセット43Aからピック
アップローラ45Aによって取り出される。ピックアッ
プローラ45Aから取り出された用紙は給紙ローラ51
と分離ローラ53との間を通過し1枚の用紙がレジスト
ローラ対57へ搬送される。レジストローラ対から用紙
は用紙搬送路49を通って転写チャージャ13の位置へ
送られる。
【0018】転写チャージャの作用をうけて画像が形成
された用紙は剥離チャージャ15の作用により感光体ド
ラム5から剥離され、搬送ベルト59上を定着装置65
へと搬送される。定着位置では加熱ローラ61及び加圧
ローラ63の作用により原稿の画像が用紙上へ定着され
る。定着後、用紙は排紙ローラ対67により排紙トレイ
47へ排出される。
【0019】次に図3は定着装置65及びその周辺の装
置を示す拡大断面図である。前述の通り定着装置65の
中央部には前記加熱ローラ61及び加圧ローラ63が設
けられている。加熱ローラ61は熱伝導性に優れたアル
ミニウムで形成され、内部にはハロゲンランプからなる
加熱体81を内蔵している。加圧ローラ63はゴム部材
で形成されている。加熱ローラ61及び加圧ローラ63
とはそれぞれ図示矢印c方向、d方向に回転可能に構成
されている。また図中加圧ローラ63の下方にはフレー
ム72及び加圧ローラ63の一部を保持する保持レバー
74が固設されている。このフレーム72と保持レバー
74との接点76を支点として保持レバー74は上下に
回動する。この保持レバー74の自由端側にはスプリン
グバネ78がとりつけられている。保持レバーが回動し
てスプリングバネ78をひっぱることにより加圧ローラ
63は加熱ローラ61に適当な圧力で圧接される。この
加熱ローラ61と加圧ローラ63との接触部分にトナー
像が加熱ローラ61側になるように表面にトナー像を担
持した用紙が搬送される。この搬送された用紙は加熱ロ
ーラ61及び加圧ローラ63から加熱加圧され、トナー
が定着される。
【0020】図中加熱ローラ61の上方には加熱ローラ
61の加熱表面を清掃するクリーニング手段として例え
ばフェルト材料から成るクリーニングフェルト85が配
設されている。このクリーニングフェルト85はこのク
リーニングフェルト85を保持するホルダ95を有して
いる。このクリーニング手段は後述するようにホルダ9
5が押圧されることにより加熱ローラ61の加熱表面に
接触し、この加熱表面を清掃する。クリーニングフェル
ト85にはシリコンオイルが含浸されており、このシリ
コンオイルが加熱ローラ61の加熱表面に付着すること
により、加熱ローラ61のクリーニングが容易になる。
加熱ローラ61の回転方向に沿ってクリーニングフェル
ト85の下流にはサーミスタ87が加熱ローラ61に対
向して設けられている。このサーミスタ87は加熱ロー
ラ61の加熱表面の温度により抵抗値が変化する。サー
ミスタ87により加熱体81への通電がオン・オフさ
れ、加熱ローラ61は200℃前後の温度に維持され
る。
【0021】このサーミスタ87に隣接する位置に加熱
ローラ61に対向してサーモスタット89が設けられて
いる。サーミスタ87が故障等の理由で加熱ローラ61
が異常に高温になった場合にはサーモスタット89によ
り強制的に加熱ローラ61への電源供給が停止される。
【0022】サーモスタット89の下流にはハクリ爪9
1が加熱ローラ61に対向して配設されている。ハクリ
爪の先端は鋭利な爪状に形成され、この先端が加熱ロー
ラ61の加熱表面に接触している。このハクリ爪は定着
時に加熱ローラ61に密着した紙を剥離する。図3中、
ハクリ爪の下方にはハクリ爪で剥離された用紙を案内す
るガイト93が設置されている。このガイド93の用紙
搬送方向には搬送ローラ68が設けられている。
【0023】図示矢印e方向に沿って搬送された用紙上
に定着装置65によりトナーの定着が行われると、用紙
はガイド93に案内されて、搬送ローラ68を介して搬
送される。
【0024】クリーニングフェルト85は非クリーニン
グ領域を上述のホルダ95により保持されている。ホル
ダ95はT字形に形成されており、ホルダ95の上端部
は平坦な板状になっている。
【0025】図中、このホルダ95の上方には上記上部
ユニット1Aと下部ユニット1Bとの係合面にこのホル
ダを押圧する押圧手段97が突出して設けられている。
この係合面の周辺にはファン201及び排気溝203が
設けられている。排気溝202は先端に、オゾン除去フ
ィルタ205を有している。押圧手段97は上部ユニッ
ト1Aの係合面に一体に形成されている。この係合面に
は押圧手段97の押圧による衝撃で係合面の変形を防ぐ
補強部材207が設置されている。この押圧手段97は
上部ユニット1Aと下部ユニット1Bとが係合して閉鎖
状態をとるときに、ホルダ95と当接してホルダ95を
押圧する。
【0026】一方、ホルダ95の下方にはホルダ95の
上端部と対向してフレーム101が設けられている。フ
レーム101は下記コイルバネ105を介してクリーニ
ングフェルト85を支持する支持手段である。このフレ
ーム101においてホルダ95の上端部との対向面には
弾性部材、例えばコイルバネ105が取り付けられてい
る。コイルバネ105は押圧手段97の押圧力に抗して
クリーニング手段を支持するように構成されている。
【0027】図5はコイルバネ105の取りつけ状態を
示したもので、フレーム101上の突起106にコイル
バネ105が取りつけられている。一方、図5に示され
るようにホルダ95にはこのコイルバネ105と対向し
て、コイルバネ105と係合する孔部103が設けられ
ている。押圧手段97がホルダ95を押圧するときに孔
部103とコイルバネ105とが係合して、コイルバネ
が押圧力をうけるとコイルバネは弾性変形する。
【0028】次に上部ユニット1Aと下部ユニット1B
との係合にともなう各装置の動作について図3及び図4
に基づいて説明する。図4は図3における押圧手段97
によるクリーニングフェルト85の押圧状態が解除され
た状態である。
【0029】図2に示すように上部ユニット1Aと下部
ユニット1Bとが係合していない時には定着装置65は
図4に示す状態にある。クリーニングフェルト85は加
熱ローラ61の加熱表面から2 程離間し、コイルバネ
105を介してフレーム101により支持されている。
ここで上部ユニット1Aを下方へ回動させると図1に示
すように上部ユニット1Aと下部ユニット1Bとが係合
して閉鎖状態となる。このとき図3に示すようにまず上
部ユニットと下部ユニットとの係合面に設けられた押圧
手段97は上部ユニット1Aが回動して下がるのに連動
し、ホルダ95を押圧する。ホルダ95は押圧されると
孔部103とコイルバネ105とを係合させる。更にホ
ルダ95が押圧されるとホルダ95はコイルバネ105
の押圧力に抗する力が増大するようにコイルバネ105
を圧縮して弾性変形させる。コイルバネ105が圧縮さ
れるとクリーニングフェルト85は加熱ローラ61に向
かって押し下げられる。上部ユニット1Aと下部ユニッ
ト1Bとが係合した閉鎖状態ではクリーニングフェルト
85は加熱ローラ61の加熱表面に弾性的に押圧されて
接触する。上部ユニット1Aと下部ユニットが開放され
た状態では加熱ローラ61と加圧ローラ63は分離離間
している。上部ユニット1Aが回動して下がるのにとも
ない、加圧ローラ63と加熱ローラ61とが接触して、
保持レバー76が回動する。この回動により加圧ローラ
63は加熱ローラ61側へ持ち上げられて加熱ローラ6
1へ圧接される。このようにして圧着された加熱ローラ
61及び加圧ローラ63は定着時にそれぞれの回転方向
に回転する。加熱体81により加熱された加熱ローラ6
1の表面はクリーニングフェルト85が摺接することに
より清掃される。
【0030】逆に、上部ユニット1Aを回動させて持ち
上げた場合には上部ユニット1Aと下部ユニット1Bと
の係合状態が解かれる。このとき上部ユニット1Aの回
動に連動して押圧手段97はホルダ95から離間する。
この離間に伴い、クリーニングフェルト85の加熱ロー
ラ61への弾性的押圧力を解放すべく、ホルダ95に設
けられた孔部103とコイルバネ105との係合が解か
れる。コイルバネ105と孔部103との係合が解かれ
るとコイルバネ105が弾性力で伸長することによりク
リーニングフェルト85は加熱ローラ61の加熱表面か
ら遠ざかる。コイルバネ105がホルダ95とつりあい
を保ったところでクリーニングフェルト85は加熱ロー
ラ61の加熱表面から離間してフレーム101に支持さ
れる。
【0031】上部ユニット1Aと下部ユニット1Bとが
係合を解かれた状態において加熱ローラ61とクリーニ
ングフェルト85とを離間して所定の位置に維持するこ
とは加熱ローラ61とクリーニングフェルト85との接
触部分にトナーが堆積して固着するのを防ぐことにな
る。加熱ローラ61とクリーニングフェルト85との距
離は0.5〜5 程度あればよい。更にこのときホルダ
95をフレーム101の上方へ持ち上げれば、コイルバ
ネ105と突起103との係合を簡単に解くことができ
容易にクリーニングフェルト85をホルダごとフレーム
101の上からとり出すこともできる。このようにすれ
ば高温に達する定着装置65に手を触れることなく安全
にクリーニングフェルト85の交換を行うことができ
る。
【0032】また図6及び図7は他の実施例を示すもの
である。図6には上述の実施例と同様にクリーニングフ
ェルト143がホルダ145に保持されてコイルバネ1
47を介してフレーム149により加熱ローラ141か
ら離間して支持されている。
【0033】図7はクリーニングフェルト143が押圧
手段151により押圧された状態を示したものである。
図6及び図7においてクリーニングフェルト143は押
圧手段151による押圧方向に対して斜め方向から加熱
ローラ61の加熱表面に接触している。本実施例及び他
の実施例は本発明の主旨を変えない範囲で変形できるこ
とはいうまでもない。
【0034】押圧手段は第1のユニットの回動と連動し
てクリーニング手段を加熱ローラ61の加熱表面に押圧
して接触させることができれば、第1のユニットのどこ
に取りつけられていても構わない。また押圧手段は第1
のユニットに一体となって形成されていなくてもよい。
【0035】また支持手段であるフレーム101はクリ
ーニングフェルト85を支持する他、フレーム101を
断熱性及び非光透過性を備えた部材で形成することによ
り加熱ローラ61から放射される熱が他の装置を加熱さ
せたり、ハロゲンランプの光が感光体ドラム5に透過す
るのを防ぐことができる。
【0036】またコイルバネ105等の弾性部材はクリ
ーニング手段を押圧手段による押圧力に抗して支持し、
押圧手段によりクリーニング手段が押圧されたときに押
圧力に抗する力が増大するよう弾性変形することができ
れば板バネ、シリコンゴム等であっても構わない。図8
には弾性部材として板バネ167を用いた実施例を示
す。加熱ローラ161、クリーニングフェルト163、
ホルダ165及びフレーム169は上述の実施例と同様
である。またクリーニング手段の非クリーニング領域を
支持するホルダ等は押圧手段の形等により押圧力が伝わ
りやすいように適宜変形して構わない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によればクリ
ーニングフェルトを上部ユニットを開閉させるだけで加
熱ローラへ自動的に圧接させることができ、またこの圧
接を自動的に解除することができる。さらに本発明によ
ればクリーニング部材の耐久期間を長くし、かつクリー
ニング部材の交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置全体の構成を示す断面図である。
【図2】画像形成装置の開放状態を示す断面図である。
【図3】加熱ローラへのクリーニング手段の押圧状態を
示す図である。
【図4】加熱ローラとクリーニング手段との分離状態を
示す図である。
【図5】コイルバネの取りつけ状態を示す図である。
【図6】クリーニング手段の他の実施例を示す図であ
る。
【図7】クリーニング手段の他の実施例を示す図であ
る。
【図8】弾性部材の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子複写機本体 1A 上部ユニット 1B 下部ユニット 5 感光体ドラム 7 帯電チャージャ 11 現像装置 13 転写チャージャ 61 加熱ローラ 85 クリーニングフェルト 95 ホルダ 97 押圧手段 101 フレーム 105 コイルバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する担持体の表面に接触
    してトナーを上記担持体上へ溶融定着させる加熱ローラ
    の加熱表面に接触してこの加熱表面を清掃するクリーニ
    ング手段と、上記加熱ローラ及びクリーニング手段を備
    え、上記担持体を搬送する搬送路をほぼ境にして上下に
    開閉可能に設けられた筐体と、上記筐体の開閉動作と連
    動して上記クリーニング手段を上記加熱ローラの加熱表
    面に接触させるべく上記クリーニング手段を押圧する押
    圧手段と、上記クリーニング手段を上記押圧手段による
    押圧力に抗して支持し、上記押圧手段により上記クリー
    ニング手段を押圧した時に押圧力に抗する力が増大する
    よう弾性変形する弾性部材と、上記弾性部材を支持し、
    上記押圧手段による押圧が解除された時に上記弾性部材
    を介して上記クリーニング手段を上記加熱ローラの加熱
    表面から離間して支持する支持手段とを有することを特
    徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上に静電潜像を形成する潜像形
    成手段と、上記潜像形成手段により形成された静電潜像
    をトナーを用いて現像する現像手段と、上記現像手段に
    より形成されたトナー像を被画像形成媒体上へ転写する
    転写手段と、上記転写手段により転写が行われた被画像
    形成媒体を搬送する搬送路上に設けられ、この被画像形
    成媒体の像担持表面に接触してトナーを上記被画像形成
    媒体上へ溶融定着させる加熱ローラと、上記加熱ローラ
    の加熱表面に接触してこの加熱表面を清掃するクリーニ
    ング手段と、上記搬送路を境として上下に回動可能に設
    けられた第1のユニットと、この第1のユニットと係合
    する第2のユニットと、上記第1のユニットの回動と連
    動し、第1のユニットと第2のユニットとが係合状態を
    とる場合に上記クリーニング手段を上記加熱ローラの加
    熱表面へ押圧する押圧手段と、上記クリーニング手段を
    上記押圧手段による押圧力に抗して支持し、上記押圧手
    段により上記クリーニング手段を押圧した時に押圧力に
    抗する力が増大するよう弾性変形する弾性部材と、上記
    弾性部材を支持し、上記押圧手段による押圧が解除され
    たときに、上記弾性部材を介して上記クリーニング部材
    を、上記加熱ローラの加熱表面から離間して支持する支
    持手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
JP23625592A 1992-09-04 1992-09-04 定着装置及び画像形成装置 Pending JPH0683231A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084655A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置、および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006084655A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置、および画像形成装置

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