JP2511990Y2 - 車両のル―フキャリア取付構造 - Google Patents

車両のル―フキャリア取付構造

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JP2511990Y2 JP1989100566U JP10056689U JP2511990Y2 JP 2511990 Y2 JP2511990 Y2 JP 2511990Y2 JP 1989100566 U JP1989100566 U JP 1989100566U JP 10056689 U JP10056689 U JP 10056689U JP 2511990 Y2 JP2511990 Y2 JP 2511990Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、車両のルーフキャリア取付構造の改良に
関する。
[従来の技術] 従来、自動車等の車両におけるルーフキャリアの取付
構造として、例えば実開昭63−117646号公報に示される
ように、ルーフキャリアを車体ルーフに固定するための
ブラケットの取付脚部を車幅方向に延長し、この延長さ
れた取付脚部の端末部分を、ルーフ側端のドア開口上縁
に取り付けられたウエザストリップ支持用のリテーナ、
あるいは該リテーナとルーフ側端部との接合部分の上方
を覆うモール部材に係止させるようにしたものが、一般
に良く知られている。
しかしながら、かかる取付構造では、上記リテーナや
モール部材及びその取付部分に、ルーフキャリアを十分
堅固に支持するに足る強度及び剛性を付与する必要があ
り、これら部品がコスト高になるという難点がある。
このため、例えば第6図に示すように、ルーフパネル
53の側端部に、上部が車体外方側に向かって所定角度θ
だけ傾けられた傾斜部53aを設け、この傾斜を利用して
ブラケット50の取付脚部50aを係止させるようにするこ
とが考えられている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記ルーフパネル53の側端部に傾斜部53a
を設けるためには、ルーフパネル53をプレス成形する際
に傾斜を有する深絞り加工を行う必要があるので、金型
費用などを含めてルーフパネル53の成形加工がコスト高
になる、またモール54やウエザストリップ(不図示)な
どのレイアウト性が損なわれるので、結果的に十分な傾
斜角θが得られない場合が生じるなどの問題があった。
この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ル
ーフパネルに特別な成形加工部を設けることなく、確実
にルーフキャリアを車体ルーフに取り付けることができ
る車両のルーフキャリア取付構造を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] このため、この考案は、車体ルーフの左右側端部にお
いて車体外方に張り出して設けられたルーフ側部材に、
該ルーフ側部材よりも上方において車体内方に張り出す
係止部を備えた係止部材が取り付けられ、ルーフキャリ
アを車体ルーフに取り付ける左右一対のブラケットの下
端部には、車体外方に張り出すフック部が設けられてお
り、該フック部を上記係止部に係合させるとともに、上
記ブラケットの上部を車体内方に向かって付勢すること
により、上記ブラケットが、その下端フック部の上方部
位で車体ルーフの側端部の縦壁に当接して該車体ルーフ
の側端部に係止されているようにしたものである。
[考案の効果] この考案によれば、上記左右一対のブラケットの下端
フック部をそれぞれ上記係止部に係合させるとともに、
各ブラケットの上部を車体内方に向かって付勢すること
により、これらブラケットは上記係止部と車体ルーフの
側端部との間に係止され、車幅方向への移動、脱落方向
への回転及び上方への移動が規制される。
すなわち、ルーフパネルにブラケット係止用の傾斜部
など特別な成形加工部を設けることなく、確実に上記ブ
ラケットを(つまりルーフキャリアを)車体ルーフに取
り付けることができる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を、添付図面に基づいて詳細
に説明する。
第3図に示すように、本実施例に係る自動車1のルー
フ部分2は、車室上方を覆うルーフパネル3と、車体ル
ーフ2の左右側端部において車体前後方向に延設され、
上記ルーフパネル3の下面を支持する一対のルーフサイ
ドレール4とで構成されており、該ルーフサイドレール
4,4の下方にはフロント及びリヤのドア5f及び5rが配置
されている。
また、上記車体ルーフ2の上面側には、車幅方向に延
びる前後一対のルーフキャリア6が設けられ、該ルーフ
キャリア6,6は、それぞれ、キャリア本体7の両端に設
けられてルーフパネル3上に載置される支持部8,8、及
び該支持部8,8に連結されたブラケット10,10(キャリア
ブラケット)を介して車体ルーフ2に取り付けられてい
る。尚、具体的には図示しなかったが、上記各支持部8
には例えばネジ式の調節機構が設けられており、上記キ
ャリアブラケット10の下端部を車体ルーフ2側に係止さ
せた状態で上記調節機構を操作することにより、連結部
材9を介してキャリアブラケット10の上部を車体内方側
に引っ張り、左右のキャリアブラケット10,10の車幅方
向の相対位置を定めてこれらキャリアブラケット10,10
を車体ルーフ2に対して固定することができるようにな
っている。
以下、上記キャリアブラケット10を車体ルーフ2に取
り付ける取付構造について、車体左側のものを例にとっ
て説明する。
第1図に示すように、ルーフサイドレール4の外板を
構成するルーフレールアウタ4aの上部外側面には、車体
前後方向に延びる鋼板製のレインレール11が溶接接合さ
れ、該レインレール11の外側部分は上記ルーフレールア
ウタ4aよりも外方へ張り出してレール部11aを形成して
おり、このレール部11aが排水通路を構成している。ル
ーフパネル3は、側端部が下方に折り曲げられて上記レ
ール部11aに接合されており、上記レインレール11を介
してルーフサイドレール4に支持されている。
本実施例では、上記レインレール11のレール部11aの
下面側に、中央部分が断面コ字状に形成された係止部材
12の取付プレート12bが、接着剤19により固着されてい
る。上記係止部材12は、第2図に示すように、平板状の
取付プレート12bと、該取付プレート12bを底面として断
面コ字状に形成された中央部12aとで構成され、この中
央部12aの上部プレート12cが、上記レール部11aの上方
において車体内方側に張り出すように、係止部材12が上
記レール部11aに対して取り付けられている。
また、上記係止部材12の下面には、車体ルーフ2の側
端部を覆うモール部材13が溶接固定されている。つま
り、該モール部材13は、上記係止部材12が取り付けられ
ることにより補強されて変形しにくくなり、また、上記
係止部材12及びレール部11aを介して車体ルーフ2側に
固定されることにより、その支持剛性が高められてい
る。その結果、車両1の高速走行時に、ドアガラス15の
内側(車室内)と外側(車外側)との圧力差に起因して
ドアガラス15が車体外方へ吸い出される、所謂ガラス吸
い出し現象を有効に防止することができるようになって
いる。
以上の構成において、キャリアブラケット10を車体ル
ーフ2側に取り付けるには、まずキャリアブラケット10
を、第1図の一点鎖線の矢印で示される方向に回転させ
ながら、モール部材13とルーフパネル3の側端部の縦壁
3aとの間から挿入する。上記キャリアブラケット10の下
端部には、挿入部に車体外方に張り出すフック部10cが
形成されており、このフック部10cが上記係止部材12の
上部プレート12cに係合されるように、キャリアブラケ
ット10をセットする。
この場合、係止部材12の上部プレート12cが設けられ
ていない部分、つまり係止部材12の中央部12aの側方で
キャリアブラケット10を挿入し、その後上記キャリアブ
ラケット10を車体前後方向に沿って中央部12aまでスラ
イドさせればよい(第2図参照)。尚、上記中央部12a
の片側の端部には、キャリアブラケット10の前後方向の
位置決めと脱落防止とを兼ねたストッパ部12dが設けら
れており、上記フック部10cがこのストッパ部12dに当て
止められるまでキャリアブラケット10をスライドさせる
ことにより、該キャリアブラケット10が所定の前後方向
位置にセットされるようになっている。
上記のようにキャリアブラケット10をセットした後、
ブラケット本体部10aの上端に設けられた穴部10bに例え
ば帯状の連結部材9の一端を取り付け、他端側をキャリ
ア本体7の支持部8に連結して調節機構のネジ操作で連
結部材9を車体内方側へ引っ張る。このとき、上記キャ
リアブラケット10は、下端フック部10cが上記係止部材1
2の上部プレート12cで係止されるとともに、ブラケット
本体部10aがルーフパネル3の側端部の縦壁3aに当接
し、車体ルーフ2に対して係止されるようになってい
る。
以上、説明したように、本実施例によれば、キャリア
ブラケット10の下端フック部10cを上記係止部材12の上
部プレート12cに係合させるとともに、キャリアブラケ
ット10の本体部10aの上部を車体内方に向かって付勢す
ることにより、該ブラケット10は上記係止部材23とルー
フパネル3の側端縦壁3aとの間に係止され、車幅方向へ
の移動、脱落方向への回転及び上方への移動が規制され
る。
すなわち、ルーフパネルにはブラケット係止用の傾斜
部など特別な成形加工部を設けることなく、確実に上記
ブラケット10を(つまりルーフキャリア6を)車体ルー
フ2に取り付けることができるのである。
尚、キャリアブラケットの前後方向の位置決め及び脱
落防止用のストッパ部を、ルーフパネル側に設けること
ができる。すなわち、第4図に示すように、ルーフパネ
ル23の側端部において、レインレール21に接合される底
面部23aに上方へ突出する突起部23bを設け、この突起部
23bでキャリアブラケット20のフック部20cを当て止める
ようにすればよい。
また、上記実施例は、モール部材13を係止部材12に溶
接接合し、この係止部材12をレインレール11に接着固定
したものであったが、第5図に示すように、係止部材32
をレインレール31のレール部31aに直接に溶接接合する
ことができる。この場合、上記接合部ではルーフパネル
33の側端の底面部33bと合わせて三枚重ねで接合される
ことになり、また、キャリアブラケット30は、上記実施
例の場合と同様に、連結部材39が車体内方側へ引っ張ら
れることにより、車体ルーフに対して係止される。尚、
この場合、モール部材35は、例えばネジ部材36を用いて
ルーフレールアウタ34aに締結固定すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るキャリアブラケットの取
付構造を説明するためのもので第3図のA−A方向の断
面説明図、第2図は上記実施例に係る係止部材の斜視
図、第3図は上記実施例に係る自動車の全体斜視図、第
4図は本考案の他の実施例に係るルーフパネルの側端部
の斜視図、第5図は本考案の更に他の実施例に係るキャ
リアブラケットの取付部の断面説明図、第6図は従来例
に係るルーフキャリアのブラケット取付部の断面説明図
である。 1…自動車、2…車体ルーフ、6…ルーフキャリア、1
0,20,30…キャリアブラケット、10c,20c…フック部、1
1,21,31…レインレール、12,32…係止部材、12c…上部
プレート。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体ルーフの左右側端部において車体外方
    に張り出して設けられたルーフ側部材に、該ルーフ側部
    材よりも上方において車体内方に張り出す係止部を備え
    た係止部材が取り付けられ、ルーフキャリアを車体ルー
    フに取り付ける左右一対のブラケットの下端部には、車
    体外方に張り出すフック部が設けられており、該フック
    部を上記係止部に係合させるとともに、上記ブラケット
    の上部を車体内方に向かって付勢することにより、上記
    ブラケットが、その下端フック部の上方部位で車体ルー
    フの側端部の縦壁に当接して該車体ルーフの側端部に係
    止されていることを特徴とする車両のルーフキャリア取
    付構造。
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AU7078898A (en) * 1998-04-22 1999-11-08 Ochi International Kabushiki Kaisha Kaleidoscope

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JPS58102355U (ja) * 1982-01-06 1983-07-12 株式会社カ−メイト 自動車用キヤリヤ
DE3533749A1 (de) * 1985-09-21 1987-04-16 Ford Werke Ag Dachgepaecktraegerbefestigung an kraftfahrzeugkarosserien

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