JP2511547B2 - 光情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

光情報記録媒体の製造方法

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JP2511547B2
JP2511547B2 JP1340029A JP34002989A JP2511547B2 JP 2511547 B2 JP2511547 B2 JP 2511547B2 JP 1340029 A JP1340029 A JP 1340029A JP 34002989 A JP34002989 A JP 34002989A JP 2511547 B2 JP2511547 B2 JP 2511547B2
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恵一 香川
勇治 池田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光情報記録媒体の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来より、光情報記録媒体として、円板形状のいわゆ
る光ディスク、角板形状のいわゆる光カードなど、様々
なものが提案されている。中でも、特願昭63−191714号
で提案された光情報記録媒体は、透光性基板上に光吸収
層、光反射層、保護層などを順次形成したもので、光吸
収層の膜厚とその光学的特性、再生に用いるレーザ光の
波長をある一定の範囲に設定することにより、一般的に
広く用いられている商標「コンパクト・ディスク」で表
示される光ディスクと同様の取扱いができ、しかも情報
を後からユーザーが記録できるという特徴を持ってい
る。
このような光情報記録媒体における光吸収層を構成す
る材料としては、例えば特願昭63−214470号で提案され
ているシアニン色素のような色素類が用いられる。
このような光情報記録媒体の製造は、例えば次のよう
な方法で行なわれる。
ア)透光性基板を射出成型により成型する。
イ)光吸収層を構成する材料を溶剤に溶解し、その溶液
を透光性基板上にスピンコート法により塗布した後、溶
剤を蒸発させて光吸収層を形成する。
ウ)光吸収層の上に、光反射層を真空蒸着またはスパッ
タリングで形成する。
エ)光吸収層の上に、紫外線硬化樹脂をスピンコート法
で塗布し、これを紫外線の照射により硬化させて保護層
を形成する。
オ)レーベルを印刷し、完成する。
光情報記録媒体に用いられる色素には、情報の記録時
にレーザ光を吸収しやすいように有色の色素が用いられ
ている。
一方、あらかじめ情報をスタンパにより、穴或は凹凸
等のの「ピット」などの形で基板に記録しておき、その
情報を読み出すだけのいわゆるROM(Read only Memol
y)型光情報記録媒体がすでに広く使われている。この
代表的な例として、前に述べた商標「コンパクト・ディ
スク」で表示される方式の光ディスクがある。
前記方式の光ディスクでは、再生光の入射面に手が触
れても信号が正しく再生されるような工夫が施してあ
る。前記光ディスクを手で保持する最も望ましい方法
は、ディスクの対向する周面を親指とその他の指で挟持
する方法であるとされている。さらに第6図で示すよう
に、光情報記録媒体1のクランプ孔3と周面2を親指と
その他の指で挟持する方法もこれに準じて望ましい保持
方法であろう。これに対し、光情報記録媒体1の再生光
の入射面に指が触れるように保持する方法は、必ずしも
望ましい保持方法とはいえないが、既に述べたように、
前記形式の光ディスクでは、再生光の入射面に手が触れ
ても信号が正しく再生されるような工夫が施してあるた
め、実用上殆ど問題にならない。
[発明が解決しようとする課題] 既に述べたように、前述した記録可能な光情報記録媒
体では、前記ROM型光情報記録媒体には無い光吸収層が
透光性基板の上に形成される。この際、光吸収層を形成
する色素類をスピンコートする時に、溶液が透光性基板
の端面にたれて、そのまま溶剤が蒸発し、基板の外周端
面に光吸収層を構成する材料、つまり色素類が残る。
このため、前述したような方法で光情報記録媒体を保
持しようとして、その周面に指を触れると、手に付いた
汗が光情報記録媒体の周面に付着した色素類を溶解させ
る。そのため、 a)有色の溶解成分が手に付着し、手が汚れる。
b)その汚れた手で誤って記録再生光入射面を触ってし
まうと、記録時に誤信号が記録されてしまう虞がある。
c)衣服等に有色の溶解成分が付着し、汚してしまう。
d)光情報記録媒体の周面に残った色素類は、外観を損
なわせるが、端面を指で触ると、そこに指紋が残り、さ
らに外観が悪くなる。
本発明は、以上の問題を解決し、色素類が付着してい
ない光情報記録媒体を製造する方法を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明において採用された
手段の要旨は、透光性基板上に色素を塗布する工程と、
色素層の上に保護層を形成する工程とを有する光情報記
録媒体の製造方法において、円板状の透光性基板上に色
素を塗布する工程と保護層を形成する工程とを経た後、
得られた前記光情報記録媒体の周面を切削することによ
り、光情報記録媒体の周面に付着した色素を除去するこ
とを特徴とする光情報記録媒体の製造方法である。
[作用] 本発明による光情報記録媒体の製造方法によれば、前
記光情報記録媒体の周面を切削することにより、色素を
塗布する工程で光情報記録媒体の周面に付着した色素
を、切り屑と共に除去することができる。これにより、
透光性基板上に色素を塗布する工程において、光情報記
録媒体の周面に粘着性を有する色素類が付着しても、周
面に色素類が付着していない光情報記録媒体が得られ
る。
[実施例] 次に、図面を参照しながら、本発明の実施例について
詳細に説明する。
既に述べたように、本発明による光情報記録媒体の一
般的な製造方法は次の通りである。まず、透光性基板の
上に溶剤で溶解された色素類が塗布され、光吸収層が形
成される。続いてこの上に光反射層が形成され、さらに
紫外線硬化性樹脂が塗布され、これが紫外線硬化されて
保護層が形成される。
本発明では、このような工程を経て得られた光情報記
録媒体9の周面を切削するものであり、この方法を装置
の概要と共に第1図により説明する。すなわち、円板状
光情報記録媒体9は、ターンテーブル1の上に載せら
れ、クランプ3により回転自在に挟持される。すなわ
ち、クランプ3はベアリング4に取り付けられると共
に、ベアリング4はリンク機構を介してアクチュエータ
2に連結され、同アクチュエータ2の動作により、前記
ターンテーブル1に載せられた円板状の光情報記録媒体
9のクランプ孔9bの周辺部分を挟持する。ターンテーブ
ル1はスピンドルモータ11を備え、これによりターンテ
ーブル1が回転される。ターンテーブル1の脇に切削工
具7が配置され、この刃先が送り機構12によりターンテ
ーブル1の径方向に送られる。さらに、切削工具7の刃
先に近接して、排塵ダクト10の吸気口が開口しており、
この排塵ダクト10には集塵機8が接続されている。
この装置により、本発明を実施する手順は次の通りで
ある。まず、周面9aを切削しようとする光情報記録媒体
9をターンテーブル1の上に載せ、さらにクランプ3で
挟持し、スピンドルモータ11によりターンテーブル1と
共に光情報記録媒体9を回転させる。この状態で、工具
7の刃先が光情報記録媒体9の周面9aに当り、同周面9a
の切削が開始される。送り機構12により、切削工具7の
刃先が所定の位置まで送られ、光情報記録媒体9の周面
9aが定められた径になるよう切削される。これにより、
光情報記録媒体9の周面9aに付着した色素類が切り屑と
共に除去される。この切り屑は、排塵ダクト10を介して
吸引され、集塵機8により集塵される。その後、切削工
具7が後退すると共に、スピンドルモータ11が停止し、
ターンテーブル1の回転が停止される。その後、クラン
プ3が上昇し、光情報記録媒体9がターンテーブル1か
ら取り出され、次工程に送られる。
第2図は、前記装置において、光情報記録媒体9のク
ランプ構造の例を示している。すなわち、ターンテーブ
ル1の中央には、バネ6bによってセンタリング用の突起
6が取り付けられると共に、これを囲むようにOリング
6aが配置されている。光情報記録媒体9をこのターンテ
ーブル1の上に載せたとき、同光情報記録媒体9のクラ
ンプ孔9bに前記突起6が嵌合されてセンタリングされる
と共に、下面のクランプ孔9bの周囲にOリング6aが当た
って光情報記録媒体9が下から保持される。さらに、こ
の状態で上からクランプ3が下降し、その先端面に取り
付けられたOリング3aが光情報記録媒体9の上面のクラ
ンプ孔9bの周囲に当り、同光情報記録媒体を挟持する。
この状態でスピンドルモータ11(第1図参照)を駆動さ
せ、スピンドル13を回転させることにより、ターンテー
ブル1及びクランプ3と共に光情報記録媒体が回転され
る。
第4図に光情報記録媒体9の他のクランプ手段の例が
示されている。すなわち、同図(a)では、光情報記録
媒体9のクランプ孔9bの周囲を一対のクランパ41、41で
両側から挟む形式のものであり、同図(b)は、クラン
プ孔9bの中にクランパ42が挿入されて、これがクランプ
孔9bの内周面に押し当って保持する形式のものである。
これら第2図と第4図に示された形式の他、これら双方
のクランプ形式を組み合わせたものを用いることもでき
る。
第3図で示す実施例は、光情報記録媒体9の周面を切
削工具で切削するのではなく、研削砥石、つまり円板形
の回転するグラインダ31を用い、これに光情報記録媒体
9の周面9aを当てて、同周面9aを研削するものである。
この場合、光情報記録媒体9が回転されながら研削され
ることは第1図の場合と同じであるが、光情報記録媒体
9の中心を支持せずに、その周面をグラインダ31の周面
に接触させながら回転させるいわゆる心無し研削法も適
用できる。
さらに、第5図で示した実施例は、機械的な刃物や砥
石を用いずに、レーザビームを用いて、光情報記録媒体
9の周面9aをレーザカットする方法である。また、同図
に示した装置では、光情報記録媒体9は、固定台54の上
に載せられたままで回転されず、レーザビームを発射す
るレーザカッタ53が光情報記録媒体9の周面9aに沿って
回転する。すなわち、スピンドルモータ55で回転される
スピンドル51にアーム52が取り付けられ、その先端にレ
ーザカッタ53が取り付けられている。そして、前記スピ
ンドルモータ55の駆動により、前記レーザカッタ53が回
転しながら、固定台54の上に載せられた光情報記録媒体
9の周面を切削する。
本発明による方法では、前記のようにして光情報記録
媒体9の周面を切削する工具の刃先形状や砥石の研削面
の形状を選択することにより、光情報記録媒体9の周面
の断面形状を任意な形状にすることができる。最も一般
的なのは、曲率半径R=1.5mm程度の丸みを帯びさせた
ものである。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明による光情報記録媒体の製
造方法は、外周端面に色素類のない光情報記録媒体を製
造できる。この光情報記録媒体は、手などの汗などが、
端面に付着した色素類を溶解させて、有色の溶解成分が
手に付着し、手が汚れ、さらに衣服等を汚すことがな
い。そして、その汚れた手で誤って記録再生光入射面を
触れたことによる誤記録が起こらない。これにより、商
標「コンパクト・ディスク」で表示される形式の光ディ
スクを取り扱うのに望ましいとされている方法に準じて
取り扱うことができる。
さらに、周面に付着物が無く、指で触れても指紋が残
らないなど、外観上も好ましい光情報記録媒体が製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するための装置の概要を示す斜
視図、第2図は、同装置のクランプ構造の例を示す要部
断面図、第3図は、本発明を実施するための他の装置の
概要を示す要部平面図、第4図(a)、(b)は、前記
装置のクランプ構造の他の例を示す要部断面図、第5図
は、本発明を実施するための他の装置の概要を示す斜視
図、第6図は、円板状の光情報記録媒体を手で保持した
状態の例を示す図面である。 7……切削工具、9……光情報記録媒体、9a……光情報
記録媒体の周面、31……グラインダ、53……レーザカッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−131524(JP,A) 特開 昭64−53788(JP,A) 特開 昭63−153745(JP,A) 特開 昭63−167445(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状の透光性基板上に色素を塗布する工
    程と、色素層の上に保護層を形成する工程とを有する光
    情報記録媒体の製造方法において、色素を塗布する工程
    と保護層を形成する工程とを経た後、得られた前記光情
    報記録媒体の周面を切削することにより、光情報記録媒
    体の周面に付着した色素を除去することを特徴とする光
    情報記録媒体の製造方法
JP1340029A 1989-12-30 1989-12-30 光情報記録媒体の製造方法 Expired - Lifetime JP2511547B2 (ja)

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