JP2511245Y2 - 大型ダンプトラックの駆動系の冷却装置 - Google Patents

大型ダンプトラックの駆動系の冷却装置

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JP2511245Y2
JP2511245Y2 JP3185390U JP3185390U JP2511245Y2 JP 2511245 Y2 JP2511245 Y2 JP 2511245Y2 JP 3185390 U JP3185390 U JP 3185390U JP 3185390 U JP3185390 U JP 3185390U JP 2511245 Y2 JP2511245 Y2 JP 2511245Y2
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dump truck
air
cooling
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気駆動方式の建設機械用大型ダンプトラ
ックにおける駆動系の冷却装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、鉱山、採石場等で使用される建設機械用大型ダ
ンプトラックにおいては、メンテナンスコストを低減さ
せることができることから、電気駆動方式を採用してい
るものがある。
この電気駆動方式は、ディーゼルエンジンで発電機を
駆動し、発電した電力によりモータを駆動させ、モータ
で車輪を駆動させるものである。電気駆動方式による車
両においては、駆動系を冷却する為の装置が備えられて
いるが、これらの車両は砂等の粉塵の舞う中で使用する
為、その冷却装置の吸気部は、粉塵の吸込みの少ない車
両前方の上部に空気取入口を前方に向け設けられ、内部
にはエアークリーナが設けられる。吸気部より吸入した
空気は当該発電機が発電した電気で駆動されるブロアに
よって駆動系へ送風され、これらの駆動系が冷却される
ようなっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のような従来の電気駆動方式の大型ダンプトラッ
クにおいては、雨天の走行時に雨水が砂等の粉塵の除去
を行うエアークリーナ内へ空気取入口より入り込み、エ
アークリーナの処理効率を低下させるとともに、劣化を
生じさせる。また、雨水の一部がエアークリーナを通り
抜け冷却装置内部へ入り電気駆動系まで至り、これらの
駆動系の電気的絶縁性を低下させ、破損を生じさせる。
本考案はこれらの問題を解消することを、その課題と
している。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は、前記の問題を解消する為、冷却装置の吸気
部において、その空気取入口に雨水の侵入を防ぐカバー
を設ける。このカバーは、側面両側と後側が開放した直
立長方体をなし側面両側の開放部周囲に四周フランジを
立設した構成を特徴としている。これにより、冷却装置
内への雨水の侵入を最小限に減らすことができる。
〔実施例〕
本考案の冷却装置を備えた電気駆動方式の建設機械用
大型ダンプトラックについて、第4図、第5図、第6図
を用いて説明を行う。
前記大型ダンプトラックの車体は2本のメインフレー
ム17を有し、メインフレーム17の前側には、その両側に
前輪21、中央部にエンジン13と発電機14、上部にフロン
トフレーム18と水平板19、その上部に運転室20と駆動制
御装置15とがそれぞれ設けられており、また、メインフ
レーム17の後側には、その両側に後輪22と駆動用モータ
16、その上部にベッセル23が設けられている。
駆動系については、エンジン13の出力を発電機14に伝
え、発電機14を駆動させ、発電機14からの電力を左右の
後輪22それぞれに備えられた駆動用モータ16に伝えて後
輪22を駆動させる。
このような大型ダンプトラックにおいては駆動系が高
温となることから、これらを冷却する為の装置が設けら
れている。この冷却装置は吸入された空気をブロア12で
駆動系のおのおのの装置へ送風し、冷却を行う空冷方式
の冷却装置からなる。この冷却装置を更に詳細に説明す
ると、従来例のものでは吸気部2はメインフレーム17の
前側上部の水平板19に空気取入口を前方へ向け取付けら
れ砂等の粉塵の吸込みを少なくする為に、内部にエアー
クリーナ5が配置されている。この吸気部2の下流に管
路11が接続され、管路11には発電機14によって駆動され
るブロア12が配置されており、このブロア12によって吸
入された空気が送風される。ブロア12より下流では管路
11は2分割され、一方の管路11は発電機14の側面へ至
り、そこでその先端が開口されている。また、他方の管
路11は、ブロア12より水平板19上部の駆動制御装置15内
へ至りこれを冷却し、更に2本のメインフレーム17の間
を通って後方へ至り、後方において左右に分かれ左右そ
れぞれの後輪22内に備えられた駆動用モータ16へ至り冷
却し、その後、後輪22のホイール内にある排出口に至っ
ている。このような構造により発電機14、駆動制御装置
15、駆動用モータ16は空冷されることとなる。
ここで本考案は、第1図に示すように雨水の冷却装置
内への吸入を防ぐ為、この冷却装置の吸気部2において
空気取入口に特殊な構造のカバー1を備えた点を特徴と
する。このカバー1について第2図、第3図を用いて説
明する。
カバー1は基本的には側面両側と後側が開放した直立
長方体をなしている。側面両側の開放部はカバー内への
空気取入口であり、後側の開放部は冷却装置の吸気部2
に直結され、カバー内に取入れられた空気を吸気部2へ
送るようになっている。この直立長方体内には後側ある
いは前側からみると断面が十字形である整流板4が前側
から後側まで至っている。一方、側面両側の開放部に
は、その四周に雨水の侵入を防ぐ為に四周フランジ3が
立ち上がっている。
このような構造によって側面両側より吸入された空気
は、整流板4で、それぞれ2等分され後側より整流され
た空気が吸気部2内へ流れることで冷却装置内への空気
の供給が効率良く行われるとともに、雨天時においてカ
バー1に当った雨水は四周フランジ3により下方へ流れ
ることで吸気部2及び冷却装置内への雨水の侵入を最小
限に減らすことができる。
〔考案の効果〕
本考案は、電気駆動方式の大型ダンプトラックにおけ
る駆動系の冷却装置において、冷却空気取入口に、側面
両側と後側とが開放した直立長方体の後側を接続するよ
うにし、かつ、この直立長方体の側面両側の開放部周囲
には四周フランジを立設したことから、冷却装置内への
雨水の侵入を最小限に減らすことができ、エアークリー
ナの処理効率の低下と劣化とを防止するとともに、電気
駆動系に電気的絶縁性の低下を防止し、これらの装置の
破損を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷却装置の吸気部に本考案のカバーが取り付け
られた大型ダンプトラックの概略斜視図、第2図は本考
案による冷却装置の吸気部のカバーの側面図、第3図は
同正面図、第4図は本考案のカバーが取り付けられた冷
却装置及び大型ダンプトラックの側面図、第5図は同正
面図、第6図は同上面図である。 図中の番号1はカバー、2は吸気部、3は四周フラン
ジ、4は整流板、5はエアークリーナ、11は管路、12は
ブロア、13はエンジン、14は発電機、15は駆動制御装
置、16は駆動用モータ、17はメインフレーム、18はフロ
ントフレーム、19は水平板、20は運転室、21は前輪、22
は後輪、23はベッセルである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気駆動方式の大型ダンプトラックの駆動
    系を空気取入口からエアークリーナ、管路を経由して案
    内された空気で冷却する冷却装置において、側面両側と
    後側が開放した直立長方体をなしていて、側面両側の開
    放部周囲に四周フランジを立設したカバーの後側部を、
    前記の空気取入口に取りつけたことを特徴とする大型ダ
    ンプトラックの駆動系の冷却装置。
JP3185390U 1990-03-29 1990-03-29 大型ダンプトラックの駆動系の冷却装置 Expired - Lifetime JP2511245Y2 (ja)

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JPH03122919U JPH03122919U (ja) 1991-12-13
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