JP2511069B2 - 車両用ヘッドランプの点灯制御装置 - Google Patents

車両用ヘッドランプの点灯制御装置

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JP2511069B2
JP2511069B2 JP62251859A JP25185987A JP2511069B2 JP 2511069 B2 JP2511069 B2 JP 2511069B2 JP 62251859 A JP62251859 A JP 62251859A JP 25185987 A JP25185987 A JP 25185987A JP 2511069 B2 JP2511069 B2 JP 2511069B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、左右一対のヘッドランプを直列接続して減
光点灯可能とした車両用ヘッドランプの点灯制御装置に
関する。
B.従来の技術 従来から、例えば実開昭59-118648号公報などに示す
ように、左右のヘッドランプフィラメントを直列接続
(直列点灯回路が形成される)し、ヘッドランプを減光
点灯可能とした車両用点灯制御装置が知られている。ま
た、特開昭57-74232号公報に示すように、ヘッドランプ
を格納位置と露出位置との間で回動可能(リトラクタブ
ル式と呼ぶ)にし、露出位置まで左右それぞれのヘッド
ランプが完全に回動したときに点灯するようにしたリト
ラクタブルヘッドランプ装置も知られている。
C.発明が解決しようとする問題点 ところで、リトラクタブルヘッドランプ装置にあって
は、造形上(設計上)、ヘッドランプの回動軸が車両の
前後方向と直交しないような配置をとることがある。こ
の場合、ヘッドランプの光軸は、露出位置で車両前後方
向と略一致した向きとなるように調整されるから、格納
位置から露出位置への回動途中ではヘッドランプの光軸
が車両側方に向く。そこで、上述した如き減光点灯可能
なヘッドランプをこのように回動軸が傾斜したリトラク
タブル式にする場合、一方のヘッドランプが露出位置ま
で回動したときに上述した直列点灯回路を形成するよう
に構成すると、他方のヘッドランプが格納位置と露出位
置との間でロックした場合、このヘッドランプの光軸が
車両側方を向き対向車を眩惑するおそれがある。
本発明の目的は、前述した眩惑光が発せられないよう
にした車両用ヘッドランプの点灯制御装置を提供するこ
とにある。
D.問題点を解決するための手段 本発明は第1図のクレーム対応図に示すとおり、それ
ぞれ電源BTと接続可能であって、格納位置と露出位置を
とる一対のヘッドランプLH,RHと、両ヘッドランプLH,RH
を電源BTに対して直列に接続して給電する直列点灯回路
201、および並列に接続してそれぞれに給電する並列点
灯回路202のうちいずれかを択一的に指令するととも
に、格納位置および露出位置のうちいずれかを択一的に
指令するライトスイッチ手段1と、電源BTと接続され、
直列点灯回路201が指令されてかつヘッドランプLH,RHが
共に露出位置にあるときにのみ直列点灯回路201を形成
するようにする点灯制御手段300とを具備する。
E.作用 ライトスイッチ手段1により、露出位置への回動指令
と共に一対のヘッドランプLH,RHを直列に接続して減光
点灯するように指令すると、両ヘッドランプLH,RHが露
出位置まで動作するのに応答して点灯制御手段300によ
り直列点灯回路201が形成され、電源BTがこの点灯制御
手段300を介して直列接続された両ヘッドランプLH,RHに
給電される。これによりヘッドランプが減光点灯する。
いずれか一方のヘッドランプが格納位置から露出位置へ
の途中でロックする場合、点灯制御回路300は、ライト
スイッチ手段1から直列点灯回路201の形成が指令され
ても直列点灯回路201を形成しないようにする。この結
果、片方のヘッドランプがロックすると減光点灯せず、
対向車への眩惑光の照射が防止される。
F.実施例 第2図〜第5図に基づいて本発明の一実施例について
説明する。
(I)実施例の構成 コンビネーションスイッチ1は、オフ位置(OFF),
スモール点灯位置(I),メイン点灯位置(II)の3位
置に操作され、かつ各位置において、A,B,Cの3位置に
操作される。A位置がハイビーム、B位置がロービー
ム、C位置がパッシングに供される。
コンビネーションスイッチ1の端子No.1,4,7には、ヒ
ューズF3,F2,F1を介して、また端子No.9,11にはヒュー
ズF4を介してそれぞれバッテリBTから給電されている。
端子No.2,5はそれぞれヘッドランプRH,LHのメインフィ
ラメントML,MRに接続されている。端子No.3は点灯制御
回路2の端子に接続され、端子No.6は点灯制御回路2
の端子とヘッドランプRHのディマーフィラメントDRに
接続される。端子No.7はマニュアルスイッチ63に接続さ
れている。端子No.8は点灯制御回路2の端子とモータ
制御回路4の端子に接続されるとともにテール系負荷
に接続される。端子No.10は、点灯制御回路2の端子
と、モータ制御回路4の端子と、ダイオードD11を介
してアップリレー61のコイル61cに接続されている。端
子No.12はダウンリレー62のコイル62cに接続されてい
る。
点灯制御回路2は、コンビネーションスイッチ1がス
モール点灯位置(I)にありかつロービーム位置(B)
にあるときに、ヘッドランプLH,RHの各ディマーフィラ
メントDL,DRを直列接続して減光点灯可能とするととも
に、ヘッドランプ用ヒューズF2,F3が切れたときに、両
ヘッドランプを直列接続しないようにするものであり、
リレー21,22、スイッチングトランジスタ23〜26等を有
する。
ヘッドランプ駆動回路3は、左右のヘッドランプLH,R
Hを格納位置と露出位置との間で回動するものであり、
左ヘッドランプ駆動用のモータ31L,右ヘッドランプ駆動
用のモータ31Rを有する。また、第4図に詳細に示すと
おり、モータ31L,31Rに連動して回動するモータ接点板3
2L,32Rと、各モータ接点板32L,32Rと共に各種スイッチ
を形成する固定接点33a,33b,33c,33dと、モータへの給
電を制御するリレー34L,34Rとを有する。モータ接点板3
2L,32RはヘッドランプLH,RHが露出位置にあると第4図
(a)のような回転位置をとり、接点33aと33dとが導
通、接点33bがアース接地、接点33cが開放される。一
方、格納位置にあると第4図(b)のように(a)の位
置から180度だけ回転して、接点33aがアース接地、接点
33bと33cとが導通、接点33dが開放される。
第2図において、4はヘッドランプLH,RHの上昇動作
(格納位置→露出位置)、下降動作(露出位置→格納位
置)の制御切換えを行なうモータ制御回路で、トランジ
スタT1〜T4、コンデンサC1〜C4、抵抗R1〜R15、および
ダイオードD1〜D6、ツェナーダイオードZD1〜ZD4からな
る。特に、抵抗R1,R6とコンデンサC1,C2およびトランジ
スタT2はヘッドランプLH,RHの下降動作を遅延させる遅
延回路を構成する主要素子であり、トランジスタT4はそ
の遅延回路の動作を禁止する主要素子として機能する。
このトランジスタT4への給電は、ヘッドランプ装置の給
電ラインから独立したテールランプ系の給電ラインから
行なう。
また、リトラクタブルリレー51,52は、減光点灯のた
めに左右のディマーフィラメントDL,DRを直列接続する
回路中に挿入されたリレーであり、モータ接点板32L,32
Rの回転位置に依存して、各コイル51c,52cが励磁,消磁
され、常閉のリレー接点51s,52sがオン・オフする。
更に、アップリレー61は、モータ31L,31Rのアップ駆
動給電回路を形成するもの、ダウンリレー62は、モータ
31L,31Rのダウン駆動給電回路を形成するもの、マニュ
アルスイッチ63は、手動操作にてヘッドランプLH,RHを
格納し露出するためのものである。
点灯制御回路2の詳細を第3図に基づいて説明する。
リレー21,22のリレーコイル21a,22aの一端はそれぞれ
イグニッションスイッチ71に接続され、他端はそれぞれ
トランジスタ23およびダイオードD23を介して接地され
ている。リレー21のトランスファー接点21bの端子a,bは
それぞれ点灯制御回路2の端子,と接続される。ま
た、端子bは抵抗R26を介してトランジスタ25,26のエミ
ッタとトランジスタ23のベースに接続されている。トラ
ンスファー接点21bの端子cは接続端子に、トランス
ファー接点22bの端子cは接続端子に、端子aは接続
端子に、端子bは接続端子に接続されている。ま
た、接続端子には、抵抗R27,R28を介してトランジス
タ26のベースが接続され、このトランジスタ26のコレク
タは接地される。一方、トランジスタ24のエミッタおよ
びトランジスタ25のコレクタはそれぞれ接地されてい
る。したがって、トランジスタ24,25,26がオンするとト
ランジスタ23のベース電位が接地され、トランジスタ23
がオフするようになっている。
(II)実施例の構成と発明の構成との対比 コンビネーションスイッチ1がライトスイッチ手段1
を、点灯制御回路2と、リトラクタブルリレー51,52と
により点灯制御手段300を構成する。
(III)実施例の動作 (1)スモール点灯 イグニッションスイッチオン時(第5図(a))にコ
ンビネーションスイッチ1をオフ位置(OFF)からスモ
ール点灯位置(I)でかつロービーム位置(B)に切り
換えると(第5図(b))、コンビネーションスイッチ
1の端子No.8,接続端子を介してトランジスタ25のベ
ースにバッテリBTが接続されトランジスタ25がオフし、
また他のトランジスタ24,26もオフしている。このた
め、ヒューズF2,接続端子を介してベースにバッテリB
Tが接続されたトランジスタ23がオンするから、コイル2
1a,22aが励磁され、トランスファー接点21b,22bの端子
bとcとが接続される。これにより、バッテリBT→ヒュ
ーズF2→接続端子→トランスファー接点21bの端子b,c
→接続端子→アップリレーコイル61cのアップリレー
給電ラインが形成され、アップリレースイッチ61Sを介
してモータ駆動回路3の固定接点33cにバッテリBTが接
続される。今、ヘッドランプLH,RHが格納位置にあれば
接点板32L,32Rが第4図(b)の状態にあるから、固定
接点33bと33cとが導通しモータリレー34L,34Rのコイル3
4cが励磁され、モータリレー34L,34Rのリレースイッチ3
4Sを介してモータ31L,31Rに給電される(第5図
(c))。これによりモータ31L,31Rが回転しヘッドラ
ンプLH,RHが露出位置に向けて回動する(第5図
(d))。
一方、リトラクタブルリレーコイル51c,52cにも電流
が流れるからリトラクタブルリレースイッチ51S,52Sが
オフする。ヘッドランプLH,RHが共に露出位置まで回動
すると、接続板32L,32Rが第4図(a)に示すようにな
り、固定接点33bと33cとが開放されてモータ31L,31Rへ
の給電が断たれる。このとき、リトラクタブルリレーコ
イル51c,52cが消磁されリトラクタブルリレースイッチ5
1S,52Sがオンする。したがって、バッテリBT→ヒューズ
F2→接続端子→トランスファー接点21bの端子b,c→接
続端子→左ディマーフィラメントDL→リトラクタブル
リレースイッチ51S→接続端子→トランスファー接点2
2bの端子c,b→接続端子→右ヘッドランプRHのディマ
ーフィラメントDR→リトラクタブルリレースイッチ52S
→アースという直列点灯回路(第1図で201で示す)が
形成され、両ヘッドランプLH,RHが直列に接続されて減
光点灯する(第5図(e))。なお、不図示のスモール
ランプは、ヘッドランプがいかなる位置にあっても、コ
ンビネーションスイッチ1をスモール点灯位置(I)に
すると第5図(f)のとおり点灯する。
ここで、一方のヘッドランプが露出位置まで回動せず
ロックしている場合には、そのリトラクタブルリレース
イッチ51Sまたは52Sがオフしており、上記直列点灯回路
が形成されない。この結果、ロックしたヘッドランプが
対向車へ眩惑光を発することがない。
また、もしヒューズF2が切れていると、トランジスタ
23のベースがローレベルであり、リレー21,22が作動せ
ず、各トランスファー接点21b,22bの端子aとcとが接
続されてヘットランプLH,RHは直列に接続されない。換
言すると直列点灯回路が形成されない。また、ヒューズ
F3が切れていると、トランジスタ26のベースがローレベ
ルとなり、トランジスタ26がオンしてトランジスタ23の
ベースが接地されトランジスタ23がオフする。このた
め、上述と同様、直列点灯回路が形成されない。
この状態でコンビネーションスイッチ1をC位置(パ
ッシング)に切り換えると、端子No.2と左ヘッドランプ
LHのメインフィラメントMLが接続されるとともに、端子
No.5と右ヘッドランプRHのメインフィラメントMRが接続
される。この結果、右ヘッドランプRHについては、バッ
テリBT→ヒューズF2→コンビネーションスイッチ1の端
子No.4,5→ヘッドランプRHのメインフィラメントMR→リ
トラクタブルリレースイッチ52S→アースというパッシ
ング点灯回路が形成される。また、左ヘッドランプLHに
ついては、バッテリBT→ヒューズF3→コンビネーション
スイッチ1の端子No.1,2→ヘッドランプLHのメインフィ
ラメントML→リトラクタブルリレースイッチ51S→接続
端子→トランスファー接点22bの端子c,b→接続端子
→右ヘッドランプRHのディマーフィラメントDR→リトラ
クタブルリレースイッチ52S→アースというパッシング
点灯回路が形成されパッシング点灯が可能となる。
なお、コンビネーションスイッチ1をA位置に切り換
えても減光点灯のままである。
(2)メイン点灯 ヘッドランプLH,RHが露出位置にある状態で、コンビ
ネーションスイッチ1をメイン点灯位置(II)でかつロ
ービーム位置(B)に切り換えると(第5図(b))、
コンビネーションスイッチ1の端子No.3,点灯制御回路
2の接続端子,ダイオードD21,抵抗R21を介してトラ
ンジスタ24のベースにバッテリが接続されトランジスタ
24がオンする。このため、トランジスタ23のベースがト
ランジスタ24を介して接地されトランジスタ23はオンさ
れない。この結果、リレー21,22は励磁されず、各トラ
ンスファー接点21b,22bの端子aとcとが接続される。
これにより、右ヘッドランプRHについては、バッテリBT
→ヒューズF2→コンビネーションスイッチ1の端子No.
4,6→ヘッドランプRHのディマーフィラメントDR→リト
ラクタブルリレースイッチ52S→アースという並列点灯
回路(第1図で202で示す)が形成される。また左ヘッ
ドランプLHについては、、バッテリBT→ヒューズF3→コ
ンビネーションスイッチ1の端子No.1,3→点灯制御回路
2の接続端子→トランスファー接点21bの端子a,c→接
続端子→ヘッドランプLHのディマーフィラメントDL→
リトラクタブルリレースイッチ51S→接続端子→トラ
ンスファー接点22bの端子c,a→接続端子→アースとい
う並列点灯回路(第1図で202で示す)が形成され、両
ヘッドランプLH,RHのディマーフィラメントDL,DRがそれ
ぞれ点灯する(第5図(e))。すなわち、メインロー
ビーム点灯となる。
コンビネーションスイッチ1をハイビーム位置(A)
に切り換えると、ヒューズF2,接続端子,抵抗R26を介
してトランジスタ23のベースにバッテリが接続され、か
つ他のトランジスタ24,25,26がオフしているからトラン
ジスタ23がオンする。この結果、リレー21,22が励磁さ
れ、各トランスファー接点21b,22bの端子bとcとが接
続される。これにより、右ヘッドランプRHについては、
バッテリBT→ヒューズF2→コンビネーションスイッチ1
の端子No.4,5→ヘッドランプRHのメインフィラメントMR
→リトラクタブルリレースイッチ52S→アースという並
列点灯回路が形成される。また、左ヘッドランプLHにつ
いては、バッテリBT→ヒューズF3→コンビネーションス
イッチ1の端子No.1,2→ヘッドランプLHのメインフィラ
メントML→リトラクタブルリレースイッチ51S→接続端
子→トランスファー接点22bの端子c,b→接続端子→
右ディマーフィラメントDR→リトラクタブルリレースイ
ッチ52S→アースという並列点灯回路が形成され、両ヘ
ッドランプのメインフィラメントML,MRがそれぞれ点灯
する。すなわち、メインハイビーム点灯となる。
ヘッドランプが露出されている際のパッシング時(C
位置切換時)もA位置切換時と同様である。
(3)モータ制御回路4の動作について (I)コンビネーションスイッチ1がオフ位置(OFF)
のときにパッシング操作をした場合(第5図(b)の符
号P): コンビネーションスイッチ1の端子No.5からモータ制
御回路4の接続端子を介してダイオードD1→接続端子
→アップリレーコイル61cと電流が流れるから、アッ
プリレースイッチ61Sが切換って固定接点33b,33cを介し
てモータリレーコイル34cが励磁されてモータリレース
イッチ34Sが切換り、駆動モータ31L,31Rに電源が供給さ
れる(第5図(c))。このとき固定接点33b,33cの導
通により接続端子,からダイオードD7とD8とを通
り、更に接続端子を介してアップリレーコイル61cに
電流が流れるので、ヘッドランプLH,RHが所定の露出位
置に達して固定接点33b,33cが第4図(a)の如く開放
されるまでアップリレー61の作動が保持される。従っ
て、パッシング操作が第5図(b)のPに示すようなワ
ンショットであっても、第5図(d)に示すようにヘッ
ドランプLH,RHは露出位置まで上昇する。
一方、このパッシング操作時には、モータ制御回路4
の接続端子からダイオードD3を通る電流によってコン
デンサC1がチャージされ、ダイオードD2を通る電流によ
ってコンデンサC2がチャージされ、ヘッドランプLH,RH
が露出位置に達したとき、すなわち固定接点33b,33cが
第4図(a)に示す状態で開放されたときからそれらの
放電が開始される。そして、コンデンサC2の放電が続い
ているときにはトランジスタT2がオンしつづけるので、
トランジスタT1がオフのままである。今、コンビネーシ
ョンスイッチ1がオフ位置にあるときは、その端子No.1
1,12を介してダウンリレーコイル62cにバッテリが接続
されている。しかし、上述したとおり、パッシング操作
継続中、および操作終了後の所定時間内はトランジスタ
T1がオフでありダウンリレー62は作動しない。すなわ
ち、この間、ヘッドランプLH,RHの下降動作は遅延する
ことになる。しかし、抵抗R7とコンデンサC2とで定まる
時定数よりも、抵抗R2,R3およびR11とコンデンサC1とで
定まる時定数の方を大きく設定しておけば、コンデンサ
C2の放電が終了してもコンデンサC1の放電が続く。その
ため、パッシング操作を止めた後にコンデンサC2の放電
が終了すると同時にトランジスタT2がオフすると、これ
に応答してトランジスタT1がオンしてダウンリレー62が
作動する。その結果、バッテリBT→アップリレースイッ
チ61S→ダウンリレースイッチ62S→固定接点33a,33d→
モータリレースイッチ34S→モータ31L,31Rのモータ給電
回路が形成され、ヘッドランプ駆動モータ31L,31Rが回
転してヘッドランプLH,RHは格納位置まで回動する。格
納位置までモータ31L,31Rが回転すると、接点板32L,32R
は第4図(b)に示すようになり、固定接点33a,33dが
開放されてモータ31L,31Rへの給電が断たれる。
すなわち、モータ制御回路4の作用により、ヘッドラ
ンプLH,RHが格納位置にあるときにパッシング操作がい
ったん行なわれると、ヘッドランプは必ず一回露出位置
まで回動する。そして、この露出位置でなおもパッシン
グ操作が継続されていると、先に説明したパッシング点
灯回路の形成によりメインフィラメントML,MRが点灯す
る。パッシング操作後、所定時間(第5図(b)にtdで
示す)が経過すると、第5図(b)に示すとおりヘッド
ランプは自動的に格納位置まで回動する。この結果、パ
ッシング操作を短時間に複数回操作しても、その度にヘ
ッドランプが露出したり格納したりせず、各機器の耐久
性の向上が図られる。
(II)コンビネーションスイッチ1をII位置→I位置→
OFF位置と切換えた場合: コンビネーションスイッチ1がメイン点灯位置(II)
にあるとき(II位置からI位置に切換えた状態でも同
じ)には、テールランプ系への給電ラインから(コンビ
ネーションスイッチ1の端子No.8から)モータ制御回路
4の接続端子、ダイオードD4を介してトランジスタT4
のベースに電源供給がなされるので、トランジスタT4が
オンし、遅延回路を構成するコンデンサC2はチャージさ
れない。また接続端子およびダイオードD6を介してコ
ンデンサC1はチャージされるが、テールランプ系の給電
ラインおよび端子、ダイオードD5を介してトランジス
タT2のベースに給電がなされるので、このトランジスタ
T2がオンし、このためトランジスタT1がオフである。こ
こでコンビネーションスイッチ1をOFF位置に切換える
と、ダイオードD4,D5を通る電流がなくなり、かつコン
デンサC2はチャージされていないので放電せずトランジ
スタT2は直ちにオンする。一方、ダイオードD3を通る電
流もなくなるが、コンデンサC1が抵抗R2,R3,R11,R4を介
して放電を開始するのでトランジスタT1が直ちにオン
し、ダウンリレー62が作動する。この結果、アップリレ
ースイッチ61S→ダウンリレースイッチ62S→固定接点33
a,33d→モータリレースイッチ34S→モータ31L,31Rのモ
ータ給電回路が形成され、駆動モータ31L,31Rが回転
し、ヘッドランプLH,RHはコンビネーションスイッチ1
をOFF位置に切換えると同時に下降動作を開始する。
すなわち、コンビネーションスイッチ1をメイン点灯
位置(II)またはスモール点灯位置(I)からオフ位置
(OFF)へ切換え操作したときには、トランジスタT4の
作用によりパッシング時の遅延動作が行なわれず、ヘッ
ドランプは露出位置から格納位置へ直ちに回動すること
になる。
なお、第6図(a)〜(f)にイグニッションスイッ
チオフ時の各部信号波形と動作を示す。
G.発明の効果 本発明によれば、コンビネーションスイッチ等のライ
トスイッチ手段で減光点灯を行うヘッドランプ直列点灯
回路を指令する際、左右ヘッドランプが共に露出位置ま
で完全に露出しない場合にはヘッドランプ直列点灯回路
が形成されないようにしたので、片側のヘッドランプが
格納位置から露出位置へ回動する途中でロックすると減
光点灯せず、対向車への減惑光の照射が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第6図は本発明に係る点灯制御装置の一実施例
を説明するもので、第2図はその全体回路図、第3図は
点灯制御回路の詳細回路図、第4図(a),(b)はモ
ータに連動する接点板の正面図であり、(a)が露出位
置、(b)が格納位置を示す。第5図(a)〜(f)お
よび第6図(a)〜(f)はイグニッションスイッチオ
ン,オフの各部信号波形図である。 1:コンビネーションスイッチ 2:点灯制御回路 3:ヘッドランプ駆動回路 4:モータ制御回路 21,22:リレー 21a,22a:リレーコイル 21b,22b:トランスファー接点 23〜26:スイッチングトランジスタ 31L,31R:モータ 32L,32R:接点板 33a〜33d:固定接点 34L,34R:モータリレー 51,52:リトラクタブルリレー 61:アップリレー 62:ダウンリレー 71:イグニッションスイッチ 201:直列点灯回路 202:並列点灯回路 300:ライトスイッチ手段 F1〜F4:ヒューズ LH,RH:ヘッドランプ DL,DR:ディマーフィラメント ML,MR:メインフィラメント BT:バッテリー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ電源と接続可能であって、格納位
    置と露出位置をとる一対のヘッドランプと、 両ヘッドランプを電源に対して直列に接続して給電する
    直列点灯回路、および並列に接続してそれぞれに給電す
    る並列点灯回路のうちいずれかを択一的に指令するとと
    もに、前記格納位置および露出位置のうちいずれかを択
    一的に指令するライトスイッチ手段と、 前記電源と接続され、前記直列点灯回路が指令されてか
    つ前記ヘッドランプが前記露出位置にあるときにのみ直
    列点灯回路を形成するようにする点灯制御手段とを具備
    したことを特徴とする車両用ヘッドランプの点灯制御装
    置。
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