JP2510821Y2 - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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JP2510821Y2 JP1990009497U JP949790U JP2510821Y2 JP 2510821 Y2 JP2510821 Y2 JP 2510821Y2 JP 1990009497 U JP1990009497 U JP 1990009497U JP 949790 U JP949790 U JP 949790U JP 2510821 Y2 JP2510821 Y2 JP 2510821Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 塗布体と櫛体とを塗布部として有する塗布具に関す
る。頭髪などの毛染具とか、カーペットなどのしみや汚
れの漂白具といったように、繊維体の着・染色、あるい
は脱色に使用されるものが好適な対象である。
(従来の技術) 上述した塗布具の一例としては、塗布体として平坦筆
穂状の刷毛を有し、また、この塗布体の側に、その先端
が塗布体先端よりも突出するように櫛体を配置したもの
がある。白髪染め具として市販もされているが、頭皮が
塗布体先端に当接して塗布液で汚れてしまうのを櫛体が
防止すると共に、この櫛体によって頭髪が櫛梳かれ、必
要部分を選択的に染色できるようにせんとしたものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 平坦筆穂状の塗布体は、塗布液をその先端部分に確実
に保持できるかどうかの点で問題がある。特に、筆毛の
1本1本が互いに独立のため、経時的な変形による塗布
液保持の低下がある。
これに対して考案者が着眼したのは、塗布体としてポ
リウレタンなどの連通多孔質弾性体を利用することであ
る。適宜の毛細管力を有するものを選択でき、また、先
端部分まで塗布液を確実に保持させることができるし、
一体性が高い上に弾力性があるので経時的な変形も少な
いという利点がある。
しかし、塗布体として連通多孔質弾性体を選択時した
場合、その固定が意外と難しい。即ち、実際に作製して
みると判明するが、櫛体との位置関係を好適に維持する
ことがなかなかできない。往々にして、頭髪などと当接
することによって塗布体が弾性変形し、この弾性変形時
に位置ずれを生じることによる。
そこで、本考案は、塗布先として好適な連通多孔質弾
性体を有効に活用する一手段を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、塗布体と櫛体とを塗布部として有する塗布
具であって、前記塗布体を連通多孔質弾性体よりなし、
これを2つ折りの形状になすと共に、その塗布体を弾性
変形可能な板状部材に被覆するよう、かつ、塗布体の折
り曲げ部が板状部材の前端部分に位置するよう固着し、
また、この板状部材を前記櫛体に一体的に配すると共
に、その櫛体を前記塗布体の一方の側に配してなる塗布
具、を要旨とする。
(実施例) 添付第1図に一例を示す。後端ノック式弁構造塗布具
とした一例である。即ち、前軸1は弁座部2を一体に有
し、この弁座部2に、コイルスプリングなどの弾撥部材
3により付勢された弁体4が当接しており、この弁体4
の後方にノック棒体5が配置してあり、このノック棒体
5は、前軸1に取付けられた塗布液室6内にあってその
後端を塗布液室6の後部内壁7近傍に位置しており、ま
た、塗布液室6の一部には自己弾性を可能とするジャバ
ラ部8が形成してあるとともに、塗布液室6の後端は、
前軸1を先端突出する後軸9の後端の一部切欠部10に露
出している。塗布液室6の、この露出した後端を押圧
し、ノック棒体5を介して弁体4を前進させ、塗布液を
吐出させる訳である。尚、ノック棒体5は塗布液室6に
設けた前部縮径部11と後部縮径部12(ともに適宜異形横
断面とされてもよい)によって横振れを規制されてお
り、弁体4の押圧は確実である。
この前軸1に、本例における櫛体13が突出状態に挿入
されている。櫛体13の後部14は塗布液吐出用の孔15を有
するとともに弾撥部材3の係止部となっている。また、
櫛体13の先部16は第2図にも示したように彎曲してお
り、この先部16に櫛梳用のスリット17が形成されてい
る。尚、先部16を彎曲させたのは、塗布をソフトにする
とともに塗布方向の安定性を高めんとしたことによる
が、勿論、第3図に示すように通常の櫛のようにストレ
ートなものであってもよい。
また、参照符号18が本例における板状部材である板状
部を示す。この板状部18は櫛体13と一体成形されたもの
であり、参照符号19で示す本例の塗布体を固着してお
り、以下に説明する。
櫛体13には薄肉部20が形成されている。この薄肉部20
は後部14と先部16との連結部となっているもので、第1
図の状態は変形を伴ったものとなっている。即ち、櫛体
13の成形時の形状を第4図、第5図に示すが、薄肉部20
のところで後部14と前部16とを折り曲げ(第6図、第7
図参照)、第1図のように前軸1に挿入したものであ
る。そして、板状部18は、この第4図などに示すよう
に、後部14から突出するように一体成形品として形成さ
れたものである。例えば金属製などの板状部材と櫛体と
を別々に準備しておき、圧入、接着といった適宜の固着
手段により両者一体化させることもできるが、合成樹脂
の射出成形品などを利用して本例のようにすると部品点
数が少なくなるし、また、板状部18に塗布体19を固着し
てから変形させることで塗布体19を容易に配置すること
もできる。ここで、塗布体19を板状部18に固着するにあ
たっては接着その他適宜手段によればよいが、好適と思
われる一例は溶着によることであり、例えば、第8図に
示すように、加熱体21を板状部18の両側から矢印の方向
に押し当てれば、容易に第9図のように固着できる。ま
た、このとき、溶着部22のところでは、塗布体19の連通
孔が押し潰され、インキ保持力の強い部分を形成するこ
ともできる。尚、勿論、超音波溶着技術を活用すること
もできる。また、第10図〜第12図に、形成する溶着部22
の幾つかの形状例を挙げた。
以上の説明以外にも種々なせる。例えば、板状部18の
後端部には、塗布液を塗布体19の前方に速やかに導出さ
せるためスリット23を形成したが、必ず要るものでもな
い。また、使用時の塗布方向にもよるが、板状部18の弾
力性を発揮できればと、図示のものでは塗布体19の前軸
1からの露出量を大きくしておいたが、乾燥防止などの
必要上、適宜露出量を抑制することもできる。また、適
宜弁構造のものとするのではなく、一般に中綿式筆記具
と言われている通常の使い捨て筆記具のように、塗布液
を吸蔵する部材を使用したものとすることもできる。万
年筆のような一般に生インキ式筆記具と言われているよ
うな構造にすることもできる。更に、塗布体に使用する
連通多孔質弾性体としては、ポリウレタン、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ABS樹脂、ナイロン、ポリ塩化ビニ
ルなど適宜材質のものを例えば45%、97%といったよう
に適宜の空間率にしたものを利用できるし、フェルト、
不織布など繊維収束物をエラストマー処理したもの、あ
るいは繊維を分散状態で含有するものなども利用でき
る。また、適宜部品を適宜複数部品化したり逆に一体品
化したりすることもできるし、その形状も適宜であり、
例えば、塗布体19の形状として、図示のものは平板状の
ものを二つ折するようにして板状部18に固着するものを
意識して示したが、板状部材を挿入する部分を予め有す
るような形状のものとしておいてもよく、また、板状部
18に対して溶着部22を有するものとするにあたり、片側
だけに溶着するようにすることもできる。板状部材の片
側のみに塗布体が存在するような場合だけでなく、二つ
折する塗布体19の場合などでもである。
(考案の効果) 本考案の塗布具は、塗布体と櫛体とを塗布部として有
する塗布具であって、前記塗布体を連通多孔質弾性体よ
りなり、これを2つ折りの形状になすと共に、その塗布
体を弾性変形可能な板状部材に被覆するよう、かつ、塗
布体の折り曲げ部が板状部材の前端部分に位置するよう
固着し、また、この板状部材を前記櫛体に一体的に配す
ると共に、その櫛体を前記塗布体の一方の側に配するこ
とにより、塗布体と櫛体との位置関係を確実にすること
ができるので、使用することによって生じる塗布体の弾
性変形による位置ずれを極力防止することができるもの
であり、また、使用する目的に応じて容易に塗布体の気
孔率を調節することができ、塗布体として好適な連通多
孔質弾性体を有効に活用することができ、更には、櫛体
側で梳かしながら塗布する方法と、櫛体が形成されてい
ない塗布体側で面塗布をする方法とをとることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示す縦断面図、第2図は第1図
の塗布部近傍の斜視図、第3図は変形の一例を示す第2
図相当斜視図、第4図は、第1図の櫛体の成形時の要部
斜視図、第5図は同じく要部断面図、第6図は第1図の
櫛体の変形後の要部側面図、第7図は同じく要部断面
図、第8図は、第1図の板状部と塗布体との固着手段例
を示す模式的断面図、第9図は第8図のものの固着後の
模式的断面図、第10図〜第12図は、それぞれ、溶着部の
形状例を示す側面図。 1……前軸、2……弁座部、3……弾撥部材、4……弁
体、5……ノック棒体、6……塗布液室、7……後部内
壁、8……ジャバラ部、9……後軸、10……一部切欠
部、11……前部縮径部、12……後部縮径部、13……櫛
体、14……後部、15……孔、16……先部、17……スリッ
ト、18……板状部、19……塗布体、20……薄肉部、21…
…加熱体、22……溶着部、23……スリット、24……キャ
ップ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布体と櫛体とを塗布部として有する塗布
    具であって、前記塗布体を連通多孔質弾性体よりなし、
    これを2つ折りの形状になすと共に、その塗布体を弾性
    変形可能な板状部材に被覆するよう、かつ、塗布体の折
    り曲げ部が板状部材の前端部分に位置するよう固着し、
    また、この板状部材を前記櫛体に一体的に配すると共
    に、その櫛体を前記塗布体の一方の側に配してなる塗布
    具。
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