JP2510800B2 - 断熱パネルの接続構造と断熱パネル - Google Patents
断熱パネルの接続構造と断熱パネルInfo
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- JP2510800B2 JP2510800B2 JP3330996A JP33099691A JP2510800B2 JP 2510800 B2 JP2510800 B2 JP 2510800B2 JP 3330996 A JP3330996 A JP 3330996A JP 33099691 A JP33099691 A JP 33099691A JP 2510800 B2 JP2510800 B2 JP 2510800B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱パネルの接続構造
と断熱パネルに関し、詳しくは断熱パネルを建築物の
壁、天井として柱や胴縁等の骨組構造に取付けるに際し
ボルトやビスなどの締結金具をパネル表面に見せないよ
うにし、その接続強度を高め、かつシール性を大幅に高
めようとする技術に係るものである。
と断熱パネルに関し、詳しくは断熱パネルを建築物の
壁、天井として柱や胴縁等の骨組構造に取付けるに際し
ボルトやビスなどの締結金具をパネル表面に見せないよ
うにし、その接続強度を高め、かつシール性を大幅に高
めようとする技術に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、断熱パネルの接続構造において、
ボルトやビス、リベット等の締結金具を表面に見せず裏
面で取付けるものは、図５に示すように、表裏面の金属
外皮板１，１間に発泡合成樹脂体２を充填した断熱パネ
ル３ａの一側端側の表裏部に嵌合凸部５ａ，５ａを形成
し、他端側に表裏の嵌合凸部５ａを共に嵌合させること
ができる一つの嵌合凹部４ａを形成し、嵌合凹部４ａに
表裏の嵌合凸部５ａ、５ａを嵌合させるとともに、接続
金具７ａにて一方の断熱パネル３ａの嵌合凹部４ａの下
面を押さえ、そして接続金具７ａの折り返し片７ｂにて
他方の断熱パネル３ａの裏面側の嵌合凸部５ａの上面を
押さえるものである。
ボルトやビス、リベット等の締結金具を表面に見せず裏
面で取付けるものは、図５に示すように、表裏面の金属
外皮板１，１間に発泡合成樹脂体２を充填した断熱パネ
ル３ａの一側端側の表裏部に嵌合凸部５ａ，５ａを形成
し、他端側に表裏の嵌合凸部５ａを共に嵌合させること
ができる一つの嵌合凹部４ａを形成し、嵌合凹部４ａに
表裏の嵌合凸部５ａ、５ａを嵌合させるとともに、接続
金具７ａにて一方の断熱パネル３ａの嵌合凹部４ａの下
面を押さえ、そして接続金具７ａの折り返し片７ｂにて
他方の断熱パネル３ａの裏面側の嵌合凸部５ａの上面を
押さえるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のものにおいては、接続金具７ａにて嵌合凹部４ａ
の下面を押さえるとともに表裏部の嵌合凸部５ａ，５ａ
のうち裏面側の嵌合凸部５ａのみを押さえるから、発泡
合成樹脂体２を比較的厚く充填して断熱性を高める断熱
パネル３ａにおいて、その裏面側の接続構成となり、接
続強度が低く、かつ接続部にはパッキンのようなシール
材が装填されておらず、接続部におけるシール性も低く
なるという問題があった。そして、締結金具を見せない
他の接続形態として、図６及び図７に示すものがある
が、図６の接続形態のものにおいては、締結金具として
の取付けビス１７にて接続金具７ａを介して一方の断熱
パネル３ａを壁又は天井下地６に取付けるものであり、
また、図７の接続形態のものにおいても取付けビス１７
にて接続金具７ｂを介して一方の断熱パネル３ａを壁又
は天井下地６に取付けるものにすぎないものである。
構成のものにおいては、接続金具７ａにて嵌合凹部４ａ
の下面を押さえるとともに表裏部の嵌合凸部５ａ，５ａ
のうち裏面側の嵌合凸部５ａのみを押さえるから、発泡
合成樹脂体２を比較的厚く充填して断熱性を高める断熱
パネル３ａにおいて、その裏面側の接続構成となり、接
続強度が低く、かつ接続部にはパッキンのようなシール
材が装填されておらず、接続部におけるシール性も低く
なるという問題があった。そして、締結金具を見せない
他の接続形態として、図６及び図７に示すものがある
が、図６の接続形態のものにおいては、締結金具として
の取付けビス１７にて接続金具７ａを介して一方の断熱
パネル３ａを壁又は天井下地６に取付けるものであり、
また、図７の接続形態のものにおいても取付けビス１７
にて接続金具７ｂを介して一方の断熱パネル３ａを壁又
は天井下地６に取付けるものにすぎないものである。
【０００４】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、発泡合成樹脂体
を充分に充填した断熱パネルの接続においてその接続強
度を高め、かつ接続箇所のシール性も充分に高めること
ができる断熱パネルの接続構造と断熱パネルを提供しよ
うとするにある。
ものであり、その目的とするところは、発泡合成樹脂体
を充分に充填した断熱パネルの接続においてその接続強
度を高め、かつ接続箇所のシール性も充分に高めること
ができる断熱パネルの接続構造と断熱パネルを提供しよ
うとするにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱パネルの接
続構造は、表裏両面の金属外皮板１，１間に発泡合成樹
脂体２を充填して断熱パネル３が形成され、断熱パネル
３の一側端部の裏面側に嵌合凹部４を形成するとともに
表面側に嵌合凸部５を形成し、断熱パネル３の他側端部
の裏面側に嵌合凸部５を形成するとともに表面側に嵌合
凹部４を形成し、壁又は天井下地６に固定される接続金
具７に嵌合凹部４内に嵌入する嵌入突部８を曲成して形
成し、嵌入突部８の上縁部から起立被挟持片９を立設
し、起立被挟持片９の上端縁から嵌入突部８とは反対方
向に押さえ片１０を延出し、接続される一方の断熱パネ
ル３の裏面側の嵌合凹部４に壁又は天井下地６に固定し
た接続金具７の嵌入突部８を嵌入させ、嵌入突部８の内
部に隣接する他方の断熱パネル３の嵌合凸部５を嵌入
し、起立被挟持片９が両方の断熱パネル３，３の厚さ方
向における中間部に挟持され、押さえ片１０にて他方の
断熱パネル３の嵌合凹部４の下面４ａを押圧し、この表
面側の嵌合凹部４に表面側の嵌合凸部５が挿合されて成
ることを特徴とするものである。
続構造は、表裏両面の金属外皮板１，１間に発泡合成樹
脂体２を充填して断熱パネル３が形成され、断熱パネル
３の一側端部の裏面側に嵌合凹部４を形成するとともに
表面側に嵌合凸部５を形成し、断熱パネル３の他側端部
の裏面側に嵌合凸部５を形成するとともに表面側に嵌合
凹部４を形成し、壁又は天井下地６に固定される接続金
具７に嵌合凹部４内に嵌入する嵌入突部８を曲成して形
成し、嵌入突部８の上縁部から起立被挟持片９を立設
し、起立被挟持片９の上端縁から嵌入突部８とは反対方
向に押さえ片１０を延出し、接続される一方の断熱パネ
ル３の裏面側の嵌合凹部４に壁又は天井下地６に固定し
た接続金具７の嵌入突部８を嵌入させ、嵌入突部８の内
部に隣接する他方の断熱パネル３の嵌合凸部５を嵌入
し、起立被挟持片９が両方の断熱パネル３，３の厚さ方
向における中間部に挟持され、押さえ片１０にて他方の
断熱パネル３の嵌合凹部４の下面４ａを押圧し、この表
面側の嵌合凹部４に表面側の嵌合凸部５が挿合されて成
ることを特徴とするものである。
【０００６】また、本発明の断熱パネルは、表裏両面の
金属外皮板１，１間に発泡合成樹脂体２を充填して断熱
パネル３が形成され、断熱パネル３の一側端部の裏面側
に裏面側の金属外皮板１を備えた嵌合凹部４を形成する
とともに表面側に表面側の金属外皮板１を備えた嵌合凸
部５を形成し、断熱パネル３の他側端部の裏面側に裏面
側の金属外皮板１を備えた嵌合凸部５を形成するととも
に表面側に表面側の金属外皮板１を備えた嵌合凹部４を
形成し、表裏両面の金属外皮板１，１の先端部が断熱パ
ネル３の厚さ方向の中間部において発泡合成樹脂体２内
に挿入されて、発泡合成樹脂体２が厚さ方向の中間部に
おいて露出され、発泡合成樹脂体２内に挿入される金属
外皮板１の挿入部１２の基端部に断熱パネル３の接続に
際して介装されるパッキンＰを押圧保持する保持段部１
３が形成されて成ることを特徴とするものである。
金属外皮板１，１間に発泡合成樹脂体２を充填して断熱
パネル３が形成され、断熱パネル３の一側端部の裏面側
に裏面側の金属外皮板１を備えた嵌合凹部４を形成する
とともに表面側に表面側の金属外皮板１を備えた嵌合凸
部５を形成し、断熱パネル３の他側端部の裏面側に裏面
側の金属外皮板１を備えた嵌合凸部５を形成するととも
に表面側に表面側の金属外皮板１を備えた嵌合凹部４を
形成し、表裏両面の金属外皮板１，１の先端部が断熱パ
ネル３の厚さ方向の中間部において発泡合成樹脂体２内
に挿入されて、発泡合成樹脂体２が厚さ方向の中間部に
おいて露出され、発泡合成樹脂体２内に挿入される金属
外皮板１の挿入部１２の基端部に断熱パネル３の接続に
際して介装されるパッキンＰを押圧保持する保持段部１
３が形成されて成ることを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】このように、表裏両面の金属外皮板１，１間に
発泡合成樹脂体２を充填して断熱パネル３が形成され、
断熱パネル３の一側端部の裏面側に嵌合凹部４を形成す
るとともに表面側に嵌合凸部５を形成し、断熱パネル３
の他側端部の裏面側に嵌合凸部５を形成するとともに表
面側に嵌合凹部４を形成し、壁又は天井下地６に固定さ
れる接続金具７に嵌合凹部４内に嵌入する嵌入突部８を
曲成して形成し、嵌入突部８の上縁部から起立被挟持片
９を立設し、起立被挟持片９の上端縁から嵌入突部８と
は反対方向に押さえ片１０を延出し、接続される一方の
断熱パネル３の裏面側の嵌合凹部４に壁又は天井下地６
に固定した接続金具７の嵌入突部８を嵌入させ、嵌入突
部８の内部に隣接する他方の断熱パネル３の嵌合凸部５
を嵌入し、起立被挟持片９が両方の断熱パネル３，３の
厚さ方向における中間部に挟持され、押さえ片１０にて
他方の断熱パネル３の嵌合凹部４の下面４ａを押圧し、
この表面側の嵌合凹部４に表面側の嵌合凸部５が挿合さ
れることによって、接続金具７の嵌入突部８が断熱パネ
ル３の裏面側の嵌合凹部４に嵌入し、そして嵌入突部８
の内部に他方の断熱パネル３の嵌合凸部５が嵌入し、そ
して、接続金具７の押さえ片１０にて他方の断熱パネル
３の表面側の嵌合凹部４の下面を押さえ、このように接
続金具７にて裏面側及び表面側の嵌合凹部４、嵌合凸部
５を利用して接続をおこない、嵌合凹部４と嵌合凸部５
との表裏における嵌合に加えて、接続金具７にて充分な
接続をおこなえ、断熱パネル３，３の接続強度を高める
ようにしたものである。
発泡合成樹脂体２を充填して断熱パネル３が形成され、
断熱パネル３の一側端部の裏面側に嵌合凹部４を形成す
るとともに表面側に嵌合凸部５を形成し、断熱パネル３
の他側端部の裏面側に嵌合凸部５を形成するとともに表
面側に嵌合凹部４を形成し、壁又は天井下地６に固定さ
れる接続金具７に嵌合凹部４内に嵌入する嵌入突部８を
曲成して形成し、嵌入突部８の上縁部から起立被挟持片
９を立設し、起立被挟持片９の上端縁から嵌入突部８と
は反対方向に押さえ片１０を延出し、接続される一方の
断熱パネル３の裏面側の嵌合凹部４に壁又は天井下地６
に固定した接続金具７の嵌入突部８を嵌入させ、嵌入突
部８の内部に隣接する他方の断熱パネル３の嵌合凸部５
を嵌入し、起立被挟持片９が両方の断熱パネル３，３の
厚さ方向における中間部に挟持され、押さえ片１０にて
他方の断熱パネル３の嵌合凹部４の下面４ａを押圧し、
この表面側の嵌合凹部４に表面側の嵌合凸部５が挿合さ
れることによって、接続金具７の嵌入突部８が断熱パネ
ル３の裏面側の嵌合凹部４に嵌入し、そして嵌入突部８
の内部に他方の断熱パネル３の嵌合凸部５が嵌入し、そ
して、接続金具７の押さえ片１０にて他方の断熱パネル
３の表面側の嵌合凹部４の下面を押さえ、このように接
続金具７にて裏面側及び表面側の嵌合凹部４、嵌合凸部
５を利用して接続をおこない、嵌合凹部４と嵌合凸部５
との表裏における嵌合に加えて、接続金具７にて充分な
接続をおこなえ、断熱パネル３，３の接続強度を高める
ようにしたものである。
【０００８】また、本発明の断熱パネルは、表裏両面の
金属外皮板１，１間に発泡合成樹脂体２を充填して断熱
パネル３が形成され、断熱パネル３の一側端部の裏面側
に裏面側の金属外皮板１を備えた嵌合凹部４を形成する
とともに表面側に表面側の金属外皮板１を備えた嵌合凸
部５を形成し、断熱パネル３の他側端部の裏面側に裏面
側の金属外皮板１を備えた嵌合凸部５を形成するととも
に表面側に表面側の金属外皮板１を備えた嵌合凹部４を
形成し、表裏両面の金属外皮板１，１の先端部が断熱パ
ネル３の厚さ方向の中間部において発泡合成樹脂体２内
に挿入されて、発泡合成樹脂体２が厚さ方向の中間部に
おいて露出され、発泡合成樹脂体２内に挿入される金属
外皮板１の挿入部１２の基端部に断熱パネル３の接続に
際して介装されるパッキンＰを押圧保持する保持段部１
３が形成されることによって、断熱パネル３，３の接続
に際しては、起立被挟持片９の両面にパッキンＰが配設
されて、起立被挟持片９の両面のパッキンＰにてシール
性を確保するものでありながら、起立被挟持片９の両面
のパッキンＰは表裏の金属外皮板１に形成された保持段
部１３にて保持され、パッキンＰを押圧してシールを図
る場合の面圧を充分に高め、パッキンＰが発泡合成樹脂
体２の露出部１１を押圧して露出部１１を変形させて隙
間を生じさせることで、シール性を低下させるようなこ
とがないようにしたものである。
金属外皮板１，１間に発泡合成樹脂体２を充填して断熱
パネル３が形成され、断熱パネル３の一側端部の裏面側
に裏面側の金属外皮板１を備えた嵌合凹部４を形成する
とともに表面側に表面側の金属外皮板１を備えた嵌合凸
部５を形成し、断熱パネル３の他側端部の裏面側に裏面
側の金属外皮板１を備えた嵌合凸部５を形成するととも
に表面側に表面側の金属外皮板１を備えた嵌合凹部４を
形成し、表裏両面の金属外皮板１，１の先端部が断熱パ
ネル３の厚さ方向の中間部において発泡合成樹脂体２内
に挿入されて、発泡合成樹脂体２が厚さ方向の中間部に
おいて露出され、発泡合成樹脂体２内に挿入される金属
外皮板１の挿入部１２の基端部に断熱パネル３の接続に
際して介装されるパッキンＰを押圧保持する保持段部１
３が形成されることによって、断熱パネル３，３の接続
に際しては、起立被挟持片９の両面にパッキンＰが配設
されて、起立被挟持片９の両面のパッキンＰにてシール
性を確保するものでありながら、起立被挟持片９の両面
のパッキンＰは表裏の金属外皮板１に形成された保持段
部１３にて保持され、パッキンＰを押圧してシールを図
る場合の面圧を充分に高め、パッキンＰが発泡合成樹脂
体２の露出部１１を押圧して露出部１１を変形させて隙
間を生じさせることで、シール性を低下させるようなこ
とがないようにしたものである。
【０００９】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。表裏両面の金属外皮板１，１間に発泡合成樹脂体２
を充填して断熱パネル３が形成されされている。断熱パ
ネル３の一側端部の裏面側に嵌合凹部４を形成するとと
もに表面側に嵌合凸部５を形成してある。断熱パネル３
の他側端部の裏面側に嵌合凸部５を形成するとともに表
面側に嵌合凹部４を形成してある。そして、表裏両面の
金属外皮板１，１の先端部が断熱パネル３の厚さ方向の
中間部において発泡合成樹脂体２内に挿入されていて、
発泡合成樹脂体２が厚さ方向の中間部において露出され
ている。更に、発泡合成樹脂体２内に挿入される金属外
皮板１の挿入部１２の基端部に断熱パネル３の接続に際
して介装されるパッキンＰを押圧保持する保持段部１３
が形成されている。
る。表裏両面の金属外皮板１，１間に発泡合成樹脂体２
を充填して断熱パネル３が形成されされている。断熱パ
ネル３の一側端部の裏面側に嵌合凹部４を形成するとと
もに表面側に嵌合凸部５を形成してある。断熱パネル３
の他側端部の裏面側に嵌合凸部５を形成するとともに表
面側に嵌合凹部４を形成してある。そして、表裏両面の
金属外皮板１，１の先端部が断熱パネル３の厚さ方向の
中間部において発泡合成樹脂体２内に挿入されていて、
発泡合成樹脂体２が厚さ方向の中間部において露出され
ている。更に、発泡合成樹脂体２内に挿入される金属外
皮板１の挿入部１２の基端部に断熱パネル３の接続に際
して介装されるパッキンＰを押圧保持する保持段部１３
が形成されている。
【００１０】接続金具７は壁又は天井下地６にセルフド
リリングビスのような取付けビス１７にて固定されるも
のであり、接続金具７には取付け片１４、嵌合凹部４内
に嵌入する嵌入突部８を曲成して形成してある。嵌入突
部８の上縁部から起立被挟持片９を立設してある。起立
被挟持片９の上端縁から嵌入突部８とは反対方向に押さ
え片１０を延出してある。そして起立被挟持片９には長
孔１５が形成され、折り曲げ箇所には折り曲げ強度を高
めるためのリブ１６が多数形成されている。しかして、
接続金具７の取付け片１４を壁又は天井下地６に固定
し、接続される一方の断熱パネル３の裏面側の嵌合凹部
４に壁又は天井下地６に固定した接続金具７の嵌入突部
８に嵌入させる。嵌入突部８の内部に隣接の断熱パネル
３の嵌合凸部５を嵌入する。起立被挟持片９が両方の断
熱パネル３，３の中間部にパッキンＰを介して挟持され
る。そして押さえ片１０にて隣接の断熱パネル３の嵌合
凹部４の下面４ａを押圧する。表面側の嵌合凹部４に表
面側の嵌合凸部５を挿合する。
リリングビスのような取付けビス１７にて固定されるも
のであり、接続金具７には取付け片１４、嵌合凹部４内
に嵌入する嵌入突部８を曲成して形成してある。嵌入突
部８の上縁部から起立被挟持片９を立設してある。起立
被挟持片９の上端縁から嵌入突部８とは反対方向に押さ
え片１０を延出してある。そして起立被挟持片９には長
孔１５が形成され、折り曲げ箇所には折り曲げ強度を高
めるためのリブ１６が多数形成されている。しかして、
接続金具７の取付け片１４を壁又は天井下地６に固定
し、接続される一方の断熱パネル３の裏面側の嵌合凹部
４に壁又は天井下地６に固定した接続金具７の嵌入突部
８に嵌入させる。嵌入突部８の内部に隣接の断熱パネル
３の嵌合凸部５を嵌入する。起立被挟持片９が両方の断
熱パネル３，３の中間部にパッキンＰを介して挟持され
る。そして押さえ片１０にて隣接の断熱パネル３の嵌合
凹部４の下面４ａを押圧する。表面側の嵌合凹部４に表
面側の嵌合凸部５を挿合する。
【００１１】このように、接続金具７の嵌入突部８が断
熱パネル３の裏面側の嵌合凹部４に嵌入し、そして嵌入
突部８の内部に他方の嵌合凸部５が嵌入し、接続金具７
の押さえ片１０にて他方の断熱パネル３の表面側に嵌合
凹部４の下面を押さえ、しかして、接続金具７にて裏面
側及び表面側の嵌合凹部４、嵌合凸部５を利用して接続
をおこない、嵌合凹部４と嵌合凸部５との表裏における
嵌合に加えて、接続金具７にて充分な接続をおこなえ、
断熱パネル３，３の接続強度を高めるのである。また、
断熱パネル３，３の接続に際しては、起立被挟持片９の
両面にパッキンＰが配設されて、起立被挟持片９の両面
のパッキンＰにてシール性を確保するものでありなが
ら、起立被挟持片９の両面のパッキンＰは表裏の金属外
皮板１に形成された保持段部１３にて保持され、パッキ
ンＰを押圧してシールを図る場合の面圧を充分に高め、
パッキンＰが発泡合成樹脂体２の露出部１１を押圧して
露出部１１を変形させて隙間を生じさせることで、シー
ル性を低下させるようなことがないのである。
熱パネル３の裏面側の嵌合凹部４に嵌入し、そして嵌入
突部８の内部に他方の嵌合凸部５が嵌入し、接続金具７
の押さえ片１０にて他方の断熱パネル３の表面側に嵌合
凹部４の下面を押さえ、しかして、接続金具７にて裏面
側及び表面側の嵌合凹部４、嵌合凸部５を利用して接続
をおこない、嵌合凹部４と嵌合凸部５との表裏における
嵌合に加えて、接続金具７にて充分な接続をおこなえ、
断熱パネル３，３の接続強度を高めるのである。また、
断熱パネル３，３の接続に際しては、起立被挟持片９の
両面にパッキンＰが配設されて、起立被挟持片９の両面
のパッキンＰにてシール性を確保するものでありなが
ら、起立被挟持片９の両面のパッキンＰは表裏の金属外
皮板１に形成された保持段部１３にて保持され、パッキ
ンＰを押圧してシールを図る場合の面圧を充分に高め、
パッキンＰが発泡合成樹脂体２の露出部１１を押圧して
露出部１１を変形させて隙間を生じさせることで、シー
ル性を低下させるようなことがないのである。
【００１２】
【発明の効果】本発明は上述のように、表裏両面の金属
外皮板間に発泡合成樹脂体を充填して断熱パネルが形成
され、断熱パネルの一側端部の裏面側に嵌合凹部を形成
するとともに表面側に嵌合凸部を形成し、断熱パネルの
他側端部の裏面側に嵌合凸部を形成するとともに表面側
に嵌合凹部を形成し、壁又は天井下地に固定される接続
金具に嵌合凹部内に嵌入する嵌入突部を曲成して形成
し、嵌入突部の上縁部から起立被挟持片を立設し、起立
被挟持片の上端縁から嵌入突部とは反対方向に押さえ片
を延出し、接続される一方の断熱パネルの裏面側の嵌合
凹部に壁又は天井下地に固定した接続金具の嵌入突部を
嵌入させ、嵌入突部の内部に隣接する他方の断熱パネル
の嵌合凸部を嵌入し、起立被挟持片が両方の断熱パネル
の厚さ方向における中間部に挟持され、押さえ片にて他
方の嵌合凹部の下面を押圧し、この表面側の嵌合凹部に
表面側の嵌合凸部が挿合されるから、接続金具の嵌入突
部が断熱パネルの裏面側の嵌合凹部に嵌入し、そして嵌
入突部の内部に他方の嵌合凸部が嵌入し、そして、接続
金具の押さえ片にて他方の断熱パネルの表面側に嵌合凹
部の下面を押さえ、このように接続金具にて裏面側及び
表面側の嵌合凹部、嵌合凸部を利用して接続をおこな
い、嵌合凹部と嵌合凸部との表裏における嵌合に加え
て、接続金具にて表裏において充分な接続をおこなえ、
表裏における断熱パネルの接続強度を高めることができ
るという利点がある。
外皮板間に発泡合成樹脂体を充填して断熱パネルが形成
され、断熱パネルの一側端部の裏面側に嵌合凹部を形成
するとともに表面側に嵌合凸部を形成し、断熱パネルの
他側端部の裏面側に嵌合凸部を形成するとともに表面側
に嵌合凹部を形成し、壁又は天井下地に固定される接続
金具に嵌合凹部内に嵌入する嵌入突部を曲成して形成
し、嵌入突部の上縁部から起立被挟持片を立設し、起立
被挟持片の上端縁から嵌入突部とは反対方向に押さえ片
を延出し、接続される一方の断熱パネルの裏面側の嵌合
凹部に壁又は天井下地に固定した接続金具の嵌入突部を
嵌入させ、嵌入突部の内部に隣接する他方の断熱パネル
の嵌合凸部を嵌入し、起立被挟持片が両方の断熱パネル
の厚さ方向における中間部に挟持され、押さえ片にて他
方の嵌合凹部の下面を押圧し、この表面側の嵌合凹部に
表面側の嵌合凸部が挿合されるから、接続金具の嵌入突
部が断熱パネルの裏面側の嵌合凹部に嵌入し、そして嵌
入突部の内部に他方の嵌合凸部が嵌入し、そして、接続
金具の押さえ片にて他方の断熱パネルの表面側に嵌合凹
部の下面を押さえ、このように接続金具にて裏面側及び
表面側の嵌合凹部、嵌合凸部を利用して接続をおこな
い、嵌合凹部と嵌合凸部との表裏における嵌合に加え
て、接続金具にて表裏において充分な接続をおこなえ、
表裏における断熱パネルの接続強度を高めることができ
るという利点がある。
【００１３】また、本発明の断熱パネルは、表裏両面の
金属外皮板間に発泡合成樹脂体を充填して断熱パネルが
形成され、断熱パネルの一側端部の裏面側に裏面側の金
属外皮板を備えた嵌合凹部を形成するとともに表面側に
表面側の金属外皮板を備えた嵌合凸部を形成し、断熱パ
ネルの他側端部の裏面側に裏面側の金属外皮板を備えた
嵌合凸部を形成するとともに表面側に表面側の金属外皮
板を備えた嵌合凹部を形成し、表裏両面の金属外皮板の
先端部が断熱パネルの厚さ方向の中間部において発泡合
成樹脂体内に挿入されて、発泡合成樹脂体が厚さ方向の
中間部において露出され、発泡合成樹脂体内に挿入され
る金属外皮板の挿入部の基端部に断熱パネルの接続に際
して介装されるパッキンを押圧保持する保持段部が形成
されるから、断熱パネルの接続に際しては、起立被挟持
片の両面にパッキンが配設されて、起立被挟持片の両面
のパッキンにてシール性を確保するものでありながら、
起立被挟持片の両面のパッキンは表裏の金属外皮板に形
成された保持段部にて保持され、パッキンを押圧してシ
ールを図る場合の面圧を充分に高め、パッキンが発泡合
成樹脂体の露出部を押圧して露出部を変形させて隙間を
生じさせることで、シール性を低下させるようなことが
ないという利点がある。
金属外皮板間に発泡合成樹脂体を充填して断熱パネルが
形成され、断熱パネルの一側端部の裏面側に裏面側の金
属外皮板を備えた嵌合凹部を形成するとともに表面側に
表面側の金属外皮板を備えた嵌合凸部を形成し、断熱パ
ネルの他側端部の裏面側に裏面側の金属外皮板を備えた
嵌合凸部を形成するとともに表面側に表面側の金属外皮
板を備えた嵌合凹部を形成し、表裏両面の金属外皮板の
先端部が断熱パネルの厚さ方向の中間部において発泡合
成樹脂体内に挿入されて、発泡合成樹脂体が厚さ方向の
中間部において露出され、発泡合成樹脂体内に挿入され
る金属外皮板の挿入部の基端部に断熱パネルの接続に際
して介装されるパッキンを押圧保持する保持段部が形成
されるから、断熱パネルの接続に際しては、起立被挟持
片の両面にパッキンが配設されて、起立被挟持片の両面
のパッキンにてシール性を確保するものでありながら、
起立被挟持片の両面のパッキンは表裏の金属外皮板に形
成された保持段部にて保持され、パッキンを押圧してシ
ールを図る場合の面圧を充分に高め、パッキンが発泡合
成樹脂体の露出部を押圧して露出部を変形させて隙間を
生じさせることで、シール性を低下させるようなことが
ないという利点がある。
【図１】本発明の一実施例の接続箇所の断面図である。
【図２】同上の断熱パネルの断面図である。
【図３】同上の接続金具を示していて、（ａ）は正面
図、（ｂ）は平面図である。
図、（ｂ）は平面図である。
【図４】同上の接続金具の斜視図である。
【図５】従来例の断面図である。
【図６】他の従来例の断面図である。
【図７】更に他の従来例の断面図である。
１ 金属外皮板 ２ 発泡合成樹脂体 ３ 断熱パネル ４ 嵌合凹部 ５ 嵌合凸部 ６ 壁又は天井下地 ７ 接続金具 ８ 嵌入突部 ９ 起立被挟持片 １０ 押さえ片 １１ 露出部 １２ 挿入部 １３ 保持段部
Claims (2)
- 【請求項１】 表裏両面の金属外皮板間に発泡合成樹脂
体を充填して断熱パネルが形成され、断熱パネルの一側
端部の裏面側に嵌合凹部を形成するとともに表面側に嵌
合凸部を形成し、断熱パネルの他側端部の裏面側に嵌合
凸部を形成するとともに表面側に嵌合凹部を形成し、壁
又は天井下地に固定される接続金具に嵌合凹部内に嵌入
する嵌入突部を曲成して形成し、嵌入突部の上縁部から
起立被挟持片を立設し、起立被挟持片の上端縁から嵌入
突部とは反対方向に押さえ片を延出し、接続される一方
の断熱パネルの裏面側の嵌合凹部に壁又は天井下地に固
定した接続金具の嵌入突部を嵌入させ、嵌入突部の内部
に隣接する他方の断熱パネルの嵌合凸部を嵌入し、起立
被挟持片が両方の断熱パネルの厚さ方向における中間部
に挟持され、押さえ片にて他方の断熱パネルの嵌合凹部
の下面を押圧し、この表面側の嵌合凹部に表面側の嵌合
凸部が挿合されて成ることを特徴とする断熱パネルの接
続構造。 - 【請求項２】 表裏両面の金属外皮板間に発泡合成樹脂
体を充填して断熱パネルが形成され、断熱パネルの一側
端部の裏面側に裏面側の金属外皮板を備えた嵌合凹部を
形成するとともに表面側に表面側の金属外皮板を備えた
嵌合凸部を形成し、断熱パネルの他側端部の裏面側に裏
面側の金属外皮板を備えた嵌合凸部を形成するとともに
表面側に表面側の金属外皮板を備えた嵌合凹部を形成
し、表裏両面の金属外皮板の先端部が断熱パネルの厚さ
方向の中間部において発泡合成樹脂体内に挿入されて、
発泡合成樹脂体が厚さ方向の中間部において露出され、
発泡合成樹脂体内に挿入される金属外皮板の挿入部の基
端部に断熱パネルの接続に際して介装されるパッキンを
押圧保持する保持段部が形成されて成ることを特徴とす
る断熱パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3330996A JP2510800B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 断熱パネルの接続構造と断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3330996A JP2510800B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 断熱パネルの接続構造と断熱パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05163816A JPH05163816A (ja) | 1993-06-29 |
| JP2510800B2 true JP2510800B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=18238670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3330996A Expired - Lifetime JP2510800B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 断熱パネルの接続構造と断熱パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2510800B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1685120B (zh) * | 2002-08-14 | 2013-01-30 | 肖氏工业集团公司 | 预施胶的榫槽地板 |
| IT201800009277A1 (it) * | 2018-10-09 | 2020-04-09 | Nav-System Spa | Pannello Isolante |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3819141A1 (de) * | 1988-06-04 | 1989-12-07 | Hoesch Stahl Ag | Nut-federverbindung von wand- oder dachelementen |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP3330996A patent/JP2510800B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3819141A1 (de) * | 1988-06-04 | 1989-12-07 | Hoesch Stahl Ag | Nut-federverbindung von wand- oder dachelementen |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05163816A (ja) | 1993-06-29 |
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| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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