JP2510647Y2 - 火災報知設備用中継器 - Google Patents

火災報知設備用中継器

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JP2510647Y2
JP2510647Y2 JP8617389U JP8617389U JP2510647Y2 JP 2510647 Y2 JP2510647 Y2 JP 2510647Y2 JP 8617389 U JP8617389 U JP 8617389U JP 8617389 U JP8617389 U JP 8617389U JP 2510647 Y2 JP2510647 Y2 JP 2510647Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ダンパー等の制御機器を作動した後に制御
機器の接点が閉じることで得られる接点信号を受信し、
受信機から呼出しを受けた時に受信している接点信号を
返送する火災報知設備用中継器に関する。
[従来の技術] 従来、この種の火災報知設備用中継器としては例えば
第2図のものが知られている。
第2図において、1は中継器であり、受信機から引き
出された伝送線2a,2bと制御用電源線3a,3bが接続され、
また制御線4a,4bによりダンパー等の制御機器5を接続
している。更に制御機器5に対しては信号線6が引き出
され、制御機器5に設けたリミットスイッチ等の接点7
を接続している。
中継器1には制御回路8が設けられ、制御回路8は受
信機からの呼出しに伴う制御指令を解読して制御機器5
を駆動すると共に、駆動後に受信機からの呼出しを受け
ると、その時の制御機器5の接点7のオン、オフ状態を
示す接点信号を受信機に返送する。このため制御回路8
に対しては、受信機からの呼出し及び制御指令を受信す
る受信回路9と、呼出しアドレスを設定するアドレス設
定回路10と、制御機器5を駆動するリレー接点11aを備
えたリレー11と、制御機器5の接点信号を例えば電流モ
ードで受信機に返送するための出力回路12とが設けられ
る。
更に、制御機器5に設けた接点7のオン、オフに応じ
た接点信号を受信して制御回路8に出力する接点信号受
信回路が設けられる。この接点信号受信回路は、受信機
からのプラス側制御用電源線3aの接続端子A1と制御機器
5に対する信号線6の接続端子C間に、ダイオードD1、
抵抗R1,R2、フォトカプラの発光素子13、ダイオードD3
を直列接続し、またマイナス側の端子A2−B2間にダイオ
ードD2を逆向きに接続し、更に、抵抗R1とR2の間からマ
イナス側にコンデンサC1を接続している。ここで、ダイ
オードD1,D2は逆流阻止用であり、また抵抗R1により接
点7の開放時に徐々にコンデンサC1を充電し、接点7が
閉じた際にコンデンサC1の充電電荷で発光素子13に十分
な発光電流を消費電流を増加させることなく一定時間供
給できるようにしている。
一方、制御回路8側には、プルアップ電源+Vcに対し
フォトカプラの受光素子14と高抵抗R4を直列接続した回
路が設けられ、受光素子14と高抵抗R4との間を制御回路
8に対する接点信号出力として入力接続している。
このような中継器1の動作は、受信機が中継器アドレ
スを指定して制御機器動作指令を含む呼出信号を送出し
たとすると、受信回路9で受信した呼出信号を受けて制
御回路8は呼出アドレスと自己アドレスの一致から自己
の呼出しを判別し、呼出アドレスに続くデータ解読によ
り制御機器5の駆動指令を解読するとリレー11を作動
し、リレー接点11aを閉じることで制御機器5に制御電
源を供給して作動させる。
制御機器5が作動すると、作動完了等により接点7が
閉じ、中継器1に設けた接点信号受信回路のフォトカプ
ラ発光素子13が発光駆動され、発光素子13からの光出力
をフォトカプラ受光素子14で受光し、高抵抗R4の両端に
生じた電圧信号は制御回路8に入力され、制御回路8で
接点7が閉じたことが検出される。
続いて受信機より再度呼出しを受けると、制御回路8
は呼出し後の所定のタイミングで出力回路12を動作し、
受信機からの伝送線2a,2b間に所定の電流を流すことで
受信した接点信号の状態を返送する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の火災報知設備用中継
器に設けた接点信号受信回路にあっては、中継器1と制
御機器5との間の信号線6の絶縁が悪くなって絶縁抵抗
Rzが低下することによって接点7を閉じたと同じ状態に
なることがあり、誤った接点信号を受信機側に返送して
しまう問題があった。
このように信号線の絶縁低下で接点が閉じたと判別し
てしまう理由は、フォトカプラの受光素子14と直列に消
費電流を低減するために高抵抗R4を接続したことに起因
しており、抵抗値を下げることで問題は解決できるが、
抵抗値を下げると中継器自体の消費電流が増加し、複数
の中継器を接続した設備全体として見ると受信機側の電
源容量を増加させなければならないという新たな問題が
生ずる。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、中継器の消費電流を増加させることなく信号線
の絶縁低下に対し誤動作することのない接点信号受信回
路を備えた火災報知設備用中継器を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] まず本考案は、ダンパー等の制御機器の作動後に該制
御機器の接点が閉じることで得られる接点信号を受信す
る接点信号受信回路と、受信機からの呼出し時に前記接
点信号受信回路で受信した接点信号を受信機に対し返送
する制御回路とを備えた火災報知設備用中継器を対象と
する。
このような火災報知設備用中継器につき本考案にあっ
ては、前記接点信号受信回路を、受信機からの制御用電
源線を接続する端子と前記制御機器の接点を接続する端
子間のプラス側に第1抵抗を設けると共に該第1抵抗と
並列に第2抵抗、フォトカプラの発光部、及びFETのド
レイン、ソースを直列に接続し、また前記端子間のマイ
ナス側に前記FETのゲートを接続し、更に、プルアップ
電源にフォトカプラの受光部と高抵抗の直列回路を接続
し、該フォトカプラの受光部と高抵抗の間の電位を前記
制御回路に受信された接点信号として出力するように構
成する。
[作用] このような構成を備えた本考案の火災報知設備用中継
器によれば、中継器と制御機器との間の、接点を接続し
た信号線の絶縁が悪化して絶縁抵抗が下がっても、FET
のソース・ゲート間に逆バイアス電圧が印加されている
限りFETはオフ状態に保たれて直列接続しているフォト
カプラ発光部に駆動電流は流れず、信号線の絶縁低下時
の誤動作を確実に防止できる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示した実施例構成図であ
る。
第1図において、1は中継器であり、受信機側から伝
送線2a,2bと制御用電源線3a,3bが接続され、またダンパ
ー等の制御機器5に対し中継器1より制御線4a,4bを接
続している。更に、制御機器5内に設けられたモータや
電磁ソレノイド等の適宜の駆動負荷50が作動した際に閉
じる接点7を信号線6により接続している。
中継器1には第2図の従来例と同様、受信機からの呼
出しに伴なう制御指令を解読して制御機器5を駆動する
と共に駆動後に受信機からの呼出しを受けたときに制御
機器5の接点7のオン・オフ状態を示す接点信号を受信
機に対し返送する制御回路8と、受信機からの呼出信号
を受信して制御回路8に出力する受信回路9と、自己の
呼出アドレスを設定するアドレス設定回路10と、制御機
器5を駆動するリレー接点11aを備えたリレー11と、制
御機器の接点信号を例えば電流モードで受信機側に返送
するための出力回路12とが設けられる。
更に、中継器1には制御機器5の接点7を接続した信
号線6に絶縁低下が生じても、誤った接点信号の受信出
力の発生を確実に防止する機能を備えた接点信号受信回
路が設けられる。
この接点信号受信回路は、第2図の従来例と同じダイ
オードD1,D2の逆流阻止回路及び抵抗R1とコンデンサC1
で成る充電回路に続いて、受信機からのプラス側の制御
用電源線3aを接続した端子A1と制御機器5の接点7が信
号線6を接続する端子Cとの間に第1抵抗R10を接続
し、この第1抵抗R10と並列に第2抵抗R20,フォトカプ
ラの発光素子13及びFET15のドレインDとソースSを直
列に接続している。またFET15のゲートGはマイナス側
となる受信機からの制御用電源線3bを接続した端子A2と
制御機器5に対するマイナス側の制御線4bを接続した端
子B2間に接続される。更に、信号線6及びマイナス側制
御線4bを接続した端子C−B2間には接点7に対する供給
電圧を一定電圧に保つためのツェナーダイオード16が接
続される。
一方、制御回路8側にはプルアップ電源Vcに対しフォ
トカプラの受光素子14と高抵抗R4を直列接続した回路が
設けられ、フォトカプラの受光素子14と高抵抗R4の間を
制御回路8の入力端子I2に対し接点信号の受信出力とし
て接続している。
次に、第1図の実施例の動作を説明する。まず定常監
視状態にあっては、図示のように中継器1のリレー接点
11aは開いており、制御機器5の接点7も開いている。
この状態で受信機側から中継器1に対し制御機器5を
駆動するための制御指令が呼出アドレスと共に送出され
たとすると、受信回路9からの受信出力を受けた制御回
路8が呼出アドレスと自己アドレスの一致から自己の呼
出しを判別し、呼出アドレスに続く制御コードから制御
機器5の駆動指令を解読し、リレー11を作動してリレー
接点11aを閉じ、制御機器5の駆動負荷50に通電して作
動させる。
制御機器5の駆動負荷50が作動されると作動開始ある
いは作動完了で接点7が閉じ、接点7が閉じるとFET15
のゲートGとソースS間が例えば0.4V以下の電位になる
ことでFET15がオンし、フォトカプラの発光素子13に第
2抵抗R20で規制された発光電流が流れて発光駆動され
る。発光素子13からの光出力は制御回路8側に設けられ
たフォトカプラの受光素子14で受光され、光量に応じた
電流を高抵抗R4に流し、制御回路8の入力端子I2の入力
電位が上昇することで制御回路8は制御機器5の接点7
が閉じたことを判別する。
このように制御機器5の接点7が閉じた後に受信機側
より再度中継器1の呼出しが行なわれると、制御回路8
は呼出アドレスと自己アドレスの一致を判別した後の所
定タイミングで、既に受信された接点信号の状態に応じ
た出力回路12の制御により伝送線2a,2b間に一定の電流
が流し、接点7が閉じていることを示す信号を受信機側
に返送する。
次に、定常監視状態において、制御機器5の接点7を
接続している信号線6と制御線4b(コモン線)の間の絶
縁が悪化して絶縁抵抗Rzが低下したとする。この絶縁抵
抗Rzの低下によりコンデンサC1の充電電荷に基づき第1
抵抗R10及び絶縁抵抗Rzを通じてリーク電流が流れる。
しかしながら、絶縁抵抗Rzが低下したとしても、FET1
5のソース・ゲート間には、端子C−B2間の電位が常に
加わって逆バイアスが掛かり、ゲートGの電位に対しソ
ースSの電位が高くなるよう保たれていることから、第
1抵抗R10と絶縁抵抗Rzで決まる分割電圧が加わったと
してもFET15のオフ状態は保たれ、絶縁抵抗Rzの低下に
よるリーク電流が流れてもフォトカプラの発光素子13の
発光駆動は全く行なわれない。端子C−B2間の電位が、
接点7が閉じたときの電位に比べて高い限り、FETはオ
フ状態に保たれることになる。
従って、制御回路8側に設けたフォトカプラの受光素
子14と直列に高抵抗R4を接続していても、絶縁低下によ
るリーク電流により誤った設定信号出力を生ずることが
なく、高抵抗R4による中継器1の消費電流の低減を維持
したまま、絶縁低下によるリーク電流により接点信号の
誤った受信出力を確実に防止することができる。
尚、第1抵抗R10は第2抵抗R20に対し4〜5倍程度の
充分に大きな抵抗値とし、絶縁抵抗Rzの低下で流れるリ
ーク電流を最小限に抑えるようにすることが望ましい。
[考案の効果] 以上説明してきたように本考案によれば、中継器と制
御機器の接点を結ぶ信号線の絶縁が悪化して絶縁抵抗が
下がっても、FETのソース・ゲート間に逆バイアス電圧
が印加されている限りFETはオフ状態に保たれてFETに直
列接続したフォトカプラの発光部に電流は流れず、フォ
トカプラの受光部に高抵抗を接続して消費電流を節減し
ていても、接点を接続した信号線の絶縁低下時のリーク
電流により誤った接点信号を出力してしまう誤動作を確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示した実施例構成図;第2
図は従来例を示した構成図である。 1:中継器 2a,2b:伝送線 3a,3b:制御用電源線 4a,4b:制御線 5:制御機器 6:信号線 7:接点 8:制御回路 9:受信回路 10:アドレス設定回路 11:リレー 11a:リレー接点 12:出力回路 13:フォトカプラの発光部 14:フォトカプラの受光部 15:FET 50:駆動負荷 R10:第1抵抗 R20:第2抵抗 R4:高抵抗 Rz:絶縁抵抗

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダンパー等の制御機器の作動後に該制御機
    器の接点が閉じることで得られる接点信号を受信する接
    点信号受信回路と、受信機からの呼出し時に前記接点信
    号受信回路で受信した接点信号を受信機に対し返送する
    制御回路とを備えた火災報知設備用中継器に於いて、 前記接点信号受信回路を、 受信機からの制御用電源線を接続する端子と前記制御機
    器の接点からの信号線を接続する端子間のプラス側に第
    1抵抗を接続すると共に該第1抵抗と並列に第2抵抗、
    フォトカプラの発光部及びFETのドレイン・ソースを直
    列に接続し、また前記端子間のマイナス側に前記FETの
    ゲートを接続し、更に、プルアップ電源にフォトカプラ
    の受光部と高抵抗の直列回路を接続し、該フォトカプラ
    の受光部と高抵抗の間の電位を前記制御回路に受信接点
    信号として出力するように構成したことを特徴とする火
    災報知設備用中継器。
JP8617389U 1989-07-21 1989-07-21 火災報知設備用中継器 Expired - Lifetime JP2510647Y2 (ja)

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JPH0325988U JPH0325988U (ja) 1991-03-18
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