JP2510509Y2 - 貯湯式電気温水器 - Google Patents

貯湯式電気温水器

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JP2510509Y2
JP2510509Y2 JP1990019097U JP1909790U JP2510509Y2 JP 2510509 Y2 JP2510509 Y2 JP 2510509Y2 JP 1990019097 U JP1990019097 U JP 1990019097U JP 1909790 U JP1909790 U JP 1909790U JP 2510509 Y2 JP2510509 Y2 JP 2510509Y2
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啓太郎 新井
久夫 飛沢
覚 渡辺
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Osaka Denki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、電気料金の安い時間帯の電力によって湯を
沸き上げて、貯えておく遠隔制御部付の貯湯式電気温水
器の改良に関するものである。
(考案の背景) 従来の貯湯式電気温水器は、深夜電力通電時間帯で使
用するものが殆どであった。
新しい電気料金体系として、家庭用時間帯別料金制度
が考えられる。この制度は、一日24時間を分割し、時間
帯を二つ以上(例えば昼間時間帯と夜間時間帯)設定
し、各々の電力量を別々に計量し、電気料金に差をつ
け、料金を徴収しようというもので、一つの電力量計に
計量器を二つ設け、これらの計量器の時間による切換
を、内蔵のタイムスイッチで行うようにしたものであ
る。当然貯湯式電気温水器もこの負荷として考えられ
る。そのため、従来のように、深夜電力を直接タイムス
イッチで入り切りする方法とは異なり、貯湯式電気温水
器の電力は、常時供給されることになる。
常時電力が供給されてはいるが、架線事故などにより
停電が発生した場合、制御用電源の供給が停止するた
め、各種データ保持などの必要性から停電補償機能を持
つことが必要になる。停電補償手段としては、コスト、
長期信頼性、メンテナンスの容易さなどを考慮すると、
電気二重層コンデンサ等を蓄電手段として利用すること
が最良の方法である。その他、小容量であるが長寿命の
一次リチウム電池、充電可能なリチウム電池なども使用
することができる。この蓄電手段は、電気温水器から離
れた場所、例えば台所などに設置された遠隔制御部へ
も、停電時の制御用電源を供給するものとして使用する
ことができる。
このような遠隔制御部付の貯湯式電気温水器の場合、
タンク内の残湯量が減少してきた時などに遠隔制御部で
残湯量減少などを警報するものとすれば、より利便性が
高まる。しかし、警報中に、停電が発生すると、電気温
水器本体の制御部から遠隔制御部の制御部への停電デー
タの送信が終了するまで、警報手段は警報しつづけるこ
とになり、蓄電手段から警報手段へ多量の電流を供給し
なければならなくなって、所定の停電補償時間を確保す
ることが不可能になってしまう。最悪、全てのデータ、
例えば水温、残湯量等が消滅することになる。
(考案の目的) 本考案の目的は、上述した問題点を解決し、停電時に
遠隔制御部での警報による多電流消費を直ちに停止する
ことができる貯湯式電気温水器を提供することである。
(考案の特徴) 上記の目的を達成するために、本考案は、電気温水器
本体の制御部に、制御用電源部の出力状態により停電を
検出し、警報停止信号を複数本の接続線のうちの専用線
を使用して、該専用線以外の接続線による各種データの
送受信より高い優先度で遠隔制御部に送る停電検出手段
を設け、遠隔制御部の制御部に、警報停止信号の受信に
より警報手段の動作を強制的に停止させる強制停止手段
を設けたことを特徴とする。
(考案の実施例) 第1図は本考案の一実施例を示す。
本実施例の貯湯式電気温水器は、接続ケーブル1によ
り互いに接続される電気温水器本体2とそれから離れた
場所、例えば台所などに設置される遠隔制御部3とから
成る。
電気温水器本体2には配電線から常時電力が供給され
る電源端子4が設けられる。電源端子4にはリレー5及
びヒータ6の直列回路が接続される。サーミスタなどが
用いられる温度センサ7は、水温、沸き上がり温度、タ
ンク内の複数のレベルでの残湯の温度を測定する。電気
温水器本体2の制御部8は、演算手段9、出力手段10、
A/D変換器11、第1メモリ12及び第2メモリ13、データ
送信手段14、データ受信手段15及び停電検出手段16から
成る。第1メモリ12は、演算手段9の各種動作指令、水
温値などを記憶し、第2メモリ13は設定された沸き上が
り温度の制御パターン及び給水温度に対応する沸き上が
り温度などを記憶する。
一方、遠隔制御部3の制御部17は、データ送信手段1
8、データ受信手段19、演算手段20、表示制御手段21、
表示手段22、設定操作手段23、警報手段24(例えばブザ
ー、ランプ)及び強制停止手段25から成る。演算手段20
は、タイマTMを内蔵し、電気料金の安い時間帯(例えば
夜間時間帯)になったことを検出する機能を有する。設
定操作手段23は沸き上がり温度の制御パターンなどを設
定するものである。
制御部8、及び表示手段22、設定操作手段23、警報手
段24を除く制御部17は、半導体集積回路により消費電流
を超低消費電流とするもので、表示手段22も、消費電流
の極めて少ない液晶タイプとしている。
電源端子4には、制御用電源部26が接続される。制御
用電源部26は、電源トランスTR、全波整流器Rf、平滑用
コンデンサC1、定電圧回路Q1から成る。定電圧回路Q1
出力電圧は停電検出手段16へも出力される。
制御用電源部26の出力側は電源切換手段27を経て制御
部8に接続され、また、抵抗R4を経て蓄電手段Sに接続
され、更に接続ケーブル1を経て遠隔制御部3の電源回
路28に接続される。電源切換手段27はゼナーダイオード
ZD、抵抗R1,R2,R3及びトランジスタQ2,Q3から成る。
蓄電手段Sは停電時の制御用電源となるもので、電気二
重層コンデンサのような小形大容量コンデンサが使用さ
れるが、その他に、電池容量は少ないが長寿命の一次リ
チウム電池又は充電可能なリチウム電池を使用してもよ
い。電源回路28は平滑用コンデンサC2及び定電圧回路Q4
から成り、制御部17に制御用電源を供給する。
電源端子4には常時AC200Vが印加されるので、電源ト
ランスTRはこれを降圧し、全波整流器Rf及び平滑用コン
デンサC1が直流電圧に変換し、定電圧回路Q1が直流電圧
を安定化する。定電圧回路Q1の出力電圧が基準電圧以上
になると、電源切換手段27のゼナーダイオードZDが動作
し、トランジスタQ3がオンになり、それによりトランジ
スタQ2もオンになって、制御用電源部26から制御部8及
び遠隔制御部3の制御部17に制御用電源が供給される。
同時に、蓄電手段Sが充電される。
遠隔制御部3の演算手段20が、タイマTMにより電気料
金の安い時間帯(例えば夜間時間帯)になったことを検
出すると、データ送信手段18及びデータ受信手段15を介
して演算手段9に伝える。演算手段9は、第1メモリ12
に記憶されている水温値に基づいて演算により当日の給
水温度を決定し、給水温度に対応する沸き上がり温度を
第2メモリ13から読み出す。同時に、通電時間を演算
し、通電開始時刻になると、出力手段10へ通電開始の信
号を送り、出力手段10によりリレー5をオンにさせて、
ヒータ6へ通電させる。タンク内部は湯の循環により一
様な温度になるので、温度センサ7からのデータにより
湯の温度を検知し、第2メモリ13から読み出した沸き上
がり温度に湯が沸き上げられると、ヒータ6への通電を
しゃ断させる。
温度センサ7からの情報は所定の時間間隔でA/D変換
器11によりディジタル値に変換されて、演算手段9に送
られる。演算手段9は温度センサ7からの残湯に関する
データにより残湯量を検知して、データ送信手段14及び
データ受信手段19を介して演算手段20に伝える。演算手
段20は表示制御手段21を経て表示手段22に残湯量を表示
させる。また、沸き上げ温度などの各種のデータが演算
手段9,20間で送受信され、各種の制御及び表示が行われ
る。
電気料金の高い時間帯でも、所定時間間隔で水温検知
及び残湯量検知が行われる。演算手段9は、温度センサ
7からの水温情報及び残湯量に関する温度情報を時系列
的にA/D変換器11を介して取り込むと同時に、残湯量を
検知する。検知された残湯量は演算手段20に送られ、表
示手段22に表示される。
どの時間帯であっても、演算手段9は残湯量が「少」
であることを検知すると、演算手段20に伝送し、警報手
段24を動作させて、使用者に残湯量が「少」であること
を知らせる。
次に、警報手段24の動作中に、停電が発生した場合の
動作について、第2図及び第3図により説明する。第2
図は電気温水器本体2の制御部8の動作を示し、第3図
は遠隔制御部3の制御部17の動作を示す。なお、停電中
は、蓄電手段Sから両制御部8,17へ制御用電源が供給さ
れ、両制御部8,17はデータ保持を低消費電流で行う。
停電が発生すると、電源端子4の間の電圧が零になる
ので、制御用電源部26は電源を発生せず、これにより、
第2図に示されるように、停電検出手段16は停電を検出
し(ステップ1)、警報停止信号を発生する(ステップ
2)。この警報停止信号により演算手段9はA/D変換器1
1及び出力手段10の動作を停止させる(ステップ3)。
また、データを送受信中であるかどうかを判別し(ステ
ップ4)、送受信中であれば、データ送信手段14及びデ
ータ受信手段15の動作を停止させ(ステップ5)、送受
信データを演算手段9に内蔵のメモリに保持する(ステ
ップ6)。
一方、警報停止信号は、接続ケーブル1の専用線1aに
より、データ送信手段14及びデータ受信手段19を経るこ
となく、即ちデータ通信より高い優先度で、強制停止手
段25及び演算手段20に直ちに伝送され、第3図に示され
るように、受信される(ステップ7)。強制停止手段25
は警報手段24の動作を強制的に停止させる(ステップ
8)と共に、演算手段20により表示手段22の動作を停止
させる(ステップ9)。また、演算手段20はデータを送
受信中であるかどうかを判別し(ステップ10)、送受信
中であれば、データ送信手段18及びデータ受信手段19の
動作を停止させ(ステップ11)、送受信データを演算手
段20に内蔵のメモリに保持する(ステップ20)。
本実施例によれば、警報中に、停電が発生すると、直
ちに警報手段24の動作が停止するので、蓄電手段Sから
の電流を多く消費することを防ぐことができる。したが
って、所定の停電補償時間を確保することができる。
なお、警報手段24は、残湯量「少」を警報するものに
は限らず、温度センサ7の異常を警報するもの、或いは
ヒータ6の不具合を警報するものなどでもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、電気温水器本
体の制御部に、制御用電源部の出力状態により停電を検
出し、警報停止信号を複数本の接続線のうちの専用線を
使用して、該専用線以外の接続線による各種データの送
受信より高い優先度で遠隔制御部に送る停電検出手段を
設け、遠隔制御部の制御部に、警報停止信号の受信によ
り警報手段の動作を強制的に停止させる強制停止手段を
設け、以て、警報中の停電発生時に、専用線を使用する
ことにより各種データより停電停止信号を高い優先度で
遠隔制御部へ送り、直ちに警報を止めるようにしたか
ら、停電時に遠隔制御部での警報による多電流消費を直
ちに停止することでき、即ち警報中に停電が発生した時
に警報の継続で蓄電手段の容量が失われるのを防ぐこと
ができ、これにより、蓄電手段による所定の停電補償時
間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロック図、第2図は
その電気温水器本体の制御部の動作を示すフローチャー
ト、第3図はその遠隔制御部の制御部の動作を示すフロ
ーチャートである。 1……接続ケーブル、1a……専用線、2……電気温水器
本体、3……遠隔制御部、4……電源端子、6……ヒー
タ、7……温度センサ、8……制御部、9……演算手
段、10……出力手段、14……データ送信手段、15……デ
ータ受信手段、16……停電検出手段、17……制御部、18
……データ送信手段、19……データ受信手段、20……演
算手段、24……警報手段、25……強制停止手段、26……
制御用電源部、27……電源切換手段、S……蓄電手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 覚 東京都品川区東五反田2丁目2番7号 大崎電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−72892(JP,A) 特開 昭62−222794(JP,A) 特開 昭63−105359(JP,A) 特開 昭63−305499(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに複数本の接続線で接続された電気温
    水器本体と遠隔制御部とから成り、前記電気温水器本体
    に、常時供給されている電力から制御用電源を発生する
    制御用電源部と、停電時に制御用電源となる蓄電手段
    と、前記遠隔制御部との間で各種データを送受信すると
    共に、警報を発すべき状態を検出して警報指令を送信す
    る制御部とを備え、前記遠隔制御部に、前記電気温水器
    本体との間で前記各種データを送受信すると共に、前記
    警報指令を受信して、包含する警報手段を動作させる制
    御部を備えた貯湯式電気温水器において、 前記電気温水器本体の制御部に、前記制御用電源部の出
    力状態により停電を検出し、警報停止信号を前記複数本
    の接続線のうちの専用線を使用して、該専用線以外の接
    続線による前記各種データの送受信より高い優先度で前
    記遠隔制御部に送る停電検出手段を設け、 前記遠隔制御部の制御部に、前記警報停止信号の受信に
    より前記警報手段の動作を強制的に停止させる強制停止
    手段を設けたことを特徴とする貯湯式電気温水器。
JP1990019097U 1990-02-27 1990-02-27 貯湯式電気温水器 Expired - Lifetime JP2510509Y2 (ja)

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