JP3181971B2 - 電気温水器 - Google Patents
電気温水器Info
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Description
時間帯に電力の供給を受けて湯沸かしを行う電気温水器
に関する。
昼間の時間帯(時刻7:00から時刻23:00まで)
と深夜時間帯(時刻23:00から翌朝の時刻7:00
まで)とで大きな変動があり、電力会社では発電設備に
大きな無駄が生じる。
深夜時間帯では電力需要が減少して余剰電力が生じる。
そこで、電力会社では深夜電力制度を設け、通常の商用
電力線に加え、深夜時間帯のみに電力を供給する電力線
を設けている。
して湯を沸かし、この湯を貯湯している。そうすれば、
電力需要が集中する昼間時間帯において電力を使用しな
くても湯の使用が可能となり、かつ昼間時間帯における
需要負荷が軽減されて昼夜の電力需要の平準化に寄与で
きる。
されている。この制度によれば商用電力線から供給され
る電力を、例えば昼間時間帯と深夜時間帯とに分け、こ
れら時間帯別に異なる料金を設定している。この料金は
深夜時間帯に比べて昼間時間帯の方が割高となってい
る。これにより深夜時間帯に多くの電力を使用する需要
者にとっては料金の面で有利となる。
なるので、昼間時間帯での電力使用量が深夜時間帯の電
力使用量と比べてその比率が増加すると、料金が割高と
なる。例えば、電気温水器は、深夜時間帯に温水タンク
のヒータに通電を行って湯を沸き上げている。そして、
昼間においては、湯が使用され、この湯の使用とともに
同量の水が温水タンクに供給される。このようにして湯
の使用が繰り返し行われると、温水タンク内の残湯量が
所定量よりも少なくなるので、必要時に湯切れが生じな
いように任意設定により昼間時間帯でもヒータへの通電
を可能とする自動追焚きができるようになっている。こ
の場合、自動追焚きセットされたままであると、湯の使
用によってヒータへの通電が頻繁になされ、残湯量の多
少に係わりなく昼間時間帯におけるヒータへの通電回数
が増加する。従って、昼間時間帯におけるヒータへの通
電回数が多くなり、結果として電気料金が割高となる。
帯に比べて昼間時間帯の方が割高となる時間帯別電灯料
金制度では、割高となる昼間時間帯での沸き上げを極力
抑えることが望まれている。そこで本発明は、昼間時間
帯での追焚き回数をセーブして無駄な沸き上げを防止
し、深夜時間帯の安価な電力を最大限に利用して湯の沸
き上げを行って、湯の必要時に湯切れの生じない電気温
水器を提供することを目的とする。
配設されたヒータに通電を行って特定時間帯を主体に温
水タンク内の水を設定温度に沸き上げる電気温水器にお
いて、温水タンクの上部から下部にわたって設けられ、
温水タンク内の残湯量を判別する複数の残湯センサと、
特定時間帯外に、前記残湯センサから出力される湯温検
知信号に基づいて温水タンク内の残湯量が所定の残湯量
に低下したことが検出されると、ヒータに通電して追焚
きを行う追焚き制御手段と、特定時間帯外における追焚
き制御手段による追焚き回数を測定する通電測定手段
と、特定時間帯の開始時に、前記残湯センサから出力さ
れる湯温検知信号に基づいて温水タンク内の残湯量を検
出する残湯量検出手段と、この残湯量検出手段により検
出された残湯量及び通電測定手段により測定された追焚
き回数に応じて、翌日の特定時間帯の開始時における温
水タンク内の残湯量が所定の残湯量になるように、翌日
の追焚き回数の設定又は温水タンク内の湯の沸き上げの
設定温度を上げる又は下げて設定する通電設定手段とを
備えた電気温水器である。
帯外における少なくとも特定時間帯の開始時刻から所定
時間前までを通電禁止時間帯としてヒータへの通電を禁
止する通電禁止手段を備えた。
帯の開始時になると、残湯センサから出力される湯温検
知信号に基づいて残湯量検出手段により温水タンク内の
残湯量が検出されるとともに、特定時間帯外における追
焚き回数が通電測定手段により測定され、これら残湯量
及び追焚き回数に応じて、通電設定手段により翌日の特
定時間帯の開始時における温水タンク内の残湯量が所定
の残湯量になるように、翌日の追焚き回数が設定又は温
水タンク内の湯の沸き上げの設定温度が上げる又は下げ
て設定される。そして、特定時間帯外における追焚き
は、特定時間帯外に、残湯センサから出力される湯温検
知信号に基づいて温水タンク内の残湯量が所定の残湯量
に低下したことが検出されると、追焚き制御手段により
ヒータに通電して追焚きを行う。又、通電禁止手段によ
って特定時間帯外における少なくとも特定時間帯の開始
時刻から所定時間前までを通電禁止時間帯としてヒータ
への通電が禁止される。
して説明する。
ンク1には、給水口2及び給湯口3が設けられ、かつ内
部の下部にはヒータ4が配置されている。このヒータ4
は通電スイッチ5を介して商用電力線6に接続されてい
る。
1の上部から下部にわたって各残湯センサ7、8、9が
設けられている。これら残湯センサ7、8、9は、例え
ば上部の残湯センサ7が残湯量60リットル検知用であ
り、残湯センサ8が120リットル検知用、下部の残湯
センサ9が180リットル検知用となっている。これら
残湯センサ7、8、9は、温水タンク1内の湯温と水と
を判別するもので、所定湯温、例えば45℃以上を湯と
判別し、この場合にハイレベルの湯温検知信号を出力
し、所定湯温以下となった場合に水と判別してローレベ
ルの湯温検知信号を出力するものとなっている。又、最
下部の残湯センサ9は沸き上げ設定温度になると、ヒー
タ4への通電をしゃ断させる機能を兼ねている。これら
残湯センサ7、8、9は主制御部10に接続されてい
る。
ー12及びプログラムメモリ13が接続されている。こ
のうち通電部11は通電スイッチ5を開閉制御する機能
を有するものであり、又プログラムメモリ13には図2
〜図7に示す温水制御流れ図に従った温水制御プログラ
ムが記憶されている。この主制御部10は温水制御プロ
グラムを実行することにより図8に示す各機能を有する
ものとなる。すなわち、通電測定手段10aは追焚カウ
ンタを有し、昼間時間帯におけるヒータ4への通電回
数、つまり追い焚き回数をカウントする機能を有してい
る。
サ7、8、9からの各湯温検知信号を受け、深夜時間帯
の開始時に温水タンク1内の残湯量を求める機能を有し
ている。又、通電設定手段10cは、残湯量検出手段1
0bにより検出された残湯量及び通電測定手段10aに
より測定された追焚き回数に応じて、翌日の深夜時間帯
の開始時における温水タンク1内の残湯量が所定の残湯
量、例えば60〜120リットルになるように、翌日の
追焚き回数の設定又は温水タンク1内の湯の沸き上げの
設定温度を1ランク上げたり又は下げる設定を行う機能
を有している。
に、各残湯センサ7、8、9から出力される湯温検知信
号に基づいて温水タンク1内の残湯量が所定の残湯量に
低下したこと、例えば温水タンク1の下部に設けられた
残湯センサ9が水を検出してローレベルの湯温検知信号
を出力したときに、ヒータ4に通電して追焚きを行う追
焚き制御手段の機能を有している。又、主制御部10
は、深夜時間帯外における少なくとも深夜時間帯の開始
時刻23:00から所定時間前まで、例えば19:00
〜23:00を通電禁止時間帯としてヒータ4への通電
を禁止する通電禁止手段の機能を有している。さらに、
主制御部10には、深夜時間帯が終了した時刻7:00
から時刻9:00までの時間帯に、温水タンク1内の湯
が設定温度に達していないを含む時刻19:00までの
間に所定量の湯が使用された場合に、追い焚きを行うか
否かの自動追い焚きセットスイッチが備えられている。
次に上記の如く構成された電気温水器の作用について図
2〜図7に示す温水制御流れ図に従って説明する。
イマー12の時刻を読み取って深夜時間帯開始の時刻2
3:00になったかを判断する。図9に示すように深夜
時間帯開始時刻23:00になると、主制御部10はス
テップ#2〜#4において温水タンク1内の残湯量を判
断する。
水タンク1の湯温を検出し、所定湯温以上となるとハイ
レベル、所定湯温以下であればローレベルの湯温検知信
号を出力する。
これら湯温検知信号を受けて温水タンク1内の残湯量を
求める。例えば各残湯センサ7、8からの各湯温検知信
号がハイレベルで、残湯センサ9からの湯温検知信号が
ローレベルであれば、残湯量は60リットル以上で12
0リットル未満と判断する。
翌日の昼間時間帯の追い焚き回数を設定する。すなわ
ち、上記ステップ#2〜#4の残湯量判断の結果、残湯
量が60リットル未満であれば、主制御部10の通電設
定手段10cは、次のステップ#5〜#7において深夜
時間帯に入るまでの昼間時間帯におけるヒータ4への通
電回数、つまり追い焚き回数が3回及びそれ以上か、2
回か、1回かを判断する。
それ以上であればステップ#8において翌日の昼間時間
帯における温水タンク1の温度制御の設定温度を1ラン
ク上げて設定し、追い焚き回数が2回であればステップ
#9において翌日の昼間時間帯における追い焚き回数を
3回と設定する。又、追い焚き回数が1回であればステ
ップ#10において翌日の昼間時間帯における追い焚き回
数を2回と設定し、追い焚きがなければ翌日の昼間時間
帯における追い焚き回数を1回と設定する。
は、ステップ#2〜#4の残湯量判断の結果、残湯量が
60リットル以上であれば、ステップ#12〜#14に移っ
て追い焚き回数が3回及びそれ以上か、2回か、1回か
を判断する。
それ以上であればステップ#15において翌日の昼間時間
帯における追い焚き回数を2回に設定し、追い焚き回数
が2回であればステップ#16において翌日の昼間時間帯
における追い焚き回数を1回と設定する。又、追い焚き
回数が1回であればステップ#17において追い焚きなし
と設定し、追い焚きがなければステップ#18において翌
日の昼間時間帯における温水タンク1の温度制御を追い
焚き無しに設定する。以上の追い焚きの修正結果を表に
すると次表の通りとなる。
湯量が60〜120リットルの範囲で、深夜時間帯が開
始されるまでの昼間時間帯での追い焚き回数が2回であ
れば、翌日の昼間時間帯での追い焚き回数は1回に設定
される。
20に移ってピークシフト時間が有るかを判断する。この
ピークシフト時間は図10に示すように深夜時間帯の開
始時からヒータ4への通電を開始するまでの期間を示す
もので、残湯量に応じて設定されている。ここで、ピー
クシフト時間があれば、主制御部10はステップ#21で
タイマー12を駆動してピークシフト時間を計る。
残湯量に変動があるかを判断する。つまり、深夜時間帯
に入ったピークシフト時間中に温水タンク1内の湯が使
用されて減少し、かつ温水タンク1内に水が供給された
かを判断する。この場合、主制御部10は各残湯センサ
7、8、9からの各湯温検知信号を取り込み、その信号
レベルによって判断する。次に主制御部10はステップ
#23においてピークシフト時間が経過したかをタイマー
12の時刻を読み取って判断する。
時間が経過すれば、又は残湯量に変動があれば、主制御
部10はステップ#24に移って通電部11に通電指令を
発する。この通電部11は通電指令を受けて通電スイッ
チ5を閉じる。この通電スイッチ5が閉じることによ
り、ヒータ4への通電が行われ、温水タンク1内の水は
加熱され、その湯温は上昇する。
30に移って温水タンク1内の湯温が設定温度に達したか
を判断する。この場合、主制御部10は下部の残湯セン
サ9からの湯温検知信号を取り込んでこの信号レベルが
ハイレベルとなり、この後に沸き上げ設定温度に達する
と、全体が沸き上がったと判断して主制御部10はステ
ップ#37において通電部11に通電停止指令を発する。
制御部10はステップ#31においてタイマー12の時刻
を読み取り、時刻7:00となって深夜時間帯が終了し
たかを判断する。
ステップ#32において自動追い焚きがセットされている
かを判断し、これがセットされていれば次のステップ#
33に移ってヒータ4への通電を継続し、ステップ#34で
湯温が設定温度に達したかを判断し、設定温度に達すれ
ばステップ#36でヒータ4への通電を停止する。
行って湯に沸かすが、深夜時間帯が終了しても湯温が設
定温度達していなければ、深夜時間帯終了後もヒータ4
への通電を継続して湯温を設定温度にしている。ただ
し、主制御部10はステップ#35において時刻9:00
になったかを判断し、この時刻になればステップ#36に
移って通電部11に通電停止指令を発し、ヒータ4への
通電を停止する。つまり、深夜時間帯から継続してヒー
タ4への通電を行うのは、時刻9:00までに制限され
る。
は、図5に示すステップ#40に移って追焚カウンタをセ
ットし、ステップ#41にて前日にセットされた追い焚き
条件を読み出す。
おいてセットされた追い焚き回数及び湯温に変更がある
かを判断し、変更がなければステップ#44に移って下部
の残湯センサ9により検出している湯温が低下して水と
なっているかを判断し、水となっていればステップ#45
において通電部11に通電指令を発し、ヒータ4に対す
る通電を行う。そして、通電測定手段10aはステップ
#46で追い焚きカウンタを1カウントアップする。
が設定温度に達したかを判断し、設定温度に達しなけれ
ばヒータ4への通電を継続し、設定温度に達すればステ
ップ#50でヒータ4への通電を停止する。又、主制御部
10はステップ#48において時刻19:00になったか
を判断し、この時刻になればステップ#49に移ってヒー
タ4への通電を停止する。つまり、時刻19:00から
深夜時間帯の開始時刻23:00まではヒータ4への通
電禁止時間帯としている。
湯センサ9で水を検知しなければ、主制御部10はステ
ップ#51に移って時刻19:00になったかを判断し、
この時刻になればステップ#52においてヒータ4への通
電を禁止する。
湯センサ9により水を検知すればヒータ4への通電を行
って追い焚きを行い、この追い焚き回数を追焚カウンタ
でカウントする。そして、追い焚きの回数は、前日に設
定された追い焚き条件の回数に制限される。
焚き回数及び湯温に変更があれば、主制御部10はステ
ップ#43において追い焚きがあるかを判断し、追い焚き
があれば上記ステップ#44に移る。
焚きがなければ、主制御部10は図6に示すステップ#
60に移り、上部の残湯センサ7により検出している湯温
が低下して水となっているかを判断する。この判断の結
果、水と判断すれば、主制御部10はステップ#61にお
いて湯切れの報知を行う。
暫定追い焚きが設定されているかを判断し、設定されて
いればステップ#63に移って下部の残湯センサ9の検出
湯温が水であるかを判断し、水であればステップ#64に
おいて通電部11に対して通電指令を発し、ヒータ4へ
の通電を行う。そして、主制御部10は、ステップ#65
において湯温が上昇して設定温度に達すれば、ステップ
#66においてヒータ4への通電を停止し、スタートに戻
る。
果、温水タンク1内の湯温が設定温度に達し、ステップ
#37においてヒータ4への通電が停止されると、主制御
部10は図7に示すステップ#70に移って深夜時間帯の
終了の時刻7:00になったかをタイマー12の時刻を
読み出して判断する。
動追い焚きがセットされているかを判断し、この判断の
結果、自動追い焚きがセットされていれば、主制御部1
0はステップ#72において時刻9:00になるまで待
ち、この時刻となれば図5に示すステップ#40に移る。
ば、主制御部10はステップ#73において暫定追い焚き
かを判断し、そうであればステップ#74に移って下部の
残湯センサ9により検出湯温が水であるかを判断し、水
であればステップ#75においてヒータ4に通電を行う。
そして、主制御部10はステップ#76で湯の沸き上げが
完了したかを判断し、沸き上げ終了であればステップ#
77においてヒータ4への通電を停止する。又、主制御部
10はステップ#78において深夜時間帯開始の時刻2
3:00になったかを判断し、時刻23:00前であれ
ばヒータ4への通電を継続し、この時刻となればヒータ
4への通電を停止する。
追い焚きでなければ、主制御部10はステップ#79にお
いてヒータ4への通電を停止し、次のステップ#80にお
いて上部の残湯センサ7による検出湯温が水であるかを
判断し、水であればステップ#81において湯切れの報知
を行う。
追焚きがセットされた状態で、昼間時間帯にヒータ4へ
通電して追焚きが行われると、この追焚き回数が測定さ
れ、深夜時間帯になると、このときの残湯量が測定さ
れ、この残湯量及び追焚き回数に応じて、翌日の昼間時
間帯におけるヒータ4への追焚き回数の設定又は温水タ
ンク1内の湯の沸き上げの設定温度を1ランク上げる又
は1ランク下げて設定するようにしたので、湯切れのお
それのない最小必要量の残湯量例えば60リットル以上
を確保できるように追焚き回数の設定又は湯の沸き上げ
の設定温度を修正でき、翌日の昼間時間帯における追焚
き回数をセーブして昼間時間帯の電力使用量を少なくで
き、かつ深夜時間帯での沸き上げを優先してこの深夜時
間帯の電力で効率的に湯を沸かすことができる。従っ
て、新たな時間帯別電灯料金制度において、料金の割高
な昼間時間帯での無駄な電力使用量を少なくして経済的
な沸き上げができる。
は、深夜時間帯の開始時における温水タンク1内の残湯
量が60〜120リットルになる方向に設定でき、この
残湯量は深夜時間帯の開始時においては適量である。す
なわち、例えば入浴で湯の使用量は1回でほぼ180リ
ットルくらいである。そして、温水タンク1内の湯温は
85℃程度であり、この湯を使用する場合は水と混合し
湯温を適温に下げて使用することになる。従って、残湯
量が60〜120リットルあれば、入浴によって湯切れ
が生じることはほとんどなく、最少必要量の残湯量60
リットルは確保できる。
ても時刻9:00までは追い焚きを自動的に行うので、
例えば深夜時間帯に湯が使用されて水の供給があり、湯
温が低下して深夜時間帯終了時刻になっても設定温度に
達していなければ、継続してヒータへの通電を行って湯
温を設定温度にできる。この場合、深夜時間帯に湯が使
用された場合に限らず、この深夜時間帯に停電があった
場合でも設定温度に達することができ、かつかかる追い
焚きにより湯切れが生じることはない。さらに、昼間時
間帯における追焚きは、温水タンク1内の残湯量が所定
の残湯量に低下したこと、すなわち残湯センサ9が水を
検出したときに行うようにしたので、温水タンク1内の
湯が使用されて水が供給される毎にヒータ4に通電して
追焚きを行う方法とは違い、昼間時間帯の割高な料金の
電力の使用を極力少なくセーブして必要量の残湯量を貯
えることができる。 又、深夜時間帯の開始時刻23:0
0から所定時間前までの例えば19:00〜23:00
を通電禁止時間帯としてヒータ4への通電を禁止するの
で、この通電禁止時間帯においても昼間時間帯の割高な
料金の電力の使用することなく経済的となり、たとえ通
電禁止時間帯に追焚きの必要であったとしても、この追
焚き分の沸き上げを料金面で有利な深夜時間帯での沸き
上げでまかなうことができ、その結果として安価な料金
で湯切れが生じることはない。
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、深夜時間帯の開始時における残湯量を18
0リットル以上、120〜180リットルの範囲などに
分けたが、この残湯量範囲に限ることはない。又、通電
回数のカウントに限らず、ヒータ4への通電時間を測定
するようにしてもよい。
数を設定する場合、昼間時間帯の湯使用量を測定し、こ
の湯使用量に応じて追い焚き回数を設定するようにして
もよく、又この湯使用量とヒータ4への通電回数とに基
づいて設定するようにしてもよい。さらに、湯の使用量
と残湯量とから当日の使用熱カロリーを算出し、この使
用熱カロリーから翌日の昼間時間帯における沸き上げ温
度を制御するようにしてもよい。
定時間帯外での残湯量及び追焚き回数の実績に応じて、
翌日の特定時間帯外における追焚き回数又は沸き上げの
設定温度を1ランク上げる又は1ランク下げることによ
って、特定時間帯外での追焚き回数をセーブして無駄な
沸き上げを防止でき、特定時間帯の安価な電力の使用を
優先しかつ最大限に利用して湯の沸き上げを行って、湯
の必要時に湯切れの生じない経済的な電気温水器を提供
できる。
成図。
ブロック図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 温水タンクに配設されたヒータに通電を
行って特定時間帯を主体に前記温水タンク内の水を設定
温度に沸き上げる電気温水器において、前記温水タンク
の上部から下部にわたって設けられ、前記温水タンク内
の残湯量を判別する複数の残湯センサと、 前記特定時間帯外に、前記残湯センサから出力される湯
温検知信号に基づいて前記温水タンク内の残湯量が所定
の残湯量に低下したことが検出されると、前記ヒータに
通電して追焚きを行う追焚き制御手段と、 前記特定時間帯外における前記追焚き制御手段による前
記追焚き回数を測定する通電測定手段と、 前記特定時間帯の開始時に、前記残湯センサから出力さ
れる湯温検知信号に基づいて前記温水タンク内の残湯量
を検出する残湯量検出手段と、 この残湯量検出手段により検出された残湯量及び前記通
電測定手段により測定された前記追焚き回数に応じて、
翌日の前記特定時間帯の開始時における前記温水タンク
内の残湯量が所定の残湯量になるように、翌日の前記追
焚き回数の設定又は前記温水タンク内の湯の沸き上げの
前記設定温度を上げる又は下げて設定する通電設定手段
と、 を具備したことを特徴とする電気温水器。 - 【請求項2】 前記特定時間帯外における少なくとも前
記特定時間帯の開始時刻から所定時間前までを通電禁止
時間帯として前記ヒータへの通電を禁止する通電禁止手
段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気温水
器。
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---|---|---|---|
JP7475592A JP3181971B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 電気温水器 |
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---|---|---|---|
JP7475592A JP3181971B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 電気温水器 |
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JPH05280806A JPH05280806A (ja) | 1993-10-29 |
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JP7475592A Expired - Lifetime JP3181971B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 電気温水器 |
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JP (1) | JP3181971B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057161A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Hitachi Appliances Inc | 電気給湯機 |
JP2007212057A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Hitachi Appliances Inc | 電気給湯機 |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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JP5604454B2 (ja) * | 2012-01-13 | 2014-10-08 | リンナイ株式会社 | 暖房装置および給湯装置 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP7475592A patent/JP3181971B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2007057161A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Hitachi Appliances Inc | 電気給湯機 |
JP2007212057A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Hitachi Appliances Inc | 電気給湯機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05280806A (ja) | 1993-10-29 |
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