JPH05280806A - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JPH05280806A
JPH05280806A JP7475592A JP7475592A JPH05280806A JP H05280806 A JPH05280806 A JP H05280806A JP 7475592 A JP7475592 A JP 7475592A JP 7475592 A JP7475592 A JP 7475592A JP H05280806 A JPH05280806 A JP H05280806A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、深夜時間帯の安価な電力を最大限に
利用して湯を沸き上げ、湯の必要時に湯切れを生じさせ
ない。 【構成】特定時間帯外にヒータ(4) に通電が行われる
と、この通電時間等、例えば通電回数が通電測定手段(1
0a) により測定される。そして、特定時間帯になると、
このとき温水タンク(1) 内の残湯量が残湯量検出手段(1
0b) により検出され、この残湯量及び通電回数に応じ
て、次の特定時間帯外におけるヒータへの通電回数が通
電設定手段(10c) により設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、深夜時間帯などの特定
時間帯に電力の供給を受けて湯沸かしを行う電気温水器
に関する。
【0002】
【従来の技術】電力の需要は、家電製品等の普及により
昼間の時間帯(時刻7:00から時刻23:00まで)
と深夜時間帯(時刻23:00から翌朝の時刻7:00
まで)とで大きな変動があり、電力会社では発電設備に
大きな無駄が生じる。
【0003】一般に、昼間時間帯での電力需要は多く、
深夜時間帯では電力需要が減少して余剰電力が生じる。
そこで、電力会社では深夜電力制度を設け、通常の商用
電力線に加え、深夜時間帯のみに電力を供給する電力線
を設けている。
【0004】電気温水器などは、かかる深夜電力を利用
して湯を沸かし、この湯を貯湯している。そうすれば、
電力需要が集中する昼間時間帯において電力を使用しな
くても湯の使用が可能となり、かつ昼間時間帯における
需要負荷が軽減されて昼夜の電力需要の平準化に寄与で
きる。
【0005】一方、新たな時間帯別電灯料金制度が設立
されている。この制度によれば商用電力線から供給され
る電力を、例えば昼間時間帯と深夜時間帯とに分け、こ
れら時間帯別に異なる料金を設定している。この料金は
深夜時間帯に比べて昼間時間帯の方が割高となってい
る。これにより深夜時間帯に多くの電力を使用する需要
者にとっては料金の面で有利となる。
【0006】しかしながら、昼間時間帯の料金が割高と
なるので、昼間時間帯での電力使用量が深夜時間帯の電
力使用量と比べてその比率が増加すると、料金が割高と
なる。例えば、電気温水器は、深夜時間帯に温水タンク
のヒータに通電を行って湯を沸き上げている。そして、
昼間においては、湯が使用され、この湯の使用とともに
同量の水が温水タンクに供給される。このようにして湯
の使用が繰り返し行われると、温水タンク内の残湯量が
所定量よりも少なくなるので、必要時に湯切れが生じな
いように任意設定により昼間時間帯でもヒータへの通電
を可能とする自動追焚きができるようになっている。こ
の場合、自動追焚きセットされたままであると、湯の使
用によってヒータへの通電が頻繁になされ、残湯量の多
少に係わりなく昼間時間帯におけるヒータへの通電回数
が増加する。従って、昼間時間帯におけるヒータへの通
電回数が多くなり、結果として電気料金が割高となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように深夜時間
帯に比べて昼間時間帯の方が割高となる時間帯別電灯料
金制度では、電気温水器のヒータへの通電時間が深夜時
間帯よりも昼間時間帯の長くなった場合、電気料金が割
高となる。そこで本発明は、深夜時間帯の安価な電力を
最大限に利用して湯を沸き上げ、湯の必要時に湯切れの
生じない電気温水器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、特定時間帯に
温水タンクに配設されたヒータに通電を行って温水タン
ク内の水を沸き上げ、かつ特定時間帯外に温水タンクへ
の供給水量に応じてヒータへの通電を行う電気温水器に
おいて、
【0009】特定時間帯外におけるヒータへの通電時間
等を測定する通電測定手段と、特定時間帯の開始時付近
に温水タンク内の残湯量を検出する残湯量検出手段と、
この残湯量検出手段により検出された残湯量及び通電測
定手段により測定された通電時間に応じて、次の特定時
間帯外におけるヒータへの通電時間を設定する通電設定
手段とを備えて上記目的を達成しようとする電気温水器
である。
【0010】
【作用】このような手段を備えたことにより、特定時間
帯外にヒータに通電が行われると、この通電時間等、例
えば通電回数が通電測定手段によりカウントされる。そ
して、特定時間帯になると、このとき温水タンク内の残
湯量が残湯量検出手段により検出され、この残湯量及び
通電回数に応じて、次の特定時間帯外におけるヒータへ
の通電回数が通電設定手段により設定される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0012】図1は電気温水器の構成図である。温水タ
ンク1には、給水口2及び給湯口3が設けられ、かつ内
部の下部にはヒータ4が配置されている。このヒータ4
は通電スイッチ5を介して商用電力線6に接続されてい
る。
【0013】又、温水タンク1の側面には、温水タンク
1の上部から下部にわたって各残湯センサ7、8、9が
設けられている。これら残湯センサ7、8、9のうち上
部の残湯センサ7は残湯量60リットル検知用であり、
残湯センサ8は120リットル検知用、下部の残湯セン
サ9は180リットル検知用となっている。これら残湯
センサ7、8、9は、温水タンク1内の湯温と水とを判
別するもので、所定湯温、例えば45℃以上を湯と判別
し、この場合にハイレベルの湯温検知信号を出力し、所
定湯温以下となった場合に水と判別してローレベルの湯
温検知信号を出力するものとなっている。又、最下部の
残湯センサ9は沸き上げ設定温度になると、ヒータ4へ
の通電をしゃ断させる機能を兼ねている。これら残湯セ
ンサ7、8、9は主制御部10に接続されている。
【0014】この主制御部10には通電部11、タイマ
ー12及びプログラムメモリ13が接続されている。こ
のうち通電部11は通電スイッチ5を開閉制御する機能
を有するものであり、又プログラムメモリ13には図2
〜図7に示す温水制御流れ図に従った温水制御プログラ
ムが記憶されている。この主制御部10は温水制御プロ
グラムを実行することにより図8に示す各機能を有する
ものとなる。すなわち、通電測定手段10aは追焚カウ
ンタを有し、昼間時間帯におけるヒータ4への通電回
数、つまり追い焚き回数をカウントする機能を有してい
る。
【0015】又、残湯量検出手段10bは、各残湯セン
サ7、8、9からの各湯温検知信号を受け、深夜時間帯
の開始時に温水タンク1内の残湯量を求める機能を有し
ている。又、通電設定手段10cは、上記残湯量及び上
記通電回数に応じて、翌日の昼間時間帯におけるヒータ
4への通電回数を設定する機能を有している。
【0016】さらに、主制御部10には、深夜時間帯が
終了した時刻7:00から時刻9:00までの時間帯
に、温水タンク1内の湯が設定温度に達していないを含
む時刻19:00までの間に所定量の湯が使用された場
合に、追い焚きを行うか否かの自動追い焚きセットスイ
ッチが備えられている。次に上記の如く構成された電気
温水器の作用について図2〜図7に示す温水制御流れ図
に従って説明する。
【0017】ステップ#1において主制御部10は、タ
イマー12の時刻を読み取って深夜時間帯開始の時刻2
3:00になったかを判断する。図9に示すように深夜
時間帯開始時刻23:00になると、主制御部10はス
テップ#2〜#4において温水タンク1内の残湯量を判
断する。
【0018】このとき、各残湯センサ7、8、9は,温
水タンク1の湯温を検出し、所定湯温以上となるとハイ
レベル、所定湯温以下であればローレベルの湯温検知信
号を出力する。
【0019】主制御部10の残湯量検出手段10bは、
これら湯温検知信号を受けて温水タンク1内の残湯量を
求める。例えば各残湯センサ7、8からの各湯温検知信
号がハイレベルで、残湯センサ9からの湯温検知信号が
ローレベルであれば、残湯量は60リットル以上で12
0リットル未満と判断する。
【0020】次に主制御部10の通電設定手段10cは
翌日の昼間時間帯の追い焚き回数を設定する。すなわ
ち、上記ステップ#2〜#4の残湯量判断の結果、残湯
量が60リットル未満であれば、主制御部10の通電設
定手段10cは、次のステップ#5〜#7において深夜
時間帯に入るまでの昼間時間帯におけるヒータ4への通
電回数、つまり追い焚き回数が3回及びそれ以上か、2
回か、1回かを判断する。
【0021】この判断の結果、追い焚き回数が3回及び
それ以上であればステップ#8において翌日の昼間時間
帯における温水タンク1の温度制御の設定温度を1ラン
ク上げて設定し、追い焚き回数が2回であればステップ
#9において翌日の昼間時間帯における追い焚き回数を
3回と設定する。又、追い焚き回数が1回であればステ
ップ#10において翌日の昼間時間帯における追い焚き回
数を2回と設定し、追い焚きがなければ翌日の昼間時間
帯における追い焚き回数を1回と設定する。
【0022】又、主制御部10の通電設定手段10c
は、ステップ#2〜#4の残湯量判断の結果、残湯量が
60リットル以上であれば、ステップ#12〜#14に移っ
て追い焚き回数が3回及びそれ以上か、2回か、1回か
を判断する。
【0023】この判断の結果、追い焚き回数が3回及び
それ以上であればステップ#15において翌日の昼間時間
帯における追い焚き回数を2回に設定し、追い焚き回数
が2回であればステップ#16において翌日の昼間時間帯
における追い焚き回数を1回と設定する。又、追い焚き
回数が1回であればステップ#17において追い焚きなし
と設定し、追い焚きがなければステップ#18において翌
日の昼間時間帯における温水タンク1の温度制御を追い
焚き無しに設定する。以上の追い焚きの修正結果を表に
すると次表の通りとなる。
【0024】
【表1】
【0025】例えば、深夜時間帯が開始されたときの残
湯量が60〜120リットルの範囲で、深夜時間帯が開
始されるまでの昼間時間帯での追い焚き回数が2回であ
れば、翌日の昼間時間帯での追い焚き回数は1回に設定
される。
【0026】次に主制御部10は図3に示すステップ#
20に移ってピークシフト時間が有るかを判断する。この
ピークシフト時間は図10に示すように深夜時間帯の開
始時からヒータ4への通電を開始するまでの期間を示す
もので、残湯量に応じて設定されている。ここで、ピー
クシフト時間があれば、主制御部10はステップ#21で
タイマー12を駆動してピークシフト時間を計る。
【0027】次に主制御部10はステップ#22において
残湯量に変動があるかを判断する。つまり、深夜時間帯
に入ったピークシフト時間中に温水タンク1内の湯が使
用されて減少し、かつ温水タンク1内に水が供給された
かを判断する。この場合、主制御部10は各残湯センサ
7、8、9からの各湯温検知信号を取り込み、その信号
レベルによって判断する。次に主制御部10はステップ
#23においてピークシフト時間が経過したかをタイマー
12の時刻を読み取って判断する。
【0028】そして、残湯量に変動がなくピークシフト
時間が経過すれば、又は残湯量に変動があれば、主制御
部10はステップ#24に移って通電部11に通電指令を
発する。この通電部11は通電指令を受けて通電スイッ
チ5を閉じる。この通電スイッチ5が閉じることによ
り、ヒータ4への通電が行われ、温水タンク1内の水は
加熱され、その湯温は上昇する。
【0029】次に主制御部10は図4に示すステップ#
30に移って温水タンク1内の湯温が設定温度に達したか
を判断する。この場合、主制御部10は下部の残湯セン
サ9からの湯温検知信号を取り込んでこの信号レベルが
ハイレベルとなり、この後に沸き上げ設定温度に達する
と、全体が沸き上がったと判断して主制御部10はステ
ップ#37において通電部11に通電停止指令を発する。
【0030】又、湯が設定温度に達していなければ、主
制御部10はステップ#31においてタイマー12の時刻
を読み取り、時刻7:00となって深夜時間帯が終了し
たかを判断する。
【0031】深夜時間帯が終了すると、主制御部10は
ステップ#32において自動追い焚きがセットされている
かを判断し、これがセットされていれば次のステップ#
33に移ってヒータ4への通電を継続し、ステップ#34で
湯温が設定温度に達したかを判断し、設定温度に達すれ
ばステップ#36でヒータ4への通電を停止する。
【0032】つまり、深夜時間帯にヒータ4への通電を
行って湯に沸かすが、深夜時間帯が終了しても湯温が設
定温度達していなければ、深夜時間帯終了後もヒータ4
への通電を継続して湯温を設定温度にしている。ただ
し、主制御部10はステップ#35において時刻9:00
になったかを判断し、この時刻になればステップ#36に
移って通電部11に通電停止指令を発し、ヒータ4への
通電を停止する。つまり、深夜時間帯から継続してヒー
タ4への通電を行うのは、時刻9:00までに制限され
る。
【0033】次に主制御部10の通電測定手段10a
は、図5に示すステップ#40に移って追焚カウンタをセ
ットし、ステップ#41にて前日にセットされた追い焚き
条件を読み出す。
【0034】次に通電測定手段10aはステップ#42に
おいてセットされた追い焚き回数及び湯温に変更がある
かを判断し、変更がなければステップ#44に移って下部
の残湯センサ9により検出している湯温が低下して水と
なっているかを判断し、水となっていればステップ#45
において通電部11に通電指令を発し、ヒータ4に対す
る通電を行う。そして、通電測定手段10aはステップ
#46で追い焚きカウンタを1カウントアップする。
【0035】次に主制御部10は、ステップ#47で湯温
が設定温度に達したかを判断し、設定温度に達しなけれ
ばヒータ4への通電を継続し、設定温度に達すればステ
ップ#50でヒータ4への通電を停止する。又、主制御部
10はステップ#48において時刻19:00になったか
を判断し、この時刻になればステップ#49に移ってヒー
タ4への通電を停止する。つまり、時刻19:00から
深夜時間帯の開始時刻23:00まではヒータ4への通
電禁止時間帯としている。
【0036】又、上記ステップ#44での判断の結果、残
湯センサ9で水を検知しなければ、主制御部10はステ
ップ#51に移って時刻19:00になったかを判断し、
この時刻になればステップ#52においてヒータ4への通
電を禁止する。
【0037】従って、昼間時間帯においては、下部の残
湯センサ9により水を検知すればヒータ4への通電を行
って追い焚きを行い、この追い焚き回数を追焚カウンタ
でカウントする。そして、追い焚きの回数は、前日に設
定された追い焚き条件の回数に制限される。
【0038】又、上記ステップ#42の判断の結果、追い
焚き回数及び湯温に変更があれば、主制御部10はステ
ップ#43において追い焚きがあるかを判断し、追い焚き
があれば上記ステップ#44に移る。
【0039】又、このステップ#43の判断の結果、追い
焚きがなければ、主制御部10は図6に示すステップ#
60に移り、上部の残湯センサ7により検出している湯温
が低下して水となっているかを判断する。この判断の結
果、水と判断すれば、主制御部10はステップ#61にお
いて湯切れの報知を行う。
【0040】次に主制御部10はステップ#62において
暫定追い焚きが設定されているかを判断し、設定されて
いればステップ#63に移って下部の残湯センサ9の検出
湯温が水であるかを判断し、水であればステップ#64に
おいて通電部11に対して通電指令を発し、ヒータ4へ
の通電を行う。そして、主制御部10は、ステップ#65
において湯温が上昇して設定温度に達すれば、ステップ
#66においてヒータ4への通電を停止し、スタートに戻
る。
【0041】一方、上記ステップ#30における判断の結
果、温水タンク1内の湯温が設定温度に達し、ステップ
#37においてヒータ4への通電が停止されると、主制御
部10は図7に示すステップ#70に移って深夜時間帯の
終了の時刻7:00になったかをタイマー12の時刻を
読み出して判断する。
【0042】この時刻となるとステップ#71において自
動追い焚きがセットされているかを判断し、この判断の
結果、自動追い焚きがセットされていれば、主制御部1
0はステップ#72において時刻9:00になるまで待
ち、この時刻となれば図5に示すステップ#40に移る。
【0043】又、自動追い焚きがセットされていなけれ
ば、主制御部10はステップ#73において暫定追い焚き
かを判断し、そうであればステップ#74に移って下部の
残湯センサ9により検出湯温が水であるかを判断し、水
であればステップ#75においてヒータ4に通電を行う。
そして、主制御部10はステップ#76で湯の沸き上げが
完了したかを判断し、沸き上げ終了であればステップ#
77においてヒータ4への通電を停止する。又、主制御部
10はステップ#78において深夜時間帯開始の時刻2
3:00になったかを判断し、時刻23:00前であれ
ばヒータ4への通電を継続し、この時刻となればヒータ
4への通電を停止する。
【0044】又、上記ステップ#73の判断の結果、暫定
追い焚きでなければ、主制御部10はステップ#79にお
いてヒータ4への通電を停止し、次のステップ#80にお
いて上部の残湯センサ7による検出湯温が水であるかを
判断し、水であればステップ#81において湯切れの報知
を行う。
【0045】このように上記一実施例においては、自動
追焚きがセットされた状態で、昼間時間帯にヒータ4へ
の通電が行われると、この通電回数が測定され、深夜時
間帯になると、このときの残湯量が測定され、この残湯
量及び通電回数に応じて、翌日の昼間時間帯におけるヒ
ータ4への通電回数を設定するようにしたので、翌日の
昼間時間帯におけるヒータ4への通電回数をセーブする
ことができ、深夜時間帯の電力で効率的に湯を沸かすこ
とができ、かつ昼間時間帯の電力使用量を少なくでき
る。従って、新たな時間帯別電灯料金制度において、料
金の割高な昼間時間帯の電力使用量を少なくできて経済
的となる。
【0046】又、翌日の昼間時間帯の通電回数のセーブ
は、深夜時間帯の開始時における温水タンク1内の残湯
量が60〜120リットルになる方向に設定でき、この
残湯量は深夜時間帯の開始時においては適量である。す
なわち、例えば入浴で湯の使用量は1回でほぼ180リ
ットルくらいである。そして、温水タンク1内の湯温は
85℃程度であり、この湯を使用する場合は水と混合し
湯温を適温に下げて使用することになる。従って、残湯
量が60〜120リットルあれば、入浴によって湯切れ
が生じることはほとんどなく、最少必要量の残湯量60
リットルは確保できる。
【0047】又、深夜時間帯が終了し昼間時間帯になっ
ても時刻9:00までは追い焚きを自動的に行うので、
例えば深夜時間帯に湯が使用されて水の供給があり、湯
温が低下して深夜時間帯終了時刻になっても設定温度に
達していなければ、継続してヒータへの通電を行って湯
温を設定温度にできる。この場合、深夜時間帯に湯が使
用された場合に限らず、この深夜時間帯に停電があった
場合でも設定温度に達することができ、かつかかる追い
焚きにより湯切れが生じることはない。
【0048】なお、本発明は上記一実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、深夜時間帯の開始時における残湯量を18
0リットル以上、120〜180リットルの範囲などに
分けたが、この残湯量範囲に限ることはない。又、通電
回数のカウントに限らず、ヒータ4への通電時間を測定
するようにしてもよい。
【0049】又、翌日の昼間時間帯における追い焚き回
数を設定する場合、昼間時間帯の湯使用量を測定し、こ
の湯使用量に応じて追い焚き回数を設定するようにして
もよく、又この湯使用量とヒータ4への通電回数とに基
づいて設定するようにしてもよい。さらに、湯の使用量
と残湯量とから当日の使用熱カロリーを算出し、この使
用熱カロリーから翌日の昼間時間帯における沸き上げ温
度を制御するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、深
夜時間帯の安価な電力を最大限に利用して湯を沸き上
げ、湯の必要時に湯切れの生じない電気温水器を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電気温水器の一実施例を示す構
成図。
【図2】同電気温水器における温水制御流れ図。
【図3】同電気温水器における温水制御流れ図。
【図4】同電気温水器における温水制御流れ図。
【図5】同電気温水器における温水制御流れ図。
【図6】同電気温水器における温水制御流れ図。
【図7】同電気温水器における温水制御流れ図。
【図8】同電気温水器における主制御部の具体的な機能
ブロック図。
【図9】同電気温水器の動作経過を示す図。
【図10】同電気温水器におれるピークシフトを示す
図。
【符号の説明】
1…温水タンク、 4…ヒータ、 5…通電スイッチ、 7,8,9…残湯センサ、 10…主制御部、 10a…通電測定手段、 10b…残湯量検出手段、 10c…通電設定手段、 11…通電部、 12…タイマー、 13…プログラムメモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定時間帯に温水タンクに配設されたヒ
    ータに通電を行って前記温水タンク内の水を沸き上げ、
    かつ前記特定時間帯外に前記温水タンクへの供給水量に
    応じて前記ヒータへの通電を行う電気温水器において、 前記特定時間帯外における前記ヒータへの通電時間等を
    測定する通電測定手段と、前記特定時間帯の開始時付近
    に前記温水タンク内の残湯量を検出する残湯量検出手段
    と、この残湯量検出手段により検出された残湯量及び前
    記通電測定手段により測定された通電時間に応じて、次
    の特定時間帯外における前記ヒータへの通電時間を設定
    する通電設定手段とを具備したことを特徴とする電気温
    水器。
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