JP2510344Y2 - 自動振幅制御装置 - Google Patents

自動振幅制御装置

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JP2510344Y2
JP2510344Y2 JP1989063418U JP6341889U JP2510344Y2 JP 2510344 Y2 JP2510344 Y2 JP 2510344Y2 JP 1989063418 U JP1989063418 U JP 1989063418U JP 6341889 U JP6341889 U JP 6341889U JP 2510344 Y2 JP2510344 Y2 JP 2510344Y2
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孝之 松下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、疲労試験装置等の高精度加振制御を行なう
ための自動振幅制御装置に関する。
［従来の技術］ 疲労試験装置等の加振制御を行う装置では、従来は第
２図に示す様な構成で加振装置10により試験体12を目標
設定器７にて設定された正弦波信号で加振させ、その振
動状態を検出器11で検出し、検出信号増幅器13で増幅し
た信号によりサーボ制御ループを構成し、サーボ増幅器
９により制御信号を出力して加振装置10を制御してい
る。しかし、通常は制御偏差が発生するため、振幅を高
精度に制御する場合には自動振幅制御装置８を付加して
いる。
この自動振幅制御装置としては従来は第３図の方式を
とっていた。加振目標信号Vcと加振検出信号Vfはそれぞ
れ整流回路1,2等によりピーク値信号とし減算器３によ
り偏差信号を検出し、誤差増幅器４により増幅し掛算器
５に入力し、加振目標信号と同じ発振周波数の信号と掛
算し正弦波加振信号Vdを補正用駆動信号として得てい
た。
この方式によれば、加振系の特性f／d＝Ｋとした
時の補正特性f／cは次の様になる。f ／c＝K/（Ｋ＋1/G） …（１） ここでf：加振検出信号のピーク値 c：加振目標信号のピーク値 K :加振系の特性 G :誤差増幅器のゲインである。
従ってＧを大きくすることができればVfはVcに近づき
精度が向上する。
［考案が解決しようとする課題］ 前記のように誤差増幅器４の利得Ｇを大きく設定する
ことができればVfはVcに近づくが、実際はＧは有限の値
であり、またＧをあまり大きくすると応答がかえってて
不安定になることもあり、あまり大きくできない場合が
ある。この時、加振系の特性が補正を必要としないＫ＝
１の時でも、この振幅制御装置を使用するとf ／c＝1/（１＋1/G） …（２） となりかえって、精度を悪くしてしまうことがあり、試
験条件によっては使用できなかった。
本考案はこの様なことがおこらない様に、元の特性が
良い時には、たとえ誤差増幅器ゲインを低く設定してい
ても精度を落すことのない回路構成とし、どの様な試験
条件でも使用できる様にするものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案においては、前記のような問題を解決するため
に、加振目標信号と加振検出信号のピーク値の偏差を検
出し、誤差増幅を行なったあとに、加振目標信号ピーク
値を加算する回路構成としたものである。
［作用］ 上記の構成とすることにより、加振系の特性が良い時
には、その補正特性は誤差増幅器のゲインに依存しない
ものとなり、精度を落とすことがない。また、加振系の
特性が悪い時には補正が作用し、精度を向上させること
ができる。
［実施例］ 以下実施例で説明する。
本考案においては第１図に示すように誤差増幅器４に
後続して加算器６を配置した回路構成を有している。加
振目標信号Vcと加振検出信号Vfはそれぞれ整流回路1,2
等によりピーク値信号とし減算器３により偏差信号を検
出し、誤差増幅器４により増幅したあと、加算器６で１
により作られた加振目標信号のピーク値を加算する。
その信号を掛算器５に入力し、加振目標信号と同じ発
振周波数の信号Voと掛算し、正弦波加振信号Vdを得る。
この方式によれば補正特性f／cは次の様になる。f ／c＝Ｋ（１＋1/G）／ （Ｋ＋1/G） …（３）式 記号の意味は（１）式と同じ この様にすればＫ＝１の時にはf／cはＧに依存せ
ず１となり精度を落とすことがない。当然Ｇを大きい値
に設定できればf／cはＫの値にかかわらず１に近づ
く。
［考案の効果］ 本考案の振幅補正回路を使用すれば、加振系の特性が
良い時には、たとえ補正用の誤差増幅ゲインが低くとも
精度を落とすことがなく、一方加振系の特性が悪い時に
は補正が作用し、精度を向上させることを自動的に行な
うことができる。
これにより試験条件にかかわらず本装置を作動させた
ままで運転することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本考案の１実施例に係る自動振幅制御装置の
ブロック図である。 第２図は自動振幅制御装置の一般的なブロック図であ
る。 第３図は従来の自動振幅制御装置の構成図である。 1,2…整流回路、３…加算器、４…誤差増幅器、５……
掛算器、６…加算器、７…目標設定器、８…自動振幅制
御装置、９…サーボ増幅器、10…加振装置、11…検出
器、12…供試体、13…検出信号増幅器。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】加振目標信号と加振検出信号のピーク値を
    得る回路とそれらのピーク値の偏差を算出して増幅する
    回路と、その出力に後続して配置され、加振目標信号の
    ピーク値を前記偏差増幅値に加算する回路と、加算され
    た出力と外部入力信号との掛算を行なう回路から構成さ
    れる自動振幅制御装置。
JP1989063418U 1989-05-31 1989-05-31 自動振幅制御装置 Expired - Lifetime JP2510344Y2 (ja)

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JPH033016U JPH033016U (ja) 1991-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59208615A (ja) * 1983-05-12 1984-11-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 振動台の運転制御装置
JPS61102519A (ja) * 1984-10-25 1986-05-21 Tokyo Keiki Co Ltd 制御装置
JPS62291536A (ja) * 1986-06-11 1987-12-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 振動台制御装置

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JPH033016U (ja) 1991-01-14

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