JP2510266Y2 - バックホウのバケット - Google Patents

バックホウのバケット

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JP2510266Y2 JP1989106160U JP10616089U JP2510266Y2 JP 2510266 Y2 JP2510266 Y2 JP 2510266Y2 JP 1989106160 U JP1989106160 U JP 1989106160U JP 10616089 U JP10616089 U JP 10616089U JP 2510266 Y2 JP2510266 Y2 JP 2510266Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はバックホウに係り、特にバケットの掘削幅を
運転席で任意かつ容易に変更できるように構成したバッ
クホウのバケットに関する。
[従来の技術] 地中線の埋設工事、道路側溝工事などには、一定区間
の一定掘削幅の掘削を要求されることから、掘削幅が一
定の掘削幅の掘削用バケットを備えた油圧シリンダ式の
バックホウ(油圧式ショベル系掘削機)が使用されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、バックホウの掘削用バケットは、それ自体が
掘削幅を変更できる構造を備えていないため、掘削幅の
変更を要求された場合には、その掘削幅に見合う別の掘
削用バケットに交換しなければならない不都合があっ
た。
この考案はバケットを交換するようなことがなく、そ
の掘削幅の変更が自在な構造をもつバックホウのバケッ
トを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 第1の考案は上記目的を達成するために、アームの先
端に回動用リンクを介して連結され、掘削物を所定の幅
で手前に掻き取って取り込むバックホウのバケットにお
いて、上記回動用リンクに枢支された掘り幅一定の固定
バケットと、その固定バケットの左右両側上端に回動自
在に枢支され、掘り幅を可変にする可動バケットと、掘
り幅を調整する開閉駆動手段とを有するものである。
第2の考案は、バックホウのアーム及びバケット回動
用リンクに枢支され両側を開放させて形成した固定バケ
ットと、該固定バケットの左右対称の位置にそれぞれ回
動自在に枢支された可動バケットと、可動バケット相互
を互いに反対方向に同一回動角で開閉させるべく、上記
開閉駆動手段を、上記各可動バケットのそれぞれに一体
的に取り付けられ且つ互いに噛合させて設けられた1組
のギヤ手段と、可動バケット相互に掛渡されて相互の回
動角を変更する送り機構とから構成したものである。
[作用] 第1の考案において開閉駆動手段を駆動すると、上記
可動バケットは、上記固定バケットに対して互いに反対
方向に同一回動角で回動する。つまり、固定バケットの
中央に対して左右対称に可動バケットが回動する。この
結果、開閉駆動手段を駆動することによって掘削幅の変
更が容易になされると共に、固定及び可動バケットによ
り掘削物を手前に掻き取る掘削施工において偏心荷重の
発生が防止乃至解除される。
さらに第2の考案において上記固定バケットに対して
左右対称位置にそれぞれ枢支された可動バケットは、こ
れら可動バケットのそれぞれに一体的に設けられて互い
に噛合する1組のギヤ手段を有する。この結果、送り機
構で可動バケットの一方の回動角が変更されると自動的
に他方の可動バケットの回動角が同一に調整される。し
たがって、送り機構を伸長、または収縮方向に作動させ
ると同一の回動角で可動バケット相互が近接・離間する
ようになり、バケット全体の幅寸法が拡大・縮小されバ
ケット全体の掘削幅が簡単に変更される。
[実施例] 以下にこの考案の好適一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第3図にこの考案に係るバックホウが示されている。
図示されるように、堅牢な車体1の両側には駆動輪2
および複数の従動輪3が取付けられ、これら駆動輪2及
び従動輪3には、エンドレスのキャタピラ4が巻掛けら
れている。つまり車体1内の駆動装置(図示せず)にて
駆動輪2を駆動させ、キャタピラ4によって車体1を前
後方向へ走行させるように構成してある。
車体1の前部のブーム取付基部5には、上下方向に間
隔を有してブーム枢支軸6及び主シリンダ枢支軸7が一
体的に取付けられている。このブーム枢支軸6にはブー
ム8の基端部が回動自在に取付けられ、主シリンダ枢支
軸7には、主シリンダ9の取付け基部が回動自在に取付
けられている。この主シリンダ9の作動ロッド10の先端
はブーム9の屈曲部11より前方の下方位置に一体形成し
た枢支フレーム12の支軸13に回動自在に取付けられる。
つまり、主シリンダ9の作動ロッド10を伸長させる方向
に作動させるとブーム8が上方へ回動され、収縮方向に
駆動させるとブーム8が下方へ回動するようになる。一
方、上記屈曲部11より前方の上方位置に一体形成した枢
支フレーム14の支軸15には、副シリンダ16の基端部が回
動自在に取付けられ、ブーム8の先端に取付けられた支
軸17には、アーム18の基端側が回動自在に枢支されてい
る。そして副シリンダ16の作動ロッド19の先端は、アー
ム18の基端部に取付けた支軸20に回動自在に連結され
る。この結果、副シリンダ16の作動ロッド19を伸長また
は収縮方向に作動するとブーム8に対してアーム18が回
動するようになる。アーム18には、その基端側に一体形
成した支持フレーム21の支軸に、バケット駆動用シリン
ダ22の基端部が回動自在に取付けられると共に、その先
端側にバケット23を駆動するためのリンク機構24が取付
けられている。リンク機構24は、上記アーム18の先端に
基端を回動自在に取付けた回動リンク25と、この回動リ
ンク25の自由端と円弧状のバケット回動用リンク26の基
端とを同一の連結ピン27で共に連結して形成され、その
連結ピン27には上記バケット駆動用シリンダ22の先端が
回動自在に連結されている。
さてこの考案の目的とするところは掘削用の上記バケ
ット23の幅寸法を簡単に可変させて所望の掘削幅で掘削
物を手前に掻き取って掘削可能なバックホウのバケット
を提供するにある。
そこで掘削用のバケット23を第1図及び第2図に示す
ように上記バケット23を、主に固定バケット30と、この
固定バケットに回動自在に枢支された2つの可動バケッ
ト31,32とで構成し、これら可動バケット31,32の回動角
を任意に調節できるように構成する。
固定バケット30は、第1図に示すように、所定肉厚の
箱状体の両側を開放させた掘り幅が一定のバケットとし
て固定バケット30には、その両側に固定バケット30の上
板33の上面及び固定バケット30の背面に沿って板状の連
結部材34が一体的に取付けられている。これら各連結部
材34には第2図に示すように、その前方側位置に上記ア
ーム18の先端の支軸35に対して回動自在に嵌合される軸
穴36が形成され、後方位置に上記バケット回動リンク26
の支軸37に対して回動自在に嵌合される軸穴38が形成さ
れる。一方、固定バケット30の上板33の内面には、第1
図に示すようにその両側でかつ固定バケット30の深さ方
向に間隔をおいて2つのヒンジ部39,40が形成されてい
る。
可動バケット31,32はそれぞれ所定肉厚の箱状体の片
側、即ち可動バケット31,32の幅方向内方の一側が開放
されて形成されている。これら可動バケット31,32の上
板41,42には、上記各ヒンジ部39,40のそれぞれに係合す
る枢支部43が一体的に形成されており、これらヒンジ部
39,40及び枢支部42にはその係合状態において1本の枢
支軸44を貫通させるための軸穴45,46がそれぞれ形成さ
れ、これら軸穴45,46に貫通された枢支軸44は、キー、
スプラインまたは溶接等の手段によって上記枢支部43に
固定される。一方、各枢支軸44の中央部分には、第1
図,第2図に示すように所定の円周長を有する扇状のギ
ヤ47,47が一体的に取付けられている。これら扇状のギ
ヤ47,47は相互に噛合させて取付けられ、上記ヒンジ部3
9,40に対して一方の可動バケット31が回動されたときに
それら扇状のギヤ47,47を介して他方の可動バケット32
を同一の回動角度まで回動させるようになっている。な
お各可動バケット31,32の下板48,49は上記枢支部39,40
を中心として円弧状に形成される。また、一方の下板49
の内面には他方の下板48を回動方向に沿わせて案内する
ための曲率半径で形成されたガイド板50が一体的に取付
けられている。
さらに上記各可動バケット31,32の内方の端縁相互を
互いに当接させた回動位置において、各可動バケット3
1,32の側板の上部には、上下方向に互いに同一位置に断
面コ字形のヒンジ部材51,51が一体的に取付けられ、こ
れらヒンジ部材51,51には、伸縮されることによって上
記可動バケット31,32相互を互いに反対方向に回動させ
て、固定バケット30に対する可動バケット31,32の掘削
幅を拡大・縮小させるための油圧シリンダ52が掛渡され
て取付けられる。また可動バケット31,32には上記枢支
軸44の回動角度をパルスで検出するエンコーダ(図示せ
ず)が取付けられている。
ところで上記車体1の運転席には、操作レバ等の操作
系によって上記油圧シリンダ52への供給量を調節するた
めの油圧コントローラ(図示せず)が取付けられる。こ
の油圧コントローラは上記エンコーダからのパルスを受
けてパルス数を積算すると共に、その積算値が油圧コン
トローラの設定値と符号したときに上記油圧シリンダ52
への作動油供給を停止するように構成される。
なお実施例において上記2枚1組の扇状のギヤ47,47
がギヤ手段を構成し、上記油圧シリンダ52が送り機構を
構成し、そしてこれらギヤ手段と送り機構で開閉駆動手
段を構成している。
53,54は掘削用のビットである。
このように構成して、上記油圧コントローラの設定値
を掘削幅の要求に応じて適正に設定すると、油圧コント
ローラは、エンコーダのパルス数が設定値と符号するま
で上記油圧シリンダ52に適正量の作動油を供給する。こ
の結果、油圧コントローラの設定値に応じて上記油圧シ
リンダ52が伸長あるいは収縮して可動バケット31,32相
互が上記扇状のギヤ47,47を介して互いに反対方向に回
動し、固定バケット30及び可動バケット31,32の掘削幅
が変更される。したがって掘削用のバケット23の掘削幅
の変更に応じ上記油圧コントローラの設定値を変更する
ことによってバケット23を都度交換することなく掘削幅
を変更できる。
なお上記各ギヤ47,47を上記枢支軸44に一体に設ける
説明をしたが、上記可動バケット31,32に一体形成ない
し一体的に取付けることも可能であり、上記送り機構と
して筒状体に互いに逆ねじを形成したロッドを螺合して
それらロッド先端を上記ヒンジ部材に回動自在に連結
し、これらロッドに対して筒状体に双方向の切換自在な
ラチェットと、手動のラチェットレバを取付けて上記可
動バケット31,32の掘削幅を変更するように構成するこ
とも可能である。なおラチェットレバは、上記油圧シリ
ンダ52と上記エンコーダ及び上記油圧コントローラで運
転席から遠隔調整できるように構成することも当然可能
である。
[考案の効果] 以上説明したことから明らかなようにこの考案によれ
ば次の如き優れた効果を発揮する。
簡単にバケットの掘削幅を調整できバックホウの掘削
性を向上できる。また、掘削幅を変更してもバケットに
偏芯荷重をかけないようにることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適一実施例を示す正面図、第2図
は第1図のII-II線矢視図、第3図はこの考案に係るバ
ックホウの全体図である。 図中、18はアーム、26はバケット回動用リンク、30は固
定バケット、31,32は可動バケット、47はギヤ手段たる
扇状のギヤ、52は送り機構たる油圧シリンダである。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アームの先端に回動用リンクを介して連結
    され、掘削物を所定の幅で手前に掻き取って取り込むバ
    ックホウのバケットにおいて、上記回動用リンクに枢支
    された掘り幅一定の固定バケットと、その固定バケット
    の左右両側上端に回動自在に枢支され、掘り幅を可変に
    する可動バケットと、掘り幅を調整する開閉駆動手段と
    を備えたことを特徴とするバックホウのバケット。
  2. 【請求項2】上記開閉手段が、可動バケット相互の回動
    角を同一とすべくこれら可動バケットのそれぞれに一体
    的に取り付けられ且つ互いに噛合させて設けられた1組
    のギヤ手段と、可動バケット相互に掛渡されて相互の回
    転角を変更する送り機構とから構成された請求項1記載
    のバックホウのバケット。
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FR2278853A1 (fr) * 1974-05-08 1976-02-13 Poclain Sa Godet
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