JP2510095B2 - 光学再生装置 - Google Patents

光学再生装置

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JP2510095B2
JP2510095B2 JP6092791A JP6092791A JP2510095B2 JP 2510095 B2 JP2510095 B2 JP 2510095B2 JP 6092791 A JP6092791 A JP 6092791A JP 6092791 A JP6092791 A JP 6092791A JP 2510095 B2 JP2510095 B2 JP 2510095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生を容易且つ円滑に
開始することが可能な光学再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】記録媒
体ディスクに対物レンズを介して光ビームを投射してデ
ィスク上の信号を再生する光学式ビデオディスクプレー
ヤは公知である。
【0003】この種の装置において、再生の開始を迅
速、円滑且つ容易に行うことができ且つ記録媒体の装着
の検出を容易に行うことができれば好都合である。
【0004】そこで、本発明の目的は、再生の開始を円
滑且つ容易且つ正確に行うことができ、且つ記録媒体の
装着を容易且つ正確に検出することができる光学再生装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、実施例を示す図面の符号を参照して説明す
ると、シート状記録媒体1を回転するための記録媒体回
転駆動装置2と、前記光源3から放射された光ビームを
収束させて前記記録媒体1に投射する対物レンズ7と、
前記記録媒体1に対する前記対物レンズ7の位置が変位
するように前記対物レンズ7を駆動するレンズ駆動装置
と、前記記録媒体1における前記光ビームの反射又は透
過光を検出するために四角形の第1、第2、第3及び第
4のフォトダイオードD1、D2、D3、D4を全体と
して田の字になるように組み合せたものであって、前記
第1及び第4のフォトダイオードD1、D4が第1の仮
想直線上に配置され、第2及び第3のフォトダイオード
D2、D3が前記第1の仮想直線に直交する第2の仮想
直線上に配置されている4分割型光検出器11と、前記
第1、第2、第3及び第4のフォトダイオードD1、D
2、D3、D4の出力を加算したものを増幅して再生信
号を得るための再生増幅器15と、前記第1及び第4の
フォトダイオードD1、D4の出力の加算値と前記第2
及び第3のフォトダイオードD2、D3の加算値との差
を求めて前記光ビームの前記記録媒体(1)上でのフォ
ーカス状態を一定に保つためのフォーカス制御信号を得
るためのフォーカス制御用誤差増幅器12と、前記フォ
ーカス制御用誤差増幅器12と前記レンズ駆動装置との
間に設けられた前記フォーカス制御信号の伝送を選択的
に遮断するフォーカス制御信号伝送制御スイッチ17
と、プレイスイッチに連動するフォーカス制御開始操作
スイッチ34と、所定周期T2を有して鋸波発生開始制
御パルスを繰返して発生する発振器20と、前記発振器
20から得られた前記鋸波発生開始制御パルスを選択的
に通過されるために一方の入力端子が前記発振器20に
接続されているANDゲート22と、前記ANDゲート
22を通過した前記鋸波発生開始制御パルスに応答して
前記記録媒体1に対する前記対物レンズ7の位置を強制
的に一定範囲において変化させるための鋸波電圧を発生
する鋸波発生器23と、光ビームを放射する光源3と、
前記鋸波電圧を前記レンズ駆動装置に選択的に供給する
ために前記鋸波発生器23と前記レンズ駆動装置との間
に接続された鋸波選択供給用スイッチ24と、第1の基
準電圧E1を与えるための第1の基準電圧源と、前記フ
ォーカス制御用誤差増幅器12から得られた前記フォー
カス制御信号と前記第1の基準電圧E1とを比較する第
1のコンパレータ27と、前記フォーカス制御信号が前
記第1の基準電圧E1以上の期間を示す前記第1のコン
パレータ27の出力パルスの後縁に同期して前記鋸波発
生開始制御パルスの前記所定周期T2よりも短いパルス
幅T1のパルスを発生するモノマルチバイブレータ28
と、第2の基準電圧E2を与えるための第2の基準電圧
源と、前記第1及び第4のフォトダイオードD1、D4
の出力の加算値と前記第2の基準電圧E2とを比較する
第2のコンパレータ30と、前記第1及び第4のダイオ
ードD1、D4の出力の加算値が前記第2の基準電圧E
2以上であることを示す前記第2のコンパレータ30の
出力信号の前縁を前記モノマルチバイブレータ28が出
力パルスを発生している期間内迄遅延させるための遅延
回路31と、一方の入力端子が前記モノマルチバイブレ
ータ28に接続され、他方の入力端子が前記遅延回路3
1に接続され、前記モノマルチバイブレータ28の出力
パルスと前記遅延回路31から得られる前記第2のコン
パレータ30の出力信号を遅延した信号との内のいずれ
か一方が得られているか否かを示す出力を発生する第1
の論理ゲート32と、一方の入力端子が前記フォーカス
制御開始操作スイッチ34に接続され、他方の入力端子
が前記第1の論理ゲート32に接続され、前記フォーカ
ス制御開始操作スイッチ34がプレイ状態を示している
と同時に前記モノマルチバイブレータ28の出力パルス
と前記遅延回路31から得られた前記第2のコンパレー
タ30の出力信号を遅延した信号との内のいずれか一方
が得られていることを示す出力が前記第1の論理ゲート
32から得られている時に前記フォーカス制御信号伝送
制御スイッチ17をオンに制御する信号を出力する第2
の論理ゲート33と、前記第1の論理ゲート32に接続
され、前記モノマルチバイブレータ28の出力パルスと
前記遅延回路31の前記第2のコンパレータ30の出力
信号を遅延した信号との内のいずれか一方が得られてい
ることを示す前記第1の論理ゲート32の出力に基づい
て前記記録媒体1が前記回転駆動装置2に装着されてい
ることを表示する表示器37と、前記第2のコンパレー
タ30に接続された積分回路39と、第3の基準電圧E
3を与えるための第3の基準電圧源と、前記積分回路3
9の出力と前記第3の基準電圧E3とを比較する第3の
コンパレータ40と、一方の入力端子が前記フォーカス
制御開始操作スイッチ34に接続され、他方の入力端子
が前記第3のコンパレータ40に接続され、出力端子が
前記ANDゲート22の他方の入力端子と前記鋸波選択
供給用スイッチ24の制御端子に接続され、前記フォー
カス制御開始操作スイッチ34からプレイ状態を示す信
号が発生していると同時に前記積分回路39の出力が前
記第3の基準電圧E3に達していないことを示す信号が
前記第3のコンパレータ40から発生している時のみに
前記鋸波発生開始制御パルスが前記ANDゲート22を
通過するように前記ANDゲートを制御し、且つ前記鋸
波選択供給用スイッチ24を前記鋸波電圧が通過するよ
うに前記鋸波選択供給用スイッチ24を制御する第3の
論理ゲート21とを備えた光学再生装置に係わるもので
ある。
【0006】
【作用効果】本発明は次の作用効果を有する。 (イ) 第1のコンパレータ27の出力段にモノマルチ
バイブレータ28を設けたので、ノイズ等による第1の
コンパレータ27の出力の振動即ち高レベル状態と低レ
ベル状態の繰返しがあっても、これに応答してフォーカ
ス制御信号伝送制御スイッチ17がオン・オフすること
がなくなり、フォーカス制御を円滑に開始させることが
できる。 (ロ) モノマルチバイブレータ28の出力パルス幅
は、発振器20から発生する鋸波発生開始制御パルスの
周期よりも短いので、第1回目の鋸波電圧によってフォ
ーカス制御のロック状態を得ることができなかった時に
フォーカス制御信号伝送制御スイッチ17を一旦オフに
戻すことができる。従って、フォーカス制御信号伝送制
御スイッチ17がオフの状態で第2回目の鋸波電圧によ
るフォーカス制御開始動作を第1回目と同様に生じさせ
てフォーカス制御のロック状態に円滑に移行させること
が可能になる。 (ハ) 第2のコンパレータ30を設け、ここに入力す
る光検出器11から得られた信号のレベルが第2の基準
電圧よりも高い時には、フォーカス制御信号伝送制御ス
イッチ17を継続的にオンするので、モノマルチバイブ
レータ28の出力パルスによるフォーカス制御信号伝送
制御スイッチ17のオン制御に続いて、第2のコンパレ
ータ30の出力に基づくオン制御が達成される。従っ
て、フォーカス制御が正常に開始した時にはフォーカス
制御信号伝送制御スイッチ17のオンを確実に維持する
ことができる。 (ニ) 第2のコンパレータ30の出力の前縁は遅延回
路31によってモノマルチバイブレータ28の出力パル
スの発生期間内まで遅延されているので、必ず第1のコ
ンパレータ27の出力パルスの後縁時点t6にてフォー
カス制御信号伝送制御スイッチ17のオンを開始させる
ことができる。従って、フォーカス制御を常に円滑に開
始させることができる。 (ホ) 積分回路39と第3のコンパレータ40とによ
って第3の論理ゲート21及び鋸波選択供給用スイッチ
24を制御するので、必要な時のみ鋸波電圧を発生させ
て供給することを容易に達成することができる。 (ヘ) 表示器37を第1の論理ゲート32の出力に基
づいて駆動するので、記録媒体1の回転駆動装置2に対
する装着の検出を容易且つ正確に達成することができ
る。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図4を参照して本発明の実施例
に係わる光学再生装置について述べる。
【0008】図1において、1はシート状記録媒体とし
てのディスクであり、情報信号が光学ピットの形式で記
録されたものである。2はディスク1を着脱自在に保持
して回転駆動するための回転駆動装置であり、ディスク
モータ、ターンテーブル、クランパ等から成る。3はレ
ーザ光源であり、この実施例の場合は再生及びフォーカ
ス検出の両方に使用される光ビーム4を投射する。この
ビーム4をディスク1に投射するための光学系は、ミラ
ー5、ビームスプリッタ6、対物レンズ7で構成され、
ディスク1にはビーム4が対物レンズ7で最適フォーカ
ス状態に収束されて投射される。対物レンズ7は、ディ
スク1上におけるビーム4のフォーカス状態を調整する
ために、ディスク1の面に対して垂直方向に変位可能に
支持されている。第3図は対物レンズ7を変位させるボ
イスコイル型駆動装置を説明的に示すものであり、巻枠
44に対物レンズ7とムービングコイル8とが結合さ
れ、コイル8は永久磁石45のギャップ内に配されてい
る。なおこの実施例の駆動装置では、制御特性を良くす
るためにジンバルバネによってレンズ7が支持されてい
ない。従って、コイル8の電流が零の状態で最適フォー
カスとはならず、フォーカス制御信号に応答して垂直方
向に変位し、最適フォーカス状態となる。
【0009】ディスク1で得られる反射光9の経路に
は、対物レンズ7、ビームスプリッタ6、円筒レンズ1
0、及び4分割型光検出器11が順次に配されている。
4つのフォトダイオードD1、D2、D3、D4から成
る公知の4分割型光検出器11には、図2に示す如く、
合焦点の時に実線(a)で示すように反射光9のスポッ
トが形成され、対物レンズ7がディスク1に近づき過ぎ
た時に点線(b)で示す縦長のスポットが形成され対物
レンズ7がディスク1から遠すぎる時に鎖線(c)で示
すスポットが形成される。フォーカス制御信号を形成す
るために、第1及び第4のフォトダイオードD1、D4
は共通接続されて誤差増幅器12の負の端子に接続さ
れ、第2及び第3のフォトダイオードD2、D3は共通
接続されて誤差増幅器12の正の端子に接続されてい
る。また各フォトダイオードD1〜D4は結合コンデン
サ13、14を介して再生用増幅器15に結合され、増
幅器15の出力段には復調回路16が設けられている。
フォーカス制御信号形成回路としての誤差増幅器12と
レンズ駆動装置としてのムービングコイル8との間に
は、フォーカス制御信号選択的伝送用スイッチ17、合
成回路18、及び駆動増幅器19が順次に設けられ、ス
イッチ17がオンの時に誤差出力に応答してムービング
コイル8が駆動されるように構成されている。
【0010】本装置は、フォーカス制御系を利用してデ
ィスク1の駆動装置2に対する着脱状態を検出し且つフ
ォーカス制御の開始を制御するために、更に、レンズ強
制変位信号供給回路25、及び記録媒体着脱状態検出及
びスイッチ制御回路26等を有する。レンズ強制変位信
号供給回路25は、第4図(B)に示す制御パルスを発
生する発振器20と、NORゲート21と、ANDゲー
ト22と、鋸波発生器23と、スイッチ24とから成
り、ディスクの有無を検出する期間に第4図(D)に示
す鋸波電圧を発生する。このレンズ強制変位信号供給回
路25の出力は、合成回路18に送られ、スイッチ17
の出力に加算又は減算される。
【0011】ディスク着脱状態検出及びスイッチ制御回
路26は、誤差増幅器12の出力と第1の基準電圧E1
の電源とに接続された第1のコンパレータ27と、この
コンパレータ27の正の出力パルスの後縁に対応して一
定時間のパルスを発生する単安定マルチバイブレータ2
8と、フォトダイオードD1とD4とに接続された増幅
器29と、この増幅器29の出力と第2の基準電圧E2
の電源とを入力とする第2のコンパレータ30と、この
コンパレータ30の出力を一定時間遅延させる遅延回路
31と、単安定マルチバイブレータ28の出力と遅延回
路31の出力とを入力とするNORゲート32とから成
る。
【0012】NORゲート32の出力とスイッチ回路1
7との間にはNORゲート33が設けられ、このNOR
ゲート33の一方の入力端子にフォーカス制御及びディ
スク検出開始操作スイッチ34が接続されている。操作
スイッチ34は常時オンであり、操作した時にオフにな
って低レベル信号を送出する。35はインバータ、36
はピークホールド回路であり、NORゲート32の反転
出力がホールドされて、ディスク有無表示器37及びシ
ステムコントローラ38に送られる。
【0013】コンパレータ30の出力に結合された積分
回路39、及びこの積分回路39の出力と第3の基準電
圧E3の電源とに接続された第3のコンパレータ40は
フォーカスサーボロック状態を検出する回路であり、こ
の出力にてレンズ強制変位信号供給回路25を制御し、
且つシステムコントローラ38にフォーカスサーボロッ
ク状態であることを知らせる。
【0014】次に、図4を参照して図1の回路動作を説
明する。例えばプレイスイッチ等に連動させるか又は独
立に開始操作スイッチ34をt1時点でオフ操作する
と、図4の(A)に示す如く低レベル操作出力信号が送
出される。この時第3のコンパレータ40の出力も図4
の(N)に示すように低レベルであるので、NORゲー
ト21の出力は高レベルとなり、ANDゲート22を図
4の(B)のt2〜t3期間のパルスが通過し、鋸波発
生器23に図4の(C)のパルスが付与され、このパル
スの後縁に同期して図4の(D)に示す鋸波電圧が発生
する。またスイッチ24はt1時点でNORゲート21
の高レベル出力でオンに制御される。従って、鋸波電圧
は合成回路18に供給される。フォーカス制御系のスイ
ッチ17がオフの期間は誤差出力に無関係に鋸波電圧に
対応する電圧がムービングコイル8に供給され、レンズ
7が徐々に変位する。なお、操作スイッチ34の低レベ
ル出力は、NORゲート33の入力となっているので、
図4の(K)に示すNORゲート33のもう一方の入力
が高レベルである期間はNORゲート33の出力は図4
の(L)に示す如く低レベルに保たれ、スイッチ回路1
7はオフに保たれる。
【0015】この実施例では、レンズ7及びムービング
コイル8がジンバルバネで支持されておらず、ムービン
グコイル8の電流が零の時の対物レンズ7とディスク1
との間隔が制御範囲外であるので、鋸波電圧の初期にお
いては、ビーム4がディスク1に収束されて投射されて
おらず、その反射光9もボケた状態にあり、光検出器1
1に反射光9が殆んど入射しない。従って、光検出器1
1の入射光11の有無を検出するための増幅器29の出
力及びフォーカス制御信号を形成するための誤差増幅器
12の出力は実質的に零である。しかる後、鋸波電圧に
よって対物レンズ10がディスク1に徐々に近づき、デ
ィスク1上におけるビーム4のスポットの収束状態が良
くなると、光検出器11の入射光の収束状態も良くな
り、増幅器29から出力が得られるようになる。また誤
差増幅器12からもレンズ7がディスク1から遠すぎる
ことを示す誤差出力が得られる。光検出器11に入射す
る光の収束状態が良くなるに従って誤差増幅器12の出
力は増大し、ピークに達する。図4のEに示す正方向の
ピークは、この実施例の場合、レンズ7がディスク1か
ら離れ過ぎていることを示す。誤差増幅器12の出力が
ピークに達しても更にレンズ7をディスク1に近づける
ように鋸波電圧が供給されているので、レンズ7はディ
スク1に徐々に近づき、最適フォーカス状態になる。即
ち、図4に示す如く誤差出力は正のピークから零に向っ
て低下し、t6時点で第1の基準電圧E1以下になる。
この実施例では、誤差出力がE1になるt6時点に同期
してフォーカス制御を開始させる。図4のEに示す誤差
出力が第1のコンパレータ27で零近傍の第1の基準電
圧E1と比較されることによって図4のGに示す比較出
力パルスが得られる。このパルスの後縁時点t6はレン
ズ7が鋸波電圧でディスク1に徐々に近づけられ、ほぼ
最適フォーカスに至ったことを示す時点である。そこ
で、このt6時点でフォーカス制御信号伝送ラインのス
イッチ17をオン状態とするために、t6時点で単安定
マルチバイブレータ28をトリガし、図4の(H)に示
すパルスを発生させる。この単安定マルチバイブレータ
28はノイズ等によってコンパレータ27の出力が振動
してもスイッチ回路17をこれに応答させない機能、及
び第1回目の動作でフォーカス制御のロック状態を得る
ことに失敗した時に第2回目のフォーカス制御ロック状
態を得るための動作を可能にするための機能を有する。
従って、単安定マルチバイブレータ28の出力パルス幅
T1は、鋸波電圧の発生周期T2よりも小さく設定され
ている。
【0016】第2のコンパレータ30においては、図4
の(F)に示すように光検出器11の光入力に対応した
信号と基準電圧E2とが比較され、雑音レベルを上回る
基準電圧E2以上の光検出信号が入力する。t5時点で
比較出力が図4の(I)に示す如く高レベルに転換す
る。この高レベルに転換するt5時点は最適フォーカス
時点t6よりも前であるので、図4の(1)に示す信号
は遅延回路31によってt6時点よりも後の図4の
(J)に示すt8時点までシフトされる。もし、ディス
ク1の有無を単に検出する場合であれば、この遅延回路
31は不要であり、図4の(I)の高レベル信号をディ
スク有りの検出信号としてもよい。しかし、この実施例
では図4の(H)に示す単安定マルチバイブレータ28
の出力でスイッチ回路17をオンした後に、このオンを
継続しても差支えないか否かを示す情報が第2のコンパ
レータ30の出力から得られるので、t5時点をt8時
点まで遅延させる必要が生じる。
【0017】図4の(H)の単安定マルチバイブレータ
28の出力と図4の(J)に示す遅延回路31の出力と
はNORゲート32の入力となるので、いずれか一方が
高レベルの時にNORゲート32の出力は低レベルとな
り、図4の(K)の出力が得られる。この図4の(K)
に示すNORゲート32の出力と操作スイッチ34のの
低レベル信号とが入力する次段のNORゲート33は、
図4の(L)に示す如く両入力が低レベルの期間に高レ
ベル出力を発生し、t6時点でスイッチ回路17をオン
制御する。フォーカス制御を継続することが可能な場合
には、t9時点で単安定マルチバイブレータ28の出力
が低レベルになっても、図4の(J)の信号が高レベル
であるため、スイッチ回路17のオン制御は継続され
る。
【0018】NORゲート32の出力はディスク1の有
無を検出するためにインバータ35を介してピーク即ち
高レベルのホールド回路36にも供給され、図4の
(K)の反転信号が高レベルになれば、これが保持さ
れ、この保持信号がディスク有り信号として表示装置3
7及びシステムコントローラ38に送られる。なお、第
1回目のフォーカスロック動作でロックが確実に成立す
る装置の場合にはホールド回路36は不要であるが、確
実にフォーカスロックが成立しない場合には必要であ
る。即ち、第1回目のフォーカスロック動作でフォーカ
ス制御が可能にならず、再び鋸波電圧の助けを借りてフ
ォーカスロック動作を行う場合には、インバータ35の
出力が低レベルに戻る。従って、ホールド回路36が無
いと、ディスク有りの検出信号が消滅し、ディスク1が
有るにも拘らず、無しの信号となる。これに対して、ホ
ールド回路36を設けると最初のディスク有りの検出が
そのまま保持され、ディスク有無検出信号が断続しな
い。
【0019】この装置では、フォーカス制御の断続を正
確に判断するために、第2のコンパレータ30の出力が
図4の(M)に示すように積分回路39によって積分さ
れる。そして、積分回路39の出力が第3のコンパレー
タ40にて基準電圧E3と比較される。もし、フォーカ
ス制御のロックに失敗した場合には、非収束状態となる
ために光検出器11の出力は図4の(F)で点線で示す
ように実質的に消滅する。このため、第2のコンパレー
タ30の出力も図4の(I)のT3で示す短期間のみ高
レベルになった後に低レベルに転換する。このような場
合には積分回路39の出力も図4の(M)で点線で示す
ように変化し、第3のコンパレータ40の入力が基準電
圧E3に達しない。従って、フォーカスロック状態が検
出されず、第2回目のフォーカス制御のロックを行うた
めの動作が可能になる。
【0020】図4に示すように第1回目の動作でフォー
カス制御がロックされると、t7時点で第3のコンパレ
ータ40の出力が高レベルになり、フォーカスロックを
システムコントローラ38に知らせると共に、コンパレ
ータ40の高レベル出力がNORゲート21に入力し、
このNORゲート21の出力が低レベルとなり、鋸波出
力ラインのスイッチ24がオフになり、鋸波電圧の供給
がt7時点で停止される。従って、t7以後は、誤差増
幅器12の出力に対応した電圧でムービングコイル8が
駆動され、レンズ7とディスク1との間隔が一定に保た
れるような制御となる。
【0021】もし、ディスク1とレンズ7との間隔がフ
ォーカス制御開始時に円滑に所望間隔とならず、レンズ
7が最適フォーカス状態から大幅にずれると、フォーカ
ス制御が不可能となり、光検出器11の光入力は極めて
低レベルとなり、光検出の増幅器29の出力は実質的に
零になる。この場合には、前述したように第2のコンパ
レータ30の高レベル出力期間は極めて短いので、第3
のコンパレータ40からフォーカスロック検出信号が得
られなければ、鋸波電圧は図4の(D)で点線で示すよ
うに継続して供給され、次の周期の鋸波電圧により、再
び対物レンズ7がディスク1に対して遠い位置から近い
位置に変位し、最適フォーカス位置に至り、ここで閉ル
ープによるフォーカス制御が再び開始される。
【0022】上述から明らかなように、プレイ操作に応
答してスイッチ34がオフになり、強制的にレンズ7が
移動され、フォーカス制御可能状態が検出された時点で
スイッチ17をオンにして閉ループを形成し、フォーカ
ス制御を開始しているので、フォーカス制御への突入が
円滑になり、フォーカス制御ロック状態を容易に得るこ
とができる。従って、再生が迅速に開始する。
【0023】また、単安定マルチバイブレータ28を設
けてコンパレータ27の出力に関係なく、一定時間は閉
ループフォーカス制御状態を保つので、コンパレータ2
7の出力が振動してもフォーカス制御を安定に保つこと
が可能になる。
【0024】また、第1及び第2のコンパレータ27、
30の出力をNORゲート32に入力させ、この出力で
スイッチ17を制御しているので、フォーカス制御の継
続を容易に達成することができる。
【0025】また、積分回路39と第3のコンパレータ
40とでフォーカスロック状態を検出しているので、フ
ォーカスロック状態が達成されない場合には、鋸波電圧
を再度供給してフォーカス制御を開始させることが可能
になる。
【0026】また、共通の光検出器11を使用して再生
検出、フォーカス検出及びディスク1の有無検出を行う
ので、構成を簡単にすることができる。
【0027】また、ディスク1の有無を検出することに
より、外部からディスク1の有無を明確に判断すること
が可能になり、取扱い易い装置を提供することができ
る。
【0028】また、システムコントローラ38にディス
ク1の有無の信号を入れれば、情報の読取りが可能であ
るか、又は不可能であるかを容易に判断することが可能
になり、検索再生の場合に再生不能のプレイ期間を検索
期間とみなすような問題が生じなくなる。
【0029】
【変形例】以上、本発明の実施例について述べたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば次の変形
可能なものである。 (1) 図7に示す如く、対物レンズ7を駆動するため
に、第1及び第2のムービングコイル8a、8bを設
け、ディスク1の有無検出及びフォーカス制御開始時に
鋸波電圧を一方のコイル8aに加え、フォーカス制御が
ロックされた後にはフォーカス制御信号を他方のコイル
8aに加えるようにしてもよい。 (2) 図1の合成回路18を図8に示す如く演算増幅
器で構成し、その正入力端子に誤差増幅器12の出力を
入力させ、抵抗R1とR2との間に鋸波電圧を入力させ
るようにしてもよい。 (3) 光ビーム4は可視光、非可視光のいずれであっ
てもよい。また、図1にはディスク半径方向の光ビーム
4の送り機構が図示されていないが、ディスク1と光ビ
ーム4との間の相対的送りは、ビーム4を半径方向に移
動する方式又はディスク1を移動する方式によって達成
される。 (4) 対物レンズ7のみを直接的に変位する場合に限
ることなく、対物レンズ7を含む再生ヘッドをディスク
1に対して変位させ、対物レンズ7とディスク1との間
隔を調整又は制御する場合にも適用可能である。また対
物レンズ7をジンバルバネで支持する場合にも適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるディスク再生装置を示
すブロック図である。
【図2】光検出器とスポットとの関係を説明的に示す平
面図である。
【図3】レンズ駆動装置を示す断面図である。
【図4】図1のA〜O点の状態を示す波形図である。
【図5】鋸波電圧供給部の変形例を示すブロック図であ
る。
【図6】レンズ駆動装置の変形例を示すブロック図であ
る。
【図7】合成回路の変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ディスク回転駆動装置 3 レーザ光源 4 光ビーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状記録媒体(1)を回転するため
    の記録媒体回転駆動装置(2)と、 光ビームを放射する光源(3)と、 前記光源(3)から放射された光ビームを収束させて前
    記記録媒体(1)に投射する対物レンズ(7)と、 前記記録媒体(1)に対する前記対物レンズ(7)の位
    置が変位するように前記対物レンズ(7)を駆動するレ
    ンズ駆動装置と、 前記記録媒体(1)における前記光ビームの反射又は透
    過光を検出するために四角形の第1、第2、第3及び第
    4のフォトダイオード(D1、D2、D3、D4)を全
    体として田の字になるように組み合せたものであって、
    前記第1及び第4のフォトダイオード(D1、D4)が
    第1の仮想直線上に配置され、第2及び第3のフォトダ
    イオード(D2、D3)が前記第1の仮想直線に直交す
    る第2の仮想直線上に配置されている4分割型光検出器
    (11)と、 前記第1、第2、第3及び第4のフォトダイオード(D
    1、D2、D3、D4)の出力を加算したものを増幅し
    て再生信号を得るための再生増幅器(15)と、 前記第1及び第4のフォトダイオード(D1、D4)の
    出力の加算値と前記第2及び第3のフォトダイオード
    (D2、D3)の加算値との差を求めて前記光ビームの
    前記記録媒体(1)上でのフォーカス状態を一定に保つ
    ためのフォーカス制御信号を得るためのフォーカス制御
    用誤差増幅器(12)と、 前記フォーカス制御用誤差増幅器(12)と前記レンズ
    駆動装置との間に設けられた前記フォーカス制御信号の
    伝送を選択的に遮断するフォーカス制御信号伝送制御ス
    イッチ(17)と、 プレイスイッチに連動するフォーカス制御開始操作スイ
    ッチ(34)と、 所定周期(T2)を有して鋸波発生開始制御パルスを繰
    返して発生する発振器(20)と、 前記発振器(20)から得られた前記鋸波発生開始制御
    パルスを選択的に通過されるために一方の入力端子が前
    記発振器(20)に接続されているANDゲート(2
    2)と、 前記ANDゲート(22)を通過した前記鋸波発生開始
    制御パルスに応答して前記記録媒体(1)に対する前記
    対物レンズ(7)の位置を強制的に一定範囲において変
    化させるための鋸波電圧を発生する鋸波発生器(23)
    と、 前記鋸波電圧を前記レンズ駆動装置に選択的に供給する
    ために前記鋸波発生器(23)と前記レンズ駆動装置と
    の間に接続された鋸波選択供給用スイッチ(24)と、 第1の基準電圧(E1)を与えるための第1の基準電圧
    源と、 前記フォーカス制御用誤差増幅器(12)から得られた
    前記フォーカス制御信号と前記第1の基準電圧(E1)
    とを比較する第1のコンパレータ(27)と、 前記フォーカス制御信号が前記第1の基準電圧(E1)
    以上の期間を示す前記第1のコンパレータ(27)の出
    力パルスの後縁に同期して前記鋸波発生開始制御パルス
    の前記所定周期(T2)よりも短いパルス幅(T1)の
    パルスを発生するモノマルチバイブレータ(28)と、 第2の基準電圧(E2)を与えるための第2の基準電圧
    源と、 前記第1及び第4のフォトダイオード(D1、D4)の
    出力の加算値と前記第2の基準電圧(E2)とを比較す
    る第2のコンパレータ(30)と、 前記第1及び第4のダイオード(D1、D4)の出力の
    加算値が前記第2の基準電圧(E2)以上であることを
    示す前記第2のコンパレータ(30)の出力信号の前縁
    を前記モノマルチバイブレータ(28)が出力パルスを
    発生している期間内迄遅延させるための遅延回路(3
    1)と、 一方の入力端子が前記モノマルチバイブレータ(28)
    に接続され、他方の入力端子が前記遅延回路(31)に
    接続され、前記モノマルチバイブレータ(28)の出力
    パルスと前記遅延回路(31)から得られる前記第2の
    コンパレータ(30)の出力信号を遅延した信号との内
    のいずれか一方が得られているか否かを示す出力を発生
    する第1の論理ゲート(32)と、 一方の入力端子が前記フォーカス制御開始操作スイッチ
    (34)に接続され、他方の入力端子が前記第1の論理
    ゲート(32)に接続され、前記フォーカス制御開始操
    作スイッチ(34)がプレイ状態を示していると同時に
    前記モノマルチバイブレータ(28)の出力パルスと前
    記遅延回路(31)から得られた前記第2のコンパレー
    タ(30)の出力信号を遅延した信号との内のいずれか
    一方が得られていることを示す出力が前記第1の論理ゲ
    ート(32)から得られている時に前記フォーカス制御
    信号伝送制御スイッチ(17)をオンに制御する信号を
    出力する第2の論理ゲート(33)と、 前記第1の論理ゲート(32)に接続され、前記モノマ
    ルチバイブレータ(28)の出力パルスと前記遅延回路
    (31)の前記第2のコンパレータ(30)の出力信号
    を遅延した信号との内のいずれか一方が得られているこ
    とを示す前記第1の論理ゲート(32)の出力に基づい
    て前記記録媒体(1)が前記回転駆動装置(2)に装着
    されていることを表示する表示器(37)と、 前記第2のコンパレータ(30)に接続された積分回路
    (39)と、 第3の基準電圧(E3)を与えるための第3の基準電圧
    源と、 前記積分回路(39)の出力と前記第3の基準電圧(E
    3)とを比較する第3のコンパレータ(40)と、 一方の入力端子が前記フォーカス制御開始操作スイッチ
    (34)に接続され、他方の入力端子が前記第3のコン
    パレータ(40)に接続され、出力端子が前記ANDゲ
    ート(22)の他方の入力端子と前記鋸波選択供給用ス
    イッチ(24)の制御端子に接続され、前記フォーカス
    制御開始操作スイッチ(34)からプレイ状態を示す信
    号が発生していると同時に前記積分回路(39)の出力
    が前記第3の基準電圧(E3)に達していないことを示
    す信号が前記第3のコンパレータ(40)から発生して
    いる時のみに前記鋸波発生開始制御パルスが前記AND
    ゲート(22)を通過するように前記ANDゲートを制
    御し、且つ前記鋸波選択供給用スイッチ(24)を前記
    鋸波電圧が通過するように前記鋸波選択供給用スイッチ
    (24)を制御する第3の論理ゲート(21)とを備え
    た光学再生装置。
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