JP2510078Y2 - 空気調和機用室外機 - Google Patents
空気調和機用室外機Info
- Publication number
- JP2510078Y2 JP2510078Y2 JP3673591U JP3673591U JP2510078Y2 JP 2510078 Y2 JP2510078 Y2 JP 2510078Y2 JP 3673591 U JP3673591 U JP 3673591U JP 3673591 U JP3673591 U JP 3673591U JP 2510078 Y2 JP2510078 Y2 JP 2510078Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- fan
- outlet
- outdoor unit
- bell mouth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ファンとベルマウス
との間で水滴が氷結するのを防止した空気調和機用室外
機に関する。
との間で水滴が氷結するのを防止した空気調和機用室外
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の空気調和機用室外機の一例
を示したものである。この室外機は、ケーシング1にフ
ァン2の吹出口3を形成するベルマウス4を設けると共
にその吹出口3の前面を覆う吹出グリル5を取り付けて
いる。
を示したものである。この室外機は、ケーシング1にフ
ァン2の吹出口3を形成するベルマウス4を設けると共
にその吹出口3の前面を覆う吹出グリル5を取り付けて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この室外機の場合に
は、暖房運転中に雨や雪等によりケーシング表面に付い
た水滴6がケーシング表面に沿って落下し、ベルマウス
4とファン2の間に侵入する。そして、外気温度が低い
場合はファン2の吹出空気温度が氷点以下となることが
あり、そのような場合には上記ベルマウス4とファン2
との間に侵入した水滴6が氷結し、水滴6の量が多いと
氷結した氷7が成長してファン2の回転を妨げ、室外機
が異常停止するといった問題があった。そこで、この考
案の目的は、ファン2とベルマウス4との間で水滴が氷
結するのを防止するようにした空気調和機用室外機を提
供することにある。
は、暖房運転中に雨や雪等によりケーシング表面に付い
た水滴6がケーシング表面に沿って落下し、ベルマウス
4とファン2の間に侵入する。そして、外気温度が低い
場合はファン2の吹出空気温度が氷点以下となることが
あり、そのような場合には上記ベルマウス4とファン2
との間に侵入した水滴6が氷結し、水滴6の量が多いと
氷結した氷7が成長してファン2の回転を妨げ、室外機
が異常停止するといった問題があった。そこで、この考
案の目的は、ファン2とベルマウス4との間で水滴が氷
結するのを防止するようにした空気調和機用室外機を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、ケーシング1にファン2の吹出口3を
形成するベルマウス4を設けると共に、その吹出口3の
前面を覆う吹出グリル5を取り付けた空気調和機用室外
機において、上記吹出口3の上方に上記吹出口3の径以
上の幅を有して上記ケーシング1と上記吹出グリル5の
間をシールするシール部材13を設けたことを特徴とし
ている。また、この考案は、上記ケーシング1の前面の
上記ベルマウス4の周囲に溝14を設けるようにするの
が望ましい。
め、この考案は、ケーシング1にファン2の吹出口3を
形成するベルマウス4を設けると共に、その吹出口3の
前面を覆う吹出グリル5を取り付けた空気調和機用室外
機において、上記吹出口3の上方に上記吹出口3の径以
上の幅を有して上記ケーシング1と上記吹出グリル5の
間をシールするシール部材13を設けたことを特徴とし
ている。また、この考案は、上記ケーシング1の前面の
上記ベルマウス4の周囲に溝14を設けるようにするの
が望ましい。
【0005】
【作用】上記構成により、暖房運転中に雨や雪等により
ケーシング1表面に付いた水滴6がケーシング1表面に
沿って落下しても、その落下した水滴6はシール部材1
3によって防止されて、ケーシング1と吹出グリル5と
の間を通ってファン2とベルマウス4との間に侵入しな
い。従って、外気温度が低くてファン2の吹出空気温度
が氷点以下になっても、ファン2とベルマウス4との間
で氷結が生じることがなく、氷結によるファン2の異常
停止を防止できる。また、上記ケーシング1の前面の上
記ベルマウス4の周辺に溝14を設けることにより、上
記シール部材13の下方のケーシング1表面に水滴6が
ついても、その水滴6は上記溝14を伝わって吹出口3
の下方に誘導されるので、水滴6がファン2とベルマウ
ス4との間に侵入することがなく、氷結によるファン2
の異常停止を防止できる。
ケーシング1表面に付いた水滴6がケーシング1表面に
沿って落下しても、その落下した水滴6はシール部材1
3によって防止されて、ケーシング1と吹出グリル5と
の間を通ってファン2とベルマウス4との間に侵入しな
い。従って、外気温度が低くてファン2の吹出空気温度
が氷点以下になっても、ファン2とベルマウス4との間
で氷結が生じることがなく、氷結によるファン2の異常
停止を防止できる。また、上記ケーシング1の前面の上
記ベルマウス4の周辺に溝14を設けることにより、上
記シール部材13の下方のケーシング1表面に水滴6が
ついても、その水滴6は上記溝14を伝わって吹出口3
の下方に誘導されるので、水滴6がファン2とベルマウ
ス4との間に侵入することがなく、氷結によるファン2
の異常停止を防止できる。
【0006】
【実施例】以下、この考案を図示の実施例により詳細に
説明する。図1にこの考案の一実施例を示す。この空気
調和機用室外機は、上記従来の室外機に棧11とシール
材12からなるシール部材13を取り付けると共に、そ
のケーシング1の前面にベルマウス4の周囲全周に亙っ
て溝14を設けたもので、その他の構成は上記従来の室
外機と同じである。上記棧11はケーシング1と吹出グ
リル5の上部内側との間にそれらの間を塞ぐように取り
付けられており、吹出口3の径以上の幅を有すると共
に、その下面に幅全長に亙ってその棧11とケーシング
1との間をシールするシール12を取り付け、上部から
ケーシング1と吹出グリル5との間に水滴が侵入するの
を防止するようになっている。従って、図1(b)に示す
ように、暖房運転中に雨や雪等によりケーシング表面に
付いた水滴6がケーシング表面に沿って落下しても、そ
の落下した水滴はシール部材13によって防止されて、
吹出グリル5の前面に誘導され、ファン2とベルマウス
4との間に侵入することがない。従って、外気温度が低
くてファンの吹出空気温度が氷点以下になった場合、吹
出グリル5の前面上部で氷結7が生じることはあって
も、ファン2とベルマウス4との間で氷結が生じること
がなく、氷結によるファンの異常停止を防止できる。ま
た、更に、上記溝14を設けているので、例え左右斜め
上部から侵入した雨や雪によって上記シール部材13の
下方のケーシング表面に水滴6がついても、その水滴は
上記溝14を伝わって吹出口3の下方に誘導されるの
で、水滴6がファン2とベルマウス4との間に侵入する
ことがなく、ファン2とベルマウス4との間で氷結が生
じることがなく、氷結によるファンの異常停止を防止で
きる。なお、上記実施例ではシール部材を桟とシールで
構成したが桟のみで構成してもよい。
説明する。図1にこの考案の一実施例を示す。この空気
調和機用室外機は、上記従来の室外機に棧11とシール
材12からなるシール部材13を取り付けると共に、そ
のケーシング1の前面にベルマウス4の周囲全周に亙っ
て溝14を設けたもので、その他の構成は上記従来の室
外機と同じである。上記棧11はケーシング1と吹出グ
リル5の上部内側との間にそれらの間を塞ぐように取り
付けられており、吹出口3の径以上の幅を有すると共
に、その下面に幅全長に亙ってその棧11とケーシング
1との間をシールするシール12を取り付け、上部から
ケーシング1と吹出グリル5との間に水滴が侵入するの
を防止するようになっている。従って、図1(b)に示す
ように、暖房運転中に雨や雪等によりケーシング表面に
付いた水滴6がケーシング表面に沿って落下しても、そ
の落下した水滴はシール部材13によって防止されて、
吹出グリル5の前面に誘導され、ファン2とベルマウス
4との間に侵入することがない。従って、外気温度が低
くてファンの吹出空気温度が氷点以下になった場合、吹
出グリル5の前面上部で氷結7が生じることはあって
も、ファン2とベルマウス4との間で氷結が生じること
がなく、氷結によるファンの異常停止を防止できる。ま
た、更に、上記溝14を設けているので、例え左右斜め
上部から侵入した雨や雪によって上記シール部材13の
下方のケーシング表面に水滴6がついても、その水滴は
上記溝14を伝わって吹出口3の下方に誘導されるの
で、水滴6がファン2とベルマウス4との間に侵入する
ことがなく、ファン2とベルマウス4との間で氷結が生
じることがなく、氷結によるファンの異常停止を防止で
きる。なお、上記実施例ではシール部材を桟とシールで
構成したが桟のみで構成してもよい。
【0007】
【考案の効果】以上より明らかなように、この考案の空
気調和機用室外機は、ファンの吹出口を形成するベルマ
ウスの上方にその吹出口の径以上の幅を有してケーシン
グと吹出グリルの間をシールするシール部材を設けたの
で、暖房運転中に雨や雪等によりケーシング表面に付い
た水滴がケーシング表面に沿って落下しても、その落下
した水滴は上記シール部材によって防止され、ケーシン
グと吹出グリルとの間を通ってファンとベルマウスとの
間に侵入することがなく、従って、外気温度が低くてフ
ァンの吹出空気温度が氷点以下になっても、ファンとベ
ルマウスとの間で氷結が生じることがなく、氷結による
ファンの異常停止を防止できる。また、上記ケーシング
の前面の上記ベルマウスの周囲に溝を設けることによ
り、例え左右斜め上方等から雪や雨等が侵入して上記シ
ール部材の下方のケーシング表面に水滴がついても、そ
の水滴は上記溝を伝わって吹出口の下方に誘導されるの
で、水滴がファンとベルマウスとの間に侵入することが
なく、氷結によるファンの異常停止を防止できる。
気調和機用室外機は、ファンの吹出口を形成するベルマ
ウスの上方にその吹出口の径以上の幅を有してケーシン
グと吹出グリルの間をシールするシール部材を設けたの
で、暖房運転中に雨や雪等によりケーシング表面に付い
た水滴がケーシング表面に沿って落下しても、その落下
した水滴は上記シール部材によって防止され、ケーシン
グと吹出グリルとの間を通ってファンとベルマウスとの
間に侵入することがなく、従って、外気温度が低くてフ
ァンの吹出空気温度が氷点以下になっても、ファンとベ
ルマウスとの間で氷結が生じることがなく、氷結による
ファンの異常停止を防止できる。また、上記ケーシング
の前面の上記ベルマウスの周囲に溝を設けることによ
り、例え左右斜め上方等から雪や雨等が侵入して上記シ
ール部材の下方のケーシング表面に水滴がついても、そ
の水滴は上記溝を伝わって吹出口の下方に誘導されるの
で、水滴がファンとベルマウスとの間に侵入することが
なく、氷結によるファンの異常停止を防止できる。
【図1】 この考案の一実施例を示す図であり、(a)
は正面図、(b)は要部側面図である。
は正面図、(b)は要部側面図である。
【図2】 従来例を示す図であり、(a)は正面図、
(b)は要部側面図である。
(b)は要部側面図である。
1…ケーシング、2…ファン、3…吹出口、4…ベルマ
ウス、5…吹出グリル、6…水滴、7…結氷、11…棧、
12…シール、13…シール部材、14…溝。
ウス、5…吹出グリル、6…水滴、7…結氷、11…棧、
12…シール、13…シール部材、14…溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−159465(JP,U) 実開 昭60−75869(JP,U) 実開 昭58−104864(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーシング(1)にファン(2)の吹出口
(3)を形成するベルマウス(4)を設けると共に、その吹
出口(3)の前面を覆う吹出グリル(5)を取り付けた空気
調和機用室外機において、上記吹出口(3)の上方に上記
吹出口(3)の径以上の幅を有して上記ケーシング(1)と
上記吹出グリル(5)の間をシールするシール部材(13)
を設けたことを特徴とする空気調和機用室外機。 - 【請求項2】 上記ケーシング(1)の前面の上記ベルマ
ウス(4)の周囲に溝(14)を設けたことを特徴とする請
求項1に記載の空気調和機用室外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3673591U JP2510078Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 空気調和機用室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3673591U JP2510078Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 空気調和機用室外機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132336U JPH04132336U (ja) | 1992-12-08 |
JP2510078Y2 true JP2510078Y2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=31918643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3673591U Expired - Lifetime JP2510078Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 空気調和機用室外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510078Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5289200B2 (ja) | 2009-06-19 | 2013-09-11 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機用室外機 |
JP5569127B2 (ja) | 2010-04-28 | 2014-08-13 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機の室外ユニット |
JP5522150B2 (ja) * | 2011-11-14 | 2014-06-18 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置の室外機 |
JP5720562B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-05-20 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置の室外ユニット |
JP2016176624A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 株式会社コロナ | ヒートポンプ冷温水機 |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP3673591U patent/JP2510078Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04132336U (ja) | 1992-12-08 |
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