JP2510038Y2 - 紙管抜き取り装置用チャック - Google Patents

紙管抜き取り装置用チャック

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JP2510038Y2
JP2510038Y2 JP1991058565U JP5856591U JP2510038Y2 JP 2510038 Y2 JP2510038 Y2 JP 2510038Y2 JP 1991058565 U JP1991058565 U JP 1991058565U JP 5856591 U JP5856591 U JP 5856591U JP 2510038 Y2 JP2510038 Y2 JP 2510038Y2
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理 中川
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Murata Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テーパ状紙管の多数が
積み重ねられた紙管群から紙管を一つ一つ抜き取りばら
ばらにする紙管抜き取り装置に用いられるチャックに
する。
【0002】
【従来の技術】まず、この種の紙管抜き取り装置が組み
込まれる紙管供給装置を図6により説明する。例えば自
動ワインダでは、玉揚装置が満巻揚げ後に紙管をクレー
ドルアームにセットする。そのため、玉揚装置に紙管を
供給する必要がある。また、テーパ状紙管は積み重ねる
とコンパクトになり、収納スペースが少なくなるが、玉
揚装置にはばらばらになった紙管を一つ一つ供給する必
要がある。そこで、紙管供給装置101と玉揚台車の紙
管ボックス102とを紙管コンベア103て結ぶ紙管供
給システムが用いられることがある。この紙管供給装置
101は、紙管貯溜部104と、紙管抜き取り装置10
5と、紙管送り出し部106とを一体化したものであ
る。
【0003】従来のこの紙管抜き取り装置105として
は、紙管を把持して抜くために、縮径自在なリング状ベ
ルトを用いるのが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したベルトを用い
る紙管抜き取り装置においては、紙管の把持力が不足
し、抜き取り失敗に至る可能性が大きいという問題点を
有していた。テーパ状紙管を積み重ね、軸方向に力がか
かると、多少の力では抜けなくなる。また、テーパ状紙
管を積み重ねると把持できる部分が少なく、大きな力を
加えるスペース的余裕がなくなる。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、積み重ねた紙管を確実に抜き取ることができる
紙管抜き取り装置におけるチャックを提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の紙管抜き取り装置用チャックは、テーパ状
紙管の多数が積み重ねられた紙管群から紙管を抜き取る
際に、紙管を把持する紙管抜き取り装置用チャックであ
って、 チェーンと、 前記チェーンの両端側をすぼめて案
内し前記チェーンをリング状にする一対のガイド部材
と、 前記リング状を形成するチェーンに取り付けられた
摩擦部材と、 前記チェーンの両端が連結されたロッドを
有し、前記ロッドの伸長によって前記リング状を拡径
し、前記ロッドの短縮によって前記リング状を縮径する
シリンダとを備えてなり、 縮径された前記チェーンにお
ける前記摩擦部材によって前記紙管を把持するようにし
ものである。
【0007】
【作用】チェーンは相当の耐力を有し、充分な把持力を
発生させ得る。この把持力は摩擦部材を介して紙管に均
一に伝達される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は紙管抜き取り装置の要部側面図であり、
図2はチャックの上面図である。
【0009】図1において、紙管抜き取り装置は、第1
チャック1及び第2チャック2を主要部分とするもので
ある。第1チャック1のベース3は基台4に固定されて
いる。第2チャック2のベース5は小径筒体5aを有
し、基台4の大径筒体4a内にこの小径筒体5aが嵌ま
り込んでいる。この大径筒体4aの側面に一対のカム溝
4b(もう一つは対称形のものが裏側にある)を有し、
小径筒体5a外周に取り付けられたローラフォロア5b
がこのカム溝4bに係合している。そして、ベース5と
基台4の間に設けられたリンク6及び空圧シリンダ7に
より、方向のようにベース5は旋回しながら下降する
ことができる。この旋回下降運動により、第2チャック
2で把持された最下段の紙管を抜き取る。この時、第1
チッャク1が最下段以外の紙管群44特に2段目の紙管
の上端露出部分を把持し固定している。
【0010】図2により、第1及び第2チャック1,2
の構造を説明する。ベース3,5上に、対向配置された
一対のガイドローラ8,8が回転自在に支持され、また
空圧シリンダ9が固定されている。そして、空圧シリン
ダ9のロッド9aの先端部材10に、標準チェーン1
1,11の間に特殊チェーン12を連結したチェーンの
両端が連結されている。標準チェーン11,11の部分
がガイドローラ8,8ですぼめられて案内され、特殊チ
ェーン12の部分が略リング状となっている。また、チ
ェーンであるので、ガイドローラ8,8と先端部材10
の3点で支持されると、その他のガイドが無くても略水
平な姿勢を保つ。特殊チェーン12は凹部12aにL字
型金具13が嵌入され、ピン14で止められている。こ
のL字型金具13の側面に摩擦部材としてのウレタンゴ
ムシート15の積層体がプレート16とボルト17で締
めつけられている。
【0011】上述した構造の第1及び第2チャック1,
2にあっては、ロッド9aが伸長すると、図面左側のよ
うに、チャック1,2は開放状態であるが、ロッド9a
が短縮すると、図面右側のように、チャック1,2は縮
径して把持状態となる。そして、特殊チェーン12に取
り付けられた摩擦部材としてのウレタンゴムシート15
の先端で紙管を強力に把持する。積み重ねられた紙管の
抜き取りには相当強力な力を作用させる必要があるが、
チェーンとウレタンゴムを用いると、把持面圧を均一且
つ高くすることができ、抜き取り失敗を無くすことがで
きる。
【0012】つぎに、上述した紙管抜き取り装置が組み
込まれた紙管供給装置の一例を図3乃至図5により説明
する。図3において、紙管供給装置25は、紙管貯溜部
27と、紙管抜き取り装置28と、紙管送り出し部29
とからなっている。また、図4において、3品種の紙管
を扱う3組の紙管供給装置25A,25B,25Cが一
つの紙管コンベア26に接続されている。
【0013】図3において、紙管貯溜部27は、底板4
1、四角筒42及び天板43からなる容器の中に多数積
み重ねられた紙管群44を収納している。そして、天板
43と底板41との間に軸45がギャードモータ46で
回転自在に支持され、この軸に保持板47が固定されて
いる。図5に示されるように、保持板47は6個の穴4
7aを有し、この穴47aに紙管群44が挿入されてい
る。また、底板41の一箇所に穴41aが開口してお
り、この部分の紙管群44が順次抜き取られる。そし
て、この部分の紙管群44が無くなると、保持板47が
60°回転し、隣の新たな紙管群44が穴41aの真上
に位置する。このように、紙管貯溜部27は積み重ねら
れた紙管群の6組を効率的に貯溜している。
【0014】紙管貯溜部27から突き出た紙管群44の
最下段の紙管を紙管抜き取り装置28の第1チャック1
及び第2チャック2の連動で抜き取り落下させるもので
ある。図3のY方向矢視が図1に相当する。
【0015】図3において、送り出し部29は、入口シ
ュート71と、無端ベルト72と、プッシャ73と、出
口シュート74とを有している。入口シュート71の手
前に一時停止のための開閉自在なストッパ75が取り付
けられている。無端ベルト72は駆動プーリ76と従動
プーリ77との間に巻き掛けられており、モータ78で
間欠運転が可能となっている。この無端ベルト72には
所定間隔で当接板79とガイド80が取り付けられ、紙
管Bを受け取って保持するようになっている。ガイド8
0の一方は通常は所定位置に付勢されているが、外力に
より開くようになっている。したがって、プッシャ73
の押し板73aの進出で紙管Bを側方へ押し出せるよう
になっている。図4に示されるように、出口シュート7
4に押し出された紙管Bは傾斜面74aを経て水平姿勢
となって、紙管コンベア26の上に乗せられる。なお、
81は紙管Bの有無を検出するセンサである。
【0016】上述した紙管供給装置25の作動を以下に
説明する。自動ワインダの制御装置から特定の品種の紙
管供給指令を受けると、特定品種の紙管を貯溜する紙管
供給装置25のプッシャ73が作動し、押し板73aが
進出して紙管Bを出口シュート74に押し出す。そし
て、特定品種の紙管Bが紙管コンベア26に乗って自動
ワインダへと運ばれる。同時に、抜き取り装置28の第
1及び第2チャック1,2が作動し、紙管群44から紙
管の一つを抜き取る。抜き取られた紙管Bは一旦ストッ
パ75で停止する。ストッパ75が徐々に開くと、無端
ベルト72のガイド80の中に紙管13が入り、当接板
79に当たって垂直姿勢で止まる。センサ81が紙管B
を検出すると、無端ベルト72がワンピッチPだけ駆動
され、プッシャ73の前に新たな紙管Bが位置する。図
4のように、紙管コンベア26に3品種の紙管供給装置
25A,25B,25Cが接続されているので、自動ワ
インダが要求する特定品種の紙管が紙管コンベア26に
送り出される。要求指令がA→B→B→Cのようにラン
ダムなものであっても、タイムリーに要求指令の順とな
った紙管を紙管コンベア26に送り出すことができる。
【0017】
【考案の効果】本考案における紙管抜き取り装置用チャ
ックは、ガイド部材でリング状にされたチェーンの端を
シリンダに連結し、シリンダのロッドを伸長又は短縮さ
せることによりチェーンのリング状部分が拡径又は縮径
するようにしたものであり、シリンダのロッドを短縮す
ると、チェーンのリング状部分が紙管外周に正確に沿う
ようになるため、チェーンの摩擦部材を介して強力な把
持力を紙管外周に均一に伝達でき、テーパ状紙管を強力
且つ均一に把持することができるという効果を奏する。
しかも、把持する部分の紙管径が変わっても、その変化
に対応してチェーンのリング状部分が縮径するため、紙
管径に関わらず紙管外周を均一に把持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙管抜き取り装置の要部の側面図である。
【図2】チャックの上面図である。
【図3】紙管供給装置の正面図である。
【図4】紙管供給装置の側面図である。
【図5】図3のX−X断面図である。
【図6】従来の紙管供給装置を示す図である。
【符号の説明】
1 第1チャック 2 第2チャック8 ガイドローラ(ガイド部材) 9 空圧シリンダ(シリンダ) 9a ロッド 11 標準チェーン 12 特殊チェーン 15 ウレタンゴムシート(摩擦部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーパ状紙管の多数が積み重ねられた紙管
    群から紙管を抜き取る際に、紙管を把持する紙管抜き取
    り装置用チャックであって、 チェーンと、 前記チェーンの両端側をすぼめて案内し前記チェーンを
    リング状にする一対のガイド部材と、 前記リング状を形成するチェーンに取り付けられた摩擦
    部材と、 前記チェーンの両端が連結されたロッドを有し、前記ロ
    ッドの伸長によって前記リング状を拡径し、前記ロッド
    の短縮によって前記リング状を縮径するシリンダとを備
    えてなり、 縮径された前記チェーンにおける前記摩擦部材によって
    前記紙管を把持するようにした紙管抜き取り装置用チャ
    ック。
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