JP2510009Y2 - 釣り竿の伸縮固定構造 - Google Patents

釣り竿の伸縮固定構造

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JP2510009Y2
JP2510009Y2 JP5154990U JP5154990U JP2510009Y2 JP 2510009 Y2 JP2510009 Y2 JP 2510009Y2 JP 5154990 U JP5154990 U JP 5154990U JP 5154990 U JP5154990 U JP 5154990U JP 2510009 Y2 JP2510009 Y2 JP 2510009Y2
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rod
elastic fitting
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彰彦 松本
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、第1竿体に第2竿体を伸縮操作自在に内装
すると共に、前記竿材の収縮操作時に第1竿材の内周面
に第2竿材の膨出部を押圧密着して両竿材の相対移動を
阻止するよう構成した釣り竿の伸縮固定構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の釣り竿の伸縮固定構造においては、一般的に
は、膨出部を形成するに、竿体の所定箇所に肉盛部を一
体的に形成している。従って、膨出部としてその肉盛部
を軟性樹脂等で形成すればその樹脂のもっている弾性に
よって多少膨出部の外周が竿体方向に弾性変形する傾向
はあるものの、十分なものでない為に長期の使用におい
ては膨出部の外周面の摩耗損傷等によって、相手側竿体
周面への押圧密着力が低下し、実用上支障を来すことが
ある。
そこで、従来、第2竿体の先端部に膨出部を形成し、
この膨出部の円周方向複数箇所に切れ目を入れて、この
切れ目によって分断した膨出部の各部分をカンチレバー
的に大きく弾性変位できるように構成していた(実開昭
56-52968号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
従って、前記膨出部は各部分の弾性変位力によって相
手側竿体の外周面に押圧密着し、固定の肉盛部を設ける
場合に比べて、押圧密着力を常に一定にできる利点を有
すると共に、相手側外周面の外径寸法を厳密に管理する
必要がないといった製作上の利点を有する。
しかし乍ら、このように膨出部を積極的に弾性変形可
能に構成したものであっても、膨出部各部分の弾性復帰
力を押圧密着力として利用するものであるから、膨出部
各部分と相手側外周面との嵌合によって設定された弾性
復帰力以上の押圧密着力は出ないものである。しかも、
膨出部各部分の弾性復帰力も前記各部分の疲労度合によ
り弱力化することになり、更なる改善の余地が残されて
いた。
本考案の目的は、前記膨出部に改造を加えることによ
って、広範な押圧密着力を設定できるものを提供する点
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、前記膨出部を、竿体径方向に弾
性変形する弾性嵌合体で形成し、この弾性嵌合体の竿体
半径方向への変形量を強制的に調節し前記内周面への押
圧密着力を可変する調節機構を設けてある点にあり、そ
の作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、調節機構によって弾性嵌合体の竿体の径方向
への変形量を大きくすることによって、第1竿材の内周
面に対する押圧密着力を大にし、この変形量を小さくす
ることによって、第1竿材の内周面に対する押圧密着力
を小にする。
従って、第2竿材と第1竿材とを組み上げた後に調節
機構によって押圧密着力を適切に変更でき、又、長期に
亘る使用によって、膨出部が摩耗した場合等、押圧密着
力が低下した場合には調節機構によって押圧密着力を増
大して適切に設定できるものとなる。
〔考案の効果〕
その結果、押圧密着力の使い分け使用ができるように
なり、釣り人の個人の趣味感を満足させる領域まで適用
できるものを提供できると共に、弾性嵌合体の押圧密着
する相手側周面の寸法を厳密に管理する必要のない基本
的効果も有する。
特に、弾性嵌合体を筒状にすると、弾性の大きな極く
薄い厚さのものでも、十分な嵌合密着力を発揮できる。
又、断面C型にすると、材質において弾性の小さな材
料であっても弾性変形量を大きく採ることができる。
更に、複数箇所に切れ目を形成することによって、全
周に亘って略均等に弾性変形させることができ、圧接力
を片寄った一部に集中させることがないよさがある。
〔実施例〕
実施例を説明する。第1図に示すように、第2竿体
(2)としての元上を、相対移動可能に内装した第1竿
体(1)としての元竿の後端に、スリーブ(3)を固着
すると共に、このスリーブ(3)の後端に第1尻栓
(4)を螺着してある。一方、元上(2)の後端に第2
尻栓(5)を螺着すると共に、スリーブ(3)内面に収
納状態で元上(2)の後端を嵌着して固定するストッパ
リング(6)を装着して元竿部を構成し、元上(2)内
に他の中竿(10)を収納して釣り竿を形成する。
元上(2)と元竿(1)との嵌合構造について説明す
る。第2図に示すように、前記元上(2)の先端部外周
面にねじ溝(2a)を刻設すると共に、このネジ溝(2a)
の後端より後方に向けて一定長さの小径部(2b)を形成
してある。この小径部(2b)とねじ溝(2a)の刻設部に
対して円筒状の弾性嵌合体(7)を外嵌し、この弾性嵌
合体(7)の後端面を前記小径部(2b)の後段差部(2
c)で受け止め、前記弾性嵌合体(7)の前端面を前記
ねじ溝(2a)に螺着されたナット(8)で受け止める構
成としてある。前記弾性嵌合体(7)を薄い金属で、第
3図に示すように、前後方向中間位置に膨出部としての
大径部(7a)を有する円筒状に形成し、前記大径部(7
a)を元竿(1)の先端部内周面に内接させて、もっ
て、前記大径部(7a)の元竿(1)に対する押圧密着
力、及び、弾性嵌合体(7)の前後端面のナット(8)
・後段差部(2c)に対する押圧密着力によって、元竿・
元上(1),(2)の相対移動を阻止すべく構成してあ
る。そして、この弾性嵌合体(7)の円周方向一箇所に
切欠部(7b)を設けて断面C型に形成する点と、前記大
径部(7a)を形成する点と、薄い金属で形成する点との
相乗効果によって、弾性嵌合体(7)の大径部(7a)を
拡縮径可能である。つまり、前記ナット(8)への螺進
調節によって、弾性嵌合体(7)の前後端部の間隔を変
更して前記大径部(7a)の拡縮径量を変更する。従っ
て、前記ナット(8)を締込んでいくと、前記大径部
(7a)を拡径させて元竿(1)内周面への押圧密着力を
大きくでき、かつ、ナット(8)を緩めると弾性嵌合体
(7)自体の弾性復帰力によって前記大径部(7a)が縮
径し元竿(1)内周面への押圧密着力を小さくできる。
以上、ナット(8)とねじ溝(2a)を、前記押圧密着
力を可変する調節機構(A)と称する。
〔別実施例〕 弾性嵌合体(7)の形状としては、第4図及び第5
図に示すように、筒状体の先端から中程にかけて円周方
向複数箇所に切れ目を入れて、複数個の先端部分(7c)
に分割し、この先端部分(7c)を竿体径方向においてカ
ンチレバー式に弾性変形可能に構成する。そして、図示
すように、前記元上(2)にねじ溝(2a)を形成し、こ
のねじ溝(2a)に螺着したナット(8)を小径部(2b)
に装着した弾性嵌合体(7)の内部空間内に臨ませて配
置してある。そして、前記ナット(8)を前記先端部分
(7c)に内接させて、ナット(8)を螺進させると先端
部分(7c)を竿体径方向に変形させ、元竿(1)先端部
内周面への押圧密着力を可変するようにしてある。
第2図に示すように、ねじ溝(2a)を形成する方法
としては、竿体自体にねじ溝(2a)を刻設してもよく、
又、ねじ溝(2a)を刻設した他部品を竿体に一体的に取
付けてもよい。
前記ナット(8)と弾性嵌合体(7)とは一体に形
成したものであってもよい。
第6図に示すように、元上(2)の外周面に突出部
(2d)を設けると共に、この突出部(2d)の先端側に前
記ナット(8)を螺合するねじ溝(2a)を設け、ナット
(8)と突出部(2d)との間に弾性嵌合体(7)を配置
して、ナット(8)の螺進調節で弾性嵌合体(7)の押
圧密着力を変更する構成を採ってもよい。
前記弾性嵌合体(7)を設ける対象としては、元上
(2)以外の他の中竿に適用してもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る釣り竿の伸縮固定構造の実施例を示
し、第1図は元竿部を示す縦断側面図、第2図は弾性嵌
合体の取付状態を示す縦断側面図、第3図は第2図にお
いて使用される弾性嵌合体を示す斜視図、第4図は弾性
嵌合体の取付状態における別実施例を示す縦断側面図、
第5図は第4図において使用される弾性嵌合体を示す斜
視図、第6図は弾性嵌合体の取付状態における別実施例
を示す縦断側面図である。 (1)……第1竿体、(2)……第2竿体、(7)……
弾性嵌合体、(A)……調節機構。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1竿体(1)に第2竿体(2)を伸縮操
    作自在に内装すると共に、前記竿材(1),(2)の収
    縮操作時に第1竿材(1)の内周面に第2竿材(2)の
    膨出部を押圧密着して両竿材(1),(2)の相対移動
    を阻止するよう構成した釣り竿の伸縮固定構造であっ
    て、 前記膨出部を、竿体径方向に弾性変形する弾性嵌合体
    (7)で形成し、この弾性嵌合体(7)の竿体半径方向
    への変形量を強制的に調節し前記内周面への押圧密着力
    を可変する調節機構(A)を設けてある釣り竿の伸縮固
    定構造。
  2. 【請求項2】前記弾性嵌合体(7)が断面C型である請
    求項1記載の釣り竿の伸縮固定構造。
  3. 【請求項3】前記弾性嵌合体(7)が筒状である請求項
    1記載の釣り竿の伸縮固定構造。
  4. 【請求項4】前記弾性嵌合体(7)が、一側端部におい
    ては筒状であり、他側部においては円周方向複数箇所に
    切れ目を形成してある請求項1記載の釣り竿の伸縮固定
    構造。
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