JP2509950Y2 - 自動繰出式シャ―プペンシル - Google Patents

自動繰出式シャ―プペンシル

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JP2509950Y2
JP2509950Y2 JP5711790U JP5711790U JP2509950Y2 JP 2509950 Y2 JP2509950 Y2 JP 2509950Y2 JP 5711790 U JP5711790 U JP 5711790U JP 5711790 U JP5711790 U JP 5711790U JP 2509950 Y2 JP2509950 Y2 JP 2509950Y2
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JP5711790U
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裕之 渡辺
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パイロットプレシジョン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、芯の前進は許容するが、後退は阻止する
芯保持装置を有し、芯が摩耗した量だけ自動的に繰り出
され、かつ1本の芯が終了した場合には摺動体を前進さ
せることにより順次次の芯が追従される自動繰出式シャ
ープペンシルに関する。
〔従来の技術〕
従来、芯が摩耗した量だけ自動的に繰り出されるシャ
ープペンシルとしては、本願出願人が以前に出願したも
のとして実公昭60−21273号公報があるが、これは1本
の芯が芯保持体の位置より短くなった場合には数回のノ
ックを繰り返して次の芯を追従させるものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし上記したものは、次の芯を追従させるためのノ
ック操作が非常に煩わしいものであり、しかも芯が摩耗
して芯保持体により保持できない長さになった場合に
は、残芯として排出しなければならず、非常に不経済で
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、軸筒内に長手方向に摺動自在に芯ガイドを
取り付け、前記軸筒内に芯の前進は許容するが、後退は
阻止する芯保持装置を内蔵し、かつ芯保持装置より長手
方向後方に位置した第2芯保持装置を芯ガイドの後部に
連結し、かつ軸筒内に長手方向に摺動可能に摺動体を設
け、摺動体を前進させることにより、第2芯保持装置の
第2芯保持具を拡開させるとともに芯ガイドを最前進位
置に移動し、芯ガイドが最前進位置に移動した時、芯保
持装置の芯保持具を拡開させるものである。
〔作用〕
上記構成により、使用中の芯が短くなって芯保持具で
保持できなくなった場合には、摺動体を前進させて芯保
持具および第2芯保持具を拡開し、次の芯を使用中の芯
の後端まで追従し、筆記により摩耗した量だけ次の芯が
第2芯保持具により保持されて芯保持具内を前進し、順
次芯を繰り出すものである。
〔実施例〕
本考案を図面に基づいて説明する。まず第1図の実施
例を説明すると、半割りされた2つの片を合わせて芯保
持具1を形成し、該芯保持具1の凹陥部に回動可能にボ
ール2を取り付ける。芯保持具1は第1スプリング3に
より後方に付勢されボール2を締具4のテーパー面に押
し付け、ボール2と締具4のくさび作用により芯保持具
1を閉じて、芯5の前進は許容するが、後退は阻止する
芯保持装置を構成する。この芯保持装置の締具4は内軸
6に固着され、該内軸6は軸筒7内に長手方向に摺動可
能に遊嵌されている。軸筒7の前部より突出し芯5を保
護する前部8Aと、芯保持装置の後方に位置した後部8Bと
が、中間部8Cにより連結されて芯ガイド8が形成され
る。しかも第2図に示したように芯ガイド8の中間部8C
に長手方向に適宜伸びて貫通窓8Dが形成され、該貫通窓
8Dを締具4の突部4Aが挿通しているので、芯ガイド8は
内軸6内を適宜摺動可能に構成されている。芯ガイド8
の前部8A内には芯5を適宜の力で保持する芯ホルダー9
が内蔵されている。尚、芯ホルダーは必ずしも芯ガイド
と別体で構成する必要はなく、従来知られているように
合成樹脂製の芯ガイドの一部に一体に形成しても何ら問
題はない。更に芯ガイド8の後部8Bには固定部材10が固
着され、該固定部材10に固着された芯追従部材11は、前
部11Aが芯保持具1の後端より導入されている。更に芯
ガイド8の後部には第2締具12が固着され、半割りされ
た2つの片からなる第2芯保持具13と固定部材10との間
に張架された第2スプリング14により、第2芯保持具13
の突部13Aが第2締具12のテーパー面12Aに当接され、前
記した芯保持装置と同様、芯5の前進は許容するが後退
は阻止する第2芯保持装置が構成される。第2締具12の
外段と内軸6の内段との間には第1スプリング3より弱
い弾発力のリターンスプリング15が張架され、前記芯ガ
イド8はリターンスプリング15により前方に付勢され、
固定部材10が芯保持具1に当接されている。軸筒7内に
は長手方向に摺動可能に芯タンク16が内蔵され、内軸6
の外段6Aと芯タンク16の前端との間には筆記圧より強い
力でノックスプリング17が張架され、該ノックスプリン
グ17により内軸6が前方に付勢されるとともに、芯タン
ク16の後部に嵌合されたノブ18が軸筒7の後端より突出
されている。尚図示してないが内軸6は軸筒7に固着し
ても何ら問題はない。更に内軸6の係合部6Bは切溝が形
成されて数分割され、該係合部6Bと係合可能な摺動体19
が内軸6と芯タンク16の内段16Aとの間に長手方向に摺
動可能に内蔵されている。この内軸6の係合部6Bと摺動
体19の太径部19Aに設けた凹部19Bの係合力は、第1スプ
リング3と第2スプリング14の合わさった弾発力より強
い力に設定され、かつ摺動体19の後端は1本づつ順次第
2芯保持具13に導くために漏斗状に形成されている。
次に第1図の自動繰出式シャープペンシルにおける筆
記操作を説明すると、まず第1図の状態において筆記を
行なうと、芯5の摩耗とともに芯ガイド8が後退する。
次に筆記を止めて芯ガイド8を紙面より話すと、リター
ンスプリング15により芯ガイド8が前進され、芯ホルダ
ー9あるいは第2芯保持具13により保持された芯5も、
芯ガイド8とともに前進して第1図の状態に復帰する。
この時芯5を保持している芯保持具1は、締具4のテー
パー面とのくさび作用により、芯5の後退は阻止するが
前進は許容する構造となっているために、芯5の前進を
妨げることはない。筆記を行なって前記操作を繰り返す
と、1本の芯5が消耗して芯保持具1で保持できない長
さになる。この状態は芯5が前進できず芯ガイド8のみ
がバウンドするので使用者にとって容易に確認できる。
この状態になった場合には、ノブ18をノックすることに
より芯タンク16を前進し、摺動体19を第2芯保持具13に
当接し、第2芯保持具13を前進させて芯追従部材11の後
端に当接して拡開する。同時に摺動体19は芯ガイド8に
当接し、芯ガイド8を前進させて最前進位置に移動させ
る。この時、固定部材10が芯保持具1の後端に当接して
芯保持具1を前進し、締具4に内蔵されかつスプリング
20により芯保持具1に当接された拡開パイプ21を前進す
る。そしてスプリング20を全圧縮させることにより拡開
パイプ21に押圧されて芯保持具1が拡開する。尚かつ芯
保持具1を閉じる第1スプリング3と第2芯保持具13を
閉じる第2スプリング14の合力より強い力で内軸6の係
合部6Bが摺動体19の凹部19Bに係合して第3図に示した
状態となる。この状態においては、芯保持具1および第
2芯保持具13が拡開しているので、次の芯5は自重によ
り芯保持具1内に落下され、使用中の芯5の後端に当接
される。そしてノブ18の押圧を解除すると、ノックスプ
リング17により芯タンク16が後退されて第4図に示した
状態となる。この状態では芯保持具1と第2芯保持具13
が拡開しているので確実に次の芯5を追従させることが
できる。この状態で筆記を再開すると、紙面に押されて
芯ガイド8がわずか後退する。すると、芯追従部材11が
芯保持具1より離間する。同時に、摺動体19を後退して
内軸6の係合部6Bとの係合を外し、第2芯保持具13が第
2スプリング14により付勢されて後退し、第2芯保持具
13が芯追従部材11の後端より離間しかつ第2芯保持具13
の突部13Aが第2締具12のテーパー面12Aに当接して閉じ
られる。以上の操作によって次の芯5が芯保持具1によ
り保持され、筆記される芯5は次の芯5で受けられてい
るので、筆記可能な状態となる。そして筆記を行なうこ
とにより芯5が摩耗すると、芯ガイド8が後退され、同
時に第2芯保持具13も後退される。しかし次の芯は芯保
持具1により保持されているので後方に移動することは
なく、第2芯保持具13と次の芯5の上を滑って後退す
る。次に筆記を中断するとリターンスプリング15の弾発
力により芯ガイド8が前進させられるが、この時筆記中
の短い芯5は芯ホルダー9により保持され、芯保持具1
に保持されている次の芯5は第2芯保持具13によっても
保持されているので、次の芯5は筆記中の芯5と同様に
芯ガイド8とともに前進し、筆記中の芯5の後端に当接
された状態を維持する。従って使用中の芯5は芯ホルダ
ー9により保持出来なくなるまで次の芯5で受けられて
使用できるので、残芯として排出される芯5は極わずか
である。又、摺動体19を前進させるためのノック操作
は、次の芯5を芯保持具1内に導く時に1回だけ行なえ
ばよい。
第5図は本考案の他の一実施例を示したもので、内軸
106と芯タンク16の前端との間に張架されたノックスプ
リング17により芯タンク16を後方に付勢し、該芯タンク
16の前部に摺動体119を固着して構成したものである。
この場合には、ノブ18をノックしている間だけ芯保持
具1と第2芯保持具13が拡開するので、次の芯5が芯保
持具1内に落下するまでノブ18のノックを継続する必要
がある。
更に第6図に示したように、摺動体119を前部に固着
した芯タンク116にノック部材22を固定し、該ノック部
材22を軸筒107の周面側部に形成した開口窓107Aより突
出して構成してもよい。
第7図および第8図は本考案の他の一実施例を示した
もので、第2芯保持具13の後方に位置しかつ長手方向に
摺動可能に摺動体219を内蔵し、尚かつ内軸106と摺動体
219との間に張架されたノックスプリング17により摺動
体219を後方に付勢し、通常摺動体219は軸筒207の内段2
07Bに当接されている。さらに摺動体219の後部は、軸筒
207内に収納された予備の芯5を順次1本づつ第2芯保
持具13内に導くために漏斗状に形成されている。該摺動
体219にはノック部材122が固定されているが、該ノック
部材122は軸筒207の側部に形成された開口窓207Aより外
方に突出している。尚、図示してないが第7図の実施例
の場合には、ノックスプリング17は必ずしも必要ではな
く、単に摺動体を第2芯保持具13の後方に遊嵌していて
も本考案の効果は充分に期待できるものである。
第9図も本考案の他の一実施例を示したもので、第2
芯保持具113をゴム等の弾性体で構成し、ノック部材122
を前方に移動させることにより摺動体219に押圧された
第2芯保持具113を芯追従部材11に押圧し、第2芯保持
具113の芯保持部113Aを拡開するものである。
尚、上記した実施例はすべて芯ガイドをリターンスプ
リングにより前方に付勢していたが、本考案はこれらの
実施例に限定されるものではなく、芯ガイド自体の重量
により芯ガイドを前方に付勢してもよい。この場合にも
もちろん芯ガイドの重量は第1スプリングの弾発力より
少ない重量に設定する必要がある。
又、上記した実施例はすべて半割りされた2つの片を
合わせて芯保持具を形成しているが、従来一般に使用さ
れているコレットチャックにより芯保持具を形成しても
よい。更に芯保持具に設けたボールは必ずしも必要では
なく、芯保持具を直接締具のテーパー面に押し付けてく
さび作用を働かせてもよい。
更に述べれば、芯保持具は、芯を前進方向にはわずか
な抵抗で移動できかつ後退方向には強い力で保持できる
ものであれば従来知られている種々の構造が利用できる
ものである。
又、第2芯保持具は、芯保持具内を芯が前進する時の
抵抗より強い力で芯を保持できる構造であればどのよう
な構成でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案は、芯の摩耗量だけ順次芯が繰り
出され、かつ1本の芯が短くなった場合には、ノックし
て摺動体を前進させることにより次の芯が芯保持具内に
導かれるので、従来の自動繰出式シャープペンシルと比
べて非常に操作が簡単となるものである。しかも、筆記
中の芯の後端を次の芯が受け止めて筆記できるので、使
用不可能な残芯の量が極わずかとなり、非常に経済的と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動繰出式シャープペンシルの一実施
例を示す断面図、第2図は第1図のA−A線を示す断面
図、第3図は第1図の実施例において、ノックにより摺
動体を前進させて芯保持具および第2芯保持具を拡開
し、次の芯を芯保持具内に導いた状態を示す断面図、第
4図は第1図の実施例において内軸に摺動体を係合した
状態でノブノックを解除した状態を示す断面図、第5図
・第6図・第7図および第9図はそれぞれ本考案の他の
実施例を示す断面図、第8図は第7図のA−A線を示す
断面図である。 1…芯保持具 4…締具 5…芯 7・107・207…軸筒 8…芯ガイド 9…芯ホルダー 11…芯追従部材 13・113…第2芯保持具 19・119・219…摺動体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸筒と、軸筒に内蔵されかつ芯保持具と締
    具のくさび作用により芯の前進は許容するが後退は阻止
    する芯保持装置と、軸筒内に長手方向に摺動可能にかつ
    前進方向に弱い力で付勢されて設けられた芯ガイドと、
    芯ガイドの前部に設けられ芯を適宜の力で保持する芯ホ
    ルダーと、芯ガイドの最前進時には芯ガイドに連結され
    た芯追従部材により芯保持具を前進して拡開し、次の芯
    が追従可能な自動繰出式シャープペンシルにおいて、芯
    ガイドの後部に取り付けられかつ後退方向には芯を適宜
    の力で保持する第2芯保持装置と、該第2芯保持装置の
    後方に第2芯保持具と当接可能に位置しかつ軸筒内に適
    宜摺動可能に内蔵された摺動体からなり、摺動体を押圧
    することにより、摺動体が当接して第2芯保持装置を拡
    開するとともに芯ガイドを最前進位置に移動させるよう
    に構成したことを特徴とする自動繰出式シャープペンシ
    ル。
JP5711790U 1990-05-30 1990-05-30 自動繰出式シャ―プペンシル Expired - Lifetime JP2509950Y2 (ja)

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