JP2509748B2 - 木材積付け装置 - Google Patents

木材積付け装置

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JP2509748B2
JP2509748B2 JP29145190A JP29145190A JP2509748B2 JP 2509748 B2 JP2509748 B2 JP 2509748B2 JP 29145190 A JP29145190 A JP 29145190A JP 29145190 A JP29145190 A JP 29145190A JP 2509748 B2 JP2509748 B2 JP 2509748B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は木材積付け装置に係り、特に長さの異なる木
材を測定して、この測定結果を制御手段を用いて所定の
積付け長に対して適当な木材組合わせを算出して、所定
の木材を払出して積付け長の木材列を複数列並べ、さら
にこの木材列を棚状に積み付けるようにした木材積付け
装置に関する。
(従来の技術) 原木より切り出された板材や棒材のような木材は、所
定の湿潤状態を保持するために乾燥工程、保管工程に回
される。
たとえば、原板を取扱う際、これらの工程の準備段階
の作業として木材山積み作業がある。この木材山積み作
業は従来、手作業で行われて来たが、最近では一定の定
尺木材に対しての機械化が進められるようになってき
た。
ところで、資源の有効活用の観点から定尺木材のみな
らず、寸法が不揃いのいわゆる乱尺木材も十分利用され
ることが望ましく、乱尺木材も以上の各工程を経るよう
になり、木材積み付け作業の対象とされるようになって
きている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の乱尺木材の木材山積み作業を行
うには、長さの異なる木材の一枚一枚の長さを測定し、
一定の長さのグループごとに分別し、次いで長さの合計
が定められた長さにほぼ等しくなるように上述のように
分別されたグループの中から木材を数枚引出して所定の
長さの木材を一例に並べ、それを十数列平面状に揃えて
一段を構成し、その上にスペーサ等を介して数十段積み
上げて行く作業を行なわなければならない。
このため、木材の測長や必要な長さに割付る作業が煩
雑で、また単純ながら細かい計算を繰返なければならな
いという問題がある。
そのための労力は多大であり、作業者への負担が大き
い上に、極めて効率の悪い作業となる。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有す
る問題点を解消し、木材の測長をはじめ、所定の積付け
長に対して適正な木材組合せを算出するとともに、保管
された木材のうち組合せに使用するのに適正な木材を払
出し、さらに複数列、複数段に木材を積付けることを制
御手段により制御させながら行うことができる木材積付
け装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は連続的に移送さ
れる木材をセンサで検知し、その長さを測定する検出手
段と、木材の分別指令信号に応じて上記木材を分別保管
する仕分け手段と、上記保管された木材を払出し指令信
号に応じて1列に割り付けるように払出す払出し手段
と、この払出し手段により割り付けられた1列の木材列
を所定積付け長に整列させるとともに、この木材列を複
数列揃えて並べ、さらにスペーサを介して上記木材列を
棚状に積付ける積付け手段と、上記検出手段からの寸法
信号をもとに分別指令信号を上記仕分け手段に出力する
とともに、この分別指令信号をもとに積付け長設定値に
応じた木材組合わせを算出し、上記払出し手段に払出し
指令を出力する制御手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
なお、上記構成のうち、望ましい態様は次の通りであ
る。
上記仕分け手段は木材を順次保管するための一時保管
棚を有することを特徴とする木材積付け装置である。
上記払出し手段は組合せた木材を積付ける前に木材列
の中央に隙間を設けるプリ整列ステージを有することを
特徴とする木材積付け装置である。
上記積付け手段は、ロータリパレタイザ棚板の先端に
木材重なり防止板を有することを特徴とする木材積付け
装置である。
(作 用) 本発明によれば、連続的に移送される木材をセンサ等
の検出手段で検知してその長さを測定し、制御手段から
送られる木材の分別指令信号に応じて上記木材を所定の
長さごとに分別保管し、上記保管された木材を払出し指
令信号に応じて1列に割り付けるように払出し、この割
り付けられた1列の木材列を所定積付け長に整列させる
とともに、この木材列を複数列揃えて並べ、さらにスペ
ーサを介して上記木材列を棚状に積付けるようにし、上
記検出手段からの寸法信号をもとに分別指令信号を上記
仕分け手段に出力するとともに、この分別指令信号をも
とに積付け長設定値に応じた木材組合わせを算出し、上
記払出し手段に払出し指令を出力するように計算を制御
手段で自動的に行うようにしたので、迅速に木材組合せ
を決定でき、さらに、寸法ごとに仕分け保管されている
木材を適宜払出して所定の積付け長の複数列の木材列を
整列させて作ることができ、加えてスペーサを介しての
複数段の木材山積みを迅速かつ正確に行うことができ
る。
(実施例) 本発明による木材積付け装置の一実施例を添付図面を
参照して説明する。
なお、本装置は板材の他、棒材のような各種形状の木
材の積付けに利用することができるようになっている
が、本実施例では板状原板を扱う実施例を示した。
第1図は本発明による構成と実施例の木材積み付け装
置の機器構成との関係を示した概略ブロック図である。
その対応を簡単に述べると、検出手段として測長ステ
ージ100が、仕分け手段として仕分けステージ200が、制
御手段300には記憶部310、演算部320等が、払出し手段
として払出しステージ500とプリ整列ステージ600が、積
付け手段として積付けステージ700が対応している。
第2図及び第3図は本発明による木材積付け装置の全
体構成を示しており、第2図及び第3図において、装置
に投入された木材は測長ステージ100により木材の一枚
一枚の長さを把握し、仕分けステージ2により所定の長
さのグループに分別し、分別された各木材は制御手段30
0の記憶部310にその長さが記憶される。一列作成の指示
により演算部320が記憶部310に分別記憶されたグループ
の在庫の中から、所定の積付け長さにほぼ等しくなるよ
うなアルゴリズムに従い、数枚引き出し、所定の長さの
一列分を作り、払出しステージ500により組み合わせを
行い、プリ整列ステージ600へ払出す。このプリ整列ス
テージ600は木材列の並びを整列させ、1段を構成する
所定の列数まで積付けステージ700へ送り出すようにな
っている。この積付けステージ700は1段を構成する所
定の列数に並び終わった1段を、順次スペーサ等を介し
て積み上げ自然乾燥や人工乾燥および保管のための所定
の寸法の棚状の山積みを形成する。
以上に述べた装置の作用を簡単に説明する。
まず、本装置に投入された木材は測長ステージ100の
センサ101や画像処理装置150などの測長装置により木材
の一枚一枚の長さが投入順などのアルゴリズムに従い、
計測される。計測された木材は所定長さの範囲のグルー
プに分別され、仕分けステージ200により上記グループ
ごとに保管棚201に一時保管される。この分別された木
材はそれぞれ計測と仕分けと同時に記憶部310にその長
さが記憶される。一列作成の指示により演算部320は記
憶部310に分別したグループの在庫の中から、長さの合
計が定められた一列の長さにほぼ等しくなるようにアル
ゴリズムに従い、計算を行い、一例を構成する木材を選
び出す。そして払出しステージ500は演算部320からの指
示により一時保管の在庫の中から木材を引き出し、所定
の長さの一列分の組み合わせを行った後、プリ整列ステ
ージ600へ払出す。このプリ整列ステージ600では木材列
の並びを全長が揃うように整列させ、1段を構成する所
定の列数まで積付けステージ700へ次々と送り出す。積
付けステージ700は1段を構成する所定の列数に並び終
わった1段を、順次スペーサ等を介して段々と積み上
げ、自然乾燥や人工乾燥および保管のための所定の寸法
の第4図に示したような棚状の山積みを形成する。
次に本装置の構成の詳細を測長ステージ100、仕分け
ステージ200、払出しステージ500、プリ整列ステージ60
0、積付けステージ700ごとに添付図面により説明する。
第5図は波長ステージ100においての一実施例を示し
たもので、ITVカメラ112で捕らえた木材の画像を、画像
処理装置150によって2値化および演算処理し長さを計
測する検出装置を示している。
木材搬送コンベヤ109に載置された木材は、波長エリ
ア110に所定の速度で移送される。測長エリア110は投入
される木材最大長さと画像処理装置150のスキャニング
スピードに応じてそのエリア110が決定され、エリア全
体を均一に照らすことができる照明器具111が配置され
ている。この照明器具111に蛍光灯を用いる場合は、交
流電源の周波数に応じた蛍光灯のちらつきを極力抑える
ために、図示しない高周波電源により駆動するのが好ま
しい。
また、この場合コントラストのある画像を得るため木
材搬送コンベヤ109には黒色のコンベヤベルトを用いる
のがよい。
波長エリア110を木材搬送コンベヤ109に乗った木材が
所定の速度で通過する状態を、ITVカメラ112が捕らえ、
画像処理装置150に伝える。画像処理装置150は送られて
きた画像を2値化処理し木材形状を認識し、認識した木
材形状を演算処理し長さを計測する。測長を終わった木
材は、測長エリア110のエリア外に設けられている波長
原点センサ114を木材搬送コンベヤ109に載置され所定の
速度で通過する。これにより木材が確実に次のステージ
に送り込まれたことを確認した後、記憶部310に木材の
長さが記憶される。
この記憶部310にはあらかじめ仕分けステージ200の一
時保管棚201に応じた記憶ファイルが定めてあり、計測
された木材は一時保管棚に応じて決められた長さの範囲
のグループに分別され、そのグループが記憶ファイルに
記憶される。
ところで、木材木材は原木や切断場所に応じてさまざ
まな性質を示すため、表面状態、重さ、曲がり、そり、
ねじれ、色合いなどが一定せず、正確にその長さを非接
触で計測することは非常に難しい。しかし、この実施例
によれば、高精度の測長が行え、ソフト的またはハード
的にパラメータを変更することによって種々の条件に適
応することができる。また、画像処理プロセッサによっ
ては1スキャン20msec以下の速度での計測も可能とな
り、高速度なシステムにも対応ができる。
第6図は波長ステージ100の他の実施例を示したもの
である。第6図において、符号101はセンサを示してお
り、このセンサ101はアレイ型に木材最大長以上にわた
り並設されており、移送される木材がアレイセンサを横
切るのをカウントし、その長さを計測するようにしたも
のである。
木材搬送コンベヤ109に載置された木材は、測長エリ
ア110に所定の速度で移送される。この測長エリア110に
はセンサ101をアレイ型に木材最大長さ以上にわたり並
設されている。このとき、上記センサ101は、通過型ま
たは反射型の光センサを用いることができる。
測長エリア110の手前に設けられている測長原点セン
サ114を木材搬送コンベヤ109に載置されて所定の速度で
通過した直後に遮られているアレイセンサ数をカウンす
ることにより木材の長さを知ることができる。測長を終
わった木材は、第2測長原点センサ115を通過し、これ
により木材が確実に次ステージに送り込まれたことを確
認した後、記憶部310に木材の長さが記憶される。
第7図は他の実施例として1個のセンサ117を配置し
たセンサを木材が横切る時間をタイマでカウントし、コ
ンベヤ速度に応じた演算を行い、長さを計測する装置を
示したものである。
木材搬送コンベヤ109に載置された木材は、測長エリ
ア110に所定の速度で移送される。この測長エリア110に
はセンサ117が配置されており、このセンサ117は、上記
実施例と同様の通過型または反射型の光センサを用いる
ことができる。
波長エリア110に設けられているセンサ117の正面を木
材が木材搬送コンベヤ109に載置され所定の速度で通過
する時間をタイマ102でカウントし、木材搬送コンベヤ1
09の速度と演算することにより、木材の長さを知ること
ができる。測長が終わった木材は、測長原点センサ114
を通過し、これにより木材が確実に次ステージに送り込
まれたことを確認した後、記憶部310に木材の長さが記
憶される。
第8図は他の実施例としてアレイ型CCDセンサで撮像
した木材の画像を、画像処理装置によって2値化および
演算処理し、その長さを計測するものである。
この装置に使用される照明器具には先の照明器具111
と同様のものを使用することができる。
測長エリア110も木材搬送コンベヤ109に乗った木材が
所定の速度で通過する状態を、アレイ型CCDセンサ118で
撮影し、その画像情報を画像処理装置150に伝達するよ
うになっている。この画像処理装置150は送られてきた
画像情報を2値化処理し木材形状を認識し、この認識木
材形状を演算処理し、その長さを計測するようになって
いる。測長を終わった木材は、測長エリア110のエリア
外に設けられている測長原点センサ114を木材搬送コン
ベヤ109に乗って所定の速度で通過する。これにより木
材が確実に次ステージに送り込まれたことを確認した
後、記憶部310に木材の長さが記憶される。
ここで、上記アレイ型CCDセンサを使用した木材長さ
の検出手段及び制御手段の概略構成を第9図を参照して
説明する。
第9図において、符号150は画像処理装置を示してお
り、この画像処理装置150は上記CCDセンサ118からの画
像信号を2値化する2値化回路151と、この2値化回路1
51からの信号により画像特徴を抽出する特徴抽出回路15
2と画像メモリ153とからなり、この画像情報信号はバス
154を介してデータ転送され、演算処理部(CPU)155で
処理され、シリアルインターフェイス156を介して制御
手段300のシリアルインターフェイス310と接続されてい
る。この制御手段300は上記信号をもとに演算処理部(C
PU)320で所定の演算を行うようになっている。このと
き、記憶部(メモリ)310にバス154を介してアクセスで
きるようになっている。また、上記バス154にはパラレ
ルI/O302が接続されており、さらにこのパラレルI/O302
は外部の仕分け手段や積付け手段に接続されている。こ
れにより制御手段からの指令信号を仕分け手段や積付け
手段に出力するようになっている。
第10図は他の実施例として上記画像処理装置と制御手
段とを一体的に融合させたシステムを示したものであ
る。この制御手段300は上記実施例のうち上記画像処理
装置150と制御手段300の演算処理部(CPU)320と記憶部
(メモリ)310とを共有したもので、このような構成に
よれば、演算処理部(CPU)320の負荷が増加するが、制
御手段300と検出手段100、画像処理装置150とのデータ
転送等の通信が不用となる。このため、信頼性の高いデ
ータのもとで効率の良い積付け処理を行うことができ
る。
次に仕分けステージについて第11図乃至第13図を参照
して説明する。
第11図及び第12図は仕分けステージ200を示してお
り、この仕分けステージ200の測長コンベヤ109より移送
されてきた木材を、仕分け用コンベヤ109が引き継ぎ、
演算部320からの仕分け信号に所定の長さのグループご
と一時保管棚へ運び、仕分け保管するようになってい
る。
第11図において、計測された木材はあらかじめ決めら
れた長さの範囲のグループに演算部320により分別さ
れ、木材搬送コンベヤ209に載置され所定の速度で測長
原点センサ114を通過してから、その木材が分別される
一時保管棚201と対応する仕分けストッパ203に到達する
時間を演算部320はカウントアップし、所定の時間に達
すると仕分けストッパ203の駆動指令を発する。第12図
(a),(b)において、これと同時に木材が途中コン
ベヤから落ちることなく所定の仕分けストッパ203まで
きたことを木材確認センサ204で確認し、これらの条件
が成立すると同時に、仕分けプッシャ205が動作して、
木材を一時保管棚201にプッシュインし、所定の長さの
グループごとに一時保管する。一時保管された木材はそ
れぞれ仕分けと同時に記憶部310に一時保管棚201への投
入順序とその長さが記憶される。
この記憶部310にはあらかじめ仕分けステージの一時
保管棚201に応じた記憶ファイルが定めてあり、計測さ
れた木材は一時保管棚201に応じて決められた長さの範
囲のグループに投入順序に分別され、記憶ファイルに記
憶される。
また、上記仕分けプッシャ205は、第12図に示したよ
うに三角形に配置されたスプロケット206にチェーン207
が無端状に掛け回され、モータ208によりクラッチ・ブ
レーキユニット209を介して駆動されるようになってい
る。この仕分けプッシャ205はプッシャ定位置センサ210
により位置検知され、定位置に停止できるようになって
いる。この実施例では一時保管棚201は片側のみ設けら
れているが、仕分けプッシャ205を正逆転することで、
両方向へ木材を仕分けることができる。したがって、一
時保管棚201を上記仕分けプッシャ205の両側に設けるこ
とにより、保管量を増やすことができる。
第13図(a),(b)は、垂直平置き型一時保管棚20
1の構成を示したものである。平置きされた木材は垂直
に積み上げて保管するのがもっとも省スペースで保管で
きる。仕分けコンベヤ209により水平状態で搬送されて
きた木材は、第12図のように、仕分けプッシャ205によ
り水平方向へプッシュアウトされ、一時保管棚201の側
壁に衝突し、下方へ落下する。このとき、一時保管棚20
1の深さが浅い場合は木材もほぼ水平に着地するが、深
さが深い場合は着地の姿勢が安定せず、斜めになったり
垂直になったり極めて不安定な挙動を示したようにな
る。このため、この一時保管棚201での木材の保管姿勢
を安定させるため棚の深さに応じてストッパ211を設け
てある。このストッパ211で仕分けられた木材を一時的
に支持し、木材の姿勢が安定した後にエアーシリンダ21
2によりストッパ211を開き、木材を落下させる。さらに
棚の深さが深い場合はストッパ211を2段、3段と設
け、順次木材を下方に落下させていき、安定した姿勢で
着地するようにする。木材が順次棚に積まれていき、ス
トッパの高さまで達すると、この木材の高さをセンサ21
3が検知し、ストッパの動作を停止させる。
次に払出しステージの構成について第14図及び第15図
を参照して説明する。
第14図及び第15図において、垂直平置き型一時保管棚
201の底にある木材を、演算部320の指令により払出しプ
ッシャ501が動作し、払出しコンベヤ502に所定の木材を
払出し、払出しコンベヤ502はその木材をプリ整列ステ
ージ600へ送り出す。所定の一列分の長さになる木材枚
数に対応した払出しプッシャ501がほぼ同時に動作し、
所定の枚数を払い出す。
第1図において、一時保管された木材はそれぞれ仕分
けと同時に、一時保管棚201への投入順序とその長さに
応じ、あらかじめ定めてある一時保管棚201に対応した
記憶部310のファイルに記憶されている。演算部320はこ
のファイルから、所定の長さになる一列分の木材数枚を
各一時保管棚201から抽出し、該当する棚に応じた各払
出しプッシャ501へ駆動指令を出す。これを受けて各払
出しプッシャ501は各一時保管棚201の一番底にある木材
を払出しコンベヤ502に払出す。
また、上記払出しプッシャ501は、三角形に配置され
たスプロケット503にチェーン504が無端状に掛け回さ
れ、モータ505により駆動できるようになっており、プ
ッシャ位置センサ506により常に定位置に停止できる。
この実施例では払出しプッシャ501が正逆転すること
で、木材をプッシャの両側に払出すことができるように
なっている。このためコンベヤ502も両側に2列設け、
払出し処理時間を早めている。
ここで、上記払出しステージ500での払出し指令の処
理フローを第15図を参照して説明する。
上記一時保管棚201はn個から構成されており、説明
の都合上、各一時保管棚をSi(i=1〜n)とする。
上記仕分けステージ200で所定計測長ごとのnグルー
プに仕分けられた木材が積上げられ、保管されている。
この木材の保管枚数が所定数を越えると払出し作業が開
始される。
以上、その処理フローを第15図に沿って説明する。
まず、一時保管棚のうち、木材の保管枚数が最小の一
時保管棚Siを抽出する(S10)。この一時保管棚Siの最
下段の木材の長さliを記憶部310から呼び出して確保す
る(S20)。この木材liを組合せ長Lに代入する(S3
0)。次いでこの組合せ長Lを設定積付け長範囲L1(最
小値)、L2(最大値)と比較する(S40) このとき、 L1≦L≦L2 であれば、組合せ木材を払出コンベヤ502上に払出す(S
50)。その後、払出し続行の確認の上(S60)、払出し
しない場合は、処理を終了する。この範囲外であるとき
は上記Siの他に原板のある一時保管棚をサーチする。そ
して、一時保管棚が他にないときは、この木材を強制的
にラインアウトし、スタートへ戻る(S90)。一方、一
時保管棚がある場合にはSi以外で最も保管枚数の少ない
一時保管棚Sjを新なSiとして、設定し(S80)、このSi
に対して(S20)の処理を繰返す。
以上の処理フローを繰返すことにより、すべての一時
保管棚の木材を払出す。
第16図において、払い出された木材はコンベヤ502の
上にほぼ同時に枚数載置され、プリ整列ステージ600に
向けて移送される。プリ整列ステージ600上に既に払出
された木材がある場合は、整列ストッパ507によりプリ
整列ステージ600への投入が止められる。このとき木材
の停止中に上記払出しコンベヤ502が煽られ、木材が飛
び出したりするのを防止するためにコンベヤの先端がガ
イド板508により覆われている。
次にプリ整列ステージの構成について第17図乃至第19
図を参照して説明する。
第17図は木材列の端部を揃えた状態を示している。木
材がコンベヤにより先詰めで整列されると、長さの不揃
い分は全部後端部に生じる。このようにして整列された
木材を何段も積み上げると、積み上げた山が不安定にな
る。このため木材長さの不揃い分の調整しろを第17図に
示したように中央位置になるようにしている。
第18図及び第19図において、このプリ整列ステージ60
0は、ローラコンベヤ609、整列ガイド601、ストッパ60
2、木材列の通過を確認するセンサ603、積付けプッシャ
604等から構成されている。
第18図及び第19図(a)において、上記払出しコンベ
ヤ502から搬入されてきた木材は、ローラコンベヤ609に
よりステージ内に引き込まれる。このとき木材列が蛇行
しないように整列ガイド601が幅方向をガイドするよう
になっている。先詰めされた木材はストッパ602に当接
し、停止する。そして木材列の通過をセンサ603が検知
すると整列ストッパ602が動作し、同時にローラコンベ
ヤ609は逆転し木材列を整列ストッパ602側へ移送しよう
とする。ローラコンベヤ609は第19図(b)に示したよ
うにローラ610を駆動するベルト612が各々径の違うプー
リ613で駆動されるため、ローラ610の回転数が違い、整
列ストッパ602側に近いほど木材は速く移動し、第17図
に示したように中央部に隙間をあけて木材を整列させる
ことができる。
この例の構成では、払出しコンベヤ609の数に応じ
て、プリ整列ステージ600も2列配設している。
木材の整列が完了すると、積付けプッシャ604が動作
し、木材列をパレタイザ701へ払出す。
次に積付けステージの構成について第20図及び第21図
を参照して説明する。
第20図及び第21図において、積付けステージ700はロ
ータリーパレタイザ701、積付けストッパ702、テーブル
リフタ703により構成されている。
第20図及び第21図において、上記ロータリーパレタイ
ザ701はテーブルリフタ703を囲むようにほぼ等間隔に四
角形状に配設されたスプロケット704と、このスプロケ
ット704に掛け回された2条のチェーン705と、2条のチ
ェーン705の間に架設された複数枚の棚板706及びバラン
スウエイト707とが架構に組込まれるように構成されて
いる。
このロータリパレタイザ701はプリ整列ステージ600に
より搬入されて来る木材列の速度と同期して木材列を棚
板706に載置しながら前進する。これを繰り返し、所定
の列数になったら、積付けストッパ702が動作し、上記
パレタイザ701は後退する。このとき上記棚板706上の木
材は第22図に示したように一番最後の列がストッパ702
に接するため棚板706の先端から、積付け用のパレット7
08上に滑り落ちることとなる。
1段積付けると、テーブルリフタ703は1段の高さ分
自動的に下がり、次の段の積付けが再び開始される。
所定の段数の積付けが完了したら、装置は積付け作業
を停止、山をコンベヤやフォークリフト等により運びだ
し、積付け用のパレット708を再びテーブルリフタ703上
にセットして、積付け作業を再開する。
パレタイザ701からパレット708上に木材を滑り落とす
ときに、第22図に示したように棚板706の高さとパレッ
ト708の高さとが木材の厚さ及び幅より高くなっている
と、滑り落とすときに木材同士が重なり合うおそれがあ
る。これを防止するために棚板706の先端に板ばね709を
数本配置してある。この板ばね709上を木材が滑り下り
ると板ばね709が程良くたわんで高低差を調整すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上の説明に述べたように、本発明によれば乱尺木材
の積付け作業においても迅速に木材組合せを行うことが
でき、乱尺木材の用途が広がることによりひいては木材
資源の有効活用の要求に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による木材積付け装置の構成概念図、第
2図は本発明による木材積付け装置の平面図、第3図は
同正面図、第4図は木材を積付けた山を示した斜視図、
第5図はITVを用いた測長ステージを示した概略正面
図、第6図はアレイセンサを用いた測長ステージを示し
た概略正面図、第7図はセンサとタイムカウンタを用い
た測長ステージを示した概略正面図、第8図はCCDアレ
イセンサを用いた測長ステージ示した概略正面図、第9
図は本発明による制御回路構成を示した概略ブロック
図、第10図は他の実施例による制御回路構成を示した概
略ブロック図、第11図は仕分けステージを示した概略正
面図、第12図(a),(b)は仕分けステージの仕分け
プッシャ部を示した概略図、第13図(a),(b)は一
時保管棚の概略図、第14図は払出しステージの払出し部
を示した概略側面図、第15図は払出し作業の払出し指令
の処理フロー図、第16図は払出しステージを示した概略
正面図、第17図は木材の整列状態を示した平面図、第18
図はプリ整列ステージを示した概略平面図、第19図
(a)は従来のプリ整列ステージの積付けプッシャ部を
示した概略側面図、同図(b)は同一部正面図、第20図
は積付けステージを示した概略側面図、第21図は積付け
ステージを示した概略正面図、第22図(a)は従来の棚
板先端部を示した拡大側面図、同図(b)は本発明によ
る棚板先端部を示した拡大側面図である。 100……測長ステージ、101……センサ、109,209,502…
…木材搬送コンベヤ、110……測長エリア、118……CCD
カメラ、150……画像処理装置、200……仕分けステー
ジ、201……一時保管棚、203……仕分けストッパ、205
……仕分けプッシャ、300……制御手段、310……記憶
部、320……演算部、500……払出しステージ、501……
払出しプッシャ、502……払出しコンベヤ、600……プリ
整列ステージ、609……ローラコンベヤ、700……積付け
ステージ、701……ロータリパレタイザ、703……テーブ
ルリフタ、706……棚板、708……パレット、709……板
ばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 60/00 B65G 60/00 E

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に移送される木材をセンサで検知
    し、その長さを測定する検出手段と、木材の分別指令信
    号に応じて上記木材を分別保管する仕分け手段と、上記
    保管された木材を払出し指令信号に応じて1列に割り付
    けるように払出す払出し手段と、この払出し手段により
    割り付けられた1列の木材列を所定積付け長に整列させ
    るとともに、この木材列を複数列揃えて並べ、さらにス
    ペーサを介して上記木材列を棚状に積付ける積付け手段
    と、上記検出手段からの寸法信号をもとに分別指令信号
    を上記仕分け手段に出力するとともに、この分別指令信
    号をもとに積付け長設定値に応じた木材組合わせを算出
    し、上記払出し手段に払出し指令を出力する制御手段と
    を備えたことを特徴とする木材積付け装置。
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