JP2006175443A - 農産物選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリートレイ式の農産物選別装置において、空となったフリートレイを農産物供給部に戻すために設けていた専用の搬送路を廃止しても、安定して空のフリートレイの供給を可能とする。
【解決手段】搬送コンベア1上を循環搬送するフリートレイに対し、農産物供給部2で農産物を載せ、計測部3で等階級などの農産物の評価が行われる。搬送コンベア1の搬送方向に沿って評価別に複数のフリートレイ排出・返還装置5が配置されており、フリートレイ排出・返還装置5は、搬送コンベア1から該当する評価済みの農産物を載せたフリートレイを貯留コンベア部53に排出し、フリートレイ上の農産物が取り上げられて空となったフリートレイを返還コンベア部54により搬送コンベア1に返還する搬送経路を有し、貯留コンベア部53の入口51と返還コンベア部54の出口52とを隣接して配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、平面循環経路上を移動するフリートレイに載せた農産物を複数の排出位置の中の特定位置でフリートレイと共に該平面循環経路の側方に排出させる農産物選別装置に関するものである。
フリートレイ式の農産物選別装置の一つとして、ローラコンベアなどの搬送手段上を移動するフリートレイに農産物を載せ(以下農産物が載っているフリートレイを実トレイと略す)、計測装置による農産物の等級、階級の判定のための計測工程への移動から、計測結果に基づいて判定された仕分区分により対応する箱詰装置へ向けて実トレイを移動させる農産物選別装置が種々提案されている。
このような農産物選別装置としては、選別コンベアの搬送方向上流側に空のフリートレイ(以下空トレイと略す)が供給されるようになっており、この選別コンベアの搬送方向下流側に向かって順に農産物をフリートレイに供給する農産物の供給部と、農産物の等階級等を判定するための計測装置と、前記計測装置による計測結果に基づいて判定された仕分区分に応じて実トレイを前記搬送コンベアの側方に排出させる複数の排出装置とが配置されている。
また、前記各排出装置から排出された仕分区分毎の実トレイは一旦プールコンベアでプールされ、所定数ずつ後段に配置された箱詰部に送り出され、例えば自動箱詰装置によりフリートレイ上の農産物が取上げられてダンボール箱等の製品箱内に箱詰され、箱詰が終了することにより空となったフリートレイは、トレイ回収コンベアにより前記搬送コンベアの上流側に戻されるようになっている(特許文献1)。
フリートレイ式の農産物選別装置にあっては、農産物の供給部における農産物の供給作業を中断させることがないように空トレイを常に供給できる体制を維持することが重要であるが、選別装置の選果開始の初期にあっては、箱詰装置の手前に配置しているプールコンベアには実トレイが順調に排出されていないので、前記トレイ回収コンベアには少量の空トレイしか回収されず、農産物の供給部に供給される空トレイの数が少なくなる場合が生じる。
そこで、選別装置全体に用意するフリートレイの数を多めにすると、選果初期を過ぎて空トレイの回収量が多くなると空トレイが供給過剰となる。そのため、選果場の職員の経験と感により選別装置全体に用意するフリートレイの数を決定していた。
また、前記トレイ回収コンベアに対して空トレイを供給するバッファー部を設け、該トレイ回収コンベアに対する空トレイの供給を調節できるようにしたものがある。なお、このバッファー部には前記箱詰部で農産物が取り上げられて空となった空トレイが送り込まれるようにしている(特許文献2)。
特許第2730765号 特許第2888531号
上記したバッファー部を備えた農産物選別装置において、選果開始の際に前記バッファー部に予め貯えておく空トレイの数、及び該バッファー部から前記トレイ回収コンベアへ戻す空トレイの送り出しがスムーズに行なわれるか否かによって、空トレイの供給が途切れなく行なわれるというフリートレイ搬送系の安定化までには時間がかかる。そして、このフリートレイ搬送系において空トレイの供給と回収の流れが安定化するのに要する時間は、選果される多数個の農産物がどのような仕分分布率にあるか、仕分された農産物を箱詰部で箱詰する際の箱詰作業効率などに左右されるため、一定しないのが現実である。
また、前記バッファー部の容量が小さ過ぎたり、箱詰部で農産物の箱詰作業がはかどらないと搬送コンベアに戻される空トレイの数が減り、前記フリートレイ搬送系における空トレイの回収と供給が安定していても、再び農産物供給部に供給される空トレイの数が足りなくなることがある。このため、前記バッファー部に貯える空トレイの数については余裕を持つ傾向にある。
しかしながら、前記バッファー部に貯える空トレイの数に余裕を持つと、フリートレイの数が過剰になることもあり、選別装置全体に対して用意するフリートレイの最適な数を設定することは難しいのが現状である。
また、選別装置全体に用意したフリートレイの数が過剰な場合、例えば前記箱詰部での箱詰作業がはかどらないと、該箱詰部の前段に位置する前記プールコンベアにプールされる実トレイの数が増加し、該プールコンベアでプールできる最大個数に達することが考えられる。
このような場合の解決策として、計測装置まで実トレイを搬送するコンベアを選別コンベアとし、計測装置を通過した後の実トレイを複数の排出装置に向けて搬送するコンベアを仕分コンベアとし、該仕分コンベアを平面的にエンドレスな搬送経路を有する構成としたものがあり(特開2000−126697号公報)、前記プールコンベアに排出できない実トレイについては前記仕分コンベア上を循環移動させるようにしている。
しかし、用意されているフリートレイが過剰であると、前記トレイ回収コンベアから前記搬送コンベアの上流側に空トレイが供給されるので、農産物の供給部では作業者が農産物を空トレイに載せる作業を行なうことになるが、前記仕分コンベア上を循環移動している待機中の実トレイが多くなりすぎると、この搬送コンベア、トレイ回収コンベアの動作を停止させる場合もあり、前記仕分コンベア上で待機中の実トレイが順調に各プールコンベアに排出されるようになると、停止していた選別コンベア、トレイ回収コンベアを再び起動させる。
選果中のコンベアの起動・停止は、ラインの流れを中断させるもので、できれば避けたい事態である。また、トレイ回収コンベアにより選別コンベアの始端側に供給される空トレイは、前後の空トレイが当接した状態で押し出すようにして該選別コンベアの始端側に供給されるので、前記トレイ回収コンベア上でラインプレッシャーがかかることにもなる。
そのため、このトレイ回収コンベアの起動、停止の制御を行なう必要が生じ、また上述したラインプレッシャーの軽減措置を講じなければならず、複雑な制御を必要としていた。
本発明の目的は、このような従来の問題に鑑みなされたもので、用意するフリートレイの個数設定の管理が容易で、始動時から順調にフリートレイを搬送できる農産物選別装置を提供しようとするものである。
本発明の目的を実現する農産物選別装置の第1の構成は、請求項1に記載のように、フリートレイを水平方向に循環搬送する搬送コンベアと、フリートレイに載せるための農産物を供給する農産物供給部と、フリートレイに載せられた農産物の評価を行う選別部と、前記搬送コンベアの搬送方向に沿って評価別に複数配置されたフリートレイ排出・返還装置と、を有し、前記フリートレイ排出・返還装置は、前記搬送コンベアから排出される該当する評価済みの農産物を載せたフリートレイを貯留コンベア部に貯留し、該フリートレイ上の農産物が取り上げられて空となったフリートレイを返還コンベア部により該搬送コンベアに返還する搬送経路を備え、前記貯留コンベア部の入口と前記返還コンベア部の出口とを隣接して配置したことを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物選別装置の第2の構成は、請求項2に記載のように、上記した第1の構成において、前記フリートレイ排出・返還装置は、前記搬送コンベア上に農産物を載せたフリートレイと空のフリートレイとが混在するように前記返還コンベア部から該搬送コンベアに返還する空のフリートレイの返還タイミングを制御することを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物選別装置の第3の構成は、請求項3に記載のように、上記いずれかの構成において、前記貯留コンベア部と前記返還コンベア部とを並設したことを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物選別装置の第4の構成は、請求項4に記載のように、上記いずれかの構成において、前記フリートレイ排出・返還装置は、貯留コンベア部の入口から見て、前記搬送コンベアの搬送方向下流側に前記返還コンベア部の出口が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、農産物供給部に空のフリートレイを戻すための専用の搬送路を設ける必要がなく、フリートレイ排出・返還装置はその入口と出口とを隣接して設けているため、フリートレイ排出・返還装置を全体として細長い縦長の構成とすることができ、装置全体を大型化することなく多くの仕分区分数に対応した処理を行うことができる。
第1の実施の形態
図1は本発明をフリートレイ式の農産物選別装置に適用した第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、フリートレイの搬送経路を構成する搬送コンベア1を平面循環式に形成し、搬送コンベア1の搬送方向を図中矢印A方向としている。搬送コンベア1には、農産物が供給される物品供給部2を搬送始点とすると、搬送始点側から搬送方向Aに沿って順に物品である農産物の評価(仕分区分)を行なう選別部としての計測部3、複数の排出装置4(4a〜4d)が配置されている。なお、図1では排出装置を4つ(4a〜4d)図示しているが、本発明はこの個数に限定されるものではなく、5以上の排出装置を設けることができる。また、図1において、小円で示す部材を空のフリートレイ(以下空トレイと称する)Ta、二重円で示す部材を農産物が載置されたフリートレイ(以下実トレイと称す)Tbとする。
各排出装置4の側方には、平面Uターン構造で1条のフリートレイ搬送経路を備えたフリートレイ排出・返還装置であるバイパスコンベア5(5a〜5d)が夫々配置されている。これらのバイパスコンベア5は農産物の仕分区分に対応して設けられており、例えば図中左側のバイパスコンベア5aが等級秀で階級L用とした場合、この等階級に判定された実トレイTbが対応する排出装置4aに到達すると、排出装置4aによりバイパスコンベア5aの入口側51に排出される。排出装置4は水平方向に移動するエアシリンダーで構成され、エアの供給で水平方向に移動する押し部材41が搬送コンベア1上を移動している実トレイTbをバイパスコンベア5の入口側51に向けて押し出すようにしている。
バイパスコンベア5の奥部には箱詰部6(6a〜6d)が配置されており、排出装置4から排出された実トレイTb上の農産物を取上げて製品箱7内に自動あるいは手作業で箱詰する。
このバイパスコンベア5は、排出装置4により搬送コンベア1から排出された実トレイTbを箱詰部6まで搬送し、この箱詰部6で空となった空トレイTaを搬送コンベア1に再び戻すようにしたもので、排出装置4により実トレイTbが送り込まれる入口側51が搬送コンベア1の搬送方向上流側に設けられ、空トレイTaが搬送コンベア1に戻される出口側52が該入口側51よりも搬送方向下流側に設けられている。
バイパスコンベア5は、入口側51からUターンする略奥部までの間を実トレイTbを貯留する貯留コンベア部である実トレイ貯留部53とし、実トレイ貯留部53の先端から出口側52までの間を空トレイTbを待機させる返還コンベア部である空トレイ供給部54としており、バイパスコンベア5の搬送方向に沿った領域を実トレイ貯留部53と空トレイ供給部54に二分する境界位置に第1のストッパ55を配置し、また出口側52に第2のストッパ56を配置している。
第1のストッパ55が動作中は実トレイ貯留部53の先頭の実トレイTbがこの第1のストッパ55に当接し、空トレイ供給部54側へ移動するのが阻止されているので、実トレイ貯留部53にプールされている実トレイTbから農産物を取上げて箱詰を行なう箱詰作業が箱詰部6で行なわれる。
また、バイパスコンベア5の空トレイ供給部54は、複数の空トレイTaを待機させる容量を有しており、農産物の選果開始を行なう際に全てのバイパスコンベア5の空トレイ供給部54には所定数(本実施の形態では7個)の空トレイTaを予め待機させている。
循環式の搬送コンベア1は、フリートレイを一列に整列して搬送する1条構成に形成したものを使用しており、物品供給部2では搬送コンベア1の一部を構成する1条の供給コンベア部1a、1bを並列に2基配置し、搬送コンベア1の一部を構成する戻りコンベア部1c上を移動する空トレイTaあるいは実トレイTbを排出装置4と同構成の振分装置8で例えば第1の供給コンベア部1aと第2の供給コンベア部1bに交互に振分られるようになっている。
物品供給部2には、第1の供給コンベア部1aと第2の供給コンベア部1bに沿って複数の作業者Wが配置され、各作業者Wの作業位置の傍らまで多数個の農産物(例えばリンゴ、トマト、梨、メロンなど)を収容したコンテナCがコンテナコンベア9により搬送される。
物品供給部2の第1及び第2の供給コンベア部1aと1bの搬送方向下流側は搬送コンベア1の一部を構成する1条の選別コンベア部1dに合流し、例えば選別コンベア部1dの搬送速度を、第1及び第2の供給コンベア部1aと1bの搬送速度よりも速くすることにより、第1及び第2の供給コンベア部1aと1bから供給される実トレイTbを略一定間隔で計測部3に向けて搬送させることができる。
計測部3には、撮像装置等の計測装置が設けられ、実トレイTb上の農産物を撮影(外部の撮影、透過光の撮影等)し、計測結果に基づいて選別装置全体の制御等を行なう不図示の制御装置の判定部により計測した農産物の等級(優、秀、良等)、階級(LL,L,M,S等)を判定する。
計測部3を通過した実トレイTbは、搬送コンベア1の一部を構成する1条の仕分コンベア部1e上を戻りコンベア部1cに向けて移動し、仕分コンベア部1e上を移動中に該当する仕分区分のバイパスコンベア5に排出される。また、いずれのバイパスコンベア5に対しても排出されなかった実トレイTbは、仕分コンベア部1eから戻りコンベア部1cに搬送され、さらに戻りコンベア部1cから第1または第2の供給コンベア部1a、1bのいずれかに搬送されて再び選別コンベア部1dに送られるが、既に計測済みであるため、計測部3での計測は行なわれず、選別コンベア部1dから仕分コンベア部1eに送られるという循環搬送が可能となっている。
上述のように、平面循環式の搬送コンベア1は、2基並列配置の供給コンベア部1a,1bと、選別コンベア部1dと、仕分コンベア部1eと、戻りコンベア部1cとをエンドレスに接続することで、空トレイTa及び実トレイTbが搬送コンベア1上を循環できるように構成している。
本実施の形態において、搬送コンベア1のエンドレスの搬送経路には、フリートレイを常に一定数搬送するようにしており、選果開始の際には、前記一定数のフリートレイは全て空トレイTaであり、選果作業が進むにつれて仕分コンベア部1e上を搬送される実トレイTbがバイパスコンベア5に排出されても、バイパスコンベア5から同数の空トレイTaが仕分コンベア部1eに補充され、図1に示すように、搬送コンベア1の搬送経路上には常に一定数のフリートレイが搬送できるようにしている。
フリートレイに載っている農産物の計測を行ない、計測された農産物を計測結果に基づいて判定された仕分区分毎にバイパスコンベア5に排出させる仕分制御については、フリートレイの外周面にバーコードを表示させ、計測部3に進入する直前の位置に設けたバーコードリーダからなる第1の検知器11aにより実トレイTbのバーコードを読み取り、読み取ったバーコード情報を前記制御装置の記憶部に記憶させる。そして、前記制御装置は、計測部3で計測した計測結果に基づいて等階級を判定し、その判定結果を当該農産物が載せられたフリートレイのバーコード情報に対応させて前記記憶部に記憶させる。
なお、選果開始時や選果中に、空トレイTaがこの第1の検知器11aを通過すると、計測装置による計測が不可能なので、前記制御装置は空トレイTaと判定し、記憶しているバーコード情報をキャンセルするようにしている。
一方、仕分コンベア部1eの入口には、バーコードリーダからなる第2の検知器11bが設けられ、第2の検知器11bを通過するフリートレイのバーコードを読み取る。実トレイTbであれば前記記憶部にバーコード情報が記憶されているので、仕分区分を読み出し、当該実トレイTbが対応する排出装置4に到達するのに同期して、その排出装置4を動作させて実トレイTbをバイパスコンベア5に排出する。前記制御装置は、実トレイTbがバイパスコンベア5に排出された時点で実トレイTbのバーコード情報を消去して、次に第1の検知器11aにより新規のバーコード情報として記憶させるようにしても良い。
また、第2の検知器11bを空トレイTaが通過する場合には、前記記憶部にバーコード情報が記憶されていないので、前記空トレイTaは排出装置4による排出動作を受けることなく戻りコンベア部1cに向けて搬送される。
さらに、上述のように、実トレイTbがバイパスコンベア5に排出できない場合、例えば対応する仕分区分の実トレイ貯留部53に実トレイTbが満杯に貯留されている状態のときには、前記制御装置は対応する排出装置4に対して排出信号を指令しないので、この実トレイTbは戻りコンベア部1cに向けて搬送されることになる。
戻りコンベア部1cに戻された実トレイTbは、第1の供給コンベア部1aまたは第2の供給コンベア部1bのいずれかに振分られるが、これら両供給コンベア部1a、1bの入口側には実トレイ検知センサ10aが夫々配置されている。この実トレイ検知センサ10aは、搬送経路の両側に配置された光源と、この光源からの光を受光して電気信号に変換する受光部材とから構成され、フリートレイ上に農産物が載置されていたのであれば前記光源と受光部材間の光路を遮る高さに取り付けられている。
したがって、この実トレイ検知センサ10aにより実トレイTbが検知されると、この実トレイTbが第1の検知器11aに到達するのに同期して、前記第1の検知器11aから送信されるバーコード情報は仕分排出されずに戻った実トレイTbであると判断し、バーコード情報の記憶及び計測部3での計測処理をキャンセルさせる。
また、バイパスコンベア5において、実トレイ貯留部53に貯留されている実トレイTbが満杯であるかどうかの個数管理は、対応する排出装置4へのパルス信号である排出信号をカウントし、このカウント値から第1のストッパ55のパルス信号であるストッパ解除信号を減算することにより判別できる他、実トレイ貯留部53に満杯となる貯留位置に満杯センサを設け、この満杯センサが所定時間経過しても満杯検知信号を出力していると前記制御装置が満杯状態であると判断するようにしても良い。
次に、図2に基づいて、実トレイTbがバイパスコンベア5に排出されると、バイパスコンベア5から同数の空トレイTaが仕分コンベア部1eに補充されて搬送コンベア1の搬送経路上のフリートレイを常に一定数とするフリートレイ補充動作を説明する。
本実施の形態において、空トレイTaを仕分コンベア部1eに補充するのは、バイパスコンベア5の実トレイ貯留部53に1個の実トレイTbが排出装置4により排出されると、仕分コンベア部1eでは排出された実トレイTbが載置されていた部分が空所になるので、この空所部分が空トレイ供給部54の出口側52に到達するのに同期して第2のストッパ56を動作させ、空トレイ供給部54の先頭に位置する一個の空トレイTaをこの空所部分に供給することで、不足したフリートレイの数を一定の個数に維持するようにしている。
すなわち、選果開始時において、空トレイ供給部54には7個の空トレイTaが待機し、実トレイ貯留部53にはフリートレイが存在しない空の状態にあり、バイパスコンベア5には実トレイTbと空トレイTaを合わせた数が7個となる。そして、1個の実トレイTbが実トレイ貯留部53に排出されると、空トレイ供給部54から1個の空トレイTaが仕分コンベア1eに補充されるので、バイパスコンベア5には、実トレイTbと空トレイTaを合わせた数が7個存在することになる。したがって、バイパスコンベア5に存在する実トレイTbと空トレイTaを合わせた数が7個となるように制御すればよいことになる。勿論、この7個という個数に本発明は限定されるものではなく、搬送コンベア1に常駐させるフリートレイの個数、箱詰部6の箱詰効率などに応じて適宜決定することができる。
このように、搬送コンベア1には常に一定数のフリートレイが循環搬送されており、仕分作業により搬送コンベア1の搬送経路から実トレイTbが排出されて一時的にフリートレイの数が減っても、直ぐに空所の部分に空トレイTaが補充されて所定数に回復するので、戻りコンベア部1cから供給コンベア部1a、1bに向けて空トレイTaを過不足なく常に供給できる。したがって、選果開始時から農産物の安定した搬送を実現することができる。
また、箱詰部6において箱詰作業が手間取ったりして、バイパスコンベア5の実トレイ貯留部53に貯留される実トレイTbが満杯になって排出されなくても、この実トレイTbはこの実トレイ貯留部53に空きが生じるまで搬送コンベア1上を循環搬送し、他の仕分区分の農産物は順調に排出されて箱詰されるので、選果作業全体に大きな支障を与えることはない。
なお、図1において、一番左のバイパスコンベア5aでは、空トレイTaが1個補充した後直ぐに実トレイTbが排出されてきた状態を示し、左から2番目のバイパスコンベア5bでは実トレイTbが3個プールされているので、空トレイ供給部54には4個の空トレイTaが存在する。また左から3番目のバイパスコンベア5cでは、実トレイ貯留部53に実トレイTbが満杯の7個プールされ、空トレイ供給部54には空トレイTaがゼロの状態であるため、箱詰作業を行なって空トレイTaの数を増やし、実トレイTbの数を減らさないと、これ以上実トレイTbの受け入れができなくなり、該当する仕分区分の実トレイTbは搬送コンベア1の搬送経路上を循環搬送されることになる。また、図1中右端のバイパスコンベア5dは、空トレイ供給部54に7個の空トレイTaが待機した状態にあり、実トレイ貯留部53には実トレイTbが存在していない状態を示している。
このように、各仕分区分毎に排出される実トレイの個数にバラツキがあっても、物品供給部2の第1、第2の供給コンベア部1a、1bには安定して空トレイTaを供給することができる。
第2の実施の形態
図3は第2の実施の形態を示す。
本実施の形態は、上記した第1の実施の形態の変形例である。
上記した第1の実施の形態では、いずれのバイパスコンベア5にも排出されなかった実トレイTbについては、仕分コンベア部1eから戻しコンベア部1cに戻して搬送コンベア1の搬送経路上を循環させているが、本第2の実施の形態では、いずれのバイパスコンベア5にも排出されなかった実トレイTbを実トレイ検知センサ10aで検知すると、仕分コンベア部1eに対して設けた専用のリターンコンベア200に排出装置4と同構成の排出装置201により排出させ、このリターンコンベア200に一旦プールするようにしている。
リターンコンベア200は、矢印B方向に実トレイTbを搬送させ、第2の検知器11bよりも仕分コンベア部1eの上流側位置で合流するようにしている。そして、リターンコンベア200の搬送方向下流端部には、ストッパ202が設けられ、仕分コンベア部1eに戻す実トレイTbのタイミングを制御できるようにしている。
図3において、リターンコンベア200には2つの実トレイTb−1、Tb−2が排出されており、戻りコンベア部1cには、この2つの実トレイTb−1とTb−2が存在していたであろう部分に破線で示す空所が存在する(理解容易とするために破線で示す円形部を夫々Tb−1、Tb−2の符号で示す)。これらの空所は、搬送コンベア1の搬送経路において、リターンコンベア200の搬送方向下流側に到達するまでの時間が予測できるので、この到達時刻に合わせてストッパ202を動作させれば、先ず、最初の実トレイTb−1が仕分コンベア部1e上で丁度空所となった部分に戻され、次いでストッパ202を次の空所の到達時刻に合わせて動作させれば、同様に仕分コンベア部1eの空所に実トレイTb−2が戻され、これで搬送コンベア1上に一定数のフリートレイが存在することになる。
この、第2の実施の形態では、実トレイTbが戻りコンベア部1cから第1、第2の供給コンベア部1a、1bに戻されることがないので、計測部3での計測回避の処理などが不要となり、また物品供給部2では空トレイTaのみが戻ってくるので、農産物の供給作業に専念することができる。
本発明を農産物選別装置に適用した第1の実施の形態を示す平面概略図。 図1のバイパスコンベアの平面図。 本発明の第2の実施の形態を示す平面概略図。
符号の説明
1 搬送コンベア
1a 第1の供給コンベア部
1b 第2の供給コンベア部
1c 戻りコンベア部
1d 選別コンベア部
1e 仕分コンベア部
2 物品供給部
3 計測部
4(4a〜4d) 排出装置
41 押し部材
5(5a〜5d) バイパスコンベア
51 入口側
52 出口側
53 実トレイ貯留部
54 空トレイ供給部
55 第1のストッパ
56 第2のストッパ
6(6a〜6d) 箱詰部
7 製品箱
8 振分装置
9 コンテナコンベア
10a 実トレイ検知センサ
11a、11b バーコードリーダ
200 リターンコンベア
Ta 空トレイ
Tb 実トレイ

Claims (4)

  1. フリートレイを水平方向に循環搬送する搬送コンベアと、
    フリートレイに載せるための農産物を供給する農産物供給部と、
    フリートレイに載せられた農産物の評価を行う選別部と、
    前記搬送コンベアの搬送方向に沿って評価別に複数配置されたフリートレイ排出・返還装置と、
    を有し、
    前記フリートレイ排出・返還装置は、前記搬送コンベアから排出される該当する評価済みの農産物を載せたフリートレイを貯留コンベア部に貯留し、該フリートレイ上の農産物が取り上げられて空となったフリートレイを返還コンベア部により該搬送コンベアに返還する搬送経路を備え、前記貯留コンベア部の入口と前記返還コンベア部の出口とを隣接して配置したことを特徴とする農産物選別装置。
  2. 前記フリートレイ排出・返還装置は、前記搬送コンベア上に農産物を載せたフリートレイと空のフリートレイとが混在するように前記返還コンベア部から該搬送コンベアに返還する空のフリートレイの返還タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の農産物選別装置。
  3. 前記貯留コンベア部と前記返還コンベア部とを並設したことを特徴とする請求項1または2に記載の農産物選別装置。
  4. 前記フリートレイ排出・返還装置は、貯留コンベア部の入口から見て、前記搬送コンベアの搬送方向下流側に前記返還コンベア部の出口が設けられていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の農産物選別装置。

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