JP2509545Y2 - 吸気マニホルド - Google Patents

吸気マニホルド

Info

Publication number
JP2509545Y2
JP2509545Y2 JP2755892U JP2755892U JP2509545Y2 JP 2509545 Y2 JP2509545 Y2 JP 2509545Y2 JP 2755892 U JP2755892 U JP 2755892U JP 2755892 U JP2755892 U JP 2755892U JP 2509545 Y2 JP2509545 Y2 JP 2509545Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake manifold
intake
wall
diameter portion
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2755892U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0587260U (ja
Inventor
忠昭 森田
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和アルミニウム株式会社 filed Critical 昭和アルミニウム株式会社
Priority to JP2755892U priority Critical patent/JP2509545Y2/ja
Publication of JPH0587260U publication Critical patent/JPH0587260U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509545Y2 publication Critical patent/JP2509545Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、たとえば電子制御式
燃料噴射装置が備わった自動車用エンジンに用いられる
吸気マニホルドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の吸気マニホルドとしては、図7
に示すように、折曲げ端部61aを有し、折曲げ端部61a
において折曲げ外側の肉厚t1 が折曲げ内側の肉厚t2
より薄くなるように偏肉させられている吸気管61と、折
曲げ端部61aの外面に対応する径をもつ大径部62および
折曲げ端部61aの内面に対応する径をもつ小径部63より
なる段付き孔64を有し、大径部63に折曲げ端部61aがは
め込まれているフランジ65とを備えており、段付き孔64
の大径部62の中心Cと小径部63の中心Cが、同心となさ
れていて、折曲げ端部61aの偏肉の分だけ、折曲げ端部
61aの内面と小径部63の内面同しにずれが生じているも
のが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記吸気マニホルドで
は、上記内面同しのずれにより、吸気管61とフランジ65
間の空気のスムースな流れが阻害されるため、通路抵抗
を増加させて吸気効率を低下させるという問題点があ
る。
【0004】この考案の目的は、上記問題点を解決し、
吸気管とフランジ間の空気の流れがスムースで、通路抵
抗が少なくて吸気効率の良い吸気マニホルドを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案による吸気マニ
ホルドは、折曲げ端部を有し、折曲げ端部において折曲
げ外側の肉厚が折曲げ内側の肉厚より薄くなるように偏
肉させられている吸気管と、折曲げ端部の外面に対応す
る径をもつ大径部および折曲げ端部の内面に対応する径
をもつ小径部よりなる段付き孔を有し、大径部に折曲げ
端部がはめ込まれているフランジとを備えている吸気マ
ニホルドにおいて、段付き孔の大径部の中心と小径部の
中心が、折曲げ端部の内面と小径部の内面が合致するよ
うに偏心させられていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この考案による吸気マニホルドでは、段付き孔
の大径部の中心と小径部の中心が、折曲げ端部の内面と
小径部の内面が合致するように偏心させられているか
ら、吸気管とフランジ間の空気の流れがスムースとな
る。
【0007】
【実施例】この考案の実施例を、図1〜図6を参照して
つぎに説明する。
【0008】吸気マニホルドは、図1〜図3に示すよう
に、プレナムチャンバ11と、プレナムチャンバ11の左右
方向中央部に後端が接続され前後方向にのびたダクト12
と、ダクト12の左右両側にそれぞれ2つずつ配されてプ
レナムチャンバ11の上部に各後端が接続されている4つ
のL字状第1吸気管13と、第1吸気管13の下側に位置す
るようにプレナムチャンバ11の下部に各後端が接続され
ている4つのL字状第2吸気管14と、ダクト12の前端部
に設けられている垂直状スロットルボディ取付用フラン
ジ15と、4つずつ全部で8つの第1および第2吸気管1
3,14の前端部にこれらをひとまとめとするように設け
られている水平状シリンダヘッド取付用フランジ16とよ
りなる。
【0009】プレナムチャンバ11は、左右方向にのびた
アルミニウム押出形材製筒状周壁21と、周壁21の左右両
端開口をそれぞれ閉鎖するように同開口縁部にろう接さ
れているアルミニウム板製左右端板22,23とよりなる。
【0010】ダクト12は、アルミニウム押出パイプより
なる。ダクト12の周壁は横断面がフランジ14からプレナ
ムチャンバ11にかけて円形から方形に変化している。
【0011】第1および第2吸気管13,14は、いずれも
横断面円形アルミニウム押出パイプよりなる。第1およ
び第2吸気管13,14の前端部には、押出パイプの曲げ加
工によって形成された折曲げ部13a,14aが設けられて
いる。
【0012】スロットルボディ取付用フランジ15および
シリンダヘッド取付用フランジ16はいずれもアルミニウ
ム鍛造品よりなる。勿論、鍛造品に代えて鋳造品を用い
るようにしてもよい。
【0013】プレナムチャンバ周壁21は、横断面略横倒
しJ字状のもので、垂直上部前面壁31と、上部前面壁31
の上縁より後向きにのびた水平上面壁32と、上部前面壁
31の下縁より後向きにのびた水平中間下面壁33と、中間
下面壁33の後縁より下向きにのびた垂直下部前面壁34
と、上面壁32の後縁と下部前面壁34の後縁にまたがらさ
れている横断面略半円弧状後面壁35とよりなる。上部前
面壁31と下部前面壁34にこれらにまたがるようにダクト
12が接続されている。上部前面壁31に第1吸気管13が、
下部前面壁34に第2吸気管14が、それぞれ接続されてい
る。
【0014】上面壁32の下面全体が水平に拡がるように
平滑に形成されるとともに、後面壁35の内面全体が、後
面壁35のなす半円弧にそって拡がるように平滑に形成さ
れている。そして、上面壁32および後面壁35の外面全体
に、左右方向にのびた並列状リブ41が設けられている。
【0015】図4〜図6は、第2吸気管14の折曲げ部14
aとシリンダヘッド取付用フランジ16の詳細を示すもの
である。
【0016】曲げ加工の結果、折曲げ部14aでは折曲げ
外側の肉厚t1 が折曲げ内側の肉厚t2 より薄くなるよ
うに偏肉させられている。したがって、折曲げ部14aの
外径D1 の中心M1 と内径D2 の中心M2 は、偏肉させ
られた肉厚t1 と肉厚t2 の差の半分の距離Eだけ偏心
させられている。
【0017】ここで、一例として、具体例をあげると、
吸気管14の基準肉厚t0 を2.0mmとすると、折曲げ外
側の肉厚t1 は1.4mm、折曲げ内側の肉厚t2 は2.
6mmである。また、E=(t2 −t1 )/2=(2.6
−1.4)/2=0.6mmである。
【0018】一方、フランジ16には吸気管接続段付き孔
51が形成されている。段付き孔51は、折曲げ部14aをは
め込んだ大径部52と、これに段53を介してつらなる小径
部54とよりなる。大径部52の径d1 は折曲げ部14aの外
径D1 にほぼ等しく、小径部54の径d2 は折曲げ部14a
の内径D2 にほぼ等しい。そして、大径部52の中心C1
と小径部54の中心C2 は、折曲げ部14aの偏心距離Eに
相当する距離eだけ偏心させられている。その結果、折
曲げ部14aの内面と小径部54の内面が合致させられて、
両面は面一となっている。
【0019】図示しないが、第1吸気管13の折曲げ部13
aは、第2吸気管14と同じようにシリンダヘッド取付用
フランジ16に結合されている。
【0020】
【考案の効果】この考案によれば、吸気管とフランジ間
の空気の流れがスムースとなるから、通路抵抗が少なく
て吸気効率の良い吸気マニホルドが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による吸気マニホルドの正面図であ
る。
【図2】同吸気マニホルドの側面図である。
【図3】同吸気マニホルドの平面図である。
【図4】同吸気マニホルドの吸気管とフランジの一部を
拡大しとて示す断面図である。
【図5】同吸気マニホルドの吸気管の折曲げ端部の断面
図である。
【図6】同吸気マニホルドの吸気管のフランジの断面図
である。
【図7】従来例を示す図4相当の断面図である。
【符号の説明】
14 吸気管 14a 折曲げ部 16 フランジ 51 段付き孔 52 大径部 54 小径部 t1 肉厚 t2 肉厚 c1 中心 c2 中心

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲げ端部14aを有し、折曲げ端部14a
    において折曲げ外側の肉厚t1 が折曲げ内側の肉厚t2
    より薄くなるように偏肉させられている吸気管14と、折
    曲げ端部14aの外面に対応する径d1 をもつ大径部52お
    よび折曲げ端部14aの内面に対応する径d2 をもつ小径
    部54よりなる段付き孔51を有し、大径部52に折曲げ端部
    14aがはめ込まれているフランジ16とを備えている吸気
    マニホルドにおいて、 段付き孔51の大径部52の中心C1 と小径部54の中心C2
    が、折曲げ端部14aの内面と小径部54の内面が合致する
    ように偏心させられていることを特徴とする吸気マニホ
    ルド。
JP2755892U 1992-04-27 1992-04-27 吸気マニホルド Expired - Fee Related JP2509545Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2755892U JP2509545Y2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 吸気マニホルド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2755892U JP2509545Y2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 吸気マニホルド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0587260U JPH0587260U (ja) 1993-11-26
JP2509545Y2 true JP2509545Y2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=12224385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2755892U Expired - Fee Related JP2509545Y2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 吸気マニホルド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2509545Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0587260U (ja) 1993-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2509545Y2 (ja) 吸気マニホルド
JP2002115612A (ja) 自動二輪車の吸気構造
JP4636907B2 (ja) インテークマニホールド
JPS5923785A (ja) 自動二輪車のフレ−ム
JPS6340014Y2 (ja)
EP1264982B1 (en) Intake manifold
JPH0341113U (ja)
JPH0229217Y2 (ja)
JP2525001B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP2526638Y2 (ja) 吸気マニホルド
JP3622835B2 (ja) 車両の排気管装置
JPH0596460U (ja) 吸気マニホルド
JP2579731Y2 (ja) 自動車エンジン等のエキゾーストマニホルド
JPS6034740Y2 (ja) 二次空気供給装置
JPH0712685Y2 (ja) 吸気マニホルド
JPH0536985Y2 (ja)
JP2511242Y2 (ja) 車両のエアクリ―ナ―取付構造
JPH0596458U (ja) 車両用エアクリーナケース
JPH0528378Y2 (ja)
JPH051849U (ja) 吸気マニホルド
JPH08261081A (ja) 吸気マニホルド
JP3342316B2 (ja) 多気筒内燃機関における慣性過給式吸気装置
JPH0124325Y2 (ja)
JP3324452B2 (ja) 樹脂製インテークマニホールド
JP3473625B2 (ja) 内燃機関の吸気消音装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960227

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees