JP2509525Y2 - 工作機械における工具情報読み取り装置 - Google Patents

工作機械における工具情報読み取り装置

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JP2509525Y2
JP2509525Y2 JP10381690U JP10381690U JP2509525Y2 JP 2509525 Y2 JP2509525 Y2 JP 2509525Y2 JP 10381690 U JP10381690 U JP 10381690U JP 10381690 U JP10381690 U JP 10381690U JP 2509525 Y2 JP2509525 Y2 JP 2509525Y2
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博 高田
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 この考案は、マシニングセンター、NC旋盤等といった
ATC(自動工具交換)装置を有する工作機械における工
具情報読み取り装置に関するものである。
ロ 従来の技術 ATC装置を有する工作機械においては、各工具の情報
(番号、種類、形状等)を自動的にNC装置に読み込むこ
とが行われており、これらの工具情報を書き込んだもの
(以下情報キャリアという)を取付ける場所としては、
プルスタッドの後端部が一般的である。そしてその工具
情報の読み込みは工具マガジンへ工具を装着する際に必
要であるが、工具を取り外すための工具着脱位置には、
プルスタッドの後部を押して工具を突き出すための工具
付き出し装置が備えられているので、工具着脱位置に情
報読み取り機構を設けてしまうと、その情報読み取り機
構が工具付き出し装置の作動を妨げてしまう。
そこで従来においては、例えば第4図示の如く、情報
読み取り機構P1を工具着脱位置P2と別の位置に設定し、
そこまで工具を移動させて情報の読み込みを行ってい
た。
ハ 考案が解決しようとする課題 上記従来の工具情報読み取り装置においては、工具収
納の際に、個々の工具一つ一つにおいて、工具ポットへ
の装着と該工具の情報読み取りという二つの工程が必要
となり、工具マガジンへ工具を装着するのに余分な手間
と時間がかかり、多数の工具を入れ替えるような場合に
は、それが作業時間のロスにつながる。
ニ 課題を解決するための手段 そこで本考案は、工具情報読み取り装置と工具突き出
し装置とを共存させ、リーダーヘッドを工具着脱位置に
設けることにより、工具を装着したその場でプルスタッ
ド後端部に設けられた工具情報を読み取り可能としたも
ので、その構成は、工具マガジンの工具着脱位置に、工
具突き出し機構と情報読み取り機構とを併設し、工具突
き出し機構は、工具着脱位置の後方に、その工具着脱位
置に対して前進、後退可能な工具付き出し軸と、その工
具付き出し軸に固着されたカム板とを有し、情報読み取
り機構は、前記工具突き出し機構の運動軌跡上にあたる
情報読み取り位置と、その運動軌跡上から外れた退避位
置間を移動可能なリーダーヘッドと、そのリーダーヘッ
ドに固着され、先端のローラを前記カム板のカム面に当
接させたスライダとを備え、工具突出し機構の前進運動
に連携して、情報読み取り機構が退避位置へ移動するこ
とにある。
ホ 作用 工具装着時、工具突き出し軸は工具着脱位置の後方に
位置していると共に、リーダーヘッドは工具突き出し軸
と工具着脱位置との間に位置し、工具が装着されると、
即座に工具のプルスタッド後端部にある情報キャリアに
近接したリーダーヘッドが情報を読み込む。工具を取外
すときは、工具突き出し軸が前進し、それに伴ってロー
ラがカム面に沿って移動し、リーダーヘッドはスライダ
ーと一緒に退避位置へ移動させられる。
ヘ 実施例 第1図は、工具情報読み取り装置が設けられた工作機
械の工具着脱位置を示したもので、工具ポット1には、
情報キャリア2をプルスタッド3の後端部に取り付けた
工具ホルダ4が装着されている。前記情報キャリア2
は、市販されている工具若しくは工具ホルダーのテーパ
シャンクの後端に、着け換え可能に螺着されているプル
スタッドボルト3a端面に削設された凹部に埋め込まれた
記憶素子に書き込まれ、該記憶素子は読み出し、書き込
みが自在で、識別符号として工具情報又は必要によりそ
の他の使用回数等の情報も書き込まれている。
前記工具ポット1の後方には、一対の支柱5、5によ
り両端を上下運動可能に支持されたスライダ6と、該ス
ライダー6に固定されたリーダーヘッド7とから成る工
具情報読み取り装置が位置し、該支柱5、5にはコイル
バネ5a、5aが取り付けられていて、前記スライダー6は
そのコイルバネの力で常に下方へ付勢されている。リー
ダーヘッド7は、従来から使用されているものと同じで
あるため詳細な説明は省くが、情報キャリアと非接触で
もデータの読み込み、書き込みが可能で、工具ポット1
の後方において、ヘッドがプルスタッド3の後端部に近
接するようになっている。リーダーヘッド7の後方に
は、工具突き出し用のシリンダ8が設けられ、該シリン
ダ8のピストンロッド8aの先端には工具突き出し軸9が
連結されている。そして該工具突き出し軸9には、カム
面が先端から後方にかけて徐々に高くなるカム板10が固
着されており、該カム板10は、前記工具突き出し軸9の
両側に配置されたガイドによって、工具突き出し軸9と
一体的且つスムーズに前後移動できる。前記スライダ6
の下端には、ローラ11が回動自在に設けられ、そのロー
ラ11は、カム板10の上縁カム面へ接触した状態にあり、
カム10板の移動に合わせて上下運動し、スライダー6と
一緒にリーダーヘッド7を上下動させる。
上記の如く構成された工具情報読み取り機構は、工具
着脱位置において、工具ポットに工具が装着されると、
プルスタッド後端部の情報キャリアより該情報キャリア
に近接したリーダーヘッドにより工具情報が読み出さ
れ、メモリに記憶させる。よってその操作の繰り返しに
より、収納する工具情報が順次その場で読み込まれるの
である。
そして工具ポット内の工具を取り外すときは、NC装置
の指令で工具突き出し用のシリンダーに空気(油)圧が
供給されることにより、ピストンロッド先端に連結され
た工具突き出し軸が前進し、該工具突き出し軸がプルス
タッド後端を押すことにより工具を突出させる。
この工具を取り外しの際、工具突出し軸に固着されて
いるカム板も前進し、ローラーを介してスライダーが押
し上げられ、それとともにリーダーヘッドも上方に移動
して工具突き出し軸の作動を妨げないようになってい
る。
工具突き出し作動が完了すると、シリンダの逆作動に
より、工具突き出し軸、カム板が後退し、スライダーと
リーダーヘッドはコイルバネの付勢力によって下降し、
読み取り位置に復帰する。
尚実施例では、工具情報読み取り機構の退避位置を上
方に設定したものを説明したが、退避位置は側方或は下
方に設定しても差し支えない。
ト 効果 本考案によれば、リーダーヘッドを工具脱着位置に設
け、工具を装着したその場で工具情報を読み込めるよう
にしたので、マガジンへ工具を装着する際の時間の短縮
が可能となり、多数の工具を入れ替えるような場合にお
いても、従来の、工具脱着位置と情報読み取り位置を別
々に設けたATC装置の工具マガジンに比べて、大幅な工
具装着時間の短縮となった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る工具情報読み取り装置
を備えた工作機械の工具着脱機構を示す説明図、第3図
は工具突き出し軸が前進し、リーダーヘッドが上昇した
状態の説明図、第4図は工具マガジンの説明図である。 1……工具ポット、2……情報キャリア、3……プルス
タッド、3a……プルスタッドボルト、4……工具ホル
ダ、5……支柱、5a……コイルバネ、6……スライダ、
7……リーダーヘッド、8……シリンダ、8a……ピスト
ンロッド、9……工具突き出し軸、10……カム板、11…
…ローラ、P1……本考案の情報読取り機構、P2……従来
の工具脱着位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ATC装置を有する工作機械において、工具
    マガジンの工具着脱位置に、工具突き出し機構と情報読
    み取り機構とを併設し、工具突き出し機構は、工具着脱
    位置の後方に、その工具着脱位置に対して前進、後退可
    能な工具付き出し軸と、その工具付き出し軸に固着され
    たカム板とを有し、情報読み取り機構は、前記工具突き
    出し機構の運動軌跡上にあたる情報読み取り位置と、そ
    の運動軌跡上から外れた退避位置間を移動可能なリーダ
    ーヘッドと、そのリーダーヘッドに固着され、先端のロ
    ーラを前記カム板のカム面に当接させたスライダとを備
    え、工具突き出し機構の前進運動に連携して、情報読み
    取り機構が退避位置へ移動することを特徴とする工作機
    械における工具情報読み取り装置。
JP10381690U 1990-10-01 1990-10-01 工作機械における工具情報読み取り装置 Expired - Lifetime JP2509525Y2 (ja)

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JPH0460631U JPH0460631U (ja) 1992-05-25
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JP5179233B2 (ja) * 2008-03-25 2013-04-10 株式会社ディスコ ブレード交換方法
JP2009241177A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Disco Abrasive Syst Ltd ブレード交換工具

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