JP2509368Y2 - 条鋼圧延機のガイド装置 - Google Patents

条鋼圧延機のガイド装置

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JP2509368Y2
JP2509368Y2 JP1991009016U JP901691U JP2509368Y2 JP 2509368 Y2 JP2509368 Y2 JP 2509368Y2 JP 1991009016 U JP1991009016 U JP 1991009016U JP 901691 U JP901691 U JP 901691U JP 2509368 Y2 JP2509368 Y2 JP 2509368Y2
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guide
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聖広 福本
秀範 金堂
了 武田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、条鋼圧延機のガイド装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の条鋼圧延機においては、圧延ロー
ルのパスライン入側と出側に圧延材を誘導案内するガイ
ドがハウジングに対して着脱し得るように組み込んであ
る。このガイドの固定方法について説明すると、水平圧
延機の場合は通常図3に示すように、上下一対の孔型ロ
ール2を回転自在に支持するハウジング1の入側と出側
に水平に固定されたレストバー3,4に入側ガイド5と
出側ガイド6がそれぞれ孔型に対応して取付けられる。
また、垂直圧延機の場合は図4に示すように、左右一対
の孔型ロール2を回転自在に支持する上下ポスト7を固
定するハウジング1の内部に垂直に固定して設けられる
レストバー3,4に横向きの片持ち支持で固定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなガイドの取付けでは以下のような問題がある。すな
わち、孔型ロールのいわゆるカリバー替えと称する孔
型の位置替え時にはガイドの取付け位置を変えなければ
ならないためその都度ガイドの取り外し・取付け作業が
必要で、その位置決めをするにはガイドのキー溝とレス
トバーのキー溝を合わせてからキーを取付ける必要があ
るから、その組み替えに長時間を余儀無くされること、
ガイドの組替作業には通常クレーンなどの運搬機を使
用するが、ハウジングからの出し入れ時の横持ちには多
くの人手に頼らざるを得ず、長時間を要しまた危険性を
伴う恐れがあること、とくに上流側の圧延機のガイド
ほど重量が大きく、また上記したように垂直圧延機のガ
イドは横向きの片持ち支持で固定させねばならないから
90°回転させる必要があるなど、組替作業時の負荷はさ
らに大きくなることなどである。
【0004】本考案は、上記のような課題を解決すべく
してなされたものであって、ガイドをハウジングから分
離独立して固定するようにした条鋼圧延機のガイド装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、一対の孔型ロ
ールとこの孔型ロールを回転自在に支持するハウジング
とからなる条鋼圧延機の入側と出側に設けられて圧延材
を誘導する入側ガイドと出側ガイドからなるガイド装置
であって、前記入側ガイドおよび出側ガイドを支持する
スライドベースと、このスライドベースを摺動自在にガ
イドするスライドガイドと、前記スライドベースを圧延
パスライン方向に進退自在に移動するシリンダと、前記
ハウジングから独立して立設されて、前記スライドガイ
ドを支持する支持架台と、前記入側ガイドおよび出側ガ
イドは、その側部にキーを設け、前記ハウジングの内側
に前記孔型ロールの孔型位置に対応してキー溝が設けら
れたプレートを取り付けてなることを特徴とする条鋼圧
延機のガイド装置である。
【0006】
【作 用】本考案によれば、ハウジングから独立して設
けられる支持架台で支持したスライドガイド内を、ガイ
ドを支持したスライドベースをシリンダによってパスラ
イン方向に摺動自在としたので、サイズ替えのときはシ
リンダを操作してガイドをハウジングから引き出すこと
により、容易にクレーンで吊り上げて取り替えることが
できる。また、カリバー替えの場合はガイドをハウジン
グから引き出してスタンドをシフトするだけで目的とす
るサイズのカリバーに交換することができる。さらに、
ガイドの側部にキーを設けて、ハウジングの内側に取付
けられたプレートに設けられた孔型ロールの孔型位置に
対応したキー溝と嵌合するようにしたので、ガイドを容
易に位置決めすることができる。
【0007】
【実施例】以下に本考案のガイド装置の実施例について
図面を参照して説明する。図1は垂直圧延機に用いられ
るガイド装置の実施例を示す側断面図である。図に示す
ように、まず入側ガイド5について説明すると、入側ガ
イド5はホルダ10で支持され、このホルダ10はスライド
ベース11に組み込まれる。そして、このスライドベース
11は、圧延機入側にハウジング1から独立して基礎床面
FLに立設される支持架台12上に固定されたスライドガイ
ド13内に摺動自在に装着される。またスライドベース11
は、圧延機入側の誘導トラフ8の下方に設けられる架台
14上に載置されるシリンダ15によって圧延パスラインPL
の方向に進退自在とされる。
【0008】なお、入側ガイド5の側部にはキー16が設
けられ、一方ハウジング1の内部には孔型ロール2の孔
型の位置に対応したキー溝17を有するプレート18が垂直
に取付けられ、これらキー16とキー溝17が嵌まり合うこ
とによって入側ガイド5の位置決めがなされる。また、
入側ガイド5はボルトなどの固定金具(図示せず)によ
ってホルダ10に固定されるから、固定金具を外すことに
よりホルダ10から入側ガイド5を容易に取り外すことが
できる。さらに、スライドベース11は、図2に示すよう
にスライドガイド13の内面に設けられた摺動溝13aと摺
動自在に嵌め合うように構成される。
【0009】このように構成されたガイド装置をサイズ
替えで組み替える場合は、まずシリンダ15を操作して入
側ガイド5を圧延パスラインPL方向のハウジング1の反
対側に引き出してから、固定金具を取り外して入側ガイ
ド5をクレーンで吊り上げて移動する。ついで、圧延ロ
ール2をサイズ替え後、そのサイズに相当する別の入側
ガイド5をホルダ10にセットして固定金具で固定し、シ
リンダ15を再び操作して孔型ロール2の所定の孔型の入
側に押し込み、キー16とキー溝17が嵌まり合った位置で
停止する。また、カリバー替えの場合は、ハウジング1
を図示しない駆動装置を用いてシフトするいわゆるスタ
ンドシフトを用いることにより、孔型ロール2の所定の
孔型を入側ガイド5の位置に位置決めすることができ
る。
【0010】一方、出側ガイド6については入側ガイド
5と同様に構成される。すなわち出側ガイド6はホルダ
19,スライドベース20に組み込まれ、圧延機出側にハウ
ジング1から独立して設けられた支持架台21上に固定さ
れたスライドガイド22内を、圧延機出側の誘導トラフ9
の下方に設けられる架台23上に載置されるシリンダ24に
よって摺動自在に装着される。また、出側ガイド6の側
面に設けられたキー25と、ハウジング1の内部には取付
けられたプレート26のキー溝27とによって、孔型の出側
における出側ガイド6の位置決めがなされる。
【0011】ここで、本考案を垂直圧延機と水平圧延機
に適用したときの圧延機1台当たりの組み替え時間を、
従来例での実績値と対比して表1に示した。
【0012】
【表1】
【0013】この表から明らかなように、本考案例は従
来例に比し組み替えに要する時間がカリバー替えの場合
で60〜80%、またロール替えの場合で20〜30%もの短縮
をはかることができることがわかる。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、ガイドをパスライン方
向に摺動自在としたので、ハウジングに影響されること
なくサイズ替えやカリバー替えを行うことができ、作業
負荷を大幅に軽減することができ、またこれによって組
替作業の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガイド装置の実施例の構成を示す側断
面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】水平圧延機の従来例を示す側断面図である。
【図4】垂直圧延機の従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 孔型ロール 5 入側ガイド 6 出側ガイド 10, 19 ホルダ 11, 20 スライドベース 12, 21 支持架台 13, 22 スライドガイド 15, 24 シリンダ 16, 25 キー 17, 27 キー溝 18, 26 プレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の孔型ロールとこの孔型ロールを回
    転自在に支持するハウジングとからなる条鋼圧延機の入
    側と出側に設けられて圧延材を誘導する入側ガイドと出
    側ガイドからなるガイド装置であって、 前記入側ガイドおよび出側ガイドを支持するスライドベ
    ースと、このスライドベースを摺動自在にガイドするス
    ライドガイドと、前記スライドベースを圧延パスライン
    方向に進退自在に移動するシリンダと、前記ハウジング
    から独立して立設されて、前記スライドガイドを支持す
    る支持架台と、前記入側ガイドおよび出側ガイドは、そ
    の側部にキーを設け、前記ハウジングの内側に前記孔型
    ロールの孔型位置に対応してキー溝が設けられたプレー
    トを取り付けてなることを特徴とする条鋼圧延機のガイ
    ド装置。
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JPH0490106U JPH0490106U (ja) 1992-08-06
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