JP2509191Y2 - 車両のフロア冷却装置 - Google Patents

車両のフロア冷却装置

Info

Publication number
JP2509191Y2
JP2509191Y2 JP1990014046U JP1404690U JP2509191Y2 JP 2509191 Y2 JP2509191 Y2 JP 2509191Y2 JP 1990014046 U JP1990014046 U JP 1990014046U JP 1404690 U JP1404690 U JP 1404690U JP 2509191 Y2 JP2509191 Y2 JP 2509191Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
temperature sensor
cooling fan
engine
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990014046U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03104121U (ja
Inventor
智 九嶋
雅弘 佐藤
恵次 田元
弘道 鈴木
Original Assignee
本田技研工業 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 本田技研工業 株式会社 filed Critical 本田技研工業 株式会社
Priority to JP1990014046U priority Critical patent/JP2509191Y2/ja
Publication of JPH03104121U publication Critical patent/JPH03104121U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509191Y2 publication Critical patent/JP2509191Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体のフロア下面にエンジンと該エンジン
の配置部の横方向一側に後方にのびる排気系路とを設け
る主としてトラックやワンボックス型車両のフロア冷却
装置に関する。
(従来の技術) 従来、特開昭55-69718号公報により、車体の前部に搭
載したエンジンの排気系路を後方に導き、該排気系路の
車体フロアへの熱影響の大きい部分の横方向一側部と他
側部とにコロナ放電用の1対の電極を配設すると共に、
該排気通路の当該部分に対応するフロア部分の上面に温
度センサを設け、該フロア部分が所定温度以上になった
とき該両電極間にコロナ放電を生じさせ、このコロナ放
電に伴う静電気風による空気流で該フロア部分のみを局
部的に冷却するようにしたものは知られる。
ところで、車体のフロア下面にエンジンを配設したト
ラックやワンボックス型の車両では、フロアの高さを低
くできるように、排気系路を該エンジンの下側部を通さ
ずにその横方向一側部を通して後方に導くようにしてい
る。
この場合、排気系路からの熱によりフロアが加熱され
ることから、車体のフロアを冷却できるように、排気系
路のフロアへの熱影響の大きい部分に対応するフロア部
分の上面に温度センサを設け、該排気系路の当該部分の
横側部に、該温度センサからの検出信号によりオンオフ
制御される冷却ファンを設けることが考えられる。
(考案が解決しようとする課題) 上記の如く温度センサを車体のフロア上面に設けるの
では、排気系路から温度センサまでの距離が遠くなって
温度センサの伝熱遅れが大きくなるため、冷却ファンが
作動される設定温度を比較的低く設定せざるを得なくな
り、このため空荷で停車中太陽光がフロアに入射して該
センサが作動し、冷却ファンが無駄に作動されてしま
い、さらにはバッテリー上りを生じる可能性がある。
また、排気系路のフロアへの熱影響の大きい部分の横
側部に冷却ファンを設けるのでは、走行中にファンが作
動されたときには該ファンからの空気流が走行風により
乱され勝ちとなって冷却性が低下する。
本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは冷却ファンの無駄な作動を
阻止し且つ冷却効率を向上した装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案では、車体のフロア下
面にエンジンと該エンジンの配置部の横方向一側部に後
方にのびる排気系路とを設けるものにおいて、該排気系
路の該フロアへの熱影響の大きい部分と該フロアとの間
に温度センサを配設すると共に、該フロア下面の当該熱
影響の大きい部分より前方で且つ車体の横方向一側部寄
りの位置に、前記熱影響の大きい部分とほぼ同じ高さ
で、該温度センサからの検出信号により制御される電動
冷却ファンを後向きに配設し、更に、前記温度センサの
下方及び前方を覆うカバーを設けた。
(作用) 温度センサを排気系路のフロアへの熱影響の大きい部
分と該フロアとの間に配置するため、排気系路から温度
センサまでの距離が近くなり該センサの伝熱遅れが小さ
くなって冷却ファンが作動される設定温度を比較的高く
設定でき、太陽光線のフロアへの入射によりフロアが加
熱されるときは温度センサが該フロアの下側位置に存し
伝熱遅れがあることと相俟って冷却ファンの無駄な作動
を阻止できる。
また、冷却ファンをフロア下面の排気系路の熱影響の
大きい部分より前方位置に熱影響の大きい部分とほぼ同
じ高さで後向きに配置するため、走行中にファンが作動
されたときでも冷却ファンの空気流が走行風により乱さ
れることが無くなり、冷却効率が高まる。
更に、冷却ファンを車体の横方向一側部寄りの位置に
設けることで、車体の側方から手が届き易くなり、冷却
ファンのメンテナンス性が向上する。
また、本考案では、温度センサの下方及び前方を覆う
カバーにより、熱影響の大きな部分からの輻射熱や、更
に、走行風及びファンの空気流から温度センサを遮蔽で
き、熱影響の大きな部分とフロアとの間の雰囲気温度を
正確に検出して冷却ファンを適切に制御できる。
(実施例) 図面で(1)は車体のフロア、(2)は該フロアの後
部下面の後輪(3)の車軸より前側に吊設したエンジ
ン、(4)はその排気系路を示し、該排気系路(4)は
該エンジン(2)の排気ポートに接続される排気マニホ
ルド(5)と、プリチャンバー(6)とサイレンサ
(7)とこれらを接続する排気管(8)とで構成され、
該マニホルド(5)に連なる排気管(8)をエンジン
(2)の前部からその右側部を通して後方に導いて該プ
リチャンバー(6)に接続すると共に、該排気管(8)
の該プリチャンバー(6)の下流側の部分を横方向に曲
げて最後部に横設した前記サイレンサ(7)の左側部に
接続し、車体のフロア(1)の高さを低くおさえるよう
にした。
さらに、排気系路(4)のフロア(1)への熱影響の
大きい部分と該フロア(1)との間に温度センサ(9)
を配設するもので、排気系路(4)のフロア(1)への
熱影響が大きい部分とは排気系路(4)のフロア(1)
に最も近い部分や保有熱量が大きい部分であり、実施例
ではプリチャンバー(6)とフロア(1)との間に設け
るようにした。
そして、フロア(1)の下面の該プリチャンバー
(6)より前方で且つ車体の右側部(第1図で上側)寄
りの位置に、プリチャンバー(6)とほぼ同じ高さで、
電動冷却ファン(10)をその送風流線中心Aがプリチャ
ンバー(6)とエンジン(2)との間を向くように配設
した。
図示のものでは該ファン(10)を燃料タンク(16)の
上側に配設し、泥跳等から該ファン(10)を保護し得る
ようにした。
該電動冷却ファン(10)を温度センサ(9)からの検
出信号によりオンオフ制御されるもので、イグニッショ
ンスイッチがオンの状態では60℃以上であれば冷却ファ
ン(10)を作動するようにし、50℃以下になったときそ
の作動を停止する。また、イグニッションスイッチをオ
フしたときから所定時間例えば20分以内であれば上記の
作動条件を継続し、所定時間経過した後は冷却ファン
(10)を作動しないようにしてバッテリー上りを防止す
る。
前記温度センサ(9)は第3図に明示する如く、フロ
ア(1)下面のフレーム(1a)に固設したセンサブラケ
ット(11)の下面にステー(12)を介して取付けられる
ものとし、該センサブラケット(11)に着脱自在のセン
サカバー(13)を取付けて泥跳やほこりから温度センサ
(9)を保護すると共に、該カバー(13)の下側壁を遮
熱部(13a)に構成しプリチャンバー(6)からの輻射
熱が該センサ(9)に直接当たらないようにして、プリ
チャンバー(6)とフロア(1)との間の雰囲気の温度
を精確に検出できるようにし、またセンサカバー(13)
の前壁を遮蔽部(13b)に構成し、温度センサ(9)に
走行風や冷却ファン(10)の空気流が直かに当たらない
ようにして、フロア(1)の冷却完了前に冷却ファン
(10)が停止されるのを阻止し得るようにした。
図面で(14)はサイレンサ(7)の左側部から後方に
のびるテールパイプ、(15)はエンジン(2)の右側部
に組付けたミッションケース、(17)はエンジン(2)
のメンテナンス用窓に施した蓋を示す。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、温
度センサを排気系路のフロアへの熱影響の大きい部分と
フロアとの間に設けるため、冷却ファンの無駄な作動を
阻止してバッテリー上りを防止でき、更に、冷却ファン
を熱影響の大きな部分の前方位置に該部分とほぼ同じ高
さで後向きに設けるため、冷却ファンの空気流が走行風
により乱されることがなく、フロアの冷却効率が高ま
り、且つ、冷却ファンを車体の横方向一側部寄りに設け
るため、冷却ファンのメンテナンス性も向上する。
また、温度センサの下方及び前方を覆うカバーを設け
ることにより、熱影響の大きな部分とフロアとの間の雰
囲気温度を正確に検出して冷却ファンを適切に制御でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を具備する車両の1例を示す要部の
平面図、第2図はその截断側面図、第3図は温度センサ
の取付部を示す要部の拡大側面図である。 (1)……車体のフロア (2)……エンジン (4)……排気系路 (6)……プリチャンバー(熱影響の大きい部分) (9)……温度センサ (10)……電動冷却ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田元 恵次 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)考案者 鈴木 弘道 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭62−169213(JP,U) 特公 昭63−64607(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のフロア下面にエンジンと該エンジン
    の配置部の横方向一側部に後方にのびる排気系路とを設
    けるものにおいて、該排気系路の該フロアへの熱影響の
    大きい部分と該フロアとの間に温度センサを配設すると
    共に、該フロア下面の当該熱影響の大きい部分より前方
    で且つ車体の横方向一側部寄りの位置に、前記熱影響の
    大きい部分とほぼ同じ高さで、該温度センサからの検出
    信号により制御される電動冷却ファンを後向きに配設
    し、更に、前記温度センサの下方及び前方を覆うカバー
    を設けたことを特徴とする車両のフロア冷却装置。
JP1990014046U 1990-02-15 1990-02-15 車両のフロア冷却装置 Expired - Fee Related JP2509191Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990014046U JP2509191Y2 (ja) 1990-02-15 1990-02-15 車両のフロア冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990014046U JP2509191Y2 (ja) 1990-02-15 1990-02-15 車両のフロア冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03104121U JPH03104121U (ja) 1991-10-29
JP2509191Y2 true JP2509191Y2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=31517426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990014046U Expired - Fee Related JP2509191Y2 (ja) 1990-02-15 1990-02-15 車両のフロア冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2509191Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62169213U (ja) * 1986-04-17 1987-10-27
JPS6364607A (ja) * 1986-09-05 1988-03-23 Alps Electric Co Ltd 磁気ヘツド

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03104121U (ja) 1991-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3046435B2 (ja) 自動二輪車の酸素センサー保護装置
US3963087A (en) Protective screens for exhaust systems of motor vehicles
JPS6028716B2 (ja) 自動二輪車等のエンジン冷却装置
US4440255A (en) Air cleaner apparatus for motorized two-wheeled vehicle
JP2509191Y2 (ja) 車両のフロア冷却装置
JPH037051U (ja)
JP2544144Y2 (ja) 車両のフロア冷却装置
US11858335B2 (en) Engine room heat exhausting structure
JP2000280762A (ja) 車両のエンジンルーム冷却装置
JPH0326984Y2 (ja)
JPS635316B2 (ja)
JPS6323210Y2 (ja)
JPS6366712B2 (ja)
JPH0545524Y2 (ja)
JP4038760B2 (ja) 床下エンジンの冷却構造
JPS5873824A (ja) エンジンにおけるノツキング検出装置
JP2010090879A (ja) エンジン制御装置の搭載構造
JPH04283126A (ja) 産業用車両の排気構造
JP2990956B2 (ja) 排気微粒子除去装置の車両搭載構造
JPH0534255Y2 (ja)
JPH08253186A (ja) 自動二輪車の冷却風排風構造
JPS6014895Y2 (ja) タ−ボチヤ−ジヤ用熱遮断装置
JPH0214542Y2 (ja)
JPH0580975U (ja) キャブオーバ型車両のキャブフロアエンクロージャ構造
JPS6330197B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees