JP2509137Y2 - トラクタにおける前輪変速装置 - Google Patents

トラクタにおける前輪変速装置

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JP2509137Y2
JP2509137Y2 JP1988107240U JP10724088U JP2509137Y2 JP 2509137 Y2 JP2509137 Y2 JP 2509137Y2 JP 1988107240 U JP1988107240 U JP 1988107240U JP 10724088 U JP10724088 U JP 10724088U JP 2509137 Y2 JP2509137 Y2 JP 2509137Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は機体を旋回させるとき、前輪を増速するトラ
クタにおける前輪変速装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、四輪駆動状態とそれより増速した状態とに切換
える変速装置を前輪の駆動系に介装すると共に、前輪の
切れ角を検出する前輪切れ角センサーを付設して、機体
を回行させる時、前記切れ角センサーの検出信号により
前記変速装置を増速切換えするようにしたトラクタは既
に知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知のトラクタにおける前輪変速装置は、機体を
旋回させる時、ステアリング操作により前輪が所定の切
れ角、例えば、切れ角40度程度になったことを切れ角セ
ンサーが検出すると、前輪変速装置が増速に切換わり、
ステアリングを一杯に切った後に戻し操作して、上記切
れ角が前記設定角に復元するまで増速状態が維持される
ため、回行を終わった時、機体の一部が既に処理した部
分側にずれて対面することとなり、更に位置調節操作し
なければならず、面倒であるとともに作業能率が低下し
た。また、このような状態を回避すべく、早期に戻し操
作すると機体が未処理地側へずれる等、高度の操作技術
を必要とする。
本考案の目的は、回行を終った時に機体が既に処理し
た処理地側へ戻ることなく未処理地側へ向くようにし、
作業能率の向上を図ることができるトラクタにおける前
輪変速装置を提供することにある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成する本考案は、前輪伝動系に設けられ
た機体回行時に増速する変速装置と、前輪の切れ角を検
出する切れ角検出手段と、この切れ角検出手段により前
輪が設定切れ角よりも小さいのを検出した場合には前記
変速装置を通常の回転状態に制御し、前輪が設定切れ角
以上になったのを検出した場合には前記変速装置を通常
の回転状態から増速状態に増速切換するように制御する
制御手段とを備えたトラクタにおいて、前記制御手段
を、前記前輪が切れ角を小さくする方向に戻る際に、前
記設定切れ角よりも大きい切れ角で前記変速装置を増速
状態から通常状態に戻すように制御する構成にしたこと
を特徴とする。
(ホ) 作用 本考案は上記のように構成され、制御手段を前輪が切
れ角を小さくする方向に戻る際に、設定切れ角よりも大
きい切れ角で変速装置を増速状態から通常状態に戻るよ
うに制御する構成とするため、機体を回行する際に前輪
の切れ角が大きくなって前輪増速する設定切れ角以上に
なると、変速装置が作動して前輪が高速回転になって機
体を急速に旋回するが、前輪が切れ角を小さくする方向
に戻る戻し操作時に、前輪増速開始時の設定切れ角より
も大きい切れ角で前輪の増速状態を通常の回転状態にす
ることができるので、機体が過度に旋回して既処理地側
へ戻るようなことがない。
(ヘ) 実施例 本考案を図面で示す実施例において説明すると、第3
図において、1はポンプ、2は電磁弁3を有するフロー
デイバイダーバルブ、4はトラクタの前輪伝動系に介装
した変速装置であって、差動軸を前後に延出させたデフ
機構5と、後方の差動軸6に装着したデスクブレーキ7
とで構成されており、デフ機構5のデフケースと後方の
差動軸6とはシフター6aを前後動操作すると動作する断
続機構6bにより両者が自由に相互回動する2輪駆動状態
と両者が一体回動する4輪駆動状態とに切換えられ、シ
フター6aは図示してないが運転部に設けた切換レバーに
より操作される。ステアリング装置は、操向ハンドル8
に連動連繋した切換バルブ9と、フロントアクスルケー
スに装着されていてタイロッドを兼ねたパワシリンダ10
とで構成されている。1aは低圧リリーフバルブである。
切れ角検出装置(切れ角検出手段)は第1図に示す如
く、前記パワシリンダ10に突設した左右一対のブッシュ
11(右側は図示を省略)にて摺動自在に支持されていて
両端部に受板12,12を螺着したストロークセンサー移動
部13と、前記パワシリンダ10から両側方へ突出させたロ
ッド10aに螺着した駆動板15と、上記ストロークセンサ
ー移動部13に対設したストロークセンサー固定部16とか
らなり、このストロークセンサー固定部16及び前記スト
ロークセンサー移動部13により構成された切れ角センサ
ーと前記電磁弁3とを接続した制御回路には制御ユニッ
ト(制御手段)17を挿入してある。
そして、前輪増速用の切換レバーを増速待機位置と
し、操向ハンドル8を左右いずれか一方の回動すると切
換バルブ9が切換ってパワシリンダ10が作動し、そのロ
ッド10aの一方の駆動板15がそれに対応する受板12を押
すのでストロークセンサー移動部13がストロークセンサ
ー固定部16に対して横移動し、その移動量を電圧として
検出し、この検出信号を前記制御ユニット17に入力す
る。該制御ユニット17は第2図に示すように(a)点で
出力して電磁弁3をONにするので、ポンプ1からの作動
油はデスクブレーキ7のシリンダに圧入され、それが作
動することにより後方の差動軸6を順次大きく制動し、
(a′)点で差動軸6が停止して前輪に伝動する前方の
差動軸6cを倍速で駆動する。
実験例では、前記(a)点での切れ角を40度、上限切
れ角55〜60度とし、目標地点を見ながら(c)点で操向
ハンドル8を戻し回動すると、増速開始点の切れ角より
も大きな切れ角となっている(b)点で前記検出信号が
カットされ、電磁弁3がOFFになるのでデスクブレーキ
7が切れ、変速装置が作動して通常の四輪駆動状態に戻
り、機体は既処理地に続く未処理地に正確に対面するこ
ととなる。
即ち、本考案のトラクタの前輪変速装置は、前輪伝動
系に設けられた機体回行時に増速する変速装置4と、操
向ハンドル8の回動操作により作動する前輪の切れ角θ
を検出する切れ角検出装置と、この切れ角検出装置によ
り前輪が設定切れ角(a点)よりも小さいのを検出した
場合には変速装置4を通常の回転状態に制御し、前輪が
設定切れ角以上になったのを検出した場合には変速装置
4を通常の回転状態から増速状態に増速切換するように
制御する制御ユニット17とを備えたトラクタにおいて、
制御ユニット17が前輪が切れ角θを小さくする方向に戻
る戻し操作の際に、設定切れ角(a点)よりも大きい切
れ角(b点)で変速装置4を増速状態から通常状態に戻
すように制御する構成になっている。
そのため、機体を回行させる時に操向ハンドル8を回
動操作して前輪の切れ角が前輪増速する設定切れ角以上
になると、変速装置4が作動して前輪が高速に回転して
機体が急速に旋回する。そして、操向ハンドル8を戻す
ように操作すると、前輪増速開始時の設定切れ角よりも
大きい切れ角で前輪の増速状態が通常の回転状態になる
ので、機体が過度に旋回して既処理地側へ戻るようなこ
とがなく、未処理地に対して機体を向けることができ
る。
第4図及び第5図は切れ角検出装置の他の例を示すも
のであって、フロントアクスルケース20の端部に取付け
た板21には第4図に示すようにナックルアーム22と対向
するストッパーボルト23を取り付けてある。
この例は上記ストッパーボルト23の取付位置に螺管25
を螺合し、該螺管25の外側部外周に切れ角調節ナット26
と組をなす2つのナット27,27を螺合し、内端に配線パ
イプ29をカシメナット28により締着してあり、上記ナッ
ト26,27はストッパーナットとなる。
そして、前記螺管25の外端の孔には、接点30を有する
センサーバー31を進退自在に遊嵌してその先端部を突出
させると共に座32により受け止められた戻しスプリング
33により突出付勢し、配線34に接続した他方の接片35を
保持スプリング36により保持し、配線34は前述の制御ユ
ニット17に接続してある。
切れ角検出装置を前記のように構成すると、取付け空
間を狭くすることができ、かつ、水密性を向上すること
ができると共に部品点数を少なくすることができる。
(ト) 考案の効果 上述したように本考案は、前輪伝動系に設けられた機
体回行時の増速する変速装置と、前輪の切れ角を検出す
る切れ角検出手段と、この切れ角検出手段により前輪が
設定切れ角よりも小さいのを検出した場合には前記変速
装置を通常の回転状態に制御し、前輪が設定切れ角以上
になったのを検出した場合には前記変速装置を通常の回
転状態から増速状態に増速切換するように制御する制御
手段とを備えたトラクタにおいて、前記制御手段を、前
記前輪が切れ角を小さくする方向に戻る際に、前記設定
切れ角よりも大きい切れ角で前記変速装置を増速状態か
ら通常状態に戻すように制御する構成にしたので、以下
のような優れた効果を奏するものである。
即ち、前輪が切れ角を小さくする方向に戻る際に、制
御手段が設定切れ角よりも大きい切れ角で変速装置を増
速状態から通常状態に戻すように制御する構成とするこ
とにより、回動操作により前輪の切れ角が前輪増速する
設定切れ角以上になると、変速装置が作動して前輪が高
速回転になって機体を急速に旋回するが、前輪が切れ角
を小さくする方向に戻る戻し操作時に、前輪増速開始時
の設定切れ角よりも大きい切れ角で前輪の増速状態を通
常の回転状態にすることができるので、機体が過度に旋
回して既処理地側へ戻るようなことがなく、未処理地に
対面させることができ、その結果、機体の位置を再度調
節する等の面倒な操作をすることがなくなり、作業能率
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
制御回路図、第2図は制御システム図、第3図は変速装
置及び油圧回路図、第4図は前輪支持部の平面図、第5
図は切れ角検出装置の他の例の断面図である。 3……電磁弁、4……変速装置、7……デスクブレー
キ、8……操向ハンドル、9……切換バルブ、10……パ
ワシリンダ、12……受板、15……駆動板、17……制御ユ
ニット(制御手段)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪伝動系に設けられた機体回行時に増速
    する変速装置と、前輪の切れ角を検出する切れ角検出手
    段と、この切れ角検出手段により前輪が設定切れ角より
    も小さいのを検出した場合には前記変速装置を通常の回
    転状態に制御し、前輪が設定切れ角以上になったのを検
    出した場合には前記変速装置を通常の回転状態から増速
    状態に増速切換するように制御する制御手段とを備えた
    トラクタにおいて、 前記制御手段を、前記前輪が切れ角を小さくする方向に
    戻る際に、前記設定切れ角よりも大きい切れ角で前記変
    速装置を増速状態から通常状態に戻すように制御する構
    成にしたトラクタにおける前輪変速装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053471A (ja) * 1983-09-02 1985-03-27 Kubota Ltd 農用トラクタ
JPS6076475A (ja) * 1983-10-03 1985-04-30 Kubota Ltd 農用トラクタの操作構造
JPS63195026A (ja) * 1987-02-10 1988-08-12 Kubota Ltd 作業車の変速操作構造

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