JP2509083Y2 - 電動式フリ―ホイ―ルハブ装置 - Google Patents

電動式フリ―ホイ―ルハブ装置

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JP2509083Y2
JP2509083Y2 JP1989100960U JP10096089U JP2509083Y2 JP 2509083 Y2 JP2509083 Y2 JP 2509083Y2 JP 1989100960 U JP1989100960 U JP 1989100960U JP 10096089 U JP10096089 U JP 10096089U JP 2509083 Y2 JP2509083 Y2 JP 2509083Y2
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slip ring
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真澄 風岡
透 加賀田
敏郎 白水
孝義 小野寺
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等車両において車軸と車輪ハブ間の
動力伝達を断続するために設けられるフリーホイールハ
ブ装置に係り、特に、電動モータを備えて同電動モータ
の正転又は逆転により車軸と車輪ハブを動力伝達可能又
は動力伝達不能とし得る電動式フリーホイールハブ装置
に関する。
〔従来の技術〕
電動式フリーホイールハブ装置は、例えば、実開昭63
-52626号公報にて提案されており、同装置においては、
スピンドル(車軸管ともいう)に回転自在に組付けた車
輪ハブに固着されるボディ内に電動モータが組付けら
れ、同電動モータの正転又は逆転により前記スピンドル
内を貫通する車軸と前記車輪ハブが前記ボディ内に組付
けたクラッチ機構を介して動力伝達可能又は動力伝達不
能とされ、かつ前記スピンドルに固定されたスリップリ
ングとこのスリップリングの外周に弾撥的に摺接して前
記ボディと一体回転するブラシを介して前記電動モータ
への通電がなされるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記した電動式フリーホイールハブ装置に
おいては、前記ブラシがケース内に組付けられた状態に
て車輪ハブに固定されるようになっていて、ボディと
は別にブラシを内蔵したケースを単独にて車輪ハブに組
付ける必要がある。上記の組付時にはブラシをスリ
ップリングの外径より外方へ移動させて(具体的にはケ
ース内に押し込んで)スリップリングの外周に組付ける
必要がある。ボディを車輪ハブに組付ける際に予め組
付けたケース内のブラシとボディ内に予め組付けた電動
モータを通電可能に接続する必要がある。ため、組付性
が悪い。なお、ブラシを内蔵したケースを予めボディに
固定してユニット化しておけば、上記した,の問題
は解消し得るものの、ブラシを内蔵したケース等を予め
組付けてユニット化したボディ組立体を車輪ハブに組付
ける際には、車輪ハブとボディ間に形成される狭くかつ
内部を目視し難い作業空間にてブラシをケース内に押し
込めてスピンドルに予め固定されているスリップリング
の外周に組合せ、しかる後にブラシをスリップリングの
外周に弾撥的に摺接させる必要があり、これもまた組付
性が悪い。
本考案は、上記した問題に対処すべくなされたもので
あり、ブラシを内蔵したケース等を予め組付けてユニッ
ト化したボディ組立体においてボディ外から挿通される
ピンによりブラシをスリップリングの外径より外方へ移
動させた状態に保持できるようにして、当該電動式フリ
ーホイールハブ装置の組付性(ブラシのスリップリング
上への組付性)を向上させることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本考案においては、
スピンドルに回転自在に組付けた車輪ハブに固着される
ボディ内に電動モータが組付けられ、同電動モータの正
転又は逆転により前記スピンドル内を貫通する車軸と前
記車輪ハブが前記ボディ内に組付けたクラッチ機構を介
して動力伝達可能又は動力伝達不能とされ、かつ前記ス
ピンドルに固定されたスリップリングとこのスリップリ
ングの外周に弾撥的に摺接して前記ボディと一体回転す
るブラシを介して前記電動モータへの通電がなされるよ
うにしてなる電動式フリーホイールハブ装置において、
前記ブラシを前記ボディ内に固定されるケース内に組付
けるとともに、前記ボディの外端を覆うカバーによって
外端開口を閉塞される貫通小孔を前記ブラシに対応して
前記ボディに設けて、同貫通小孔に前記ボディの外方か
ら挿通されるピンにより前記ブラシを前記スリップリン
グの外径より外方へ移動した状態にて保持可能とした。
〔考案の作用・効果〕
本考案においては、ブラシを内蔵したケース等を予め
組付けてユニット化したボディ組立体において、ブラシ
をケース内に押し込んでボディの貫通小孔にピンを外方
から挿通し、ピンの先端をブラシに係合させることによ
り、ブラシをスリップリングの外径より外方へ移動した
状態にて保持でき、かかる状態にてボディ組立体を車輪
ハブに組付ければ、ブラシをスピンドルに予め固定され
ているスリップリングの外周に非接触状態にて組付ける
ことができ、その後にピンをボディから外方へ引き抜け
ば、ブラシが自己の弾性復帰力にてスリップリングの外
周に弾撥的に摺接して通電可能となる。このように、本
考案においては、ピンの一時的な挿通及び抜取といった
簡単な作業にて、ボディ組立体の車輪ハブへの組付に際
してボディに予め組付けたブラシをスピンドルに予め組
付けたスリップリングの外周に容易に組付けることがで
き、当該電動式フリーホイールハブ装置の組付性を向上
させることができる。また、上記貫通小孔の外端開口
は、ボディ組立体の車輪ハブへの組付後に組付けられて
ボディの外端を覆うカバーによって閉塞されるため、当
該フリーホイールハブ装置が過酷な条件にて使用される
場合においても、ボディに設けた貫通小孔を通して水や
泥がボディ内に侵入することはなく、ボディ内が的確に
保護される。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案による電動式フリーホイールハブ装置
を示していて、同装置は4輪駆動自動車の前輪ハブ部に
組付けられるものであり、筒状のスピンドル11上にはべ
アリング12,13を介して車輪ハブ14が回転自在に組付け
られるとともに、ロックナット15と環状のホルダ16が組
付けられている。ロックナット15は、両べアリング12,1
3のプレロードを調整可能であり、スピンドル11の外端
上に螺着されている。
ホルダ16は、スピンドル11の外端に周方向にて位置決
めされて嵌合されスピンドル11に対して回転不能とされ
ていて、ねじ17によりロックナット15に固定されてお
り、外周には一対のスリップリング18,19が固定されて
いる。スリップリング18,19は、ホルダ16の外周上に絶
縁樹脂21を介して一体的に固着されており、各スプリン
グ接点22(一方は図示省略)及びスピンドル11内に装着
したフレキシブルプリント基板23を介してリード線24に
接続されている。リード線24は、電源,制御装置及び操
作スイッチ(全て図示省略)に接続されるようになって
いる。
一方、車輪ハブ14の外端には、ボディ31とカバー32が
それぞれガスケット25,26を介してボルト(図示省略)
により固着されている。ボディ31は、第1図〜第4図に
て示したように、筒状に形成されていて、内部には車軸
33の外端とセレーション嵌合して一体回転するインナク
ラッチ34が回転可能かつ軸方向へ移動不能に組付けられ
るとともに、電動モータ35が組付けられている。
電動モータ35は、正逆回転可能なモータであり、減速
ギヤ36,37を介してカムロータ38に連結されていて、カ
ムロータ38を正転又は逆転させ得る。カムロータ38は、
ボディ31にスプライン嵌合したアウタクラッチ41と、こ
のアウタクラッチ41とカムロータ38間に設けたカムフォ
ロア42と、一対のスプリング43,44と、上記したインナ
クラッチ34とにより、公知のクラッチ機構Aを構成する
ものであり、その正転時にはアウタクラッチ41を第1図
の左方へ移動させてインナクラッチ34とボディ31(すな
わち、車軸33と車輪ハブ14)を一体回転可能に連結さ
せ、また逆転時には上記アウタクラッチ41を第1図の右
方へ図示位置に向けて移動させてインナクラッチ34とボ
ディ31を相対回転可能とさせるべく機能する。
しかして、本実施例においては、第1図〜第4図にて
示したように、各スリップリング18,19の外周に弾撥的
に摺接するブラシ45,46(第2図にて示したごとくボデ
ィ31の内周に沿って設けた各リード線47,48によって電
動モータ35に接続されている)がねじ51,52によりボデ
ィ31内に固定したケース53内に組付けられるとともに、
これらブラシ45,46に対応してボディ31に貫通小孔54が
設けられている。貫通小孔54は、ボディ31の外方からピ
ン55を挿通して保持するために設けたもの(但し、組付
完了時には第1図に示したようにピン55は貫通小孔54か
ら抜き取られ、貫通小孔54の外端開口はボディ31の外端
を覆うカバー32により閉塞される)であり、ボディ31に
挿通されたピン55はその先端にてブラシ45,46と係合し
てブラシ45,46を第2図及び第4図に示した位置(すな
わち、ケース53内に押し込まれて各スリップリング18,1
9の外径より外方へ移動された位置)に保持する機能を
有している。なお、ブラシ45,46はピン55と係合しない
自由状態にてその自己復帰力により第2図の仮想線に示
したように内方へ移動するものである。
上記のように構成した本実施例においては、電動モー
タ35,インナクラッチ34、並びにブラシ45,46を内蔵した
ケース53等を予め組付けてユニット化したボディ組立体
Bにおいて、ブラシ45,46をケース53内に押し込んでボ
ディ31の貫通小孔54にピン55を外方から挿通し、ピン55
の先端をブラシ45,46に係合させることにより、第2図
〜第4図に示したようにブラシ45,46をスリップリング1
8,19の外径より外方へ移動した状態にて保持でき、かか
る状態にてボディ組立体Bをガスケット25を介して車輪
ハブ14に組付ければ(図示しないノックピンを用いて行
うものであり、ボディ31にノックピン穴31a,31bが設け
られている)、スピンドル11に予め固定されているスリ
ップリング18,19の外周にブラシ45,46を非接触状態にて
組付けることができ、その後にピン55をボディ31から外
方へ引き抜けば、ブラシ45,46が自己の弾性復帰力にて
スリップリング18,19の外周に弾撥的に摺接して通電可
能となる。また、かかる組付工程後においてインナクラ
ッチ34以外のクラッチ機構Aとカバー32等がガスケット
26を介してボディ31に組付けられる(カバー32のボディ
31への組付けに際しては図示しないノックピンが用いら
れ、そのためにボディ31にノックピン穴31c,31dが設け
られている)。
上述したように、本実施例においては、ピン55の一時
的な挿通及び抜取といった簡単な作業にて、ボディ組立
体Bの車輪ハブ14への組付に際してボディ31に予め組付
けたブラシ45,46をスピンドル11に予め組付けたスリッ
プリング18,19の外周に容易に組付けることができ、当
該電動式フリーホイールハブ装置の組付性を向上させる
ことができる。また、上記貫通小孔54の外端開口は、ボ
ディ組立体Bの車輪ハブ14への組付後に組付けられてボ
ディ31の外端を覆うカバー32によって閉塞されるため、
当該フリーホイールハブ装置が過酷な条件にて使用され
る場合においても、ボディ31に設けた貫通小孔54を通し
て水や泥がボディ31内に侵入することはなく、ボディ31
内が的確に保護される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電動式フリーホイールハブ装置の
一例を示す断面図、第2図はボディ組立体の内側面図、
第3図は同外側面図、第4図は第3図のIV-IV線に沿う
断面図である。 符号の説明 11……スピンドル、14……車輪ハブ、18,19……スリッ
プリング、31……ボディ、33……車軸、35……電動モー
タ、45,46……ブラシ、53……ケース、54……貫通小
孔、55……ピン、A……クラッチ機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加賀田 透 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)考案者 白水 敏郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 小野寺 孝義 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−50751(JP,A) 実開 昭63−52626(JP,U) 実開 昭58−11959(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピンドルに回転自在に組付けた車輪ハブ
    に固着されるボディ内に電動モータが組付けられ、同電
    動モータの正転又は逆転により前記スピンドル内を貫通
    する車軸と前記車輪ハブが前記ボディ内に組付けたクラ
    ッチ機構を介して動力伝達可能又は動力伝達不能とさ
    れ、かつ前記スピンドルに固定されたスリップリングと
    このスリップリングの外周に弾撥的に摺接して前記ボデ
    ィと一体回転するブラシを介して前記電動モータへの通
    電がなされるようにしてなる電動式フリーホイールハブ
    装置において、前記ブラシを前記ボディ内に固定される
    ケース内に組付けるとともに、前記ボディの外端を覆う
    カバーによって外端開口を閉塞される貫通小孔を前記ブ
    ラシに対応して前記ボディに設けて、同貫通小孔に前記
    ボディの外方から挿通されるピンにより前記ブラシを前
    記スリップリングの外径より外方へ移動した状態にて保
    持可能としたことを特徴とする電動式フリーホイールハ
    ブ装置。
JP1989100960U 1989-08-29 1989-08-29 電動式フリ―ホイ―ルハブ装置 Expired - Lifetime JP2509083Y2 (ja)

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JPH0339629U JPH0339629U (ja) 1991-04-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811959U (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 松下電工株式会社 モ−タの構造
DE3230666C2 (de) * 1982-08-18 1986-04-10 SWF Auto-Electric GmbH, 7120 Bietigheim-Bissingen Elektrische Maschine, insbesondere Elektromotor
JPH0450186Y2 (ja) * 1986-09-25 1992-11-26

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