JP2508602Y2 - 自動二輪車の車高調整装置 - Google Patents

自動二輪車の車高調整装置

Info

Publication number
JP2508602Y2
JP2508602Y2 JP1989127127U JP12712789U JP2508602Y2 JP 2508602 Y2 JP2508602 Y2 JP 2508602Y2 JP 1989127127 U JP1989127127 U JP 1989127127U JP 12712789 U JP12712789 U JP 12712789U JP 2508602 Y2 JP2508602 Y2 JP 2508602Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle height
hydraulic
oil
vehicle
cushion unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989127127U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0371990U (ja
Inventor
哲也 番匠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP1989127127U priority Critical patent/JP2508602Y2/ja
Publication of JPH0371990U publication Critical patent/JPH0371990U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2508602Y2 publication Critical patent/JP2508602Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、フロントサスペンションおよびリヤクッ
ションユニットのユニット長さを変えて車高を調整する
セルフポンピング式の自動二輪車の車高調整装置に関す
る。
(従来の技術) フロントサスペンションおよびリヤクッションユニッ
トを用いて、ライダが自動2輪車の車高を調整すること
ができるようにした車高調整装置は、実願平1−3854号
出願の明細書に記載されているが、一般には公にされて
いない。
上記実願平1−3854号明細書に記載された車高調整装
置は、フロントサスペンションおよび車高調整部間と、
車高調整部およびリヤクッションユニット間をそれぞれ
油圧ホースで連結し、車高調整部からこれら油圧ホース
を経て、フロントサスペンションおよびリヤクッション
ユニットの油圧ジャッキへ圧力油を供給しあるいは排出
させることにより、フロントサスペンションおよびリヤ
クッションユニットのユニット長さを変えて、車高を調
整している。
また、第6図に示すように、車高調整用油路切換調整
器101にリザーブタンク102が、連結ホース103により連
結されたものが提案されている。このリザーブタンク10
2は、リヤクッションユニットのリヤオイルダンパ内の
圧力油を、油圧ホース104、連結ホース103および圧側減
衰力調整部105を経て内部へ流入させる。リザーブタン
ク102は、この他に、リヤクッションユニットの油圧ジ
ャッキに連結された油圧ホース106内の圧力油、並びに
フロントサスペンションの油圧ジャッキに連結された油
圧ホース107内の圧力油を、車高調整部である車高調整
用油路切換調整器101内の油路および連結ホース103を経
て内部へ流入させ、一時貯留する。なお、符号108はス
プールバルブ等の車高切換バルブである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、車高調整用油路切換調整器101とリザーブ
タンク102とが連結ホース103によって連結されたもの
は、部品点数が多くなると共に、据付スペースも大きく
なってしまい、車両へのレイアウトの点で支障を来すお
それがある。
この考案は、上記事情を考慮してなされたものであ
り、車高調整用油路切換調整器およびリザーブタンクを
コンパクトにしてレイアウト上有利にできる自動二輪車
の車高調整装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) この考案に係る自動二輪車の車高調整装置は、上述し
た課題を解決するために、車高を調整可能とする油圧ジ
ャッキを備えたリヤクッションユニットと、フロント側
車高を調整可能とする油圧ジャッキを備えたフロントサ
スペンションと、上記リヤクッションユニット内の圧力
油の油圧を油圧ホースを介して上記両油圧ジャッキへ同
時に伝達可能とする車高調整用油路切換調整器と、上記
リヤクッションユニットおよび上記油圧ホース内の圧力
油を一時貯留可能とするリザーブタンクとを有し、前記
オイルダンパとリザーブタンクを結ぶ油圧通路の途中に
車高調整用油路切換調整器を設けるとともに、上記油路
切換調整器にリザーブタンクを設けて一体化したもので
ある。
(作用) この考案に係る自動二輪車の車高調整装置によれば、
車高調整用油路切換調整器とリザーブタンクとが一体化
されたことから、これら両部材のジョイントホースを廃
止でき、その分油圧通路が短く油圧の応答性が良好でコ
ンパクトにまとまり、自動二輪車の車両へのレイアウト
を有利にすることができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(A)は第3図のIA−IA線に沿う断面図、第1
図(B)は第3図のIB矢視図、第2図はこの考案に係る
車高調整装置を備えた自動2輪車を示す全体側面図であ
る。
第2図に示すように、前輪1を支持するフロントフォ
ーク2が、車体フレーム3の前方に配設され、車体フレ
ーム3の中央部にはエンジン24が搭載される一方、この
エンジン24の後方にリヤサスペンション4が設けられ
る。リヤサスペンション4は車体フレーム3の上部とス
イングアーム13との間に介装される。スイングアーム13
は車体フレーム3の中央下部に設けられたピボット軸12
廻りに上下方向に揺動自在に支持され、スイングアーム
13の自由端側に後輪15が支持される。車体フレーム3の
上方にはシート6が配置され、ライダはこのシート6に
跨り、ハンドル7を操って運転する。
フロントフォーク2は倒立型フロントフォークであ
り、左右2本のフロントサスペンション8および9を備
えて構成される。これらのフロントサスペンション8お
よび9は、車体フレーム3のヘッドパイプ部に設けられ
たアッパブラケット10およびアンダブラケット11に取り
付けられる。これらのフロントサスペンション8,9が、
前輪1からの衝撃を吸収し、振動を減衰させ、ハンドル
7や車体フレーム3に衝撃力が伝達されるのを防止して
いる。
また、リヤサスペンション4は、リヤクッションユニ
ット14を備え、このリヤクッションユニット14の上端は
車体フレーム3の上部に支持され、その下端は図示しな
いリンク機構を介してスイングアーム13の中程に支持さ
れる。スイングアーム13はピボット軸12廻りの上下動が
リヤクッションユニット14のクッション作用により吸収
され、振動を減衰することにより、後輪5における衝撃
力が車体フレーム3に伝達されるのを緩和している。
さて、上記フロントサスペンション8および9並びに
リヤクッションユニット14には後述の油圧ジャッキ50,4
9がそれぞれ備えられると共に、リヤクッションユニッ
ト14の近傍に車高調整用油路切換調整器15が配置され
る。この油路切換調整器15はリヤクッションユニット14
のオイルダンパ26とリザーブタンク31を結ぶ油圧通路の
途中に設けられる一方、フロントサスペンション8,9の
油圧ジャッキ50と車高調整用油路切換調整器15とが車両
前方側油圧ホース16によって連結され、またリヤクッシ
ョンユニット14の油圧ジャッキ49と車高調整用油路切換
調整器15とが車両後方側油圧ホース17によって連結され
て自動二輪車の車高調整装置18が構成される。そして、
車両前方側油圧ホース16の途中にホース連結装置19が配
設される。
なお、第2図中、符号20はフロントフェンダ、符号21
はヘッドランプハウジング、符号22は車体フレーム3の
シートレール、符号23はサイドスタンド、そして符号24
はエンジンであり、符号25はこのエンジン24に接続され
たエキゾーストパイプである。
第3図に示すように、リヤクッションユニット14は、
リヤオイルダンパ26の外周にコイルスプリング27が配置
されたものである。リヤオイルダンパ26は、そのシリン
ダ28内に充填された圧力油が、ピストン29の小孔やバル
ブ29Aを通るときの抵抗によって、コイルスプリング27
の振動を急速に減衰させるものである。このリヤオイル
ダンパ26はスイングアーム13の揺動に伴い外部からの駆
動力を不要としたセルフポンピング式の油圧ポンプを兼
ねている。リヤオイルダンパ26のシリンダ28内は、連結
ホース30および車高調整用油路切換調整器15の油圧通路
を介して、第1図(A)および第1図(B)に示すリザ
ーブタンク31の油室32と連通されて、シリンダ28内の圧
力油の油量が調整される。なお、リザーブタンク31内
は、ピストン33によって、上記油室32と空気室34とに区
画されている。そして、このリザーブタンク31が、車高
調整用油路切換調整器15の調整器本体46に螺合等により
結合されて一体化される。
一方、第4図に示すフロントサスペンション8,9は、
前輪1のホイール側に支持されたインナチューブ35と、
フロントオイルダンパを内蔵したアウタチューブ36によ
って構成される。フロントオイルダンパは、インナチュ
ーブ35内に配設されたスプリング37の振動を急速に減衰
させるものである。
また、車両前方側油圧ホース16に配設されたホース連
結装置19は、第3図および第4図並びに第5図に示すよ
うに、フロントフォーク側ジョイント部38Aと車高調整
部側ジョイント部38Bとから構成される。
これらのジョイント部38A,38Bは、それぞれシリンダ3
9A,39B内にピストン40A,40Bが配設され、シリンダ39A,3
9Bの端部にホース連結部41A,41Bがそれぞれ固着されて
構成される。フロントフォーク側ジョイント部38Aのホ
ース連結部41Aに2本の車両前方側油圧ホース16が連結
されて、フロントサスペンション8,9にそれぞれ接続さ
れる。また、車高調整部(油路切換調整器)側ジョイン
ト部38Bのホース連結部41Bに1本の車両前方側油圧ホー
ス16が連結されて、車高調整用油路切換調整器15に接続
される。また、ピストン40Aにはプッシュロッド42が固
着される。
また、ホース連結装置19のシリンダ39A,39Bの外周に
は外周43A,43Bが遊嵌される。これらの外筒43A,43Bにそ
れぞれ刻設された雌ねじ44A,44Bを螺合することによ
り、フロントフォーク側ジョイント部38Aおよび車高調
整部側ジョイント部38Bが結合される。この結合時に
は、外筒43Aおよび43Bは、それぞれリング45Aおよび45B
によって係止されると共に、プッシュロッド42がピスト
ン40Bに当接する。したがって、シリンダ39A,39B内の圧
力油の油圧の変動によって、プッシュロッド42を介し、
ピストン40A,40Bが一体に連動する。
さて、第3図および第5図に示すように、自動二輪車
の車高調整装置18の車高調整用油路切換調整器15は、調
整器本体46の中央位置に車高切換バルブとしてのスプー
ルバルブ47が回動自在に配置され、このスプールバルブ
47に第1図に示す切換操作手段48としての操作ダイヤル
あるいはツマミが一体に結合されたものである。この切
換操作手段48を回動操作することにより、スプールバル
ブ47が車高を高くするHigh側に、あるいは車高を低くす
るLow側に選択的に切り換えられる。
つまり、切換操作手段48を操作してスプールバルブ47
をHigh側に切り換えると、スイングアーム13の揺動によ
り、第3図に示すリヤクッションユニット14のリヤオイ
ルダンパ26内のピストン29が上下動し、このピストン29
の上下動に伴うセルフポンピングによりシリンダ28内に
圧力油が発生する。シリンダ28内の圧力油は矢印Aおよ
びB、さらに第1図(A)に示す矢印CおよびD、そし
て第3図に示す矢印Eのように流れて、矢印Fに示すよ
うに車体後方側油圧ホース17を経てリヤクッションユニ
ット14の油圧ジャッキ49へ流入する。
さらに、車高調整用油路切換調整器15内を矢印Eのよ
うに流れた圧力油は、矢印Gに示すように車両前方側油
圧ホース16内を経てホース連結装置19の車高調整部側ジ
ョイント部38Bへ流れ、この圧力油の油圧は、第4図に
示すフロントフォーク側ジョイント部38Aを経てフロン
トサスペンション8および9の油圧ジャッキ50へ伝達さ
れる。すなわち、リヤオイルダンパ26内の圧力油は車高
調整用油路切換調整器15を介してリヤクッションユニッ
ト14およびフロントサスペンション8,9の両油圧ジャッ
キ49,50に作用し、ジャッキアップする。
リヤクッションユニット14の油圧ジャッキ49は、第3
図に示すように、ジャッキシリンダ室51内にジャッキピ
ストン52が配置され、このジャッキピストン52の移動量
がスペーサ53を介してスプリングガイド54へ伝達され、
スプリング27のイニシャル荷重を変動するものである。
したがって、油圧ジャッキ49のジャッキシリンダ室51内
へ車高調整用油路切換調整器15から圧力油が流入する
と、ジャッキピストン52が移動しスプリングガイド54を
押し下げて、リヤクッションユニット14が伸長し、車高
を高くする。
また、フロントサスペンション8および9の油圧ジャ
ッキ50は、第4図に示すように、アウタチューブ36内に
設置されたジャッキシリンダ室55内にジャッキピストン
56が配置され、このジャッキピストン56の移動量がプラ
ンジャ57、リング58およびスペーサ59を経てスプリング
ガイド60へ伝達されるものである。また、2本の車両前
方側油圧ホース16は、左右の各フロントサスペンション
8,9のフォークキャップ61にそれぞれ接続されて、車両
前方側油圧ホース16内の圧力油をジャッキシリンダ室55
内へ導く。
したがって、ホース連結装置19を経て圧力油の油圧が
油圧ジャッキ50へ伝達されると、ジャッキピストン56が
下方へ移動し、スプリングガイド60がスプリング37を押
し下げてこのスプリング37のイニシャル荷重を上昇さ
せ、フロントサスペンション8および9が伸長して、車
高を高くする。
車高を低くする場合には、車高調整用油路切換調整器
15の切換操作手段48を回動操作してスプールバルブ47を
Low側に切り換える。この切換操作により車高調整用油
路切換調整器15内の油圧通路が切り換えられて、リヤク
ッションユニット14の油圧ジャッキ49およびフロントサ
スペンション8,9の油圧ジャッキ50がリザーブタンク31
側に連通される。すると、車両の重量によって、リヤク
ッションユニット14の油圧ジャッキ49(第3図参照)内
の圧力油が、車両後方側油圧ホース17および車高調整用
油路切換調整器15の油圧通路内を経てリザーブタンク31
の油室32内へ戻る。さらに、フロントサスペンション8
および9の油圧ジャッキ50(第4図参照)内の圧力油
も、車両の重量によってホース連結装置19のフロントフ
ォーク側ジョイント部38A内へ戻り、これにより車高調
整部側ジョイント部38B内の圧力油が車高調整用油路切
換調整器15を経てリザーブタンク31の油室32内へ戻る。
こうして、車高調整用油路切換調整器15の切換操作手
段48を回動操作してLow側に切り換えると、両油圧ジャ
ッキ49,50内の圧力油がリザーブタンク31内に戻り、ラ
イダの尻を受けて下降し、ジャッキアップが解消され
る。これにより、リヤクッションユニット14のコイルス
プリング27およびフロントサスペンション8および9の
スプリング37のイニシャル荷重を下げて、リヤクッショ
ンユニット14およびフロントサスペンション8,9を収縮
し、車高を低くする。
なお、車高調整用油路切換調整器15の調整器本体46に
は、第1図(A)に示すように第1ブローバルブ62およ
び第2ブローバルブ63が配置される。第1ブローバルブ
62は、ピストン64がスプリング65によって付勢されて構
成される。この第1ブローバルブ62は、スプールバルブ
47のHigh側切換時に、リヤオイルダンパ26から連結ホー
ス30(第3図参照)を経て流入する圧力油が所定圧以上
になったときに、ピストン64がスプリング65の付勢力に
抗して上昇し、上記圧力油の一部を矢印Hのようにリザ
ーブタンク31の油室32内へ排出し、圧力油を所定圧に調
節している。
また、第2ブローバルブ63は、ボール66がプッシュピ
ース67に遊嵌され、のこのプッシュピース67とスプリン
グガイド68との間にスプリング69が配設されたものであ
り、スプリングガイド68が調整器本体46に螺装される。
スプールバルブ47のHigh側切換状態で車両走行中にジャ
ンプしたとき、リヤクッションユニット14の油圧ジャッ
キ49およびフロントサスペンション8,9の油圧ジャッキ5
0内の圧力油の油圧が上昇すると、ボール66がスプリン
グ69の付勢力に抗して移動し、車両前方側油圧ホース16
および車両後方側油圧ホース17内の圧力油を、矢印Iの
ようにリザーブタンク31の油室32内へ戻す。これによ
り、両油圧ホース16および17の破損を防止する。
上記実施例によれば、不整地等を走行するときには、
車高調整用油路切換調整器15の切換操作手段48を回動操
作してスプールバルブ47をHigh側に切り換えることによ
り、リヤクッションユニット14の油圧ジャッキ49並びに
フロントサスペンションユニット8および9の油圧ジャ
ッキ50へ、リヤクッションユニット14内の圧力油を車高
調整用油路切換調整器15を介して圧送して、リヤクッシ
ョンユニット14並びにフロントサスペンションユニット
8および9の長さを伸長し、車高を上げてロードクリヤ
ランスを大きくする。
また、市街地等を走行するときには、車高調整用油路
切換調整器15のスプールバルブ47をLow側に切り換えて
油圧ジャッキ49および50内の圧力油を排除し、リヤクッ
ションユニット14並びにフロントサスペンションユニッ
ト8および9の長さを短くして車高を低くし、足付き性
を向上させることができる。
また、車高調整用油路切換調整器15の調整器本体46に
リザーブタンク31が設けられて一体化されたことから、
これら両部材46および31を接続するジョイントホースが
不要となってコンパクトにまとまり、自動二輪車の車両
へのレイアウトを有利にすることができる。と同時に、
車両の軽量化にも寄与でき、さらにコストも低減でき
る。
また、車高調整用油路切換調整器15とリザーブタンク
31とを連結するジョイントホースを廃止できるので、そ
の分車高切換の油圧の応答性を良好にすることができ
る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案に係る自動二輪車の車高調整
装置によれば、リヤクッションユニットのオイルダンパ
内に生じた圧力油を車高調整用油路切換調整器を介して
リヤクッションユニット側とフロントサスペンション側
の両油圧ジャッキに同時に伝達させることができ、車高
アンバランスを生じさせることなく、車両前後の車高バ
ランスを保ちつつ簡単に車高調整を行なうことができ
る。
また、車高調整用油路切換調整器にリザーブタンクを
設けて一体化したので、両部材を結ぶジョイントホース
が不要となり、その分、油圧通路を単かくして油圧応答
性を向上させることができるとともに軽量・コンパクト
化を図ることができ、部品点数を少なくしてコスト上、
レイアウト上有利となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は第3図のIA−IA線に沿う断面図、第1図
(B)は第3図のIB矢視図、第2図はこの考案に係る自
動二輪車の車高調整装置が適用された自動二輪車を示す
全体側面図、第3図は第2図のリヤクッションユニット
および車高調整用油路切換調整器等を示す断面図、第4
図は第2図のフロントサスペンション等を示す断面図、
第5図は第2図のホース連結装置を示す断面図、第6図
は本考案の要旨を明確にするための比較技術を示す車高
調整用油路切換調整器およびリザーブタンクの断面図で
ある。 2…フロントフォーク、8,9…フロントサスペンショ
ン、14…リヤクッションユニット、15…車高調整用油路
切換調整器、16…車両前方側油圧ホース、17…車両後方
側油圧ホース、18…車高調整装置、31…リザーブタン
ク、32…油室、46…スプールバルブ(車高切換バル
ブ)、48…切換操作手段、49,50…油圧ジャッキ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車高を調整可能とする油圧ジャッキを備え
    たリヤクッションユニットと、フロント側車高を調整可
    能とする油圧ジャッキを備えたフロントサスペンション
    と、上記リヤクッションユニット内の圧力油の油圧を油
    圧ホースを介して上記両油圧ジャッキへ同時に伝達可能
    とする車高調整用油路切換調整器と、上記リヤクッショ
    ンユニットおよび上記油圧ホース内の圧力油を一時貯留
    可能とするリザーブタンクとを有し、前記オイルダンパ
    とリザーブタンクを結ぶ油圧通路の途中に車高調整用油
    路切換調整器を設けるとともに、上記油路切換調整器に
    リザーブタンクを設けて一体化したことを特徴とする自
    動二輪車の車高調整装置。
JP1989127127U 1989-11-01 1989-11-01 自動二輪車の車高調整装置 Expired - Fee Related JP2508602Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989127127U JP2508602Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 自動二輪車の車高調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989127127U JP2508602Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 自動二輪車の車高調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0371990U JPH0371990U (ja) 1991-07-19
JP2508602Y2 true JP2508602Y2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=31674903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989127127U Expired - Fee Related JP2508602Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 自動二輪車の車高調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2508602Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822680B2 (ja) * 1985-04-11 1996-03-06 ヤマハ発動機株式会社 車両の車高調整装置
JPH0247788Y2 (ja) * 1985-04-12 1990-12-14
JPS6452586A (en) * 1988-08-01 1989-02-28 Yamaha Motor Co Ltd Leveling automatic regulator for motorcycle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0371990U (ja) 1991-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0534574B1 (en) Motorcycle body height adjusting mechanism
EP0544649B1 (en) Motorcycle having body height adjustor
US20020084619A1 (en) Vehicle front suspension system
USRE45503E1 (en) Suspension structure
US5101923A (en) Motorcycle having body height adjusting mechanism
US7281722B2 (en) Wheeled vehicle with suspension units
US20040195799A1 (en) Swingarm suspension system for vehicle
JP2508602Y2 (ja) 自動二輪車の車高調整装置
US4588196A (en) Torsion suspension system for motorcycles having improved center of gravity
JP2932598B2 (ja) 自動二輪車の車高調整装置
JP2508600Y2 (ja) 自動2輪車の車高調整装置
JPH045187A (ja) 自動二輪車の車高調整装置
JP2775156B2 (ja) 車両用緩衝器
JP4394933B2 (ja) 自動二輪車等の懸架装置
JP2508601Y2 (ja) 自動二輪車の車高調整装置
JP2914505B2 (ja) 自動二輪車の車高調整装置
JP2508605Y2 (ja) 自動二輪車の車高調整装置
JP2911556B2 (ja) 車高調整用ジャッキユニットを備えた車両用油圧緩衝器
JP2841562B2 (ja) 車高調整装置のホース連結装置
JPH03169785A (ja) 自動二輪車の車高調整装置
JP2845379B2 (ja) 車高調整装置のホース連結装置
JPH03143794A (ja) 車高調整装置の油圧ホースレイアウト
JPH07133838A (ja) 二輪車等のフロントフォーク
JP2792687B2 (ja) 車高調整装置用アッパブラケット
JP4371354B2 (ja) 油圧緩衝装置及び油圧緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees