JP2507987Y2 - ガス遮断器 - Google Patents
ガス遮断器Info
- Publication number
- JP2507987Y2 JP2507987Y2 JP1989042039U JP4203989U JP2507987Y2 JP 2507987 Y2 JP2507987 Y2 JP 2507987Y2 JP 1989042039 U JP1989042039 U JP 1989042039U JP 4203989 U JP4203989 U JP 4203989U JP 2507987 Y2 JP2507987 Y2 JP 2507987Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit breaker
- gas
- insulating cylinder
- contactor
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Circuit Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ （産業上の利用分野） 本考案は絶縁筒内に収納された遮断部接点の温度上昇
を低減して遮断部の小型化を図ったガス遮断器に関す
る。
を低減して遮断部の小型化を図ったガス遮断器に関す
る。
（従来の技術） 最近の遮断器の主流を占めるようになってきたパッフ
ァ形ガス遮断器は、容器内部に固定接触子および可動接
触子を絶縁筒内に設けて構成した遮断部を消弧性ガスと
ともに収納し、その可動接触子を操作機構で駆動すると
きに、パッファ室で圧縮された消弧性ガスを絶縁ノズル
によって固定および可動アーク電極間に吹き付けて消弧
するように構成され、優れた遮断性能を有するものであ
る。
ァ形ガス遮断器は、容器内部に固定接触子および可動接
触子を絶縁筒内に設けて構成した遮断部を消弧性ガスと
ともに収納し、その可動接触子を操作機構で駆動すると
きに、パッファ室で圧縮された消弧性ガスを絶縁ノズル
によって固定および可動アーク電極間に吹き付けて消弧
するように構成され、優れた遮断性能を有するものであ
る。
（考案が解決しようとする課題） このようなパッファ形ガス遮断器の遮断部は、固定接
触子および可動接触子を絶縁筒で囲んで構成されるもの
で、遮断部全体を小形化にするために、その絶縁筒も極
力小さく形成されたものが使用されている。一方遮断部
の投入状態においては、固定および可動接触子を囲む絶
縁筒の内部のガス空間がほぼ閉じられた状態となってお
り、遮断部の外側の容器内部のガス空間の絶縁ガスと流
通することがない状態になる。したがって遮断部の通電
状態においては固定および可動接触子の接触部分の近傍
に発生する熱が絶縁筒内の通気しにくいガス空間にこも
り、一部が高温になるおそれが生じる。
触子および可動接触子を絶縁筒で囲んで構成されるもの
で、遮断部全体を小形化にするために、その絶縁筒も極
力小さく形成されたものが使用されている。一方遮断部
の投入状態においては、固定および可動接触子を囲む絶
縁筒の内部のガス空間がほぼ閉じられた状態となってお
り、遮断部の外側の容器内部のガス空間の絶縁ガスと流
通することがない状態になる。したがって遮断部の通電
状態においては固定および可動接触子の接触部分の近傍
に発生する熱が絶縁筒内の通気しにくいガス空間にこも
り、一部が高温になるおそれが生じる。
本考案の目的は、固定および可動接触子を囲む絶縁筒
内の温度上昇を抑制し、大電流で小形高性能の遮断部を
有するがす遮断器を提供することにある。
内の温度上昇を抑制し、大電流で小形高性能の遮断部を
有するがす遮断器を提供することにある。
［考案の構成］ （課題を解決するための手段） 本考案は、消弧性ガスを封じた遮断器容器内に固定接
触子とパッファ機構を担持した可動接触子とを対向して
配置し、その固定接触子および可動接触子を絶縁筒で囲
んだ遮断器を備えたガス遮断器において、前記絶縁筒の
両端を支持するそれぞれの支持部材に軸方向の連通孔を
形成し、閉極時に前記絶縁筒の内部と前記遮断部容器の
内部とを連通するガス通路を設けたことを特徴とする。
触子とパッファ機構を担持した可動接触子とを対向して
配置し、その固定接触子および可動接触子を絶縁筒で囲
んだ遮断器を備えたガス遮断器において、前記絶縁筒の
両端を支持するそれぞれの支持部材に軸方向の連通孔を
形成し、閉極時に前記絶縁筒の内部と前記遮断部容器の
内部とを連通するガス通路を設けたことを特徴とする。
（作用） 本考案においては、遮断部の通電時に絶縁筒の内外空
間のガスがガス通路を通して自然対流するガス流が生
じ、絶縁筒内の温度上昇を有効に抑制することになる。
間のガスがガス通路を通して自然対流するガス流が生
じ、絶縁筒内の温度上昇を有効に抑制することになる。
（実施例） 以下、本考案を図面を参照して説明する。本考案のガ
ス遮断器の遮断部を示す第１図において、 遮断器容器１の内部に遮断部２を消弧性ガスとともに収
納している。この遮断部２は、図示のように固定接触子
３および可動接触子４を絶縁筒５で囲んで構成されてい
る。
ス遮断器の遮断部を示す第１図において、 遮断器容器１の内部に遮断部２を消弧性ガスとともに収
納している。この遮断部２は、図示のように固定接触子
３および可動接触子４を絶縁筒５で囲んで構成されてい
る。
固定接触子３は図示しない絶縁物を介して容器１内に
絶縁支持された電極部材６に設けられ、口出導体７によ
り口出部８から外部へ電気的に導き出される。可動接触
子４は図示しない操作機構により、絶縁ロッド９を介し
て進退せられる可動電極10に設けられ、絶縁ロッド９お
よび可動電極10の進退に連動して固定接触子３とを接触
したり開離したりする。
絶縁支持された電極部材６に設けられ、口出導体７によ
り口出部８から外部へ電気的に導き出される。可動接触
子４は図示しない操作機構により、絶縁ロッド９を介し
て進退せられる可動電極10に設けられ、絶縁ロッド９お
よび可動電極10の進退に連動して固定接触子３とを接触
したり開離したりする。
また固定接触子３の中央に固定アーク接触子11を有
し、この固定アーク接触子11に対応して可動電極10の中
央に可動アーク接触子12を設けている。さらに可動電極
10にパッファ室13を形成するパッファシリンダ14を設け
ており、そのパッファ室13内の内縮された消弧性ガス
は、アーク接触子11,12を囲む絶縁ノズル15で案内され
て両接触子11,12の間に吹き付けられる。
し、この固定アーク接触子11に対応して可動電極10の中
央に可動アーク接触子12を設けている。さらに可動電極
10にパッファ室13を形成するパッファシリンダ14を設け
ており、そのパッファ室13内の内縮された消弧性ガス
は、アーク接触子11,12を囲む絶縁ノズル15で案内され
て両接触子11,12の間に吹き付けられる。
可動電極10およびパッファシリンダ13を可摺動的に支
持する可動電極部材16は、絶縁物17により容器１内に固
定支持され、電気的には口出導体18を介して口出部19か
ら外部に導き出される。
持する可動電極部材16は、絶縁物17により容器１内に固
定支持され、電気的には口出導体18を介して口出部19か
ら外部に導き出される。
このように固定接触子３および固定アーク接触子11と
可動接触子４および可動アーク接触子12とよりなる遮断
部２は、絶縁筒５で囲まれて構成される。この絶縁筒５
は第２図に示すように両端側面にねじ孔21を有し、その
内周面に複数条の凹状ガス通路22を設けている。
可動接触子４および可動アーク接触子12とよりなる遮断
部２は、絶縁筒５で囲まれて構成される。この絶縁筒５
は第２図に示すように両端側面にねじ孔21を有し、その
内周面に複数条の凹状ガス通路22を設けている。
したがって、絶縁筒５を第１図に示すようにねじ孔21
を利用して固定電極部６の支持部分23と可動電極部16の
支持部分24とに渡って固定すれば、固定接触子３および
固定アーク接触子11と可動接触子４および可動アーク接
触子12とはその中に内蔵されることになる。さらにこの
絶縁筒５の内部空間と容器１内部空間とは、複数条の凹
状ガス通路22よって連通される。
を利用して固定電極部６の支持部分23と可動電極部16の
支持部分24とに渡って固定すれば、固定接触子３および
固定アーク接触子11と可動接触子４および可動アーク接
触子12とはその中に内蔵されることになる。さらにこの
絶縁筒５の内部空間と容器１内部空間とは、複数条の凹
状ガス通路22よって連通される。
次にこのように構成された本考案のガス遮断器の作動
について説明する。第１図において、ガス遮断器の投入
状態における遮断部２は、口出導体7,固定接触子3,可動
接触子4,パッファシリンダ14,摺動接触子25,可動電極支
持部24および口出導体18により主回路電流の通電経路が
形成される。
について説明する。第１図において、ガス遮断器の投入
状態における遮断部２は、口出導体7,固定接触子3,可動
接触子4,パッファシリンダ14,摺動接触子25,可動電極支
持部24および口出導体18により主回路電流の通電経路が
形成される。
このような通電経路の場合、固定接触子3,可動接触子
４の接触部が最も径が小さくなり、発熱も大きく温度上
昇の高いことが多い。さらに摺動接触し摺動接触子25も
他に比べてその機能から温度上昇が高くなりやすい。
４の接触部が最も径が小さくなり、発熱も大きく温度上
昇の高いことが多い。さらに摺動接触し摺動接触子25も
他に比べてその機能から温度上昇が高くなりやすい。
そこで、可動電極支持部24の連通孔24a,絶縁筒５のガ
ス通路22,固定支持部23の連通孔23aにより絶縁筒５の空
間5aと外の容器１の空間1aとを連通させることにより、
主回路通電時にガス流ｇが生じて絶縁筒５内の各接触
子，接触部の熱を奪い、結果としてその温度上昇を有効
に低減することができる。
ス通路22,固定支持部23の連通孔23aにより絶縁筒５の空
間5aと外の容器１の空間1aとを連通させることにより、
主回路通電時にガス流ｇが生じて絶縁筒５内の各接触
子，接触部の熱を奪い、結果としてその温度上昇を有効
に低減することができる。
以上に説明した主回路通電時における絶縁筒５の内外
を対流するガス流ｇは、遮断部２が上下方向に配置され
た時、絶縁筒５の煙突効果と相まって一層の接触子，接
触部の温度低減効果を生じることになる。
を対流するガス流ｇは、遮断部２が上下方向に配置され
た時、絶縁筒５の煙突効果と相まって一層の接触子，接
触部の温度低減効果を生じることになる。
なお、絶縁筒５のガス通路22は第３図および第４図の
他の実施例に示すように凹状ガス通路の代りにガス連通
孔22′とすることもできる。
他の実施例に示すように凹状ガス通路の代りにガス連通
孔22′とすることもできる。
［考案の効果］ 以上のように本考案によれば、遮断部の固定接触子お
よび可動接触子を内蔵する絶縁筒に内外を連通するガス
通路を設けたことにより、遮断部の主回路通電時に絶縁
筒の内外を対流するガス流を生じることにより、このガ
ス流によって絶縁筒内の各接触子，接触部の温度上昇を
低減することができ、結果的には遮断部の径を小さく
し、小形で高性能のガス遮断器を得ることができる。
よび可動接触子を内蔵する絶縁筒に内外を連通するガス
通路を設けたことにより、遮断部の主回路通電時に絶縁
筒の内外を対流するガス流を生じることにより、このガ
ス流によって絶縁筒内の各接触子，接触部の温度上昇を
低減することができ、結果的には遮断部の径を小さく
し、小形で高性能のガス遮断器を得ることができる。
第１図は本考案のガス遮断器の一実施例を示す断面図、
第２図は本考案に使用する遮断器の絶縁筒を示す正面
図、第３図および第４図は本考案に使用する絶縁筒の他
の実施例を示す断面図および正面図である。 １……遮断器容器 ２……遮断部 ３……固定接触子 ４……可動接触子 ５……絶縁筒 ６……電極部材 7,18……口出導体 ９……絶縁ロッド 10……可動電極 11……固定アーク接触子 12……可動アーク接触子 13……パッファ室 14……パッファシリンダ 15……絶縁ノズル 16……可動電極部材 22……ガス通路 23,24……支持部分 25……摺動接触子 ｇ……ガス流
第２図は本考案に使用する遮断器の絶縁筒を示す正面
図、第３図および第４図は本考案に使用する絶縁筒の他
の実施例を示す断面図および正面図である。 １……遮断器容器 ２……遮断部 ３……固定接触子 ４……可動接触子 ５……絶縁筒 ６……電極部材 7,18……口出導体 ９……絶縁ロッド 10……可動電極 11……固定アーク接触子 12……可動アーク接触子 13……パッファ室 14……パッファシリンダ 15……絶縁ノズル 16……可動電極部材 22……ガス通路 23,24……支持部分 25……摺動接触子 ｇ……ガス流
Claims (1)
- 【請求項１】消弧性ガスを封じた遮断器容器内に固定接
触子とパッファ機構を担持した可動接触子とを対向して
配置し、その固定接触子および可動接触子を絶縁筒で囲
んだ遮断器を備えたガス遮断器において、前記絶縁筒の
両端を支持するそれぞれの支持部材に軸方向の連通孔を
形成し、閉極時に前記絶縁筒の内部と前記遮断部容器の
内部とを連通するガス通路を設けたことを特徴とするガ
ス遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989042039U JP2507987Y2 (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989042039U JP2507987Y2 (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | ガス遮断器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02133843U JPH02133843U (ja) | 1990-11-07 |
| JP2507987Y2 true JP2507987Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31553233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989042039U Expired - Lifetime JP2507987Y2 (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | ガス遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507987Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9524836B2 (en) | 2010-07-16 | 2016-12-20 | Alstom Technology Ltd. | Arc-control chamber gear for two confined contact electrodes |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5362180A (en) * | 1976-11-17 | 1978-06-03 | Tokyo Shibaura Electric Co | Single pressure type gas breaker |
| JPS6276120A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-08 | 株式会社日立製作所 | 三相共通タンク形ガス遮断器 |
-
1989
- 1989-04-12 JP JP1989042039U patent/JP2507987Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9524836B2 (en) | 2010-07-16 | 2016-12-20 | Alstom Technology Ltd. | Arc-control chamber gear for two confined contact electrodes |
| EP2593954B2 (fr) † | 2010-07-16 | 2022-03-16 | Alstom Technology Ltd. | Appareillage de chambre de coupure pour deux électrodes de contact confinées |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02133843U (ja) | 1990-11-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |