JP2507680Y2 - シャツ脱がせ装置 - Google Patents

シャツ脱がせ装置

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JP2507680Y2
JP2507680Y2 JP12222890U JP12222890U JP2507680Y2 JP 2507680 Y2 JP2507680 Y2 JP 2507680Y2 JP 12222890 U JP12222890 U JP 12222890U JP 12222890 U JP12222890 U JP 12222890U JP 2507680 Y2 JP2507680 Y2 JP 2507680Y2
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shirt
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gripping tool
finger
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民儀 高松
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富士車輌株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シャツ仕上機の胴立からシャツを脱がせ
た後、所定位置に吊り下げるシャツ脱がせ装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
シャツ仕上げ機で仕上げたシャツを、その胴立から自
動的に脱がす装置として、従来、胴立に被せたシャツを
把持する把持具を、それを昇降自在かつ胴立から離れた
位置まで移動させる移動装置に取付けて、胴立からシャ
ツを吊り上げた後、所定の放し位置まで移動させるよう
にしたものがある。
このような脱がせ装置においては、シャツの放し位置
にシャツの首部が掛合する吊り下げ部材を設け、放し位
置まで移動させたシャツを下降させた後順に吊り下げ部
材に引掛けて回収する構造がとられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記のように、シャツを吊り下げ部材の真上
まで移動させた後、時間をおかず下降させて引掛ける方
法では、移動や下降時に作用する遠心力及び風圧によっ
て、シャツの裾部や袖部が揺られたり、たわみが生じる
ために、首部より先に裾部等が吊り下げ部材に引掛かる
ことが多くあり、確実にシャツの首部を吊り下げること
ができない問題があった。
これは、次のような理由からである。従来のシャツ脱
がせ装置では移動装置でシャツを胴立から離れたシャツ
の放し位置まで回転移動させる際に、移動装置は両胴立
の回転中心を中心として回転する第1アームの先端に回
転自在に設けた第2アームによりシャツ脱がせ装置の把
持具を回転させかつ第2アームにはこれに並行して角度
調整ロッドを取付けて胴立位置とシャツ放し位置では把
持具と胴立の回転中心を結ぶ中心線に対し把持具が直角
に交叉状となるように構成している。
従って、放し位置に仮りにシャツ吊り下げ部材を設け
ると把持具で把持されているシャツの片幅の裾付近が風
圧で吹き戻されることなく回転移動の際先行して進むこ
とにより吊り下げ部材に干渉するからである。このよう
にシャツ裾が吊り下げ部材に干渉すると、その後放し位
置で把持具を卸そうとしてもシャツ裾部が吊り下げ部材
に引掛かっているため吊り下げ部材にシャツ首部を引掛
けることができなくなる。
上記の問題は、脱がせたシャツの移動や下降をゆっく
り行なって、遠心力や風圧の影響を生じないようにすれ
ば解消できるが、これではシャツの搬送速度が遅くな
り、作業時間が長くなる欠点がある。
そこで、この考案は、搬送速度を落とさずに、シャツ
の首部を確実に吊り下げることができるシャツ脱がせ装
置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、上記移動装
置は両胴立の回転中心を中心に回転自在な第1アームと
その先端に回転自在な第2アームを有し、この第2アー
ム先端に第2アーム中心線と所定傾斜角度で交叉状に固
定して把持具を設け、第2アーム先端の回転軌跡上にシ
ャツ首部を掛合する吊り下げ部材を設けた構成としたの
である。
〔作用〕
上記の構造では、シャツを胴立から引き上げた後、吊
り下げ部材の真上まで移動させ、把持具を解放してシャ
ツを引掛ける。
この場合、吊り下げ部材が移動進行方向にあり、か
つ、移動中のシャツにおいては、把持具を第2アームの
中心線と所定の傾斜角度で交叉状に固定して設けたた
め、把持具で把持された首部に対して、裾部や袖部が遠
心力等によって進行が遅れるため、確実にシャツの首部
だけを吊り下げ部材に引掛けることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第4図に示すように、実施例の脱がせ装置
Aは、旋回台上に一対の胴立を備えるシャツ仕上機Bに
取付けられている。
上記シャツ仕上機Bは、機台1上に設けた回転筒2の
上部に、中空の支持腕3を介して平面形状がコ字形の旋
回台4を取付け、その旋回台4の両端部に、それぞれ両
側に空気袋7を備えた一対の胴立5、6を取付けて形成
されている。
回転筒2には、それを180度の角度で交互に反転させ
る反転用シリンダ8が取付けられ、機台1の上部には、
反転位置の一方の位置a(プレス位置)にある胴立5の
前後面に対向させて一対の熱板9、9が設けられてい
る。この両熱板9、9は、開閉機構10の駆動により、下
端を支点に回動して胴立5の前後面に圧着される。
上記旋回台4と胴立5、6の内部は、中空構造に形成
され、その中空内部が両者の連結部において連通してお
り、回転筒2に連結した空気吸引器11を作動させると、
旋回台4と胴立5、6の内部が吸引され、胴立5、6に
被せたシャツCが胴立の表面に吸着されるようになって
いる。
また、胴立5、6の上部には、ワイシャツの襟部を沿
わせる襟当て12が設けられ、その襟当て12に、前後方向
に回動することによってシャツの襟元を押さえる襟押え
具13が取付けられている。
また、胴立5、6の両側面には、襟押え具13の動きに
連動して胴立から左右に出没する張出し棒14、14が取付
けられている。この張出し棒14、14は、襟押え具13を前
側に回動させて襟元を押えた際、第2図に示すごとく胴
立5、6の両側から飛び出してシャツの両肩部を左右に
拡張し、逆に襟押え具13の押えが解除されたときは、胴
立5、6の内部に引き込まれるようになっている。
シャツ脱がせ装置Aは、上記のシャツ仕上機Bの旋回
台4上に、上下方向に伸長する昇降シリンダ15を介して
取付けられている。
この昇降シリンダ15は、旋回台4の中央部に取付けら
れ、側方に隣接して設けた伸縮自在のガイド棒16により
上下の伸長の動きが案内されており、その昇降シリンダ
15とガイド棒16の上部に、支持アーム17が水平状態で支
持されている。
上記支持アーム17の先端部には、第4図に示すよう
に、旋回台4の旋回中心Oに中心軸を一致させて軸受孔
17aが形成され、この軸受孔17aに、第1アーム18の回転
軸19が回転可能に取付けられている。また、第1アーム
18の先端の二叉部には、第2アーム20の回転軸21が回転
可能に取付けられており、この第1アーム18と第2アー
ム20はそれぞれ独立して水平面内を回動するようになっ
ている。
上記第1アーム18の回転軸19と第2アーム20の回転軸
21には、それぞれリンク板22、23を介して、各回転軸を
回動させる第1シリンダ24と第2シリンダ25が連結して
いる。この両シリンダ24、25は、回転軸19、21の回転角
度を検出する検出スイッチ(図示省略)と接続して、そ
の動きが制御されている。例えば、第5図の状態から両
シリンダ24、25が収縮して、収縮の限界点になると、回
転する回転軸19、21がその慣性力によりさらに回り続け
ようとするが、この限界点を越えるときの回転軸19、21
の動きを検出スイッチにより検出し、その信号によりシ
リンダ24、25の作動エアの流れを切り変える。これによ
り、シリンダ24、25は伸長する方向に作動が変化し、各
アーム18、20は180度の角度範囲内でスムーズに回転駆
動されることになる。
また、上記第2アーム20の先端には、シャツの肩部を
把持する把持具26が取付けられ、その把持具26の下面両
端に、胴立に被せたシャツの両肩部の間隔をおいて一対
の把み爪27、27が取付けられている。
上記のシャツ把持具26は、第3図に示すように、第1
アーム18及び第2アーム20が回動して把持具がプレス位
置にある胴立の真上に移動したときに、両把み爪27、27
が胴立に被せたシャツの両肩部の上方に位置するよう
に、第2アーム20に対して所要角度だけ傾斜させて固定
されており、その傾斜状態で旋回台4の旋回中心を中心
に旋回する。
一方、シャツ把持具26が旋回する円弧軌道上には、両
胴立5、6の真横に位置させて、シャツを吊り下げるフ
ィンガースタンド28が設置されている。
このフィンガースタンド28は、第12図に示すように、
上部にフィンガーアーム29を回転自在に備え、そのフィ
ンガーアーム29の両端部に、シャツの首部が掛合するフ
ィンガー部30、30を設けて成っており、作業者がフィン
ガーアーム29を回転させることにより、各フィンガー部
30、30を交互にシャツ把持具26が旋回してくる方向に向
き合せることができるようになっている。
この実施例は上記のような構造であり、次にその作用
を説明する。
先ず、作業前に、フィンガースタンド28を操作して、
一方のフィンガー部30を把持具26の旋回方向に向けてお
く。
次に、着替え位置bにある胴立にシャツCを被せた
後、襟押え具13によりシャツの襟元を押さえる。これに
より、張出し棒14、14が胴立の両側から飛び出し、シャ
ツの両肩部を拡張した状態で保持する。
この状態で旋回台4を旋回させて、第1図乃至第3図
に示すように、胴立5をプレス位置aに移動させると、
昇降シリンダ15を収縮させて、把持具27によりシャツの
両肩部を把持する。次に、熱板9、9により胴立5を圧
着しシャツCをプレス仕上げする。
プレスが終了し、熱板9、9が胴立5から離れると、
それに連動して襟押え具13がシャツ襟元の押えを解除す
ると共に、張出し棒14が胴立5の内側に引込み、シャツ
の拡張が解かれる。
ついで、旋回台4を旋回させ、昇降シリンダ15を伸長
させると、把持具27で把持させたシャツCが上向きに引
き上げられ、第4図と第5図に示すごとく、着替え位置
bに移動した胴立5の上方に、シャツCが脱がせられた
状態になる。
この状態から、第6図と第7図に示すように、第2シ
リンダ25の収縮により第2アーム20を回動させて、シャ
ツCをフィンガースタンド28に向かって移動させると共
に、昇降シリンダ15を収縮させて把持具26を下降させ、
フィンガー部30の少し上方にシャツの首部がくるように
把持具26を移動させる。
このシャツの移動においては、把み爪27で把まれたシ
ャツの肩部と首部が把持具26と一体で旋回するのに対し
て、シャツの裾部や袖部は、旋回及び下降による遠心力
や風圧により、進行方向反対側にめくられて、常に首部
より後方を進行する。このため、シャツの首部がフィン
ガー部30の真上にきた時点を見計って把持具26を解除さ
せると、シャツの裾や袖をフィンガー部30に引掛けるこ
となく、シャツの首部だけを確実に吊り下げることがで
きる。
上記のようにシャツをフィンガースタンド28に引掛け
ると、第2アーム20を上記とは逆方向に回動させ、第1
アーム18を左回りに180度回転させて、把持具26をプレ
ス位置aへ移動させる。(第9図) 次に、プレス位置aにある胴立6が旋回すると、第10
図のように、脱がせ装置Aは旋回台4と共に旋回し、胴
立6の上方にシャツを引き上げる。ついで、第2アーム
20を回動させて把持具27をフィンガースタンド28まで移
動させ、シャツCを離す。(第11図) その状態から、第2アーム20を逆方向に回転させると
共に、第1アーム18を左回りに180度回転させると、脱
がせ装置Aは最初の第3図と同じ状態に戻る。
このように上記の動作を繰り返すことにより、シャツ
Cを各胴立5、6から交互に自動的に脱がすことがで
き、しかもその脱がせたシャツCをフィンガースタンド
28へ移動させて確実に吊り下げることができる。
この作業中、把持具26に向き合わせたフィンガー30に
所定数のシャツが吊り下げられると、フィンガーアーム
29を回転させて他方のフィンガー部30を把持具26の進行
方向に向き合わせ、吊り下げられたシャツを取除く。
なお、上記の実施例では、フィンガースタンド28に2
個のフィンガー部30、30を設けたが、フィンガー部の数
は1個又は3個以上設けてもよい。
また、シャツの回収は、フィンガースタンドに吊り下
げるだけでなく、2組のネックスタンドを交互に連動回
転させてシャツを回収させることもできる。
さらに、上記例では、シャツ把持具を旋回させてシャ
ツを移動させるようにしたが、このような円弧運動を行
なわせず、直進運動により把持具を移動させるようにし
てもよい。この場合は、把持具の直進軌道上に沿ってフ
ィンガー部などの掛合部材を向き合せるようにする。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は、把持具を第2アームの中
心線と所定の傾斜角度で交叉状に固定して設け、第2ア
ーム先端の回転移動軌跡上に吊り下げ部材を設けたの
で、移動中の遠心力や風圧の作用によりシャツの裾や袖
の引掛りを無くすことができ、搬送速度を落とさずに、
確実にシャツを吊り下げ部材に吊り下げることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す正面図、第2図はその
側面図、第3図は平面図、第4図は実施例のアーム構造
を示す側面図、第5図はシャツを脱がせた状態の正面
図、第6図はその平面図、第7図はシャツを放し位置に
移動させた状態の正面図、第8図はその平面図、第9
図、第10図及び第11図はそれぞれ実施例の作用を示す平
面図、第12図はフィンガースタンドの正面図である。 A……シャツ脱がせ装置、B……シャツ仕上機、C……
シャツ、4……旋回台、5、6……胴立、8……反転用
シリンダ、9……熱板、15……第1昇降シリンダ、17…
…支持アーム、18……第1アーム、19……回転軸、20…
…第2アーム、21……回転軸、24……第1シリンダ、25
……第2シリンダ、26……把持具、27……把み爪、28…
…フィンガースタンド、29……フィンガーアーム、30…
…フィンガー部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴立に被せたシャツの両肩部を把持する把
    持具と、その把持具を昇降自在かつ胴立から離れた位置
    まで回転移動させる移動装置とから成るシャツ脱がせ装
    置において、上記移動装置は両胴立の回転中心を中心に
    回転自在な第1アームとその先端に回転自在な第2アー
    ムを有し、この第2アーム先端に第2アーム中心線と所
    定の傾斜角度で交叉状に固定して把持具を設け、第2ア
    ーム先端の回転軌跡上にシャツ首部を掛合する吊り下げ
    部材を設けたことを特徴とするシャツ脱がせ装置。
JP12222890U 1990-11-19 1990-11-19 シャツ脱がせ装置 Expired - Lifetime JP2507680Y2 (ja)

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JPH0477893U JPH0477893U (ja) 1992-07-07
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