JP2914901B2 - ワイシャツの受渡し方法及び装置 - Google Patents
ワイシャツの受渡し方法及び装置Info
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Description
ス仕上げされたワイシャツにハンガを挿入して搬送装置
へ受渡すワイシャツの受渡方法及び装置に関する。
ワイシャツをプレス機から脱がせるシャツ脱がせ装置の
一例が特公平6−34879号公報により公知である。
この公報によるシャツ脱がせ装置におけるプレス仕上部
は、一対の胴立を両端に設けた旋回台を半回転の反転を
繰り返させ、この反転で各胴立の位置が交代する度に胴
立と交互に対向するように配設されたプレス板を備えて
いる。
シリンダが設けられ、この昇降シリンダに回転自在に取
付けられた第1アーム及び第1アームに回転自在に取付
けられた第2アームと、第2アームに取付けられた把持
具と、第1、第2アームを回転させるそれぞれの回転シ
リンダを備えたシャツ脱がせ部を設け、前記旋回台の反
転に伴い昇降シリンダ及び各回転シリンダを伸縮させて
把持具を予め定められた位置を経由してプレス板に対向
する各胴立のうちのいずれかへ移動させるようにしてい
る。
ャツを被せた胴立がプレス位置に移動すると、第2アー
ムの端の把持具はシャツ両肩部を把持してプレス仕上が
行なわれ、プレス終了後旋回台の旋回と共に把持具も旋
回しながらシャツを引き上げて着替え位置の真上に戻り
シャツを脱がせた状態となる。さらにシャツ脱がせ部の
第1アームと第2アームが駆動されてワイシャツは把持
具により把持されたまま同じ高さ位置で所定角度回転し
たシャツ放し位置まで移動し、そこでネックスタンド上
にワイシャツを落下させて受止められる。
ンドに落下したワイシャツは、その後作業員により襟が
折り返され、ボタンを止めて包装作業へと送られる。近
年この包装作業を簡略化する方式としてプレス仕上げさ
れたワイシャツにハンガを挿入し、折り畳まずに包装し
て顧客へ渡す方式が採用されている。
法について、洗濯プレス仕上げ後のワイシャツにハンガ
を自動的に挿入し搬送ラインへ送り出す「ハンガー連続
供給装置及び方法」が特開平7−148400号公報に
より公知である。
は、ハンガ供給手段とハンガ保持移送手段とを適宜距離
に設置し、ハンガ供給手段では多数のハンガを垂直状に
円筒状の保持筒に吊り下げ保持筒をやや傾斜状にかつ回
転させてハンガを1つずつ送り係止片を乗り越えさせて
送り出し、ハンガ保持移送手段側に設けられている通常
時上向き傾斜状のガイドバーに受渡される。
接するとそこに保持された状態でハンガに人手により又
は制御装置によってワイシャツが掛けられボタンが止め
られる。そしてその後上記ガイドバーを下向き傾斜状と
して包装装置等の次工程へ送るというものである。
し、ハンガを吸着手段で1つずつ吸着保持し、このハン
ガにワイシャツを着せて送り出す「空ハンガー連続供給
装置」が特開平7−144100号公報により公知であ
る。この供給装置では、ハンガが平面状に積み上げられ
ているため、ワイシャツにハンガを挿入するため吸着手
段で吸着保持した状態で吸着手段を回転させてハンガを
垂直状となるようにし、この垂直状のハンガをネックス
タンドに預けてそこでワイシャツがハンガに被せられ
る。
2の公報による「ハンガー連続供給装置及び方法」で
は、ハンガは水平な保持筒に吊り下げる方式であり、多
数のハンガを貯留するためには装置の配置スペースを多
く必要とする。又、この装置ではガイドバー端の係止板
に当接して垂直に吊り下げた状態でハンガーを待機さ
せ、これに人手によってワイシャツを被せることを前提
としている。ハンガは、係止板付近の部材に囲まれてお
りハンガの傾きを制御できないためハンガにワイシャツ
を被せる作業は人手によるしかなく、ハンガにワイシャ
ツを被せる作業の自動化には不適当である。
置」は、平面状に多段に積み重ねられたハンガの平面部
分を吸着手段により吸着して持上げる方法を採用してい
るため、ハンガは必ず吸着手段で吸着し得る平面部分を
有するものでなければならず、特定形状のハンガを前提
とすることになる。
置であって吸着手段でハンガを垂直に保持している場合
でも吸着手段が邪魔になりその状態ではワイシャツをハ
ンガに着せることが困難であり、吸着手段を開放してハ
ンガをネックスタンドに預けた状態でなければワイシャ
ツをハンガに被せる作業が難しい。
法及び装置における種々の問題点に留意して、クリーニ
ングしプレスされたワイシャツに受渡位置で簡易な方法
により確実にハンガを挿入して吊し、そのハンガを搬送
装置へ受渡すことができ、自動化に適するワイシャツ受
渡し方法及び装置を提供することを課題とする。
解決する手段として、プレス仕上げされたワイシャツを
プレス機から脱がせた高さ位置のままワイシャツ受渡位
置へ送り、この受渡位置で待機するワイシャツの裾高さ
に対応する高さで垂直状に保持したハンガを回転移動さ
せてその保持角度を変化させ傾斜状にしてハンガをワイ
シャツ内に挿入し、このハンガにワイシャツを落下させ
てハンガに吊しこのハンガを搬送装置へ受渡しするよう
にして成るワイシャツの受渡し方法としたのである。
まで送られたワイシャツを卸すことなくその位置でワイ
シャツにハンガが挿入され、これに落下したワイシャツ
はハンガを搬送装置へ送ることによりハンガから落下す
ることなく確実に次の工程へ送られる。
を平面状に多段積みした貯留部から1つずつ把持具によ
り挟んでワイシャツの裾高さに対応する位置まで持上げ
た後把持具を回転させてハンガを垂直に把持し、このハ
ンガをさらに回転移動して傾斜状に保持し前記シャツ受
渡位置でワイシャツ内に挿入する方法を採用するとよ
い。この方法によりハンガを連続的に送ることができ
る。
を平面状に多段積みした貯留部から1つずつ把持具によ
り挟んでワイシャツの裾高さに対応する位置まで上昇さ
せる昇降自在なハンガ把持部と、上昇したハンガを受け
取りこれを回転させハンガを垂直に保持するハンガ回転
部と、垂直なハンガを受け取りこれを回転移動させて傾
斜状に保持するハンガ挟持部とを備え、プレス仕上げさ
れプレス機から脱がせた高さ位置のままワイシャツ受渡
位置へ送られたワイシャツを受渡し位置に待機させ、こ
のワイシャツ内に上記傾斜状に保持されているハンガを
挿入してワイシャツを落下させ、このワイシャツのハン
ガを搬送装置へ受渡すように構成して成るワイシャツの
受渡装置とすることができる。この装置によればワイシ
ャツにハンガを挿入して確実に次の工程へ受渡しでき、
装置全体のシステムを自動化できるようになる。
いて図面を参照して説明する。
トA2 を取付けたワイシャツ脱がせ装置Aと、脱がされ
たワイシャツを受取り次工程へ搬送するワイシャツ受渡
装置Bとの概略平面図を示す。
34879号公報に記載のものと基本的に同一であり、
以下では図2、図3をも参照して簡単に説明する。
胴立を備えるシャツプレス機A1 に取付けられている。
上記シャツプレス機A1 は、機台1上に設けた回転筒2
の上部に、中空の支持腕3を介して平面形状がコ字形の
旋回台4を取付け、その旋回台4の両端部に、それぞれ
両側に空気袋7を備えた一対の胴立5、6を取付けて形
成されている。
互に反転させる反転用シリンダ8が取付けられ、機台1
の上部には、反転位置の一方の位置b(プレス位置)に
ある胴立5の前後面に対向して一対の熱板9、9が設け
られている。この両熱板9、9は、開閉機構10の駆動
により下端を支点に回転して胴立5の前後面に圧着され
る。
襟押え具、14は張出し棒である。
機A1 の旋回台4上に、上下方向に伸長する第1昇降シ
リンダ15を介して取付けられている。この第1昇降シ
リンダ15は、旋回台4の中央部に取付けられ、側方に
隣接して設けた伸縮自在のガイド棒16により上下の伸
長の動きが案内されるようになっており、その昇降シリ
ンダ15とガイド棒16の上部に、支持アーム17が水
平状態で支持されている。
示すように、旋回台4の旋回中心Oに中心軸を一致させ
て第1アーム18の回転軸が回転可能に取付けられてい
る。また、第1アーム18の先端の二叉部には、第2ア
ーム20の回転軸が回転可能に取付けられており、この
連結状態において、第1アーム18と第2アーム20は
それぞれ水平面内を回転するようになっている。
20の回転軸には、それぞれリンク板22、23を介し
て、各回転軸を回転させる第1シリンダ24と第2シリ
ンダ25が連結している。
把持具27が取付けられている。この把持具27は、シ
ャツの両肩部に対応する間隔をおいて配置された一対の
把み部材28、28から成り、把み部材28は、内部に
組込まれたエアシリンダの作動により開閉する一対の把
み爪を備えている。
が収縮した状態で、胴立5に被せたシャツの両肩部を上
方から把持する。また、昇降シリンダ15の伸長のスト
ロークは、シリンダの伸長により把持具27が上昇した
際に、把持したシャツが胴立5、6や熱板9、9に干渉
しない高さまで引き上げられるように設定されている。
プレス仕上げされたワイシャツCは胴立5がプレス位置
bから着替位置aに戻ったとき、上述したように熱板
9、9に干渉しない高さに引き上げられた状態で戻る
が、さらに脱がせユニットA2 はシリンダ24、25の
作用により図1の2点鎖線の位置から実線の位置へ回転
し、そこで把持具27を開放してワイシャツを落下でき
る状態となっている。
へ送る方法として、この実施形態ではワイシャツ受渡装
置Bによりその後の処理を行なうようにしている。この
場合、従来は上記脱がせユニットA2 によりワイシャツ
の放し位置で脱がせユニットの把み部材28を昇降シリ
ンダ15により作業員の手の届く高さ位置まで卸してハ
ンガを挿入していたが、この実施形態では前述した着替
位置での高さのままとし、この高さでワイシャツ内にハ
ンガを挿入し得るようにワイシャツ受渡装置Bによりワ
イシャツを受渡しするためハンガをその高さに予め持上
げるようにしている。
面図である。この受渡装置Bは、ハンガ昇降ユニットB
1 と、方向変換ユニットB2 と、ハンガ受渡ユニットB
3 とから成る。図5に図4の矢視V−Vから見た側面図
を示している。
段に積重ねて貯留する貯留部30が支持フレーム31、
31の間に固定して設けられており、多数のハンガHを
受け止める貯留フレーム32をブラケット33により支
持フレーム31に固定して形成されている。貯留部30
の下底にはハンガHを載置するハンガ台30aが設けら
れている。
昇降するハンガ把持手段34が支持フレーム31の片側
に取り付けたロッドレスシリンダ35に取り付けられて
いる。ハンガ把持手段34は、水平アーム36の基端を
断面がL字状の取付板36aに固定されこの取付板36
aをロッドレスシリンダ35の突出アーム37に連結す
ることにより昇降自在としている。
先端及び基端寄りの2ヶ所にハンガ把持アーム38がハ
字状に設けられ、ハンガHを把持する際にハンガの位置
決めをするための位置決めバー39がさらにその外側付
近に設けられている。また、一方のハンガ把持アーム3
8に隣接して2つのセンサ40aと40bがセンサ取付
け板41を介して設けられている。下段のセンサ40a
は昇降減速用センサ、上段のセンサ40bは位置検知セ
ンサである。
示している。ハンガHは水平な平面状にハンガ把持アー
ム38、38により把持されることが示されている。こ
のとき、ハンガHの頭部hを外へ突出させハンガHの枠
が把持されるからハンガHの形状が異なっていても種々
のものを把持できる。
方のアーム38は図示のように把持シリンダ42に連結
されており、このシリンダ42を駆動してハンガHを把
持する。又、ハンガ把持アーム38の内側にはハンガを
把持する際にハンガを保護しかつ滑り落ちを防止するた
めの滑り止めゴム38aが取付けられている。
把持手段34が下降して積み上げられているハンガHの
最上段に近づくと把持手段34が降下する速度を減速
し、上段の位置検出センサ40bで最上段のハンガHを
検知するとその位置で把持手段34を停止させるように
制御される。
た方向変換ユニットB2 の部分断面側面図及び図8に外
観斜視図を示す。この方向変換ユニットB2 は、水平状
態で上昇したハンガHを垂直状態に姿勢変換し、かつそ
の状態のハンガHを次にハンガ受渡ユニットB3 へ送る
ように移動して方向転換をするためのものである。
に垂直軸53を中心にユニット全体を水平に回転させる
水平回転部54と、この水平回転部の先端に設けられた
水平軸を中心に垂直から水平状態に回転するハンガ把持
部55とから成る(ハンガ把持部55については図7、
図8をも参照)。
ている支持フレーム51に2つのL字形フレームを連結
した形状の固定フレーム52(図8参照)を固定し、こ
の固定フレーム52の一端に設けた軸受52bに垂直軸
53を回転自在に軸支し、垂直軸53の上下に2枚の平
行な水平支持板56を取付け、その先端に垂直な支持フ
レーム57の突出板57aが固定されたものから成る。
上にはこの水平回転部54を回転させるための駆動シリ
ンダ58の一端が軸58aを介して回転自在に取り付け
られており、他端は垂直軸53と所定距離ずらして設け
た軸58bを介して回転自在に取り付けられている。
板57bが固定フレーム52の天板52aの下に入り込
んで停止している。支持フレーム57の垂直壁には回転
軸59が回転自在に取り付けられその軸端にもう1つの
垂直な支持フレーム60を介して前記ハンガ把持部55
が取付けられている。
持部55を図8の垂下状態から水平状態に回転駆動する
ための駆動シリンダ61が設けられている。この駆動シ
リンダ61は下端が軸61aを介して支持フレーム57
に回転自在に連結され、上端が軸61bを介してもう一
方の支持フレーム60の上端に回転自在に連結されてい
る。駆動シリンダ61が図8に示す状態から収縮すると
軸61bが下方に引張られ、この軸61bと少しずれて
設けられている軸59を中心にハンガ把持部55が回転
できるようにしている。
の駆動シリンダ62が軸62aを介して取り付けられて
おり、その出力ロッドの先端連結部材63をピン63a
によりレバー64に連結し、このレバー64は挾持板6
5に取り付けている。挾持板65はその中央付近が凹部
65Xとしてカットされ、その基部が支持フレーム60
に固定した軸66に回転自在に支持されている。67は
挾持板65と対にしてハンガHを挾持するための滑り止
めゴムである。
せると支持フレーム60が垂直から水平状態に回転し、
ハンガ把持部55の滑り止めゴム67がハンガHの端に
下方から当接し、その後挾持板65を駆動シリンダ62
により閉じるとハンガHが挾持される。
渡ユニットB3 の側面図、図10にその外観斜視図を示
す。この受渡ユニットは、支持フレーム71と傾斜角度
調整するための駆動シリンダ72と、ハンガ挾持部73
とから成る。支持フレーム71は図4に示すようにケー
シングに固定されている。
傾斜状態を作るために支持アーム74が支持フレーム7
1に対し水平に設けた軸75を介して回転自在に設けら
れ、この支持アーム74の中点に駆動シリンダ72の出
力ロッドが軸76を介して回転自在に取付けられてい
る。又駆動シリンダ72の下端は軸77を介して支持フ
レーム71に回転自在に連結されている。
部73を所定のストロークで昇降させるための昇降シリ
ンダ78が設けられており、昇降ロッド78aにより挾
持部天板79を介して昇降自在に構成している。78b
はガイドロッドである。
80の一端が回転自在に取り付けられ、他端には回転自
在な挾持アーム81が連結されている。挾持アーム81
はヒンジ82を中心に回転自在であり、ヒンジ82はブ
ラケット83を介して天板79に固定されている。81
aは滑り止めゴムである。上記挾持アーム81に対向し
て挾持部73のケース73の内側に挾持フレーム84が
設けられている。挾持アーム81も、挾持フレーム84
も共に左右に1対の脚状に設けられ、上端は左右が連続
している。
の搬送装置としてハンガ搬送用バー90が支持部材91
を介して支持フレーム71から吊り下げられている。
上記のように構成されており、次にその作用について説
明する。
ツ受渡装置Bは、ハンガ昇降ユニットB1 と、方向変換
ユニットB2 と、ハンガ受渡ユニットB3 とから成る
が、最後のハンガ受渡ユニットB3 でワイシャツにハン
ガを挿入する際にはそれまでに前述したワイシャツ脱が
せユニットA2 により予め図1に示すワイシャツ受渡位
置にワイシャツが送られており、この待機状態にあるワ
イシャツCに対して上記3つのユニットB1 〜B3 で供
給されるハンガHが挿入される。従って、ワイシャツ受
渡装置Bは上記作業手順に支障のない範囲内でワイシャ
ツ脱がせ装置Aとは独立に作用してハンガを供給し、ワ
イシャツにこれを挿入する。
用について説明する。
の説明において説明したように、ハンガ把持手段34が
貯留部30からハンガを1つずつハ字形の把持手段38
により把んで上昇している。この状態で、図11に示す
ように、方向変換ユニットB2 のハンガ把持部55が回
転軸59を中心に回転して水平状態となり、滑り止めゴ
ム67と挾持板65との間にハンガの端部を挾持する。
は再び回転軸59を中心に元の方向へ回転して、図12
に示すように、垂下状態となり、これによりハンガHの
所定高さ位置で垂直状態となる(ハンガHはハンガネッ
クを上にして垂直状態)。
ユニットB3 付近の平面図を示した図13のように、ハ
ンガ把持部55を含む方向変換ユニットB2 の全体を垂
直軸53を中心に90°回転させて方向変換する。この
方向変換によりハンガHはハンガ受渡ユニットB3 のハ
ンガ挾持部73の直下に位置する。
示す図14から分かるように、上記ハンガ受渡ユニット
B3 の真下にハンガが方向変換すると、ハンガネック内
に後述するハンガバー90の先端を挿入させた状態とな
り、その真上にハンガ挾持部73の下部の挾持フレーム
84と挾持アーム81が開いた状態で待機している。
78を作動させてハンガ挾持部73を降ろすと共に駆動
シリンダ80を作動させて挾持アーム81を閉じ、ハン
ガ上部のハンガネックを挾持する。その後方向変換ユニ
ットB2 のハンガ把持部55は挾持板65を開いてハン
ガHを開放し、その時ハンガ受渡ユニットB3 のハンガ
挟持部73が回転してハンガHが少し持上げられた後図
13の矢印方向と反対向きに回転して元の位置へ戻る。
持されたハンガHは、駆動シリンダ72を作動させてハ
ンガ挾持部73と共に図15の矢印方向に回転し、図1
6に示すように所定角度(図示の状態では約45°)の
傾斜状に保持される。そしてこの傾斜状のハンガHに脱
がせユニットA2 の把み部材28、28で吊り下げられ
ていたワイシャツCが開放され、落下するとハンガHに
受け止められハンガHが挿入される。
重要なことは、ハンガHはワイシャツ脱がせ位置に待機
しているワイシャツの前身頃の開き部分から斜めに挿入
されワイシャツの背中部分にハンガHが当接するように
挿入し、そのハンガにワイシャツを落下させることであ
る。このような挿入状態を実現しないとハンガへのワイ
シャツの掛かりが確実に確保できないからである。
ワイシャツCは、ハンガ挾持部73を斜めに下ろし元の
垂直状態にすると、ハンガHのネックが搬送装置のハン
ガバー90に挿入される。この状態でハンガ挾持部73
の挾持アーム81を開きハンガをハンガバー90に落と
してこのハンガバー90に受渡しする。
イシャツ受渡装置Bに取付部材91で傾斜状に保持され
ており、その傾斜を利用して上述した受渡されたハンガ
とワイシャツを次の工程へ送る搬送装置として設けられ
ている。次の工程では、例えば立体包装装置が待機して
いる。
のワイシャツ受渡し方法では、受渡位置に待機するワイ
シャツに傾斜状にハンガを挿入しこれにワイシャツを落
下させて掛かるようにし搬送装置へ受渡すようにしたか
ら、簡単な方法でワイシャツにハンガを挿入吊り下げて
送ることが確実に実現でき、人手によることなくワイシ
ャツの受渡しができるという効果がある。
ガを方向変換して受渡位置へ送る方法としたから、これ
により確実に連続してハンガを送り込めるようになると
いう利点が得られる。
ものであり、確実にワイシャツの受渡しが可能かつ自動
化しかつコンパクトな装置が得られる。
全体概略平面図
せユニットの正面図
脱がせユニットの側面図
トの側面図
の側面図
明図
のハンガ方向変換状態の説明図
挿入動作の説明図
説明図
Claims (3)
- 【請求項1】 プレス仕上げされたワイシャツをプレス
機から脱がせた高さ位置のままワイシャツ受渡位置へ送
り、この受渡位置で待機するワイシャツの裾高さに対応
する高さで垂直状に保持したハンガを回転移動させてそ
の保持角度を変化させ傾斜状にしてハンガをワイシャツ
内に挿入し、このハンガにワイシャツを落下させてハン
ガに吊しこのハンガを搬送装置へ受渡しするようにして
成るワイシャツの受渡し方法。 - 【請求項2】 ハンガを平面状に多段積みした貯留部か
ら1つずつ把持具により挟んでワイシャツの裾高さに対
応する位置まで持上げた後把持具を回転させてハンガを
垂直に把持し、このハンガをさらに回転移動して傾斜状
に保持し前記シャツ受渡位置でワイシャツ内に挿入する
ことを特徴とする請求項1に記載のワイシャツの受渡し
方法。 - 【請求項3】 ハンガを平面状に多段積みした貯留部か
ら1つずつ把持具により挟んでワイシャツの裾高さに対
応する位置まで上昇させる昇降自在なハンガ把持部と、
上昇したハンガを受け取りこれを回転させハンガを垂直
に保持するハンガ回転部と、垂直なハンガを受け取りこ
れを回転移動させて傾斜状に保持するハンガ挟持部とを
備え、プレス仕上げされプレス機から脱がせた高さ位置
のままワイシャツ受渡位置へ送られたワイシャツを受渡
し位置に待機させ、このワイシャツ内に上記傾斜状に保
持されているハンガを挿入してワイシャツを落下させ、
このワイシャツのハンガを搬送装置へ受渡すように構成
して成るワイシャツの受渡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28619395A JP2914901B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | ワイシャツの受渡し方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28619395A JP2914901B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | ワイシャツの受渡し方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09122394A JPH09122394A (ja) | 1997-05-13 |
JP2914901B2 true JP2914901B2 (ja) | 1999-07-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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1995
- 1995-11-02 JP JP28619395A patent/JP2914901B2/ja not_active Expired - Fee Related
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