JP2507512Y2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2507512Y2
JP2507512Y2 JP1993044472U JP4447293U JP2507512Y2 JP 2507512 Y2 JP2507512 Y2 JP 2507512Y2 JP 1993044472 U JP1993044472 U JP 1993044472U JP 4447293 U JP4447293 U JP 4447293U JP 2507512 Y2 JP2507512 Y2 JP 2507512Y2
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Inventor
宏 榎本
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京楽産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、遊技盤の前面に装設し
たガイドレールの外側に該ガイドレールを囲うように配
設されるランプ飾りに、製品として検査に合格したこと
を示す証紙を着脱自在に装着するようにしたパチンコ機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコホールに設置される一連
のパチンコ機の内、故障又は損傷したパチンコ機を新し
いものと交換する際、証紙を新しいパチンコ機へ移し替
えられるようにするべく種々の考案がなされており、例
えば実開平7−451号公報に開示されるものが有る。
このパチンコ機は、図8に示すように証紙100が貼着
される取付板101を形成しており、該取付板101に
は裏面のほぼ対角線位置にダボ102,102が設けら
れる。一方、遊技盤の前面に装着されるランプ飾り10
3の下隅角部に凹窪部104を形成すると共に、該凹窪
部104の内周壁105に下端面が内周壁105面より
内側に突出する一対の係止片106,106を設け、ま
た、底壁107面にはほぼ対角線位置に2個のダボ孔1
08,108を設けてなる。そして、前記証紙100が
貼られた取付板101を凹窪部104の底壁107面に
当てがい、ダボ孔108,108に裏面のダボ102,
102を嵌入してそのまま押圧しつつ周縁を係止片10
6,106の下端面109に嵌め込んで取り付けるよう
にしている。また、パチンコ機を交換する必要が生じた
場合は、凹窪部104に手を差し入れ各係止片106,
106を外側へ押圧して取付板101との係合を解き、
更に浮かすようにして取付板101を外すようにしてい
る。また、他に特開平6−327817号公報に開示さ
れるものが有る。この遊技機は、遊技盤もしくは該遊技
盤を組み込んだ遊技機について開示した必須情報が誤っ
ていた場合に、必須情報の開示内容を簡便に変更できる
ようにするためのものである。そして、図9に示すよう
遊技盤110の非遊技領域111に設けられる第2サイ
ドパネル112に必須情報開示パネル保持部113を形
成し、工業所有権の使用許諾に関する証紙114および
納入先に関する納品シール115を必須情報開示パネル
116を上記必須情報開示パネル保持部113を介して
遊技盤の第2サイドパネル112および本体盤117に
ビス118止めして取り付けるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、前者は証紙
100を移し替えられるようにしているが、取付板10
1を凹窪部104から取り外すには、係止片106,1
06を外側に押圧しつつ更に浮かすようにして行なわね
ばならないので、両手が必要となって面倒であり、迅速
な作業を行なうには充分でなく、しかも係止片106を
強く押して破損させてしまう危険性が有った。また、取
付板101は底壁107面にピッタリと当接しているの
で、例えばドライバーの先を取付板101と底壁107
との間に差し込むようにして取付板101を浮かすよう
にすれば取り外せるが、ともするとドライバーの先で証
紙100の表面にキズを付けてしまうといった虞れが有
り、取付板101の取り外しには充分な注意を要してい
た。また、後者は、必須情報開示パネル116をビス1
18止めにより取り付けるようにしているので、その取
り付け取り外しに際しいちいちドライバーによりビス1
18の着脱作業を行なわねばならず、この場合も迅速な
作業を行なうに充分ではないという課題を有していた。
そこで、本考案はこれら課題を考慮してなされたもの
で、証紙の付け替え、特に取付板の取り外しも簡単に行
なえるようにして、破損又は故障したパチンコ機の交換
作業を一層迅速かつ容易に行なえるようにすることを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案のパチンコ機は遊技盤前面に装設されるガイ
ドレールの外側を囲うランプ飾りの前面適宜位置に開口
窓を開設し、該開口窓にその前面から製品番号などを表
示した証紙を貼着するための表示板を装着し、また、遊
技盤には前記開口窓と連通し表示板を遊技盤裏側からド
ライバー等の先で突き出して取り外すための透孔を開設
した構成とした。
【0005】
【作用】工場から出荷される各パチンコ機には、それぞ
れ連続番号が付される証紙を貼着した表示板がその前面
に装着される。そして、パチンコホールへの輸送中にパ
チンコ機が破損したり、パチンコホールに設置したパチ
ンコ機に故障があった場合、遊技盤裏側の透孔にドライ
バー等の先を挿入して取付板を前方へ突き出すことによ
り、それらパチンコ機のランプ飾りから取付板を取り外
し、交換すべきパチンコ機のランプ飾りに再び取り付け
る。これにより、取付板を簡単に取り外すことができ、
一連のパチンコ機に付けた証紙の連続番号を変えずに、
新しいパチンコ機との交換が一層迅速かつ容易に行なえ
る。
【0006】
【実施例】以下に本考案に係るパチンコ機の一実施例を
図面と共に説明する。図1は本考案に係わるパチンコ機
の正面図であり、図において1は機枠、2は機枠1の前
面に開閉自在に装着される額縁状の前面枠で、その一側
にガラス扉枠3及び前面に打球供給皿4を備えた前面板
5が開閉自在に装着されている。6は前面枠2の裏面に
着脱自在に取り付けられる遊技盤で、その前面にはガイ
ドレール7が装着されると共に、そのガイドレール7で
囲まれる遊技部には複数の通常入賞口8,始動入賞口
9,可変表示装置10及び開閉扉11を有する変動入賞
装置12等の各種盤面部品が配設される。
【0007】このパチンコ機は、例えば打球が始動入賞
口9に入賞することによって可変表示装置10の表示部
10aの表示をランダムに変動させる。そして、停止し
た状態での表示の組合わせによって開閉扉11を所要時
間開成して打球を入賞し易い状態にするものである。
【0008】13は前記遊技盤6の左上側部から右側部
に亘って位置し、かつガイドレール7の外側に該ガイド
レール7を囲うように取り付けられるランプ飾りであ
り、左上側部に位置するランプ飾り13aと右上側部に
位置するランプ飾り13bと右下側部に位置するランプ
飾り13cとよりなる。ランプ飾り13cは、図2に示
すように平板状の取付本体14の回りに外側壁14aを
周設してなり、その内側はガイドレール7の外側面に沿
うように円弧状に形成されている。
【0009】また、ランプ飾り13cは不透明な合成樹
脂により形成されると共に、その裏面には遊技盤6に形
成される複数の嵌合孔6aに合致して挿入される断面十
字状の嵌合突起15,15…が穿設されている。
【0010】しかして、前記取付本体14には、図3に
示すようにその中央部を略四角形状に刳抜いて開口窓1
6が形成されると共に、該開口窓16の内周側縁に外側
壁14aと同じ高さの内側壁17が設けられている。こ
の内側壁17の下側面17cを除く各側面17a,17
b,17dは奥端に向って互いに内向きに傾斜されてお
り、さらにこの内側壁17の上側面17aと下側面17
cの奥端に切欠き18,18がそれぞれ二個所ずつ形成
されている。
【0011】19は前記開口窓16の前面部とほぼ同じ
形状をなす平板状の表示板であり、その裏面には図3に
示すように上下位置に所定長さの係止片20,20がそ
れぞれ二本ずつ突設されると共に、これらの各係止片2
0の先端にそれぞれ爪部21,21が突設されている。
これらの爪部21,21は上部位置の各係止片20,2
0では上向きに、また下部位置の各係止片20,20で
は下向きに設けている。尚、表示板19の外周面は前記
開口窓16に嵌着する関係上、開口窓16の各内周面1
7a〜17dと同じ傾斜面が付けられており、開口窓1
6から抜け出ることはない。
【0012】そして表示板19はランプ飾り13cの前
面から開口窓16に嵌め込んで各係止片20,20の爪
部21,21を内側壁17の上側面17aと下側面17
cのそれぞれ奥端に形成した切欠き18,18に弾発係
止させて、図2のように装着される。
【0013】Aはメーカーの製品番号などを表示した証
紙であって、各パチンコ機1の製品番号a(通常は各パ
チンコ機毎に連続番号が与えられる。),機種記号b,
組合証紙c又は連盟の使用に係る許諾証dが表示されて
おり、前記表示板19の表面に貼着される。
【0014】さらに、前記遊技盤6には図4及び図5に
示すように、ランプ飾り13cの開口窓16に連通する
透孔22が開設されている。
【0015】本発明のパチンコ機は上記構成よりなり、
前記証紙Aを表面に貼着した表示板19を組立が完成し
た各パチンコ機毎に連続番号順に装着する。この際、遊
技盤6の前面に固定したランプ飾り13cの開口窓16
に前面から装着された表示板19は、ランプ飾り13c
の前面からは取り外すことはできない。
【0016】そこで、前面枠2を開いて遊技盤6の裏面
から透孔22にドライバー等の先を差し込んで表示板1
9を裏から前側に突き出してやると、開口窓16の内側
壁17奥端に設けた各切欠き18,18に弾発係合して
いる各係止片20,20の爪部21,21が離脱して、
表示板19をランプ飾り13cの前方へ押し出すことが
できる。
【0017】従って、破損又は故障したパチンコ機を交
換したいときは、上記した要領で表示板19をランプ飾
り13cから取り外して新しいパチンコ機に装着するよ
うにすれば、製品番号を狂わすことなく交換が極めて迅
速かつ容易に行なえる。
【0018】図6及び図7に示したものは、他の実施例
を示すもので表示板19aを開口窓16の内側壁17の
奥端に嵌め込んで固定させるようにしたものである。す
なわち、表示板19aの裏側に前記係止片20,20を
設けることなく、その上下両端縁に、内側壁17の奥端
に形成した各切欠き18,18に係止させる係止爪2
3,23をそれぞれ二個ずつ突設している。また、この
場合も外周面は本実施例と同様開口窓16の各内周面1
7a〜17dと同じ傾斜面が付けられている。
【0019】そして、表示板19aを開口窓16の前面
から内側壁17に沿わせて押し込んで、各係止爪23,
23を各切欠き18,18に係止させて装着する。この
ように固定させた表示板19aは本実施例と同様にラン
プ飾り13cの前面から取り外すことはできないが、前
面枠2を開いて、遊技盤6の裏側から透孔22にドライ
バー等の先を押し込んで操作することで簡単に取り外す
ことができる。
【0020】
【考案の効果】以上述べたように、本考案のパチンコ機
は、証紙を貼着した取付板が遊技盤の前側から押し込む
だけで取り付けられ、一方、遊技盤の裏側からドライバ
ー等の先で押し出すだけで取り外しできるので、取り付
けは言うに及ばす取り外しも非常に簡単となり、従来に
比し作業の容易化,迅速化を一層促進させることができ
る。また、取り外しは取付板の裏側から押すので、この
際証紙の表面を破ったりキズ付けたりするようなことも
なく安心して作業ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されるパチンコ機の正面図。
【図2】表示板を装着したランプ飾りの斜視図。
【図3】表示板を取り外したランプ飾りの斜視図。
【図4】表示板とランプ飾りと遊技盤の関係を示す分解
斜視図。
【図5】要部を示す断面図。
【図6】他の実施例を示すランプ飾りの斜視図。
【図7】同上表示板とランプ飾りと遊技盤の関係を示す
分解斜視図。
【図8】従来のランプ飾りの分解斜視図。
【図9】従来の遊技盤の分解斜視図。
【符号の説明】
6 遊技盤 7 ガイドレール 13 ランプ飾り 16 開口窓 19,19a 表示板 22 透孔 A 証紙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤前面に装設されるガイドレールの
    外側を囲うランプ飾りの前面適宜位置に開口窓を開設
    し、該開口窓にその前面から製品番号などを表示した証
    紙を貼着するための表示板を装着し、遊技盤には前記開
    口窓と連通し表示板を遊技盤裏側からドライバー等の先
    突き出して取り外すための透孔を開設したことを特徴
    とするパチンコ機。
JP1993044472U 1993-07-21 1993-07-21 パチンコ機 Expired - Lifetime JP2507512Y2 (ja)

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