JP2507470Y2 - シ―ルド掘削機 - Google Patents

シ―ルド掘削機

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JP2507470Y2
JP2507470Y2 JP1990403115U JP40311590U JP2507470Y2 JP 2507470 Y2 JP2507470 Y2 JP 2507470Y2 JP 1990403115 U JP1990403115 U JP 1990403115U JP 40311590 U JP40311590 U JP 40311590U JP 2507470 Y2 JP2507470 Y2 JP 2507470Y2
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JP
Japan
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plate
tail
shield excavator
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tail plate
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JP1990403115U
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JPH0489190U (ja
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隆 笠井
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Okumura Corp
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Okumura Corp
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トンネルの掘削を行う
シールド掘削機に関し、特に、内部においてセグメント
を組立てるテールプレート部分の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8に示すように、スキンプレ
ート2の後端に薄肉のテールプレート3を後方に向かっ
て延設し、このテールプレート3内でセグメントSの組
立てを行うようにしたシールド掘削機においては、従来
からスキンプレート2及びテールプレート3を一体の鋼
管構造に構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなシールド掘
削機では、曲線トンネルの施工時のようにシールド掘削
機が屈曲した場合、そのテールプレート3の端部がセグ
メントSの外周面に当接してセグメントSやテールプレ
ート3の内周面に設けたテールシール5を破損させる事
態が生じ、裏込注入材や地下水が機内に浸入するという
問題点があった。
【0004】又、テールプレート3がセグメントSに当
接してシールド掘削機の屈曲が規制され、特にトンネル
壁面とセグメント間の空隙部、即ち、テールボイドTが
少ないと、シールド掘削機の急な屈曲施工の妨げとなっ
て曲線トンネルの施工性が悪くなるという問題点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、シールド掘削
機本体1のスキンプレート2の後端にセグメントを組立
てる空間を形成したテールプレート3を設けてなるシー
ルド掘削機において、スキンプレート2の後端面とテー
ルプレート3の前端面との間に可撓性環状部材4を介在
させると共にこの可撓性環状部材4を貫通して上記スキ
ンプレート2とテールプレート3との対向面間の複数個
所をボルト・ナット等の連結具11により屈折可能に連結
、スキンプレート2に対しテールプレート3を上記可
撓性環状部材4を介してセグメントの外周形状に追随し
て屈曲させるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【実施例】図1乃至図3は本考案の1実施例を示すもの
で、1はシールド掘削機本体であって、その鋼板製スキ
ンプレート2の後端にゴム製の可撓性環状部材4を介し
てスキンプレート2よりも薄肉の鋼板よりなる円筒形状
のテールプレート3をスキンプレート2の後方延長方向
に設けてある。
【0007】前記スキンプレート2とテールプレート3
との対向端部の内周面に、夫々適宜深さを有するボルト
取付用凹部5、5・・・5及び6、6・・・6を周方向
に一定間隔毎に設けると共に、これらのプレート2、3
の対向端面にリング状の鉄製端面板7、8を夫々固着し
て前記凹部5、6の対向開口端を閉止し、この両端面板
7、8間に前記可撓性環状部材4を介在させると共に前
記対向する各凹部5、6間を端面板7、8と可撓性環状
部材4とに連通状態で穿設している通孔9、10を通じて
ボルト・ナット等の連結具11により連結してある。12は
テールプレート3の内周面に装着している多数本のワイ
ヤ素線よりなるテールシールである。
【0008】このように構成したので、シールド掘削機
により曲線トンネル部を掘削する際に、テールプレート
3内で組立られたセグメントSに対してシールド掘削機
本体1のスキンプレート2を所定方向に屈曲させると、
その屈曲方向側のテールプレート3の後端がセグメント
Sの外周面にさらに接近し、その接近部分のテールシー
ル12がセグメントSに押接する。この押接力によってテ
ールプレート3がスキンプレート2に対し可撓性環状部
材4を変形させながらセグメントの外周形状に追随して
屈曲する
【0009】即ち、スキンプレート2の屈折にも拘わら
ず、テールプレート3はセグメントSの外周面に略平行
に被覆した状態を維持し、従って、該テールプレート3
とセグメントSとが当接することはなく、これらのテー
ルプレート3とセグメントSの破損やテールシールの破
損を防止し得ると共に可撓性環状部材4を介してスキン
プレートを確実に掘削方向に屈折させて曲線トンネル部
の掘進を行うことができるものである。なお、可撓性環
状部材4並びに端面板7、8に穿設している通孔9、1
0の径は、ボルト径よりもやゝ大径に形成されて可撓性
環状部材4の圧縮変形が容易に行われるようにしてあ
り、さらに、可撓性環状部材4としては、内部に芯材と
して補強用ワイヤを内装したゴム成形品が使用される。
【0010】図4及び図5は本考案の別な実施例を示す
もので、内周面にテールシール12を設けているテールプ
レート3を適宜長さ寸法毎に複数分割し、リング状の各
分割テールプレート部3a、3a・・・3aにおける前後に対
向する端面間を上記可撓性環状部材4を介して連結した
構造を有するものである。
【0011】分割テールプレート3aと可撓性環状部材4
とをスキンプレート2の後端面に対して延長方向に一体
化させるには、スキンプレート2の後端部内周面側に上
記同様、ボルト取付用凹部5を周方向に一定間隔毎に設
けておくと共に、分割テールプレート部3aと可撓性環状
部材4とに前記各凹部5に通じる挿通孔13、14を夫々設
けておき、スキンプレート2の後端面に可撓性環状部材
4と分割テールプレート部3aとを順次交互に配設しなが
らボルト体或いはワイヤ等の可撓性線条物よりなる連結
具11によって順次連結するか、又は一連に連通した各挿
通孔13、14にワイヤ等の可撓性線条物よりなる連結具11
を挿通して、最後部の分割テールプレート部3aの後端面
と前記凹部5間をナットで締めつけることにより構成さ
れる。
【0012】このように構成すると、テールプレート3
は複数に分割されたテールプレート部3a、3a間に介在さ
せている複数の可撓性環状部材4を介して曲線状の屈曲
が可能となり、セグメントSに対する追随性が良好に行
われるものである。
【0013】図6は本考案のさらに別な実施例を示すも
ので、テールプレート3全体をワイヤ素線或いは炭素繊
維入りの樹脂成形品によって適度の弾性を有する可撓性
テールプレートに形成してなるものであり、鋼板製スキ
ンプレート2の後端面にその対向端面を複数本のボルト
15によって一体化してなるものである。
【0014】このように構成すると、テールプレート3
は全長に亘って均一な屈曲性を発揮し、曲線トンネルを
施工する場合にシールド掘削機本体1を大きく屈曲させ
ても、セグメントSの外周形状に追随して彎曲するもの
である。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案のシールド掘削機に
よれば、シールド掘削機本体1のスキンプレート2の後
端にセグメントを組立てる空間を形成したテールプレー
ト3を設けてなるシールド掘削機において、スキンプレ
ート2の後端面とテールプレート3の前端面との間に可
撓性環状部材4を介在させると共にこの可撓性環状部材
4を貫通して上記スキンプレート2とテールプレート3
との対向面間の複数個所をボルト・ナット等の連結具11
により屈折可能に連結し、スキンプレート2に対しテー
ルプレート3を上記可撓性環状部材4を介してセグメン
トの外周形状に追随して屈曲させるように構成している
ので、曲線トンネル施工時において、テールプレート3
内で組立られたセグメントSに対してシールド掘削機本
体1のスキンプレート2を所定方向に屈折させると、テ
ールプレート3もスキンプレート2と一体的に屈折しよ
うとするが、これらのスキンプレート2とテールプレー
ト3との対向面間がボルト・ナット等の連結具11により
屈折可能に連結され、且つ該対向面間に可撓性環状部材
4を介在させているから、セグメントSの外周面に摺接
したテールプレート3に対して可撓性環状部材4をセグ
メントの外周形状に応じて圧縮変形させながらスキンプ
レート2のみを曲線トンネル掘削方向に屈折させること
ができ、テールプレート3をセグメントSの外周に当接
させることなく略平行に被覆した状態を維持しながら
線トンネル部を能率よく施工し得るものである。
【0016】従って、テールプレート3の当接によるセ
グメントSの損傷をなくすることができると共にテール
シールに対する負荷を軽減してこのテールシールの損傷
も防止することができ、さらに、トンネルの急な曲線施
工も円滑に行うことができて施工性が向上するものであ
り、又、曲線トンネルの施工時における裏込注入材や地
下水の浸入も確実に阻止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例1の簡略縦断側面図である。
【図2】その一部拡大縦断側面図である。
【図3】その内周面側から見た一部平面図である。
【図4】本考案の別な実施例の一部縦断側面図である。
【図5】その内周面側から見た簡略平面部である。
【図6】本考案のさらに別な実施例の一部縦断側面図で
ある。
【図7】従来のシールド掘削機の簡略断面図である。
【図8】その一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シールド掘削機本体 2 スキンプレート 3 テールプレート 4 可撓性環状部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘削機本体1のスキンプレート
    2の後端にセグメントを組立てる空間を形成したテール
    プレート3を設けてなるシールド掘削機において、スキ
    ンプレート2の後端面とテールプレート3の前端面との
    間に可撓性環状部材4を介在させると共にこの可撓性環
    状部材4を貫通して上記スキンプレート2とテールプレ
    ート3との対向面間の複数個所をボルト・ナット等の連
    結具11により屈折可能に連結し、スキンプレート2に対
    しテールプレート3を上記可撓性環状部材4を介してセ
    グメントの外周形状に追随して屈曲させるように構成し
    なることを特徴とするシールド掘削機。
  2. 【請求項2】 シールド掘削機本体1のスキンプレート
    2の後端に設けたテールプレート3を可撓性材料で構成
    していることを特徴とするシールド掘削機。
JP1990403115U 1990-12-11 1990-12-11 シ―ルド掘削機 Expired - Lifetime JP2507470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990403115U JP2507470Y2 (ja) 1990-12-11 1990-12-11 シ―ルド掘削機

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JP1990403115U JP2507470Y2 (ja) 1990-12-11 1990-12-11 シ―ルド掘削機

Publications (2)

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JPH0489190U JPH0489190U (ja) 1992-08-04
JP2507470Y2 true JP2507470Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=31880944

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JP1990403115U Expired - Lifetime JP2507470Y2 (ja) 1990-12-11 1990-12-11 シ―ルド掘削機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6437595U (ja) * 1987-09-01 1989-03-07
JP3062191U (ja) * 1999-03-16 1999-09-28 興和株式会社 咽喉部用薬液吐射器

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JPH0489190U (ja) 1992-08-04

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