JP2507288Y2 - Ledを用いた表示器 - Google Patents
Ledを用いた表示器Info
- Publication number
- JP2507288Y2 JP2507288Y2 JP5761991U JP5761991U JP2507288Y2 JP 2507288 Y2 JP2507288 Y2 JP 2507288Y2 JP 5761991 U JP5761991 U JP 5761991U JP 5761991 U JP5761991 U JP 5761991U JP 2507288 Y2 JP2507288 Y2 JP 2507288Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- led
- transmissive member
- display
- semi
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- Expired - Lifetime
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- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば自動車等の表
示パネルに設けられるLEDを利用した表示器に関す
る。
示パネルに設けられるLEDを利用した表示器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】モーメンタリスイッチ(自己復帰式スイ
ッチ)を用いた操作パネルにおいては、モーメンタリス
イッチのON/OFFをオペレータが認識するために、
あるいはモーメンタリスイッチによりどのモードが選択
されているかを認識するために、LEDを用いた発光表
示器を該スイッチに直接、または該スイッチの近傍に設
ける場合が多い。
ッチ)を用いた操作パネルにおいては、モーメンタリス
イッチのON/OFFをオペレータが認識するために、
あるいはモーメンタリスイッチによりどのモードが選択
されているかを認識するために、LEDを用いた発光表
示器を該スイッチに直接、または該スイッチの近傍に設
ける場合が多い。
【0003】従来においては、このLEDによる表示器
を、図6に示すように、光透過性部材7の手前にLED
6を対峙させ、LED6から生じる光を光透過性部材7
を介して放つようにしていた。
を、図6に示すように、光透過性部材7の手前にLED
6を対峙させ、LED6から生じる光を光透過性部材7
を介して放つようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、LED
から発する光は一般的に指向性が強く、主として正面方
向にのみ進むので、見る角度が正面からずれると、発光
しているのか発光していないのかが非常に分かり難かっ
た。
から発する光は一般的に指向性が強く、主として正面方
向にのみ進むので、見る角度が正面からずれると、発光
しているのか発光していないのかが非常に分かり難かっ
た。
【0005】そこで、この考案においては、正面から見
た場合の輝度を確保しつつ、斜め方向からもLEDの点
灯、消灯が確認できる表示器を提供することを課題とし
ている。
た場合の輝度を確保しつつ、斜め方向からもLEDの点
灯、消灯が確認できる表示器を提供することを課題とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この考案の要
旨とするところは、LEDと、このLEDの発光面に対
峙して設けられた光透過性部材とを有し、前記光透過性
部材に光散乱性の半透明部を分散して設けたことにあ
る。
旨とするところは、LEDと、このLEDの発光面に対
峙して設けられた光透過性部材とを有し、前記光透過性
部材に光散乱性の半透明部を分散して設けたことにあ
る。
【0007】
【作用】したがって、LEDの発光面から発光された光
のうち、光散乱性の半透明部を通過しない光は、従来と
同様、正面方向にのみ進むが、光散乱性の半透明部を通
過する光は、ここで散乱されて任意の方向へ進み、斜め
から見ても発光状態を確認できるようになる。
のうち、光散乱性の半透明部を通過しない光は、従来と
同様、正面方向にのみ進むが、光散乱性の半透明部を通
過する光は、ここで散乱されて任意の方向へ進み、斜め
から見ても発光状態を確認できるようになる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0009】図2において、例えば、車両用空調装置を
操作するために設けられた操作パネル1が示され、この
操作パネル1には、吹出モード等を切り換えるモーメン
タリスイッチ2が設けられ、このモーメンタリスイッチ
2の操作により、吹出モードをAモード、Bモード、C
モード、Dモードに順次切り換えることができるように
なっている。操作パネルの表示板3には、各モード状態
を表す図形4a〜4dが表示されており、各表示4a〜
4dの右方には、吹出モードを識別するための表示器5
a〜5dが設けられている。
操作するために設けられた操作パネル1が示され、この
操作パネル1には、吹出モード等を切り換えるモーメン
タリスイッチ2が設けられ、このモーメンタリスイッチ
2の操作により、吹出モードをAモード、Bモード、C
モード、Dモードに順次切り換えることができるように
なっている。操作パネルの表示板3には、各モード状態
を表す図形4a〜4dが表示されており、各表示4a〜
4dの右方には、吹出モードを識別するための表示器5
a〜5dが設けられている。
【0010】図1においては、前記表示器5a〜5dの
1つが示され、表示器は、操作パネル1の内側に取り付
けられたLED6と、このLED6の発光面に対向して
前記操作パネル1に設けられた光透過性部材7とを有
し、LED6から発光する光が、この光透過性部材7を
透過して放たれるようになっている。
1つが示され、表示器は、操作パネル1の内側に取り付
けられたLED6と、このLED6の発光面に対向して
前記操作パネル1に設けられた光透過性部材7とを有
し、LED6から発光する光が、この光透過性部材7を
透過して放たれるようになっている。
【0011】この光透過性部材7は、透明の合成樹脂か
らなるが、LED6の発する光の輝度が強すぎないよう
に、白い半透明インクからなるメジュームを低密度で混
在したものであってもよい。
らなるが、LED6の発する光の輝度が強すぎないよう
に、白い半透明インクからなるメジュームを低密度で混
在したものであってもよい。
【0012】また、光透過性部材7には、光散乱性の半
透明部8が分散して設けられている。この半透明部8
は、光透過性部材7の例えばLED6を有する側の表面
にプリントされた薄層からなり、この実施例において
は、入射光を散乱させるために白メジュームが高密度で
点在されており、目視によっても確認できる白濁色(半
透明色)を呈している。
透明部8が分散して設けられている。この半透明部8
は、光透過性部材7の例えばLED6を有する側の表面
にプリントされた薄層からなり、この実施例において
は、入射光を散乱させるために白メジュームが高密度で
点在されており、目視によっても確認できる白濁色(半
透明色)を呈している。
【0013】白メジュームの濃淡は、顔料の白と透明剤
の配合比で自由に得られるが、白メジュームを濃くすれ
ば、LED6の指向性が低下する一方、透過光量が減少
するので、LED6の点灯、消灯の確認をするのに十分
な輝度が得られない虞がある。逆に、白メジュームを淡
くすれば、十分な輝度が得られるが、指向性の低下を図
ることができず、斜めからよく見えなくなる虞がある。
このため、白メジュームの点在密度はこれらを考慮して
最も適当な密度に設定されている。
の配合比で自由に得られるが、白メジュームを濃くすれ
ば、LED6の指向性が低下する一方、透過光量が減少
するので、LED6の点灯、消灯の確認をするのに十分
な輝度が得られない虞がある。逆に、白メジュームを淡
くすれば、十分な輝度が得られるが、指向性の低下を図
ることができず、斜めからよく見えなくなる虞がある。
このため、白メジュームの点在密度はこれらを考慮して
最も適当な密度に設定されている。
【0014】半透明部8の分散パターンは、色々考えら
れるが、例えば、図3に示すように、光透過性部材7に
所定間隔で半透明部8のラインを形成するようにして
も、図4に示すように、半透明部8を斑点状に分散させ
ても、あるいは、図5に示すように、格子状のラインを
形成して分散させるようにしてもよい。
れるが、例えば、図3に示すように、光透過性部材7に
所定間隔で半透明部8のラインを形成するようにして
も、図4に示すように、半透明部8を斑点状に分散させ
ても、あるいは、図5に示すように、格子状のラインを
形成して分散させるようにしてもよい。
【0015】また、半透明部8の形成にあっては、上述
した光透過性部材7の表面にプリントする形式であって
も、半透明部8の印刷されたものを別個に形成し、これ
を後から光透過性部材7に貼り付けるようにしても、ま
た、半透明部8を光透過性部材7と一体に樹脂成形する
ようにしてもい。
した光透過性部材7の表面にプリントする形式であって
も、半透明部8の印刷されたものを別個に形成し、これ
を後から光透過性部材7に貼り付けるようにしても、ま
た、半透明部8を光透過性部材7と一体に樹脂成形する
ようにしてもい。
【0016】上述の構成において、モーメンタリスイッ
チの操作により吹出モードが選択されると、そのモード
に対応するLED6が発光する。このLED6から生じ
る光は、光散乱性の半透明部8を通過するものと、通過
しないものとに分かれ、その後光透過性部材7を通過し
て操作パネル1の表面から放出される。
チの操作により吹出モードが選択されると、そのモード
に対応するLED6が発光する。このLED6から生じ
る光は、光散乱性の半透明部8を通過するものと、通過
しないものとに分かれ、その後光透過性部材7を通過し
て操作パネル1の表面から放出される。
【0017】半透明部8を通過しない光は、光透過性部
材7のみを通過するが、LED6より生じる光は前述し
た如く指向性が強いので、正面方向にのみ進む。これに
対して、半透明部を通過する光は、半透明部8の白メジ
ュームによって進行方向が拡散され、任意の方向に光路
を変更し、その後光透過性部材7を通って車室内へ進
む。
材7のみを通過するが、LED6より生じる光は前述し
た如く指向性が強いので、正面方向にのみ進む。これに
対して、半透明部を通過する光は、半透明部8の白メジ
ュームによって進行方向が拡散され、任意の方向に光路
を変更し、その後光透過性部材7を通って車室内へ進
む。
【0018】このため、正面のみならず斜めから表示器
5を見ても、LED6が発光しているのか否かを確認で
きる。また半透明部を通過しない光により正面からの輝
度も確保できるので、直射日光下において斜めからの発
光の確認が困難であっても、正面からは十分に確認でき
る。特に、このような白メジュームによる拡散方式は、
ローレット等の形成が不可能な薄い光透過性部材を用い
る場合に有効である。
5を見ても、LED6が発光しているのか否かを確認で
きる。また半透明部を通過しない光により正面からの輝
度も確保できるので、直射日光下において斜めからの発
光の確認が困難であっても、正面からは十分に確認でき
る。特に、このような白メジュームによる拡散方式は、
ローレット等の形成が不可能な薄い光透過性部材を用い
る場合に有効である。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
LEDの発光面と対峙する光透過性部材に光散乱性の半
透明部を分散して設けたので、正面方向に進む光を維持
しつつ任意の方向へも光を散乱させることができ、正面
から見た場合の輝度が確保されると共に、斜め方向から
もLEDの点灯、消灯が確認できるものである。
LEDの発光面と対峙する光透過性部材に光散乱性の半
透明部を分散して設けたので、正面方向に進む光を維持
しつつ任意の方向へも光を散乱させることができ、正面
から見た場合の輝度が確保されると共に、斜め方向から
もLEDの点灯、消灯が確認できるものである。
【図1】LEDを用いた表示器の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】自動車の表示パネルの一部を示す平面図であ
る。
る。
【図3】図1の表示器に用いられる光散乱性の半透明部
の第1のパターン例を示す平面図である。
の第1のパターン例を示す平面図である。
【図4】図1の表示器に用いられる光散乱性の半透明部
の第2のパターン例を示す平面図である。
の第2のパターン例を示す平面図である。
【図5】図1の表示器に用いられる光散乱性の半透明部
の第3のパターン例を示す平面図である。
の第3のパターン例を示す平面図である。
【図6】従来のLEDを用いた表示器を示す断面図であ
る。
る。
5a〜5d 表示器 6 LED 7 光透過性部材 8 半透明部
Claims (1)
- 【請求項1】 LEDと、このLEDの発光面に対峙し
て設けられた光透過性部材とを有し、前記光透過性部材
に光散乱性の半透明部を分散して設けたことを特徴とす
るLEDを用いた表示器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5761991U JP2507288Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | Ledを用いた表示器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5761991U JP2507288Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | Ledを用いた表示器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054193U JPH054193U (ja) | 1993-01-22 |
JP2507288Y2 true JP2507288Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=13060896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5761991U Expired - Lifetime JP2507288Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | Ledを用いた表示器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507288Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP5761991U patent/JP2507288Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH054193U (ja) | 1993-01-22 |
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