JP2507284B2 - Da変換回路 - Google Patents

Da変換回路

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JP2507284B2 JP4285117A JP28511792A JP2507284B2 JP 2507284 B2 JP2507284 B2 JP 2507284B2 JP 4285117 A JP4285117 A JP 4285117A JP 28511792 A JP28511792 A JP 28511792A JP 2507284 B2 JP2507284 B2 JP 2507284B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルオーディオの
録音・再生機に使用するDA変換回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4に従来例の構成をブロック図として
示す。入力端子1から入力されたアナログ信号は、入力
アンプ2、AD変換器3を通って、デジタル信号に変換
され、エンコーダ4でエンコードされて、デジタルオー
ディオ録音再生機5に記録される。記録した信号を再生
するときには、デジタルオーディオ録音再生機5から再
生出力したデジタル信号をデコーダ(復号回路)6でデ
コードし、DA変換器9、サンプルホールド回路12、
出力アンプ13を介して、出力端子14から出力する構
成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5に、図4の従来例
構成ブロック図の各部信号波形の1例を示す。アナログ
信号をデジタル録音する場合、入力したアナログ信号を
デジタル信号に変換するAD変換器3を使用することに
なるが、AD変換器3のビット数は有限(例えば16ビ
ット)であるため、平均録音レベル(例えば−12d
B)で録音している場合、入力レベルが急激に大きくな
った信号a2が入り、AD変換器3の最大入力を越えて
しまって、信号波形b2に示すD2部分のように、フル
スケールでクランプすることが頻繁に発生することがあ
った。
【0004】このようにして録音されたデジタルデータ
をDA変換器9を通して再生・出力すると、フルスケー
ルにクランプされたデジタルデータをそのままアナログ
信号に変換するため、フルスケールでハードクリップし
た波形の信号となり、出力の歪が急激に増加し、音質を
劣化させるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるDA変換回
路は、デジタル信号を復号するデコーダと、デコ−ドし
たデジタルデータをアナログ信号に変換するDA変換器
とを有するDA変換回路において、前記デコーダの出力
に接続されデジタルデータを遅延する遅延回路と、連続
するフルスケールのデジタルデータのサンプル数nに対
比させた複数の波形データを記憶した波形データ記憶部
と、フルスケールのデジタルデータのサンプル数nを計
測するカウンタ回路と、各部の動作タイミングを制御す
るタイミング発生回路と、前記DA変換器の出力に信号
フルスケールのデジタルデータに前記波形データ記憶部
から読み出した波形データを加算する加算部とを有する
ものである。
【0006】
【作用】フルスケールを越える元の波形は、クランプし
ている時間との相関性が高い。そこで、連続したフルス
ケールのデジタルデータのサンプル数nを知ることがで
きれば、予めサンプル数nに対比させた波形の滑らかな
曲線波形で補間するための波形データを波形データ記憶
部に記憶させておき、連続したフルスケールのデータの
間だけ、波形データ記憶部から補間波形データをフルス
ケールのデータに加算することにより、ハードクリップ
のない滑らかな波形の信号を再生する。デジタル信号系
ではフルビットによりレベル制限されるが、アナログ信
号系ではデジタル信号系よりもレベル上限に余裕がある
ことを利用して、ディジタル信号の段階でフルスケール
にクランプした信号データを検出し、D/A変換器のア
ナログ出力後に補間をかけるものである。
【0007】
【実施例】本発明による一実施例の構成をブロック図と
して図1に示し、図2に各部信号波形の一例を示す。入
力端子1から入力された信号は入力アンプ2を介し、A
D変換器3によりデジタル信号に変換され、エンコーダ
4でエンコードされて、デジタルオーディオ録音再生機
5に録音される。
【0008】このように録音した信号を再生するときに
は、デジタル録音再生機5から再生出力されたデジタル
信号は、デコーダ6でデコードされ、遅延回路7へ入力
される。遅延回路7としては、例えばRAM(Random
Access Memory )回路を用いる。デコーダ6からの
出力は、タイミング発生回路16、コンパレータ17に
入力される。
【0009】補間する波形データの一例として、正弦波
半波分に相当する波形データを図3に示す。連続するフ
ルスケールのデータのサンプル数nに対応させて図3の
ように補間データの波形パターンを決め、波形記憶部で
あるROM(Read OnlyMemory)19にパターンデ
ータを記憶させる。波形記憶部(ROM)からの補間波
形データの読み出しはアドレス[n,m1],[n,m
2],[n,m3],・・・・・・,[n,m(n−2)]
を、サンプリング周期T[sec]=1/fs[Hz]のタイミ
ングで順次指定することにより、アドレスに相当する補
間波形データ[dn,m1],[dn,m2],[d
n,m3],・・・・・・,[dn,m(n−2)]が出力さ
れる。ここで、fs[Hz]はサンプリング周波数であり、
例えば、コンパクトディスク(CD)であれば44.1kHz
である。
【0010】nは、フルスケールのコードとデコーダ6
からのデジタルデータのコードとを比較するコンパレー
タ17にて検出することにより、フルスケールオーバー
が連続した数をカウンタ回路18で計測することで、求
めることができる。
【0011】カウンタ回路18から、nのデ−タをタイ
ミング発生回路16に送る。タイミング発生回路16で
は、この切り換わりに合わせて、スイッチ8、スイッチ
10を切り換える。データがフルスケールになっていな
いときには、スイッチ8は、RAM7を介した再生信号
をDA変換器9へ送り、DA変換器9の出力信号は、ス
イッチ10により、サンプルホールド回路11へ送られ
る。サンプルホールド回路11を経た信号は、加算器1
2を介して、サンプルホールド回路13へ送られ、出力
アンプ14を通して出力端子15から出力される。
【0012】再生信号がクリップしたところで、スイッ
チ8を波形記憶部19側に切り換え、ROMに記憶され
た波形のデータをDA変換器9へ送る。このとき、スイ
ッチ10は、サンプルホールド回路11を介さずに加算
器12へ接続する経路に切り換えられて、DA変換器9
からの信号は加算器12に直接、入力される。このと
き、サンプルホールド回路11には、フルスケールデー
タの電圧が保持されて、加算器12で加算され、出力と
して合成波形のの信号が得られる。
【0013】即ち、サンプルホールド回路13の出力
は、サンプルホールド回路11の出力(フルスケールデ
ータの電圧)に、補間波形データ[dn,m(i)]を
DA変換した出力を加算することにより、図2の波形
(C1)のように波形クリップのない滑らかに連続した
信号波形として再生を行うことができる。
【0014】補間波形データを加算する手段としては、
フルスケールのビット数より多いビットを有するDA変
換器を使用するか、又は、フルスケールのデータをDA
変換した出力電圧をサンプルホールド回路で保持し、こ
の出力電圧と補間波形データをDA変換した出力電圧を
加算する、等の方法で実施する。
【0015】波形記憶部19のROMに記憶する補間波
形データは、なめらかな曲線状を形成するものであれば
種々の形で実施することができ、正弦波以外の波形、例
えば双曲線カーブ等の曲線波形を使用して実施すること
もできる。
【0016】また、本実施例では+側のフルスケールを
例に取って述べたが、−側についても、対応した波形デ
ータをROMに用意しておくか、+側の補間波形データ
を−に対応して変換処理することによって実施すること
ができる。この場合には、各々のフルスケールを設定し
てコンパレータで比較し、+か−かによってROMから
の読み出しコントロールを行って、判別処理する。
【0017】図2に示す波形の如く、A/D変換前の波
形(a)であったとすると、図2(b)では従来のD/
A変換された波形がフルスケールデータであるため矢印
D1部で歪が生じ、このままD/A変換されて雑音とし
て出力される。本発明ではゼロクロス毎に区切ったサン
プルデータを波形演算処理して図2(c)のように、な
めらかに連続された波形に合成される(E1部分)。
【0018】ディジタルオーディオ録音再生機の出力
後、デコーダからの信号により、フルビットを検出する
ことにより、補間を行う加算部分に先立って、並列的に
処理を行う。ディジタルでフルビットを検出することに
より、精度の良い時間タイミングでクランプ部分を検出
し、ずれることなく補間を行う。
【0019】録音時の入力レベルがAD変換器の最大変
換ビットを越えてフルスケールにクランプされたと予測
されるデジタルデータの再生に関して、元の入力波形に
近似した波形を生成し置換することにより、歪感の少な
い良好な音楽を再生することができる。また、急激な歪
の発生を防止することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によるとフルスケールのレベルで
ハードクリップしたデジタルデータをなめらかな波形に
整形することができ、歪感の少ない再生を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の構成を示すブロック
図。
【図2】図1の各部信号波形の一例を示す図。
【図3】補間波形データの一実施例の説明図。
【図4】従来例を示すブロック図。
【図5】図4の各部信号波形の一例を示す図。
【符号の説明】
1 入力端子 2 入力アンプ 3 AD変換器 4 エンコーダ 5 デジタルオーディオ録音再生機 6 デコーダ 7 遅延回路(RAM) 8,10 スイッチ 9 DA変換器 11,13 サンプルホールド回路 12 加算器 14 出力アンプ 15 出力端子 16 タイミング発生回路 17 比較回路(コンパレータ) 18 カウンタ回路 19 波形データ記憶部(ROM)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 1/08 H03M 1/08 B

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル信号を復号するデコーダと、デコ
    −ドしたデジタルデータをアナログ信号に変換するDA
    変換器とを有するDA変換回路において、前記デコーダ
    の出力に接続されデジタルデータを遅延する遅延回路
    と、連続するフルスケールのデジタルデータのサンプル
    数nに対比させた複数の波形データを記憶した波形デー
    タ記憶部と、フルスケールのデジタルデータのサンプル
    数nを計測するカウンタ回路と、各部の動作タイミング
    を制御するタイミング発生回路と、前記DA変換器の出
    力に信号フルスケールのデジタルデータに前記波形デー
    タ記憶部から読み出した波形データを加算する加算部と
    を有することを特徴とするDA変換回路。
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