JP2507268Y2 - 高所作業車 - Google Patents
高所作業車Info
- Publication number
- JP2507268Y2 JP2507268Y2 JP6585790U JP6585790U JP2507268Y2 JP 2507268 Y2 JP2507268 Y2 JP 2507268Y2 JP 6585790 U JP6585790 U JP 6585790U JP 6585790 U JP6585790 U JP 6585790U JP 2507268 Y2 JP2507268 Y2 JP 2507268Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chassis
- lifting device
- work vehicle
- work
- aerial work
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クローラ式の高所作業車に架装するシザー
ス式昇降装置の上方に装備された作業台を車台の傾斜に
関係なく略水平に保持する様に構成した高所作業車に関
するものである。
ス式昇降装置の上方に装備された作業台を車台の傾斜に
関係なく略水平に保持する様に構成した高所作業車に関
するものである。
〔従来技術〕 従来よりビル等の屋内高所作業の際には走行手段（第
２図ではクローラ式21aを示した）を有する車台21上に
昇降装置（同様にシザース式昇降装置22を示す）を装備
し、該昇降装置22上に作業員の足場である作業台23を装
備した小型の屋内高所作業車20が用いられ、例えば室内
の天井等の高所に対する電気器具の取り付けやダクト機
器の取り付け等の内装工事をはじめ既存設備のメンテナ
ンス工事の高所作業を効率良く実施しているのが実情で
ある。
２図ではクローラ式21aを示した）を有する車台21上に
昇降装置（同様にシザース式昇降装置22を示す）を装備
し、該昇降装置22上に作業員の足場である作業台23を装
備した小型の屋内高所作業車20が用いられ、例えば室内
の天井等の高所に対する電気器具の取り付けやダクト機
器の取り付け等の内装工事をはじめ既存設備のメンテナ
ンス工事の高所作業を効率良く実施しているのが実情で
ある。
又、前記した高所作業車20は走行手段にクローラ式の
走行手段21aを用いているのでビル内の各フロア間の移
動の際に階段を利用する昇降も可能であるが、該高所作
業車20は高所作業の為に作業台23を上方に伸ばす体勢を
採る場合には車体が略水平に保持された状態で使用しな
ければならない構造である為に前記した様に車体が前後
に傾斜する階段の途中で高所作業車20を停車させて階段
の上方に設置されている電気・空調設備等に対する高所
作業に用いることは不可能であって、係る場所での高所
作業は組立方式の足場や脚立等併用せざるを得なかっ
た。従って、作業にあたっては事前・後に組立や解体と
いった作業及び機材の上げ降ろしの為に補助作業者を配
置しなければならないので、作業の効率化や人員の削減
を妨げており、このような作業にも適応可能なように何
らかの工夫を凝らした高所作業車の開発を待たれる等種
々の問題を有していた。
走行手段21aを用いているのでビル内の各フロア間の移
動の際に階段を利用する昇降も可能であるが、該高所作
業車20は高所作業の為に作業台23を上方に伸ばす体勢を
採る場合には車体が略水平に保持された状態で使用しな
ければならない構造である為に前記した様に車体が前後
に傾斜する階段の途中で高所作業車20を停車させて階段
の上方に設置されている電気・空調設備等に対する高所
作業に用いることは不可能であって、係る場所での高所
作業は組立方式の足場や脚立等併用せざるを得なかっ
た。従って、作業にあたっては事前・後に組立や解体と
いった作業及び機材の上げ降ろしの為に補助作業者を配
置しなければならないので、作業の効率化や人員の削減
を妨げており、このような作業にも適応可能なように何
らかの工夫を凝らした高所作業車の開発を待たれる等種
々の問題を有していた。
本考案は、前述した問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、クローラ式の高所作業車
に架装するシザース式昇降装置の上方に装備された作業
台を車台の傾斜に関係なく略水平に保持するように構成
した高所作業車を提供することにあり、そのためにクロ
ーラ式の走行手段を有する車台と、該車台に車台の前端
部あるいは後端部を中心に上方に揺動自在に枢着された
サブフレームと、該サブフレームを前記車台に対して揺
動させる揺動駆動手段と、前記サブフレーム上に昇降可
能に架装するシザース式昇降装置と、該シザース式昇降
装置上に設けた作業台とで構成する。
り、その目的とするところは、クローラ式の高所作業車
に架装するシザース式昇降装置の上方に装備された作業
台を車台の傾斜に関係なく略水平に保持するように構成
した高所作業車を提供することにあり、そのためにクロ
ーラ式の走行手段を有する車台と、該車台に車台の前端
部あるいは後端部を中心に上方に揺動自在に枢着された
サブフレームと、該サブフレームを前記車台に対して揺
動させる揺動駆動手段と、前記サブフレーム上に昇降可
能に架装するシザース式昇降装置と、該シザース式昇降
装置上に設けた作業台とで構成する。
本考案は、上記の様な構成を採用したので、階段途上
といった傾斜地の上方にある高所作業位置に対する作業
を行なう際にも揺動駆動手段によりサブフレームを揺動
させて略水平に保持した後、サブフレーム上に架装され
たシザース式昇降装置を上昇させ、作業台を高所作業位
置に対して移動・配置することが可能となり、従来用い
ていた組立式の足場や脚立等の併用も必要なく作業の効
率化や人員の削減を図れ且つ安全な高所作業を達成でき
る。
といった傾斜地の上方にある高所作業位置に対する作業
を行なう際にも揺動駆動手段によりサブフレームを揺動
させて略水平に保持した後、サブフレーム上に架装され
たシザース式昇降装置を上昇させ、作業台を高所作業位
置に対して移動・配置することが可能となり、従来用い
ていた組立式の足場や脚立等の併用も必要なく作業の効
率化や人員の削減を図れ且つ安全な高所作業を達成でき
る。
以下、第１図に基づいて本考案に係る高所作業車の一
実施例を詳細に説明する。
実施例を詳細に説明する。
同図中、高所作業車１は、クローラ1bにより走行する
車台1aと、該車台1a上に載置されるサブフレーム２と、
該サブフレーム２上に架装されるシザース式昇降装置４
と、該シザース式昇降装置４の上端に装備される作業台
５とより構成される。前記車台1aの前端部及び後端部に
はシャフトS1、S2を着脱自在に挿通する挿通孔P1、P2が
設けられ、前記サブフレーム２の前端部及び後端部には
前記車台1aの挿通孔P1、P2と合致する挿通孔H1、H2が設
けられ、前記車台1aの挿通孔P1、P2と前記サブフレーム
２の挿通孔H1、H2にそれぞれシャフトS1、S2を挿通する
ことにより、サブフレーム２が車台1a上に固定されると
共に、この状態で、前記一方のシャフトS1あるいはS2を
抜き取ることにより、他方のシャフトS2あるいはS1を中
心に車台1aに対してサブフレーム２が上方に揺動自在に
なる。前記車台1aと前記サブフレーム２間には揺動駆動
手段である伸縮シリンダ３の両端が枢着され、該伸縮シ
リンダ３の伸縮作動により車台1aに対してサブフレーム
２が上方に揺動する。
車台1aと、該車台1a上に載置されるサブフレーム２と、
該サブフレーム２上に架装されるシザース式昇降装置４
と、該シザース式昇降装置４の上端に装備される作業台
５とより構成される。前記車台1aの前端部及び後端部に
はシャフトS1、S2を着脱自在に挿通する挿通孔P1、P2が
設けられ、前記サブフレーム２の前端部及び後端部には
前記車台1aの挿通孔P1、P2と合致する挿通孔H1、H2が設
けられ、前記車台1aの挿通孔P1、P2と前記サブフレーム
２の挿通孔H1、H2にそれぞれシャフトS1、S2を挿通する
ことにより、サブフレーム２が車台1a上に固定されると
共に、この状態で、前記一方のシャフトS1あるいはS2を
抜き取ることにより、他方のシャフトS2あるいはS1を中
心に車台1aに対してサブフレーム２が上方に揺動自在に
なる。前記車台1aと前記サブフレーム２間には揺動駆動
手段である伸縮シリンダ３の両端が枢着され、該伸縮シ
リンダ３の伸縮作動により車台1aに対してサブフレーム
２が上方に揺動する。
ところで、前記シザース式昇降装置４は、車台1a側に
配置した下部伸縮シリンダ（図では省略）と、作業台５
の床板5aの下面に配置した上部伸縮シリンダ６の同期し
た伸縮作動により昇降し、シザース式昇降装置４の上端
に装備した車台1aと略同一の床面積を有する作業台５を
図中仮想線で示す高さに上昇させ、かつ前記シザース式
昇降装置４の全縮小により、同図実線で示す如く低い位
置まで下降させて格納できる様に構成されている。
配置した下部伸縮シリンダ（図では省略）と、作業台５
の床板5aの下面に配置した上部伸縮シリンダ６の同期し
た伸縮作動により昇降し、シザース式昇降装置４の上端
に装備した車台1aと略同一の床面積を有する作業台５を
図中仮想線で示す高さに上昇させ、かつ前記シザース式
昇降装置４の全縮小により、同図実線で示す如く低い位
置まで下降させて格納できる様に構成されている。
以下、上記の実施例に基づいて本考案に係る高所作業
車の作用を説明する。
車の作用を説明する。
即ち、本考案に係る高所作業車１はクローラ1bにより
走行する車台1a上にサブフレーム２を設け、該サブフレ
ーム２上に上端に作業台５を装備したシザース式昇降装
置４を架装し、又、前記車台1aとサブフレーム２間には
該サブフレーム２を上方に揺動させる伸縮シリンダ３を
枢着したので、従来は煩雑な組立・解体作業を要する組
立式の足場を用いざるを得なかった階段の上方に設置さ
れている電気・空調設備等に対する作業に於いても、先
ず、該高所作業車１を階段途上（本実施例では右上がり
の階段にて説明する）に停止・駐車させ、サブフレーム
２の前部に設けられるシャフト挿通孔H2に合致する挿通
孔P2に挿通されるシャフトS2を外して車台1aとサブフレ
ーム２の枢支・固定を解除した後、伸縮シリンダ３を伸
長させ、サブフレーム２の後部に設けられるシャフト挿
通孔H1を支点にして車台1aに対してサブフレーム２を起
立・上昇させて作業台５を略水平状態にした後、シザー
ス式昇降装置４を上昇させて高所作業を行なうものであ
る。
走行する車台1a上にサブフレーム２を設け、該サブフレ
ーム２上に上端に作業台５を装備したシザース式昇降装
置４を架装し、又、前記車台1aとサブフレーム２間には
該サブフレーム２を上方に揺動させる伸縮シリンダ３を
枢着したので、従来は煩雑な組立・解体作業を要する組
立式の足場を用いざるを得なかった階段の上方に設置さ
れている電気・空調設備等に対する作業に於いても、先
ず、該高所作業車１を階段途上（本実施例では右上がり
の階段にて説明する）に停止・駐車させ、サブフレーム
２の前部に設けられるシャフト挿通孔H2に合致する挿通
孔P2に挿通されるシャフトS2を外して車台1aとサブフレ
ーム２の枢支・固定を解除した後、伸縮シリンダ３を伸
長させ、サブフレーム２の後部に設けられるシャフト挿
通孔H1を支点にして車台1aに対してサブフレーム２を起
立・上昇させて作業台５を略水平状態にした後、シザー
ス式昇降装置４を上昇させて高所作業を行なうものであ
る。
即ち、前述した操作によって略水平に保持された作業
台５を階段途中で上昇させて目的の高所作業位置に移動
・配置することが可能となり、従来、使用していた組立
式の足場等の併用も必要なく作業の効率化や人員の削減
を図れ且つ安全な高所作業を達成できる。
台５を階段途中で上昇させて目的の高所作業位置に移動
・配置することが可能となり、従来、使用していた組立
式の足場等の併用も必要なく作業の効率化や人員の削減
を図れ且つ安全な高所作業を達成できる。
尚、前述した実施例では起伏シリンダ３を車台1aの略
中央に一本配設した実施例で説明したが車台1aの前後あ
るいは左右又は前後左右の複数本の配設にしても良く、
要するに作業台を水平に保持する機能を有していれば良
く、前述した実施例の機能・構成に限定するものではな
い。
中央に一本配設した実施例で説明したが車台1aの前後あ
るいは左右又は前後左右の複数本の配設にしても良く、
要するに作業台を水平に保持する機能を有していれば良
く、前述した実施例の機能・構成に限定するものではな
い。
本考案は、以上、詳細に説明した如く、クローラ式の
走行手段を有する車台と、該車台に車台の前端部あるい
は後端部を中心に上方に揺動自在に枢着されたサブフレ
ームと、該サブフレームを前記車台に対して揺動させる
揺動駆動手段と、前記サブフレーム上に昇降可能に架装
するシザース式昇降装置と、該シザース式昇降装置上に
設けた作業台とで構成したので、階段途上といった傾斜
地の上方にある高所作業位置に対する作業を行なう際に
も揺動駆動手段によりサブフレームを揺動させて略水平
に保持した後、サブフレーム上に架装されたシザース式
昇降装置を上昇させ、作業台を高所作業位置に対して移
動・配置することが可能となり、従来用いていた組立式
の足場や脚立等の併用も必要なく作業の効率化や人員の
削減を図れ且つ安全な高所作業を達成できる等の種々の
優れた効果を有する。
走行手段を有する車台と、該車台に車台の前端部あるい
は後端部を中心に上方に揺動自在に枢着されたサブフレ
ームと、該サブフレームを前記車台に対して揺動させる
揺動駆動手段と、前記サブフレーム上に昇降可能に架装
するシザース式昇降装置と、該シザース式昇降装置上に
設けた作業台とで構成したので、階段途上といった傾斜
地の上方にある高所作業位置に対する作業を行なう際に
も揺動駆動手段によりサブフレームを揺動させて略水平
に保持した後、サブフレーム上に架装されたシザース式
昇降装置を上昇させ、作業台を高所作業位置に対して移
動・配置することが可能となり、従来用いていた組立式
の足場や脚立等の併用も必要なく作業の効率化や人員の
削減を図れ且つ安全な高所作業を達成できる等の種々の
優れた効果を有する。
第１図は本考案に係る高所作業車の一実施例の使用状態
を示す説明図、第２図は従来に係る高所作業車の一実施
例の使用状態を示す説明図である。 １……高所作業車、1a……車台、1b……クローラ、２…
…サブフレーム、３……伸縮シリンダ、４……シザース
式昇降装置、５……作業台、5a……床板、６……上部伸
縮シリンダ、H1、H2……シャフト挿通孔、P1、P2……挿
通孔、S1、S2……シャフト。
を示す説明図、第２図は従来に係る高所作業車の一実施
例の使用状態を示す説明図である。 １……高所作業車、1a……車台、1b……クローラ、２…
…サブフレーム、３……伸縮シリンダ、４……シザース
式昇降装置、５……作業台、5a……床板、６……上部伸
縮シリンダ、H1、H2……シャフト挿通孔、P1、P2……挿
通孔、S1、S2……シャフト。
Claims (1)
- 【請求項１】クローラ式の走行手段を有する車台と、該
車台に車台の前端部あるいは後端部を中心に上方に揺動
自在に枢着されたサブフレームと、該サブフレームを前
記車台に対して揺動させる揺動駆動手段と、前記サブフ
レーム上に昇降可能に架装するシザース式昇降装置と、
該シザース式昇降装置上に設けた作業台とで構成された
ことを特徴とする高所作業車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6585790U JP2507268Y2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 高所作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6585790U JP2507268Y2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 高所作業車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0424593U JPH0424593U (ja) | 1992-02-27 |
| JP2507268Y2 true JP2507268Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31598068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6585790U Expired - Lifetime JP2507268Y2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 高所作業車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507268Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-21 JP JP6585790U patent/JP2507268Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0424593U (ja) | 1992-02-27 |
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