JP2507267Y2 - 低身形油圧ジャッキ - Google Patents

低身形油圧ジャッキ

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JP2507267Y2
JP2507267Y2 JP1990065575U JP6557590U JP2507267Y2 JP 2507267 Y2 JP2507267 Y2 JP 2507267Y2 JP 1990065575 U JP1990065575 U JP 1990065575U JP 6557590 U JP6557590 U JP 6557590U JP 2507267 Y2 JP2507267 Y2 JP 2507267Y2
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jack
ram
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ストロークが短く大きな力を発揮する低
身形油圧ジャッキに関する。
(従来の技術とその課題) 低身形油圧ジャッキとして、実公昭45−8585号公報所
載の考案が従来から知られている。この低身形油圧ジャ
ッキは、その構造の必然的結果として、ラムが薄くて軽
くなる。
このようなラムを上身させた後に、それを降下させる
のに、従来は自重を利用していた。しかし、このラム自
体の重量が軽いので、自然降下させるのに、この従来の
ジャッキでは、長い時間がかかるという問題があった。
この考案の目的は、上昇したラムを迅速に降下させら
れる低身形油圧ジャッキを提供することである。
(課題を解決するための手段) この考案は、ジャッキ本体と、このジャッキ本体に摺
動自在に組み込んだラムと、ジャッキ本体とラムとの間
に形成されるメイン圧力室と、ジャッキ本体に形成さ
れ、かつ、上記メイン圧力室に圧油を供給したり、その
圧油を放出したりするためのメインポートと、ジャッキ
本体に組み込まれ、かつ、上記ラムと同一方向に摺動可
能にした複数の可動体とを備え、この可動体の一端をジ
ャッキ本体の底面から突出可能にし、かつ、可動体の他
端とジャッキ本体との間に補助圧力室を形成し、この補
助圧力室に圧油を供給したり、それを放出したりできる
ようにした点に特徴を有する。
上記可動体として、ピストンロッドとを組み合わせた
もの、又は一本のラムあるいはプランジャのいずれを用
いてもよい。
(作用) この考案は、上記のように構成したので、ラムを上昇
させた後に、負荷を支え棒などで支える。このように負
荷を支えた状態で、補助圧力室に圧油を導けば、ジャッ
キ本体が上昇し、ラムとジャッキ本体との相対位置は、
初期の状態に戻される。
また、可動体は、負荷を上昇させる手段としても使え
る。例えば、メイン圧力室又は補助圧力室のいずれか一
方に油圧を導いて、その状態を維持しながら、いずれか
他方の圧力室に油圧を導けば、ラムと可動体とのストロ
ークを、負荷上昇のために使える。
(考案の効果) この考案の低身形油圧ジャッキによれば、ジャッキ本
体内に複雑なバルブ機構など設けなくても、ラムを初期
の位置にスムーズに復帰させることができる。したがっ
て、全体的なコストダウンが可能になる。
また、ラムと可動体のストロークを、負荷上昇のスト
ロークに用いれば、その上昇ストロークを、可動体のス
トローク分だけ、高くできる。
(本考案の実施例) 図示の実施例は、ジャッキ本体aにラム1を摺動自在
に挿入するとともに、このラム1の下端側をメイン圧力
室2としている。そして、この圧力室2には、ジャッキ
本体aに形成したメインポート3からの圧油が導入され
るようにしている。
また、このジャッキ本体aには、第1、2図に示すよ
うに、リターンジャッキ機構rを設けている。このリタ
ーンジャッキ機構rは、第2図に示すように、ジャッキ
本体aの平面円周方向に3箇所設けているが、その具体
的な構成は第1図に示すとおりである。すなわち、ジャ
ッキ本体aの上下方向に、ピストン挿入孔4を形成して
いる。このピストン挿入孔4にはピストン5を内装する
とともに、このピストン5のロッド6は軸受部材7から
外方に突出できるようにしている。このようにしたピス
トン5とピストン挿入孔4の天井との間には、補助圧力
室14を区画している。
また、ピストン5のロッド6を軸受部材7で摺動自在
に支持するとともに、この軸受部材7とピストン5との
間にスプリング8を介在させている。したがって、通常
は、スプリング8の作用でピストン5が補助圧力室14の
天井に接触し、そのロッド6がピストン挿入孔4内に納
まるようにしている。
上記のようにした各リターンジャッキ機構rの挿入孔
4は、ジャッキ本体aの平面円周方向に沿って形成した
溝9を介して連通させるとともに、この溝9は圧力導入
孔10に連通させている。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、第3図に示すように、ジャッキ本体aを基台11
と負荷12との間に入れる。この状態でメインポート3か
らメイン圧力室2に圧油を導入すると、その圧力作用に
よって、第4図に示すようにラム1が上方に移動し、負
荷12を上昇させる。
負荷12を目的の位置まで上昇させたら、第5図に示す
ように、基台11と負荷12との間に支え棒13を介在させ、
負荷12を当該位置に保持する。この状態で圧力導入孔10
に圧油を導くと、この圧油はリターンジャッキ機構rの
補助圧力室14に供給されるので、第6図に示すように、
ジャッキ本体aが上昇する。これによってジャッキ本体
aとラム1との相対位置が初期の状態に復帰する。そし
て、上記補助圧力室14から圧油を放出すれば、ジャッキ
本体aとラム1とが、初期の相対位置を保ちながら基台
11上に降下する。
つまり、この実施例によれば、ジャッキ本体aとラム
1とを、リターンジャッキ機構rで強制的に原位置に復
帰させるようにしたので、従来のようにラムの自重を利
用した自然降下と異なり、迅速に原位置に復帰させるこ
とができる。
なお、上記リターンジャッキ機構rは、負荷を上昇さ
せる手段としても使える。例えば、リターンジャッキ機
構rの補助圧力室14に圧油を導入して、まずピストン5
を移動し、ロッド6をピストン挿入孔4から突出させ
て、ピストン5のストローク分だけ負荷12を上昇させ
る。その後に、ラム1をさらに上昇させれば、負荷12
を、ピストン5のストロークとラム1のストロークの合
計分だけ上昇させられる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示したもので、第1図は断面
図、第2図は平面図、第3〜7図は作動状況を示した説
明図である。 a…ジャッキ本体、1…ラム、r…リターンジャッキ機
構。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジャッキ本体と、このジャッキ本体に摺動
    自在に組み込んだラムと、ジャッキ本体とラムとの間に
    形成されるメイン圧力室と、ジャッキ本体に形成され、
    かつ、上記メイン圧力室に圧油を供給したり、その圧油
    を放出したりするためのメインポートと、ジャッキ本体
    に組み込まれ、かつ、上記ラムと同一方向に摺動可能に
    した複数の可動体とを備え、この可動体の一端をジャッ
    キ本体の底面から突出可能にし、かつ、可動体の他端と
    ジャッキ本体との間に補助圧力室を形成し、この補助圧
    力室に圧油を供給したり、それを放出したりできる構成
    にした低身形油圧ジャッキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5991293U (ja) * 1982-12-08 1984-06-20 オイレス工業株式会社 フラツトジヤツキ
JPH0423907Y2 (ja) * 1989-03-30 1992-06-04

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