JP2507084B2 - 車輌用空調装置のモ―タ支持構造 - Google Patents
車輌用空調装置のモ―タ支持構造Info
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- JP2507084B2 JP2507084B2 JP1235061A JP23506189A JP2507084B2 JP 2507084 B2 JP2507084 B2 JP 2507084B2 JP 1235061 A JP1235061 A JP 1235061A JP 23506189 A JP23506189 A JP 23506189A JP 2507084 B2 JP2507084 B2 JP 2507084B2
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- blower motor
- blower
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- motor
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車輌用空調装置に用いるブロアユニットのブ
ロアモータ支持構造に関するものである。
ロアモータ支持構造に関するものである。
従来の技術 近年、自動車における車内での快適性追求が高まる中
で特に車輌用空調装置の低振動、静音化が望まれてい
る。以下図面を参照しながら従来のツインファンブロア
モータの支持構造について説明する。
で特に車輌用空調装置の低振動、静音化が望まれてい
る。以下図面を参照しながら従来のツインファンブロア
モータの支持構造について説明する。
第４図は従来のツインファン構造のブロアユニットで
第５図は従来のツインファンブロアモータの支持固定構
造の実施例である。ブロアモータ１の両軸にファン３、
3aを左右対称に取付けブロアモータ１の本体フレームを
金具８で押えケース４の支持台５にネジで締付けること
によりブロアモータ１を支持固定するものである。以上
のように構成されたブロアモータ１の支持固定では吸気
口９、9aから空気を導入し、車室内に導出する風量をア
ップした時ファン３、3aが高回転となる。したがって、
送風抵抗、ファン３、3aのアンバランス量によりブロア
モータ１に振動が発生しブロアユニットのケース４に振
動を伝え車輌用空調装置全体に振動を発生させることに
なる。その時ブロアユニットのブロアモータ１とケース
４の固有振動ピークいわゆる共振点がファン３、3aの実
用回転数領域にある時より高い振動が発生しブロアユニ
ットのケース４を含め車輌用空調装置を構成する全体の
ケーシングにより高い振動を発生させる問題を有してい
た。
第５図は従来のツインファンブロアモータの支持固定構
造の実施例である。ブロアモータ１の両軸にファン３、
3aを左右対称に取付けブロアモータ１の本体フレームを
金具８で押えケース４の支持台５にネジで締付けること
によりブロアモータ１を支持固定するものである。以上
のように構成されたブロアモータ１の支持固定では吸気
口９、9aから空気を導入し、車室内に導出する風量をア
ップした時ファン３、3aが高回転となる。したがって、
送風抵抗、ファン３、3aのアンバランス量によりブロア
モータ１に振動が発生しブロアユニットのケース４に振
動を伝え車輌用空調装置全体に振動を発生させることに
なる。その時ブロアユニットのブロアモータ１とケース
４の固有振動ピークいわゆる共振点がファン３、3aの実
用回転数領域にある時より高い振動が発生しブロアユニ
ットのケース４を含め車輌用空調装置を構成する全体の
ケーシングにより高い振動を発生させる問題を有してい
た。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記課題を解決するもので、特にツインファ
ン構成としたブロアユニットにおけるブロアモータとケ
ースの固有振動形態を変えブロアユニットのケース振動
を低減するモータ支持構造を提供することである。
ン構成としたブロアユニットにおけるブロアモータとケ
ースの固有振動形態を変えブロアユニットのケース振動
を低減するモータ支持構造を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、ブロアモータの
両軸にファンを取り付けたツインファン構造を有し、か
つ前記ファンの各吸気口を片側一方向に設けて前記吸気
口の各吸気通路を仕切るようにしたブロアユニツトにお
いて、前記ブロアモータは仕切壁を貫通して一方の吸気
通路内に配設され、かつ前記ブロアモータの本体フレー
ム外周と前記仕切壁の間に設けた複数個の弾性体を介し
て前記仕切壁に支持固定するようにしたものである。
両軸にファンを取り付けたツインファン構造を有し、か
つ前記ファンの各吸気口を片側一方向に設けて前記吸気
口の各吸気通路を仕切るようにしたブロアユニツトにお
いて、前記ブロアモータは仕切壁を貫通して一方の吸気
通路内に配設され、かつ前記ブロアモータの本体フレー
ム外周と前記仕切壁の間に設けた複数個の弾性体を介し
て前記仕切壁に支持固定するようにしたものである。
作用 本発明は上記した構成により、ブロアモータをその本
体フレーム外周とケースの仕切壁との間に設けた複数個
の弾性体を介して仕切壁に支持固定することによりブロ
アモータの本体フレームが弾性体で押えられブロアモー
タの取付け剛性力がアップする。よってブロアモータ本
体が持つ固有振動のピークいわゆる共振点を高回転側に
変化させると同時にブロアユニットのケース側にも同作
用が働きファンの実用回転数領域外へブロアユニット本
体の固有振動ピークをずらし共振作用による振動を取除
くことができるものである。
体フレーム外周とケースの仕切壁との間に設けた複数個
の弾性体を介して仕切壁に支持固定することによりブロ
アモータの本体フレームが弾性体で押えられブロアモー
タの取付け剛性力がアップする。よってブロアモータ本
体が持つ固有振動のピークいわゆる共振点を高回転側に
変化させると同時にブロアユニットのケース側にも同作
用が働きファンの実用回転数領域外へブロアユニット本
体の固有振動ピークをずらし共振作用による振動を取除
くことができるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例について第１図および第２
図、第３図を参照にしながら説明する。図に示すよう
に、ブロアモータ11は両軸にファン３を取付けたツイン
ファン構成のものであり、フアン３の吸気口９、9aは片
側一方向に設けられ吸気口９、9aの各吸気通路を仕切る
ケース４の仕切壁を有している。ブロアモータ11はブロ
アモータ11に取付けられたブラケット10をケース４の支
持台５にネジ７で締め付けることによりブロアモータ11
を支持固定すると共にブロアモータ11の本体フレーム12
がケース４の仕切壁を貫通し、そして仕切壁との間に設
けた上下２個のゴムマウント２を介しブロアモータ11を
さらに支持固定する。なお、ブロアモータ11は一方のフ
ァン３の吸気口9aに面する吸気通路内に設けられ、ブロ
アモータ11の支持固定には、吸気口9aから作業を行うこ
とができる構造となっている。上記に示すツインファン
構成のブロアユニットにおいて、吸気口９、9aから空気
を導入した場合片吸込となり吸気スペースの確保等によ
りブロアモータ11の支持固定構造が限られるが、ケース
４の仕切壁とブロアモータ11の本体フレーム12の間にゴ
ムマウント２を設け、上下を押え付けることによりブロ
アモータ11の取付け剛性力及びケース４の仕切壁の剛性
力も増しブロアユニットにおける振動体の固有振動ピー
クいわゆる共振点とファン高回転側に移すことができ、
ファンの実用回転数領域外へブロアユニット本体の固有
振動ピークをずらし共振作用による振動の影響を取り除
くことが可能となった。第３図は本発明による共振点が
ファン高回転側にずれた実験の結果でありケース４の共
振点が（１）から（２）へずれたことを示す。
図、第３図を参照にしながら説明する。図に示すよう
に、ブロアモータ11は両軸にファン３を取付けたツイン
ファン構成のものであり、フアン３の吸気口９、9aは片
側一方向に設けられ吸気口９、9aの各吸気通路を仕切る
ケース４の仕切壁を有している。ブロアモータ11はブロ
アモータ11に取付けられたブラケット10をケース４の支
持台５にネジ７で締め付けることによりブロアモータ11
を支持固定すると共にブロアモータ11の本体フレーム12
がケース４の仕切壁を貫通し、そして仕切壁との間に設
けた上下２個のゴムマウント２を介しブロアモータ11を
さらに支持固定する。なお、ブロアモータ11は一方のフ
ァン３の吸気口9aに面する吸気通路内に設けられ、ブロ
アモータ11の支持固定には、吸気口9aから作業を行うこ
とができる構造となっている。上記に示すツインファン
構成のブロアユニットにおいて、吸気口９、9aから空気
を導入した場合片吸込となり吸気スペースの確保等によ
りブロアモータ11の支持固定構造が限られるが、ケース
４の仕切壁とブロアモータ11の本体フレーム12の間にゴ
ムマウント２を設け、上下を押え付けることによりブロ
アモータ11の取付け剛性力及びケース４の仕切壁の剛性
力も増しブロアユニットにおける振動体の固有振動ピー
クいわゆる共振点とファン高回転側に移すことができ、
ファンの実用回転数領域外へブロアユニット本体の固有
振動ピークをずらし共振作用による振動の影響を取り除
くことが可能となった。第３図は本発明による共振点が
ファン高回転側にずれた実験の結果でありケース４の共
振点が（１）から（２）へずれたことを示す。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、
ブロアモータは仕切壁を貫通して一方の吸気通路内に配
設され、かつブロアモータの本体フレーム外周と仕切壁
の間に設けた複数個の弾性体を介して仕切壁に支持固定
する構成とすることにより、吸気通路そのものが大きく
構成でき、必要な吸気面積が確保できるとともに、ブロ
アモータの取り付けに際し吸気通路から作業ができるの
で、ブロアモータを支持固定する弾性体を組み立てライ
ン上で容易に取り付けることができる。そしてこの弾性
体の取り付けによって、ブロアユニットにおける振動体
の固有振動ピーク、すなわち共振点をファンの高回転側
に移すことができ、ファンの実用回転数領域へブロアユ
ニットの固有振動ピークをずらし、共振作用による振動
の影響をとり除くことが可能となって低振動の車輌用空
調装置を提供できる。
ブロアモータは仕切壁を貫通して一方の吸気通路内に配
設され、かつブロアモータの本体フレーム外周と仕切壁
の間に設けた複数個の弾性体を介して仕切壁に支持固定
する構成とすることにより、吸気通路そのものが大きく
構成でき、必要な吸気面積が確保できるとともに、ブロ
アモータの取り付けに際し吸気通路から作業ができるの
で、ブロアモータを支持固定する弾性体を組み立てライ
ン上で容易に取り付けることができる。そしてこの弾性
体の取り付けによって、ブロアユニットにおける振動体
の固有振動ピーク、すなわち共振点をファンの高回転側
に移すことができ、ファンの実用回転数領域へブロアユ
ニットの固有振動ピークをずらし、共振作用による振動
の影響をとり除くことが可能となって低振動の車輌用空
調装置を提供できる。
第１図は本発明の一実施例のブロアユニット内部構成を
示す正面図、第２図は同モータ支持固定を示す側面図、
第３図は同実験結果を示す図、第４図は従来のブロアユ
ニット内部構成を示す正面図、第５図は同モータ取付け
を示す側面図である。 ２……ゴムマウント、３……ファン、４……ケース、11
……ブロアモータ、12……本体フレーム。
示す正面図、第２図は同モータ支持固定を示す側面図、
第３図は同実験結果を示す図、第４図は従来のブロアユ
ニット内部構成を示す正面図、第５図は同モータ取付け
を示す側面図である。 ２……ゴムマウント、３……ファン、４……ケース、11
……ブロアモータ、12……本体フレーム。
Claims (1)
- 【請求項１】ブロアモータの両軸にファンを取り付けた
ツインファン構造を有し、かつ前記ファンの各吸気口を
片側一方向に設けて前記吸気口の各吸気通路を仕切るよ
うにしたブロアユニツトにおいて、前記ブロアモータは
仕切壁を貫通して一方の吸気通路内に配設され、かつ前
記ブロアモータの本体フレーム外周と前記仕切壁の間に
設けた複数個の弾性体を介して前記仕切壁に支持固定す
るようにした車輌用空調装置のモータ支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1235061A JP2507084B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 車輌用空調装置のモ―タ支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1235061A JP2507084B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 車輌用空調装置のモ―タ支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0396422A JPH0396422A (ja) | 1991-04-22 |
| JP2507084B2 true JP2507084B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=16980499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1235061A Expired - Lifetime JP2507084B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 車輌用空調装置のモ―タ支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507084B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3254428B2 (ja) * | 1999-01-12 | 2002-02-04 | 株式会社日立製作所 | 換気装置の製作方法及び換気装置 |
| CN112379713A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-02-19 | 中山市厚源电子科技有限公司 | 一种冷链物流运输车车厢温湿度监控装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58128916A (ja) * | 1982-01-28 | 1983-08-01 | Nissan Motor Co Ltd | ブロワモ−タの取付構造 |
| JPS626781U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-16 | ||
| JPH0396420A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 車輌用空調装置のモータ支持構造 |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP1235061A patent/JP2507084B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0396422A (ja) | 1991-04-22 |
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