JP2506906Y2 - ホイ−ル成形用スピニング機 - Google Patents

ホイ−ル成形用スピニング機

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JP2506906Y2
JP2506906Y2 JP9802987U JP9802987U JP2506906Y2 JP 2506906 Y2 JP2506906 Y2 JP 2506906Y2 JP 9802987 U JP9802987 U JP 9802987U JP 9802987 U JP9802987 U JP 9802987U JP 2506906 Y2 JP2506906 Y2 JP 2506906Y2
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JP
Japan
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rotation
workpiece
work piece
axis
spinning machine
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JP9802987U
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JPS645710U (ja
Inventor
勝則 吉村
正勝 酒井
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Washi Kosan Co Ltd
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Washi Kosan Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ホイール成形用スピニング機に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、一体型の鍛造ホイールの製造の一例としては、
カップ状に鍛造成形した素材を、スピニング機に仕掛
け、同機の成形ローラによるしごき加工により、外側リ
ムと内側リムを形成するような方法で行なわれており、
第3図,第4図に示すように被加工物1は、駆動軸2に
設けた金型3と、これに対し従動軸4に設けた金型5の
間に挾持し、従動軸4によって押圧力を与えて、駆動軸
2により与えられる回転力によって被加工物1は回転さ
れる。一方、被加工物1の回転軸心線9に対し直角方向
より被加工物1に当接する成形ローラー6,7,8を3個所
設けてなり、成形ローラー6は、シリンダー10によって
軸心線9に対し直角方向に前後摺動可能に設けられてな
るとともに、シリンダー11によって上下方向へも摺動可
能に設けられている。又成形ローラー7は、シリンダー
12によって軸心線9に対し直角方向に前後摺動可能に設
けられてなるとともに、シリンダー13によって上下方向
へも摺動可能に設けられ、成形ローラー6及び成形ロー
ラー7は被加工物1に対し、相対する位置に設けられて
いる。更に、成形ローラー8も同様に、シリンダー14に
よって軸心線9に対し直角方向に前後摺動可能に設けら
れてなるとともに、上下方向へも摺動可能に設けられて
いる。そして、各成形ローラーに6,7,8に各々推力を付
与しつつ、被加工物1の表面を移動させながらしごき加
工を行ない、所望のホイール形状に成形を行なってい
る。
しかしながら本スピニング加工中、被加工物1の回転
を300rpm以上に上げると、本機全体に大きな振動が発生
し、この結果加工されたワークの成形寸法の安定性が悪
くなり、又機械的にも各部の損傷を誘発する虞れがある
ために、この高速回転による加工は出来なかった。
本考案者らは、上記実態に鑑み鋭意検討の結果、第4
図に示すように被加工物と成形ローラーは設計上、ロー
ラーの作用線が軸心線を通過しているために、機械的な
微少なガタが原因で、荷重の分力方向が回転方向と逆に
なる両者の作用位置関係に問題があるのではないかとの
結論に達し、この点に着目して本考案を提案するに至っ
たもので、高速回転でのスピニング成形加工が可能で、
かつ製品の寸法安定性が保証されるスピニング機を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、被加工物を回転軸間で金型を介し挟持押圧
し、前記回転軸の回転軸心線に対して直角方向より被加
工物に当接可能に成形ローラーを複数個所配し、被加工
物を回転させながら前記成形ローラーによって、回転軸
心線に対して平行方向及び回転軸心線に対して直角方向
に被加工物へ推力を付与しつつ、成形ローラーを被加工
物の周面に当接移動させて成形加工を行うスピニング機
において、回転軸心線に対して直角方向に作用する成形
ローラーの推力の作用線が、被加工物の回転軸心線に対
して、回転方向にオフセットした関係位置になるように
成形ローラーを設けるように構成したものである。
〔作用〕
本考案によるスピニング機による成形は、従来の同種
装置によるものと同様な作業手順に従い、被加工物をス
ピニング機にセットし成形を実施すればよく、被加工物
と成形ローラーは予めオフセット状態で当接しうるの
で、負荷を与えた際常に回転方向側の負荷荷重の分力の
作用方向が回転方向に付与される結果、被加工物との間
で振動が発生せず、安定した加工状態が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例図面に基づいて説明する。
第1図は本考案のスピニング機の要部を示す横断面図
であって、図は被加工物1を挾持押圧した状態を示して
いるが、被加工物は第3図に示すものと同様上下の金型
に挾持押圧された状態で取り付けられている。6,7,8
は、前記回転軸の回転軸心線9に対し直角方向より被加
工物1に当接する成形ローラーであって、各成形ローラ
ー6,7,8の推力の作用線15,16,17が、被加工物1の軸心
線9に対し、回転方向N側にオフセットΔlした関係位
置となるように、配設してなる。(実施例においてはΔ
lを10mmに設定した。) しかして、以上のごとく構成した装置を用いてスピニ
ング加工したところ、被加工物1に押圧した各成形ロー
ラー6,7,8は、被加工物1に対し第2図のごとくその負
荷荷重P1,P2,P3の回転方向の分力Q1,Q2,Q3は、常に
回転方向N側へ作用することとなり、これによって成形
ローラー6,7,8の先端部分での分力荷重の作用方向の不
安定が原因での振動の発生を防ぐことができた。従って
被加工物の高速回転によるスピニング加工が可能となっ
た。
従来15″φの被加工物について300rpm以上が困難だっ
たものが、本考案のスピニング機によって450rpmまであ
げても何の異常もなく、安定した加工状態を保って成形
を行なうことができた。
〔考案の効果〕
本考案に係るスピニング機による成形加工において
は、被加工物の回転軸心線に対して直角方向に作用する
成形ローラーの推力の作用線の方向を回転方向のオフセ
ットした位置に設けたために、負荷荷重の分力の方向が
常時被加工物の回転方向と同方向となり、被加工物と成
形ローラーとの間での振動の発生原因が取り除かれた結
果、必然的に高速回転での成形が可能となり、同時に寸
法安定性の優れた製品の加工が実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例スピニング機の要部を示す横
断面図であり、 第2図は、被加工物に対する成形ローラーの荷重の分力
の方向を示すベクトル線図であり、 第3図は、従来のスピニング機を示す縦断面図であり、 第4図は、従来のスピニング機を示す横断面図である。 符号の説明 1…被加工物、2…駆動軸、3…金型、4…従動軸 5…金型、6,7,8…成形ローラー、9…回転軸心線 15,16,17…作用線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物を回転軸間で金型を介して挟持押
    圧し、前記回転軸の回転軸心線に対して直角方向より被
    加工物に当接可能に成形ローラーを複数個所配し、被加
    工物を回転させながら前記成形ローラーによって、回転
    軸心線に対して平行方向及び回転軸心線に対して直角方
    向に被加工物へ推力を付与しつつ、成形ローラーを被加
    工物の周面に当接移動させて成形加工を行うスピニング
    機において、回転軸心線に対して直角方向に作用する成
    形ローラーの作用線が、被加工物の回転軸心線に対し
    て、回転方向にオフセットした関係位置になるように成
    形ローラーを設けたことを特徴とするホイール成形用ス
    ピニング機。
JP9802987U 1987-06-25 1987-06-25 ホイ−ル成形用スピニング機 Expired - Lifetime JP2506906Y2 (ja)

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JPS645710U JPS645710U (ja) 1989-01-13
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JP2006192464A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Washi Kosan Co Ltd スピニング機の金型交換装置及び該装置を備えたスピニング機
CN109201829B (zh) * 2017-08-23 2019-06-14 中国航空制造技术研究院 一种封闭式大型框架结构

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JPS645710U (ja) 1989-01-13

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