JP2506879Y2 - 外装材取付け構造 - Google Patents

外装材取付け構造

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JP2506879Y2
JP2506879Y2 JP1990099476U JP9947690U JP2506879Y2 JP 2506879 Y2 JP2506879 Y2 JP 2506879Y2 JP 1990099476 U JP1990099476 U JP 1990099476U JP 9947690 U JP9947690 U JP 9947690U JP 2506879 Y2 JP2506879 Y2 JP 2506879Y2
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誠 小川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、外装材取付け構造に関するものである。
さらに詳しくは、この考案は、レンガまたはタイル等の
外装材の各々の目地部にモルタルまたはシーリング材等
を湿式埋め込みすることなく、施工が容易でしかも仕上
り外観も良好な乾式の外装材取付け構造に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来より、住宅等の建物外壁面では、第4図にその施
工例を示したように、レンガまたはタイル等の外装材
(ア)を一定の間隔で下地材に取付け、その目地部にモ
ルタルまたは種々のシーリング材等(イ)を埋め込む湿
式施工がしばしば行われてきている。
この施工の場合には、たとえば第5図に例示したよう
に、建物外壁面(ウ)にほぼ等間隔の突起列(エ)を有
する木質系の下地材(オ)を取付け、この突起列(エ)
に外装材(ア)を順次係止して固定することも試みられ
ている。その目地部にはモルタルまたは種々のシーリン
グ材等(イ)を湿式埋め込み施工してもいる。これによ
って外壁面の耐熱性、遮音性および防水性等の向上を図
り、下地材(オ)の表面が露出するのを防止して施工外
観性を向上させてもいる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第4図及び第5図に例示したような従
来の取付け構造の場合には、外装材(ア)の横目地
(A)の間隔は常に一定に保たれるが、縦目地(B)の
間隔を正確に寸法取りすることは困難であり、往々にし
て縦目地(B)に不揃いが生じて施工外観性が低下する
という欠点があった。
また、全ての目地部へのモルタルまたは種々のシーリ
ング材等(イ)の埋め込み作業は、多大な労力と時間を
要する作業であり、しかも、これらは耐久性に劣るた
め、劣化しやすく、剥離しやすいという欠点がある。こ
のため、耐熱性、遮音性、防水性、および外観性等の向
上にとって支障となっていた。
この考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもの
であり、レンガまたはタイル等からなる外装材の従来の
取付け構造の欠点を解消し、目地部へのモルタルまたは
シーリング材等の埋め込み作業を必要とせず、施工が容
易で、しかもその耐熱性、遮音性、防水性および施工外
観性等を良好なものとすることのできる改良された外装
材取付け構造を提供する。
(課題を解決するための手段) この考案は、上記の課題を解決するものとして、建物
外壁面上に固定したセメント系下地材に外装材を取り付
ける建物外壁面への外装材取付け構造であって、 セメント系下地材は複数の水平突起列が表面に形成さ
れており、 外装材は、直方体形状の本体を有し、この本体には、
その左側縁及び下縁と平行に、本体表面より一段低くし
た左舌縁部が本体の上縁及び右側縁位置を限界として延
設されるとともに、左舌縁部と同幅でかつこれよりもさ
らに一段低くした右舌縁部が、本体の下縁及び左側縁位
置を限界として本体右側縁及び上縁と平行に延設され、
かつ、裏面側には溝部が切欠形成されており、 前記セメント系下地材を建物外壁面上に固定した後
に、前記外装材を、裏面構部に下地材表面の水平突起列
の一つを挿入し、係合させるとともに、隣接する左右の
外装材については、左側外装材の右舌縁部上に右側外装
材の左舌縁部を重ね、その左側端を左側外装材の本体及
び左舌縁部の右側端に当接させ、かつ左側外装材の右舌
縁部の右側端を右側外装材の右舌縁部及び本体の左側端
に当接させ、隣接する上下の外装材については、下側外
装材の右舌縁部上に上側外装材の左舌縁部を重ね、その
下面を下側外装材の本体上端に、また下側外装材の右舌
縁部上端を上側外装材の本体下端に当接させて、複数の
外装材を下地材上に配置しながら取り付けることを特徴
とする外装材取付け構造を提供する。
(作用) この考案の外装材取付け構造においては、縦目地及び
横目地が、外装材の左舌縁部によって形成される。この
ため、目地形成は、基礎となる下地形成をも含めて、全
て乾式工法により実現される。従来行われていた目地形
成のためのモルタル、シーリング材等の埋込みは不要と
なり、湿式工法が解消され、施工性が良好となる。ま
た、外観意匠性も良好となる。しかも、縦目地及び横目
地の間隔を一定とすることが容易ともなる。縦目地及び
横目地の寸法は、左舌縁部の幅によって設定可能であ
り、外装材の左舌縁部及び右舌縁部の上下面及び側面
は、全て、直方体形状の本体の上下面及び側面と平行と
なっているため、目地部の寸法出しは容易で、精度も良
好となる。
さらに、この考案の外装材取付け構造は、乾式工法な
がらも、目地部における防水性が良好ともなる。
すなわち、目地部では、外装材左舌縁部が、隣接する
外装材の本体及び左舌縁部に隙間なく当接し、かつ右舌
縁部上に重なって配置されるため、外装材表面の雨水等
の水は、裏面側に回り込むことはない。また、万一、重
ね合わされる左舌縁部にひび割れが生ずることがあって
も、その下には隣接する外装材の右舌縁部が存在するた
め、これによって水の浸入は阻止される。
(実施例) 以下、添付した図面に沿って実施例を示し、この考案
の外装材取付け構造についてさらに詳しく説明する。
第1図は、この考案に好適に用いることのできる外装
材を例示した斜視図である。
この第1図に示した外装材は、直方体形状とした本体
(1)を備えている。本体(1)の左側縁及び下縁から
は、これに平行に、左舌縁部(2)が、本体(1)の上
縁及び右側縁を限界として延設されている。この左舌縁
部(2)は、本体(1)の表面より一段低くなってい
る。
また、本体(1)の上縁及び右側縁からは、右舌縁部
(3)が、本体(1)の左側縁及び下縁を限界として平
行に延設されている。この右舌縁部(3)は、左舌縁部
(2)よりもさらに一段低くしており、また、それと同
幅としてもいる。
第1図には図示されてはいないが、この外装材には、
第2図に示したように、裏面側が切り欠かれ、溝部が形
成されている。
第2図は、第1図に示した外装材を用いたこの考案の
外装材取付け構造の一実施例を示した要部斜視図であ
る。
この第2図に示した例においては、複数の水平突起列
(4)が表面に形成された下地材(5)が、建物外壁面
(6)上に固定されている。下地材(5)は、セメント
系の無機質材料から形成されている。このようなセメン
ト系下地材(5)は、耐熱性、遮音性、防水性等に優れ
ている。
そして、この下地材(5)を介して、第1図に示した
外装材が、建物外壁面(6)に取り付け、固定されてい
る。
すなわち、前述したように、外装材の裏面側には、水
平突起列(4)の断面形状に一致する形状に切り欠かれ
た溝部(7)が形成されており、この溝部(7)に、下
地材(5)表面の水平突起列(4)の一つを挿入し、係
合させて、外装材は、下地材(5)上に取り付けられて
いる。
この場合、外装材の下地材(5)からの離脱を効果的
に防止し、下地材(5)上にしっかりと固定するために
は、この第2図に示したように、下地材(5)に設ける
水平突起列(4)は、その上面を下地材(5)表面に対
して鋭角をなす傾斜面状に形成するのが好ましい。もち
ろん、傾斜面の形成は、水平突起列(4)の下面につい
て行うことも可能である。
なお、このような水平突起列(4)における傾斜面の
形成により、外装材の材質によっては、溝部(7)に水
平突起列(4)を正面から挿入することが困難となる場
合がある。たとえば外装材が、下地材(5)と同様なセ
メント系等の無機質材料から形成されるとき、水平突起
列(4)への正面からの挿入はほとんど不可能である。
しかしながら、このような場合には、溝部(7)に水平
突起列(4)をその側端縁から挿入し、水平突起列
(4)上をスライドさせることで、複数の外装材を送り
込むことができ、下地材(5)上への取付けが可能とな
る。
また、第2図に示した例においては、下地材(5)上
に取り付け、固定される複数の外装材は、以下の通りに
配置されている。
すなわち、隣接する左右の外装材については、第3図
にも示したように、左側外装材の右舌縁部(3)上に右
側外装材の左舌縁部(2)が重ねられ、その左舌縁部
(2)の左側端が、左側外装材の本体(1)及び左舌縁
部(2)の右側端に、また左側外装材の右舌縁部(3)
の右側端が右側外装材の右舌縁部(3)及び本体(1)
の左側端に当接している。
一方、隣接する上下の外装材については、下側外装材
の右舌縁部(3)上に上側外装材の左舌縁部(2)が重
ねられ、左舌縁部(2)の下端が下側外装材の本体
(1)上端に、また下側外装材の右舌縁部(3)の上端
が、上側外装材本体(1)の下端に当接している。
このような外装材の配置により、縦目地(8)及び横
目地(9)は、外装材の左舌縁部(2)で形成される。
このため、目地形成は、基礎となる下地形成をも含め
て、全て乾式工法により実現されている。従来行われて
いた目地形成のためのモルタル、シーリング材等の埋込
みは不要となり、湿式工法が解消され、施工性が良好と
なる。また、外観意匠性も良好となる。しかも、縦目地
(8)及び横目地(9)の間隔を一定とすることが容易
ともなる。縦目地(8)及び横目地(9)の寸法は、左
舌縁部(2)の幅によって設定可能であり、外装材の左
舌縁部(2)及び右舌縁部(3)の上下面及び側面は、
全て、直方体形状の本体(1)の上下面及び側面と平行
となっているため、目地(8)(9)の寸法出しは容易
で、精度も良好となる。
その上、目地(8)(9)では、外装材の左舌縁部
(2)が、隣接する外装材の本体(1)及び左舌縁部
(2)に隙間なく当接し、かつ右舌縁部(3)上に重な
って配置されるため、外装材表面の雨水等の水が裏面側
に回り込むことはない。また、万一、重ね合わされる左
舌縁部(2)にひび割れが生ずることがあっても、その
下には隣接する外装材の右舌縁部(3)が存在するた
め、これによって水の浸入は阻止される。乾式工法によ
っても、縦目地(8)及び横目地(9)における防水性
は、高度に確保され、しかも湿式工法にように劣化する
心配もない。防水性に関する信頼度は向上する。
もちろんこの考案は、以上の例によって限定されるも
のではない。外装材及び下地材の材質、大きさ、厚さ等
の細部については様々な態様が可能であることは言うま
でもない。
(考案の効果) 以上詳しく説明した通り、この考案によって、施工が
容易で、しかも耐熱性、遮音性、防水性および施工外観
性等に優れた外装材の取付け構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に好適に用いることのできる外装材
を例示した斜視図である。 第2図は、第1図に示した外装材を用いたこの考案の外
装材取付け構造の一実施例を示した要部斜視図である。 第3図は、第2図に示した例の縦目地付近の部分水平断
面図である。 第4図及び第5図は、各々、従来の外装材取付け構造を
示した正面図及び斜視図である。 1……本体 2……左舌縁部 3……右舌縁部 4……水平突起列 5……下地材 6……建物外壁面 7……溝部 8……縦目地 9……横目地

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物外壁面上に固定したセメント系下地材
    に外装材を取り付ける建物外壁面への外装材取付け構造
    であって、 セメント系下地材は複数の水平突起列が表面に形成され
    ており、 外装材は、直方体形状の本体を有し、この本体には、そ
    の左側縁及び下縁と平行に、本体表面より一段低くした
    左舌縁部が本体の上縁及び右側縁位置を限界として延設
    されるとともに、左舌縁部と同幅でかつこれよりもさら
    に一段低くした右舌縁部が、本体の下縁及び左側縁位置
    を限界として本体右側縁及び上縁と平行に延設され、か
    つ、裏面側には溝部が切欠形成されており、 前記セメント系下地材を建物外壁面上に固定した後に、
    前記外装材を、裏面溝部に下地材表面の水平突起列の一
    つを挿入し、係合させるとともに、隣接する左右の外装
    材については、左側外装材の右舌縁部上に右側外装材の
    左舌縁部を重ね、その左側端を左側外装材の本体及び左
    舌縁部の右側端に当接させ、かつ左側外装材の右舌縁部
    の右側端を右側外装材の右舌縁部及び本体の左側端に当
    接させ、隣接する上下の外装材については、下側外装材
    の右舌縁部上に上側外装材の左舌縁部を重ね、その下面
    を下側外装材の本体上端に、また下側外装材の右舌縁部
    上端を上側外装材の本体下端に当接させて、複数の外装
    材を下地材上に配置しながら取り付けることを特徴とす
    る外装材取付け構造。
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