JP2506615Y2 - 車両用速度表示装置 - Google Patents

車両用速度表示装置

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JP2506615Y2
JP2506615Y2 JP1991093067U JP9306791U JP2506615Y2 JP 2506615 Y2 JP2506615 Y2 JP 2506615Y2 JP 1991093067 U JP1991093067 U JP 1991093067U JP 9306791 U JP9306791 U JP 9306791U JP 2506615 Y2 JP2506615 Y2 JP 2506615Y2
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shaft
magnet
vehicle speed
shaped body
dish
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JP1991093067U
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JPH0536367U (ja
Inventor
誠 猪俣
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日本電装株式会社
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、渦電流式計器を用いる
車両用速度表示装置に係り、特に、車速センサを装着し
てなる車両用速度表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、渦電流式計器を用いる
車両用速度表示装置に使用される車速センサとしては、
機械的接点であるリードスイッチを用いるのが一般的で
あったが、最近においては長寿命および高信頼性を求め
られる中で充分にこれらの要求にこたえることができな
いという問題があった。
【0003】従来、実開昭62−9171号に示される
ような構造の単独の回転検出装置があったが、その検出
装置は、車両用速度表示装置とは別に固定部材に軸受部
材を介して回転可能に支承保持される回転軸と、この回
転軸に連結して被検出体の回転を伝達するケーブルと、
前記回転軸に固定される回転部材と、前記回転部材の回
転に対応するパルスを発生させるセンサとから成る回転
検出装置であるので、部品点数が多く構造が複雑で高価
となる問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、部品点数及
び組付け工数を増すことなく、無接点式フォトカプラ等
の部品を車両用速度表示装置内に装着することが可能で
あり、構造が簡単な車両用速度表示装置を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、本考案においては、車速に比例してワイヤケーブル
を介し回転されるシャフトと、このシャフトと共に回転
するように当該シャフトに固定された円盤状マグネット
と、このマグネットに対向して配置されて当該マグネッ
トの回転に応じ回動される誘導盤と、この誘導盤の回動
に伴って回動する指針とを備えた車両用速度表示装置に
おいて、前記マグネットを介し前記誘導盤に対向するよ
うに配設されて前記シャフト及びマグネットと一緒に回
動する非磁性皿状体を備え、この非磁性皿状体の外周に
は、羽根車部が設けられ、また、前記マグネットの外周
側にて前記皿状体に設けられた環状ヨークと、前記羽根
車部を挟むように配置された発光部及び受光部を有する
無接点フォトカプラとを備えることを特徴する車両用速
度表示装置が提供される。
【作用】上述のように構成した本考案においては、非磁
性皿状体が、車速に比例してケーブルを介し回転される
車両用速度表示装置のシャフトに、マグネットを介し誘
導盤に向け対向するように、固定されている。そして、
環状ヨークがマグネットの外周側にて皿状体に設けら
れ、また、無接点フォトカプラが、その発光部及び受光
部にて、非磁性皿状体の外周に形成した羽根車部を挟む
ように配置されている。このように、車速に比例して回
転する車両用速度表示装置のシャフトを利用して車速を
検出しかつ表示すべく、シャフトに固定した非磁性皿状
体の羽根車部を介しフォトカプラが配置され、かつ非磁
性皿状体に環状ヨークが設けられている。
【0006】
【実施例】本考案の構成を図1に示す実施例について説
明すると、皿状体7に羽根車部7bを一体化とするため
しぼり加工し、また現状より性能を劣化しないように皿
状体7を非磁性材料(アルミ材)としている。さらに、
フォトカプラ6の検出方法が透過型のため、非磁性皿状
体7の表面に黒色塗装または黒色めっきをしている。そ
して、前記皿状体7と、マグネット8および整磁鋼11
をシャフト9に組付けハイスピンかしめにより固定して
いる。(図3)
【0007】なお、皿状体7の形状詳細については図2
に示す。図2は皿状体7を示す斜視図であり、皿状体7
は底付円筒形にしぼり加工されており、底部中央に取付
穴7cが穿設されており、上部外周に羽根車部7bを設
けてある。
【0008】ハイスピンかしめについては図3に示して
ある。このハイスピンかしめは、シャフト9の頭を外周
に開きながら上方より押しつぶすように加圧するかしめ
方法であり、皿状体7にはマグネット8の外周位置に環
状ヨーク7aが設けてある。
【0009】また、車両用速度表示装置の構成について
図1〜図3に基づき説明すると、指針1が指針軸12に
固定されており、指針軸12は誘導盤10に固定されて
いる。指針軸12の下端はシャフト9の頭部にスラスト
方向から軸支されている。誘導盤10は天板付円筒状に
形成されており、その円筒状部がマグネット8と環状ヨ
ーク7aの間の環状空隙に挿入されている。樹脂成型ま
たはアルミダイキャストなどからなるボデー3には、減
速歯車13および14を介してシャフト9により回転駆
動されるトリップ用積算計4および距離積算計5が取付
けられている。トリップ用積算計4は零帰機構(図示
略)を有する。透過型フォトカプラ6もボデー3に取付
けられており、その発光部6aと受光部6bは皿状体7
の羽根車部7aを狭んで向き合せにせられている。マグ
ネット8の上面には整磁鋼11が設けられている。指針
軸12と目盛板2の間には渦巻スプリング15が設けら
れている。
【0010】上記構成において、車両が走行している時
は、シャフト9が変速機出力軸と同速で図示略のワイヤ
ケーブルを介して回転駆動されるため、マグネット8、
皿状体7および環状ヨーク7aが車速に比例して回転さ
れる。誘導盤10にはフレミングの右手則によって渦電
流が生じ、その渦電流とマグネット8の磁束との間でフ
レミングの左手則によるトルクを誘導盤10が受けるこ
とにより、指針1が車速に比例した角度で回動する。
【0011】前述のように、皿状体7が車速に比例して
回転されるため、羽根車部7bが皿状体7とともに車速
に比例して回転され、透過型フォトカプラ6の発光部6
aから受光部6bへの光が羽根車部7bにより断続さ
れ、フォトカプラ6からは車速に比例した周波数のパル
スが発生する。そして、フォトカプラ6から発生するパ
ルスを車速に換算することにより、例えば80Km/h
とか100Km/hの車速時に信号を発生することによ
りパワステアリング装置による操舵力の軽さを制御した
り、オートドライブ装置の入切を制御するなどの用途に
使用される。
【0012】本実施例においては、羽根車部7bが皿状
体7の外周に凹凸状に設けられているから、光の透過時
と不透過時において、コントラストが強く表れるため、
フォトカプラ6から発生するパルスの波形が良好であ
る。また、フォトカプラ6は反射型ではなく透過型を使
用しているため、良好な波形のパルスが得られ易い。
【0013】
【考案の効果】上述のように、本考案によれば、非磁性
皿状体7が、車速に比例してケーブルを介し回転される
車両用速度表示装置のシャフト9に固定され、環状ヨー
ク7aがマグネット8の外周側にて非磁性皿状体7に設
けられ、かつ無接点式フォトカプラ6が、その発光部6
a及び受光部6bにて、非磁性皿状体7の羽根車部7b
を挟むように配置されている。このように、車速の検出
及び表示にあたり、車速に比例して回転するシャフト9
を有効に利用した構成を採用することにより、従来技術
に比べ、何ら部品点数や組付け工数を増すことなく、車
速検出用フォトカプラ6及び磁気回路形成用環状ヨーク
7aを車両用速度表示装置内に装着することが可能とな
る。なお、本考案装置では、フォトカプラ6が採用され
ているので、寿命が長く信頼性も高いという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用速度表示装置を半断面して示す
正面図である。
【図2】非磁性皿状体の形状を示す斜面図である。
【図3】(a),(b)はハイスピンかしめ部の詳細を
示す平面図および断面図である。
【符号の説明】
6...無接点式フォトカプラ、 6a...発光部、 6
b...受光部、 7...非磁性皿状体、 7a...環状ヨ
ーク、 7b...羽根車部、 8...マグネット、9...
シャフト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速に比例してワイヤケーブルを介し回
    転されるシャフトと、 このシャフトと共に回転するように当該シャフトに固定
    された円盤状マグネットと、 このマグネットに対向して配置されて当該マグネットの
    回転に応じ回動される誘導盤と、 この誘導盤の回動に伴って回動する指針とを備えた車
    用速度表示装置において、前記マグネットを介し前記誘導盤に対向するように配設
    されて前記シャフト及びマグネットと一緒に回動する非
    磁性皿状体を備え、 この非磁性皿状体の外周には、羽根車部が設けられ、 また、前記マグネットの外周側にて前記皿状体に設けら
    れた環状ヨークと、 前記羽根車部を挟むように配置された発光部及び受光部
    を有する無接点フォトカプラとを備える ことを特徴する
    車両用速度表示装置。
JP1991093067U 1991-10-17 1991-10-17 車両用速度表示装置 Expired - Lifetime JP2506615Y2 (ja)

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JPH0536367U JPH0536367U (ja) 1993-05-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61180144A (ja) * 1985-02-06 1986-08-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 速度検出器
FR2584490B1 (fr) * 1985-07-05 1987-10-16 Veglia Procede d'affichage de la vitesse et de la distance a bord d'un vehicule automobile.

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