JPH0720136A - 自動二輪車の速度検出装置 - Google Patents

自動二輪車の速度検出装置

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JPH0720136A
JPH0720136A JP18750593A JP18750593A JPH0720136A JP H0720136 A JPH0720136 A JP H0720136A JP 18750593 A JP18750593 A JP 18750593A JP 18750593 A JP18750593 A JP 18750593A JP H0720136 A JPH0720136 A JP H0720136A
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JP
Japan
Prior art keywords
sensor
frequency
rotation
drive shaft
frequency divider
Prior art date
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Pending
Application number
JP18750593A
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English (en)
Inventor
Takashige Kakizoe
孝成 垣添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後輪の径や後輪ドライブ系スプロケットの歯
数を変更しても、これに容易に対応できる電気式の速度
計を得る。 【構成】 後輪4のドライブシャフト13またはこのドラ
イブシャフト13に連動する回転軸にセンサーローター18
を取り付けるとともにセンサーローター18の近傍にセン
サー23を配設し、このセンサー23の出力信号を分周器41
により分周して速度計5の表示部46に入力する。分周比
を変えることにより、どのようにも対応できることにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンによって駆動
力を発生させる自動二輪車に適用する、自動二輪車の速
度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車は自動車同様に、速度計を装
備することが法令によって義務付けられている。このた
め、バーハンドルの中央でヘッドランプの上部に位置す
るところに速度計が取り付けられ、運転者が運転中に速
度確認が行ない易くしてある。速度は、車輪の外周寸法
がわかっていれば、単位時間あたり車輪が何回回転した
かで検出できるので、従来から車輪あるいは車輪への動
力供給源から回転力を取り出し、ケーブルを介して機械
的に速度計に与えるようにしている(機械的な回転力取
出装置について特開昭64-29771号公報参照)。
【0003】図11について従来型の速度検出装置を説明
する。1は自動二輪車であり、2はトランスミッション
を一体に組付けたエンジン、3は前輪、4は後輪、5は
速度計である。この図には、速度計5に回転力を提供す
る手段が、次のように2種同時に書かれているが、この
うちのいずれかが適用されているものである。
【0004】その一は、前輪3の支持部分に設けられ前
輪3の回転力を方向を変えて取り出すメータギヤボック
ス6と速度計5とをケーブル7で結び、前輪3の回転力
を機械的に速度計5に与えるものである。速度計5に
は、回転力を速度表示に変換する機構が入っている。こ
の構成では、前輪3が回転するとき、その回転数に比例
した回転力が速度計5に与えられるので、前輪3の直径
寸法等が不変であれば、常に正しい速度計測ができるこ
とになる。
【0005】回転力を提供する手段のその2としては、
エンジン2のトランスミッション部分に設けられたメー
ターギヤボックス8と速度計5とをケーブル9で結び、
ドライブシャフトの回転力を機械的に速度計に供給する
ものである。この場合には後輪4を駆動する前の段階で
回転力を取り出すのであるが、後輪4の直径寸法が変わ
れば、同一速度で走行するためにはメーターギヤボック
ス8の回転数も変わることになるので、常に一定の速度
計測を行なうためには、後輪4の直径寸法が変わらない
ことが条件になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の機械
式速度計は、標準速度に対するケーブルの駆動回転数が
基本的に決定されていたために、前記その一の手段では
前輪3の直径寸法の変化が、またその二のものでは後輪
4の直径寸法の変化と、ドライブスプロケット10(図2
参照)、およびこれにドライブチェーン11で結合したド
リブンスプロケット12の歯数の変化により、それぞれメ
ーターギヤボックス6,8の内部のギヤを変更する必要
があった。
【0007】交換するのが前輪3や後輪4ならともか
く、ドライブスプロケット10やドリブンスプロケット12
の歯数は、開発途中および量産してからも、仕向地別に
頻繁に変更されることがあり、この際に、必ずメーター
ギヤボックス6,8の内部のギヤの組み合わせを変更し
なければならないので煩雑であった。また、このように
ギヤの組み合わせを変えるにしても、その組み合わせに
は限界があり、このことから、機種によっては速度計の
対応が難しくなるものもあった。
【0008】本発明はこの点に鑑みて成されたものであ
り、上記従来のもののように、前輪および後輪の直径寸
法の変化などに影響されることがなく、常に正確な速度
表示が行なわれる、自動二輪車の速度検出装置を提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、後輪のドライブシャフトまた
は該ドライブシャフトに連動する回転軸に回転部材を取
り付けるとともに該回転部材の近傍に該回転部材の回転
を検出して電気的な出力信号を発するセンサーを配設
し、該センサーの出力信号を分周器を介して表示器の入
力側に接続した構成としたものである。
【0010】
【作用】このような構成とすれば、後輪のドライブシャ
フトまたはこのドライブシャフトに連動する回転軸に取
り付けられた回転部材が回転するのをセンサーで電気的
に検出するので、上記のようにメーターギヤボックスの
内部のギヤの組み合わせを変更しなくてもよいことにな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1以降の図に
ついて説明する。図1において1は自動二輪車であり、
2はトランスミッションを一体に組付けたエンジン、3
は前輪、4は後輪、5は速度計である。エンジン2のト
ランスミッション部分には図2に示すようなドライブス
プロケット10が内蔵されており、後輪4に取付けられた
ドリブンスプロケット12をドライブチェーン11で駆動す
るようになっている。ドライブスプロケット10はドライ
ブシャフト13に取付けられている。
【0012】図3において14はスプロケットカバーであ
って、図1に示すようにエンジン2の後部に位置するも
のである。ドライブスプロケット10はこのスプロケット
カバー14の内部に位置する。ドライブシャフト13の先端
部には軸方向にねじ孔15が刻設されており、このねじ孔
15にはジョイントスクリュー16が螺合によって取付けら
れている。図7に示すように、ジョイントスクリュー16
の先端部には溝17が設けられており、この溝17にロータ
ーシャフト18が、その先端に形成された平板部19を嵌合
することによって結合するようになっている。この構造
により、ドライブシャフト13と後述するセンサーロータ
ー22との距離が異なる、種々の車種に対応した調整がで
きることになる。
【0013】図3に示すようにスプロケットカバー14の
外側にはローターハウジング20がボルト21によって取付
けられており、このローターハウジング20の内部に、ロ
ーターシャフト18に取付けられたセンサーローター22が
位置している。図3およびその一部を拡大して示した図
4に示すように、センサーローター22の外周に臨んだと
ころにはセンサー23が設けられ、センサー回路を組み込
んだ基板24に支持されている。25はカプラーで、カプラ
ー端子26をリード線27でセンサー23に接続したものであ
る。
【0014】図5はセンサーローター22の一例である。
このセンサーローター22は、鉄系の燒結金属からできて
おり、表面に着磁した磁石のN極とS極(10〜30極)22
a を交互に配したものである。この場合、センサー23と
しては半導体の磁気抵抗素子を採用し、その上に漏れ磁
束の低減を図るポールピース、磁石、ヨーク部から構成
したものを使用する。図6はセンサー23として電磁式ピ
ックアップコイルを用い、センサーローター22として鉄
系燒結金属で突起22b を形成したものを用いる場合を示
すものである。
【0015】図8はセンサーローター22が回転し、これ
をセンサー23が検出して回転数に比例する交流信号を出
力したとき、これを回転数表示させるための回路の一例
である。まず、28はセンサー23の部分の等価回路であ
り、入力端子29に電源であるバッテリー30からの電圧を
受けたとき、内部の整流回路31、増幅器32、トランジス
タ33、コンデンサー34,35,36および抵抗器37,38で構
成された回路により、出力端子39,40間に交流信号が出
力される。出力端子39,40には分周器41が接続されてお
り、図9に示すように周波数fのこの信号をf/nに分
周する。
【0016】分周器41の出力側は、端子42,43を介して
電動式速度計としての一般的な構成を有する回路44のメ
ーター駆動回路45の入力側に接続されている。このメー
ター駆動回路45の出力側には、速度計5の表示部46が接
続され、電源端子にはバッテリー47が接続されている。
【0017】図10は分周器41の一例を示すものである。
この例では、2個のプログラマブル・アップダウン・カ
ウンタ48,49を図示するように接続し、プログラムを変
更することにより周波数fをf/nに変換するようにし
ている。この場合、プログラムは自由に書き替えられ
る。なお、分周器41はこれに限られるものではなく、他
のどのようなものであってもよいことは、いうまでもな
い。
【0018】このように構成されたこの自動二輪車の回
転数検出装置は、次のように作動する。まず、ドライブ
シャフト13が回転したとき、センサー23がその回転数に
応じた交流信号を出力する。この周波数fはそのまま処
理するには高いので、分周器41によってf/nに変換
し、これをメーター駆動回路41に供給する。メーター駆
動回路41には、従来の機械式速度計と同様に、標準速度
に対するパルス幅、周波数が決められているので、電気
式速度計の標準化が図れることになる。
【0019】以上説明したセンサー23関係のなかで、セ
ンサーローター22の径および着磁されている極数が一定
であるとすると、センサーローター22が回転するときの
センサー23の出力波形も一定になる。よって、後輪4ド
ライブスプロケット10、ドリブンスプロケット12の歯数
の変更により標準速度時のセンサー23の出力波形を電気
式速度計に入力する前に、図8に示すような分周器41に
よって周波数に変換することになる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た自動二輪車の速度検出装置であるから、車輪やドライ
ブ系のスプロケットの歯数を変更するとき、分周器の分
周比を適宜変更するだけでこれに対応することができる
ことになる。また速度計の指示を変更するときも同様
に、分周器のプログラムを変更するだけで対応できるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の適用例としての自動二輪車
の側面図である。
【図2】後輪ドライブ系の説明図である。
【図3】センサー部分の詳細を示す断面図である。
【図4】図3の一部の拡大断面図である。
【図5】センサーリングとセンサーとの関係を示す説明
図である。
【図6】センサーリングとセンサーとの関係の他の例を
示す説明図である。
【図7】ローターシャフトの結合部分の斜視図である。
【図8】交流信号を回転数表示させるための回路の回路
図である。
【図9】分周器の作用を説明する説明図である。
【図10】分周器の一例を示す回路図である。
【図11】速度計の回転力取出し部位の従来例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 エンジン 4 後輪 5 速度計 13 ドライブシャフト 18 ローターシャフト 22 センサーローター 23 センサー 41 分周器 46 表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪のドライブシャフトまたは該ドライ
    ブシャフトに連動する回転軸に回転部材を取り付けると
    ともに該回転部材の近傍に該回転部材の回転を検出して
    電気的な出力信号を発するセンサーを配設し、該センサ
    ーの出力信号を分周器を介して表示器の入力側に接続し
    たことを特徴とする自動二輪車の速度検出装置。
JP18750593A 1993-06-30 1993-06-30 自動二輪車の速度検出装置 Pending JPH0720136A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012008257A1 (ja) * 2010-07-15 2012-01-19 日本精機株式会社 回転速度検出装置及び車速検出システム
US9156512B2 (en) 2012-06-14 2015-10-13 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Sprocket cover in straddle vehicle
JP2016049905A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 有限会社萬羽 車輪回転速度センサー用回転被検出体の取付構造と該取付構造を備えた三輪自動車

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