JP2506568Y2 - 発電機出力制御装置 - Google Patents
発電機出力制御装置Info
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- JP2506568Y2 JP2506568Y2 JP1988085065U JP8506588U JP2506568Y2 JP 2506568 Y2 JP2506568 Y2 JP 2506568Y2 JP 1988085065 U JP1988085065 U JP 1988085065U JP 8506588 U JP8506588 U JP 8506588U JP 2506568 Y2 JP2506568 Y2 JP 2506568Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、発電機を許容限度内にて運転するための発
電機出力制御装置に関する。
電機出力制御装置に関する。
B.考案の概要 発電機出力を限定曲線の座標にあてはめて上記出力の
正常異常とその程度を判定し、この判定に基づきAVR演
算部に演算を行う場合、この判定結果を直接AVR演算部
の入力とせず、AVR演算部の比較入力の一つである電圧
設定器の入力とすることにより、AVR演算部の演算時間
を短くしたものである。
正常異常とその程度を判定し、この判定に基づきAVR演
算部に演算を行う場合、この判定結果を直接AVR演算部
の入力とせず、AVR演算部の比較入力の一つである電圧
設定器の入力とすることにより、AVR演算部の演算時間
を短くしたものである。
C.従来の技術とその課題 発電機を系統に並列にして運転する時、発電機の出力
限度を越えて運転すると、系統に大きな外乱を与える恐
れがあるため、通常の場合、有効電力，無効電力を許容
限度内で運転するように出力限定装置を用いて制御す
る。この限定装置のうち、無効電力を制御するものは、
限定曲線上のVarの進み、遅れの限度を検出して自動電
圧制御（AVR）のリミッターを上，下して限定曲線内に
制御する。この制御をコンピュータソフトで実施した例
が第２図である。第２図において、発電機の電圧、有効
電力、無効電力を得て、A/D変換した後、これら電圧や
電力にて限定曲線の座標１を得る。そして、この限定曲
線の座標１と現在の無効電力検出部２によるVarとを比
較し、発電機の出力限定曲線をこえた運転状態では、Ａ
点にて負の偏差が生じる。このＡ点の出力につきPI回路
３にてPI制御を行なって継続状態を検出してその積分値
を得る。ついで、設定器４の上限度値との偏差を採り、
このＣ点出力と上限値との偏差が出力される。
限度を越えて運転すると、系統に大きな外乱を与える恐
れがあるため、通常の場合、有効電力，無効電力を許容
限度内で運転するように出力限定装置を用いて制御す
る。この限定装置のうち、無効電力を制御するものは、
限定曲線上のVarの進み、遅れの限度を検出して自動電
圧制御（AVR）のリミッターを上，下して限定曲線内に
制御する。この制御をコンピュータソフトで実施した例
が第２図である。第２図において、発電機の電圧、有効
電力、無効電力を得て、A/D変換した後、これら電圧や
電力にて限定曲線の座標１を得る。そして、この限定曲
線の座標１と現在の無効電力検出部２によるVarとを比
較し、発電機の出力限定曲線をこえた運転状態では、Ａ
点にて負の偏差が生じる。このＡ点の出力につきPI回路
３にてPI制御を行なって継続状態を検出してその積分値
を得る。ついで、設定器４の上限度値との偏差を採り、
このＣ点出力と上限値との偏差が出力される。
このＣ点出力はAVR演算部５の上限値を上下させるこ
とになるが、このAVR演算部５の入力としては電圧設定
器６の電圧と発電機電圧検出部７の偏差が入力される。
とになるが、このAVR演算部５の入力としては電圧設定
器６の電圧と発電機電圧検出部７の偏差が入力される。
AVR演算部５ではこの偏差に基づきPID制御が行なわれ
ると共に特性上上限値が設定されることになる。また、
AVR演算部５の出力はD/A変換器８を介してAVR制御指令
が発電機に送られる。
ると共に特性上上限値が設定されることになる。また、
AVR演算部５の出力はD/A変換器８を介してAVR制御指令
が発電機に送られる。
したがって、Ｃ点出力値をAVR演算部の上限リミッタ
とすることにより限定曲線からはずれると上限リミッタ
が下がりAVR演算部の演算結果を制限して得た制御出力
により、AVRを制御して発電機の運転状態を限定曲線内
に追いこむように制御する。
とすることにより限定曲線からはずれると上限リミッタ
が下がりAVR演算部の演算結果を制限して得た制御出力
により、AVRを制御して発電機の運転状態を限定曲線内
に追いこむように制御する。
しかし、第２図に示す回路においては、AVR演算部５
の演算結果を制限して、最終的に出力が限定曲線内に制
御されるまで、上限リミッタの値と演算結果とを逐一比
較する作業が必要となり時間がかかる。
の演算結果を制限して、最終的に出力が限定曲線内に制
御されるまで、上限リミッタの値と演算結果とを逐一比
較する作業が必要となり時間がかかる。
そこで、本考案は時間を短縮した発電機出力制御装置
を提供する。
を提供する。
D.課題を解決するための手段 上述の目的を達成する本考案はＢ点出力を電圧設定器
に入力して比較演算を減少させ、時間短縮を図ったもの
である。
に入力して比較演算を減少させ、時間短縮を図ったもの
である。
E.実施例 ここで、第１図を参照して本考案の実施例を説明す
る。なお、第１図にて第１図と同一部分には同符号を付
す。第１図において、１は限定曲線の座票、２は現在の
無効電力、３は継続状態検出のためのPI制御手段、６は
発電機の電圧設定器、７は発電機電圧検出部、５はAVR
演算部、８はD/A変換器である。
る。なお、第１図にて第１図と同一部分には同符号を付
す。第１図において、１は限定曲線の座票、２は現在の
無効電力、３は継続状態検出のためのPI制御手段、６は
発電機の電圧設定器、７は発電機電圧検出部、５はAVR
演算部、８はD/A変換器である。
かかる回路において、無効電力の異常や正常もしくは
その値のPI回路３による積分出力（Ｂ点出力）は、直接
設定器６の電圧に変換される。すなわち、異常でも正常
でもそれに応じた設定器６の電圧が設定されることにな
り、異常の場合は限定曲線内に追い込むような設定電圧
に設定される。
その値のPI回路３による積分出力（Ｂ点出力）は、直接
設定器６の電圧に変換される。すなわち、異常でも正常
でもそれに応じた設定器６の電圧が設定されることにな
り、異常の場合は限定曲線内に追い込むような設定電圧
に設定される。
設定器６は、その特性として最大設定電圧VUと最小設
定電圧VLとが設けられ、この最大設定電圧VUと最小設定
電圧VLとの間を調定率Ｋにより漸減させるという特性を
持ち、前述のＢ点出力が限定曲線を越えるとその程度が
大きい程特性上最小設定電圧VLに近づくようになってい
る。設定器６の出力としては、このＢ点出力に見合う設
定電圧が目標電圧となって出力されることになる。
定電圧VLとが設けられ、この最大設定電圧VUと最小設定
電圧VLとの間を調定率Ｋにより漸減させるという特性を
持ち、前述のＢ点出力が限定曲線を越えるとその程度が
大きい程特性上最小設定電圧VLに近づくようになってい
る。設定器６の出力としては、このＢ点出力に見合う設
定電圧が目標電圧となって出力されることになる。
そして、この目標電圧と発電機電圧との差分をとり、
現在の発電機電圧に対する偏差に基づいてAVR演算部５
による電圧調整演算を行なうものである。そして、設定
器６の目標電圧がAVR演算部５での演算値に係ることに
なるので従来のように特性上限値を設定することがなく
なる。つまり、この演算に当ってはPI回路３の出力が設
定器６にて加味されているので、従来のようにPI回路出
力をAVR演算部５に更に入力する必要がなく、AVR演算部
５の上限リミット値としては一義的に定められることに
なる。
現在の発電機電圧に対する偏差に基づいてAVR演算部５
による電圧調整演算を行なうものである。そして、設定
器６の目標電圧がAVR演算部５での演算値に係ることに
なるので従来のように特性上限値を設定することがなく
なる。つまり、この演算に当ってはPI回路３の出力が設
定器６にて加味されているので、従来のようにPI回路出
力をAVR演算部５に更に入力する必要がなく、AVR演算部
５の上限リミット値としては一義的に定められることに
なる。
全体としては、発電機出力Ｐ［KW］により座標から遅
れVar又は進みVarの能力限定が判明し、この座標と発電
機検出Varとの差分を取り、この差分をPI積分し、この
積分値（能力限定より外れた値）にて設定器電圧を求
め、この電圧値と現在の発電機検出電圧との差分をと
り、AVR演算器５にて演算しAVR制御指令を行なってい
る。
れVar又は進みVarの能力限定が判明し、この座標と発電
機検出Varとの差分を取り、この差分をPI積分し、この
積分値（能力限定より外れた値）にて設定器電圧を求
め、この電圧値と現在の発電機検出電圧との差分をと
り、AVR演算器５にて演算しAVR制御指令を行なってい
る。
F.考案の効果 以上説明したように本考案では、限定曲線の内外にお
けるPI回路出力が設定電圧を直接上下させることになっ
て、AVR演算器の上限リミット値を変化させることにな
らないので、遅れ領域でも進み領域でもAVR演算時間が
短縮されることになる。
けるPI回路出力が設定電圧を直接上下させることになっ
て、AVR演算器の上限リミット値を変化させることにな
らないので、遅れ領域でも進み領域でもAVR演算時間が
短縮されることになる。
第１図は本考案の一例の回路ブロック図、第２図は従来
の回路ブロック図である。 図中、 １は限定曲線の座標、３はPI回路、５はAVR演算部、６
は電圧設定器、７は発電機電圧検出手段である。
の回路ブロック図である。 図中、 １は限定曲線の座標、３はPI回路、５はAVR演算部、６
は電圧設定器、７は発電機電圧検出手段である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−138100（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−144798（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−218899（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−67900（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−218900（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】発電機出力を限定曲線の座標にあてはめて
上記出力の正常異常とその程度を判定し、この判定に基
づきAVR演算部にて演算を行なう発電機出力制御装置に
おいて、 上記正常異常とその程度を上記AVR演算部の比較入力の
一つである電圧設定器の設定入力としたことを特徴とす
る発電機出力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988085065U JP2506568Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 発電機出力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988085065U JP2506568Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 発電機出力制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0210800U JPH0210800U (ja) | 1990-01-23 |
| JP2506568Y2 true JP2506568Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31309738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988085065U Expired - Fee Related JP2506568Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 発電機出力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2506568Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54112441U (ja) * | 1978-01-24 | 1979-08-07 | ||
| JPS5684813U (ja) * | 1979-12-04 | 1981-07-08 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63144798A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-06-16 | Mitsubishi Electric Corp | 同期機の励磁制御装置 |
-
1988
- 1988-06-29 JP JP1988085065U patent/JP2506568Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0210800U (ja) | 1990-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |