JP2506561Y2 - 自動変速機のパ―キング装置 - Google Patents

自動変速機のパ―キング装置

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JP2506561Y2
JP2506561Y2 JP1987143900U JP14390087U JP2506561Y2 JP 2506561 Y2 JP2506561 Y2 JP 2506561Y2 JP 1987143900 U JP1987143900 U JP 1987143900U JP 14390087 U JP14390087 U JP 14390087U JP 2506561 Y2 JP2506561 Y2 JP 2506561Y2
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JP
Japan
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parking
pole
cam
stopper
bracket
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JP1987143900U
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JPS6448356U (ja
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善信 岩瀬
繁雄 高橋
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動変速機のパーキング装置に関し,詳細に
はカムをスライドしてパーキングポールを押し上げて出
力軸と連動するパーキングギアに噛合するパーキング装
置に関する。
(従来の技術) この種の従来のパーキング装置としては,例えば実開
昭61-22958号公報に記載のものがある。この従来のパー
キング装置は,第5ないし7図に示すようにパーキング
ギア1と,一端がトランスミッションハウジング2に枢
着され他端がパーキングギア1の半径方向に回動自在に
配置されたポール3と,該ポール3に摺動するよう配置
され軸方向の往復運動によりポール3をパーキングギア
方向に回動させて両者を係脱するパーキングカム4とを
有しており,パーキングカム4が第7図の実線で示すよ
うにポール3とパーキングブラケット5との間に押し込
まれると,ポール3の先端部がブラケット5のポールガ
イド5aに沿って回動されパーキングギア1に係合される
ようになっていた。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来のパーキング装置においては,ポール
3が,枢着ピン6のまわりに設けられたリターンスプリ
ング7により常時パーキングギア1から離間するよう付
勢されているため,パーキング抜き時,つまりギア1と
ポール3の係合状態からカム4を引き抜くと,ポール3
はギア1から外れ元の位置(第7図の鎖線位置)に戻
る。この場合,平坦路でのパーキングではギア1にトル
クが加わっていないためリターンスプリング7の戻しト
ルクによりポール3がスムースに元位置に復帰するが,
坂路でのパーキングでは車両重量をささえるためのトル
クがパーキングギア1に加わった状態となっており,こ
の力によりパーキングギア1からポール3へ押し戻し力
Fxが働いているため,パーキング抜き時にこの力が一気
に解放されポール3をブラケット5側へたたきつける衝
撃力となる。このとき,カム4の移動によりカム4の先
端部に形成されたカムストッパ4aの部分がポール3とブ
ラケット5に挟まれた形で衝撃力を受けることとなる。
このため従来のパーキング装置ではカムストッパ4aの
強度を十分大きくとる必要があり,その結果,カムスト
ッパ4aが太くなり,これに伴ってカム4もポールリフト
量確保の為サイズアップが必要となりさらにクッション
スプリング8の加重アップも必要となるため,パーキン
グ装置が大型化してしまい,さらにパーキングシフト時
の操作が重くなってシフトフィーリングも悪化してしま
うという欠点を有していた。
この考案は,上記のような従来のパーキング装置の有
する欠点を解消するために為されたものであって,パー
キング抜け時のポールの抜け衝撃力がカムストッパに作
用するのを防止して,パーキング装置が大型化したりま
たパーキングシフト時のシフトフィーリングが悪化した
りすることのない自動変速機のパーキング装置を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は,上記目的を達成するために,手動により
往復動されるパーキングカムが,その先端のカムストッ
パをパーキングブラケットのガイド部にガイドされ該ブ
ラケットのカム面上を摺動して持ち上げられることによ
り,パーキングポールをパーキングギア側に付勢して係
合させるパーキング装置において,前記パーキングカム
が待機位置にありパーキングポールがパーキングギアか
ら離間しているとき,このパーキングポールを前記パー
キングカムのカムストッパと離間または僅かに接触した
状態で係止するポールストッパを,前記パーキングブラ
ケットに一体に設けたことを特徴とするものである。
(作用) 上記この考案によるパーキング装置は,シフトレバー
がパーキングレンジにシフトされると,パーキングカム
は係合位置へ移動しパーキングブラケットのカム面上を
摺動して持ち上げられる。このため今まで下方位置にあ
ったパーキングポールはパーキングカムによって押し上
げられ,パーキングギア1と噛み合う。
そしてパーキング解除時には,シフトレバーのマニュ
アル操作によってパーキングカムを元位置(待機位置)
に後退し,このときパーキングポールがパーキングカム
の後退に伴って下降して元位置(待機位置)に復帰す
る。そしてポールが下降し終った際,パーキングポール
の下端部がパーキングブラケットに一体に設けられたポ
ールストッパに係止されてそれ以上の下降を阻止され
る。これによってパーキングポールとパーキングカムの
係合状態が解除される。
従って,坂路でのパーキング時等においてパーキング
ギアにトルクがかかった状態でのパーキング解除時のよ
うに,パーキングギアからパーキングポールに押し戻し
力が働いたとしてパーキングポールがパーキングブラケ
ット側に強く押し戻される場合であっても,パーキング
ポールがパーキングブラケットのポールストッパに係止
されるので,カムストッパに衝撃力が及ぶのを阻止され
る。
(実施例) 以下この考案を,図面に示す実施例に基づいてさらに
詳細に説明を行う。なお,従来と同一の部分については
同一の符号を付して説明を行う。
第1および2図はこの考案に係るパーキング装置のパ
ーキングブラケット11を示すものであって,このパーキ
ングブラケット11は中央部にパーキングカムと摺接する
カム面11aを有し両側部に一対のボルト孔11bが穿設され
た底板部と,この底板部にパーキングカムのカムストッ
パが挿通されるガイド通路11cを形成するよう対向して
立設された一対のカムストッパガイド11dおよび11eと,
一方のカムストッパガイド11dの側面に形成されたポー
ルガイド11fとから構成されており,これらの構成につ
いては実開昭61-22958号公報に記載された従来のパーキ
ングブラケットと同様である。
このパーキングブラケット11にはさらに,ポールガイ
ド11fの下方位置にこのポールガイド11fのガイド面とほ
ぼ直角方向のストッパ面11g′を有するポールストッパ1
1gが形成されている。このポールストッパ11gは,本実
施例においてはカムストッパガイド11fと一体的に成形
され,さらにまたポールストッパ11gおよびカムストッ
パガイド11fは底板部と一体的に成形されている。そし
てこのポールストッパ11gの底板部からの高さhは,カ
ムストッパの径と同じかそれよりも僅かに大きくなるよ
う形成されている。
このパーキングブラケット11は,第3および4図に示
すように,従来と同様トランスミッションハウジングに
設けられたボス9,10上に載置されボルトによって固定さ
れている。
上記パーキング装置において,図示しないシフトレバ
ーがパーキングレンジ以外のレンジになっている場合,
パーキングカム4は,第4図に実線で示す待機位置にあ
るが,運転者のマニュアル操作によりシフトレバーがパ
ーキングレンジにシフトされると,カム4は仮想線で示
される係合位置へ移動する。このため今まで下方位置
(実線で示す位置)にあったポール3はカム4により上
方位置(仮想線で示す位置)へ押し上げられ,第3図に
示すようにパーキングギア1と噛み合う。このようなパ
ーキング係合時には,車輪のロックトルクTがパーキン
グギア1に伝えられ,パーキングギア1と係合している
ポール3の反転モーメントMをピン6の回りに生じさせ
る。この反転モーメントMによる荷重Fxはパーキングカ
ム4を介してパーキングブラケット11をボス10側へ強く
押圧する。この荷重Fxは車両総重量の大きな車両ほど大
きくなり,特にトラックなどの重量物積載車両では特に
大きい そしてパーキング解除時には,シフトレバーのマニュ
アル操作によってパーキングカム4が元位置(第4図の
実線位置)に後退し,このときポールがカム4の後退に
伴いポールガイド11fに沿って下降して元位置(第3お
よび4図の実線位置)に復帰する。そしてポール3が下
降し終った際,ポール3の下端部がパーキングブラケッ
ト11のポールストッパ11gに係止されてそれ以上の下降
を阻止される。
従って,坂路でのパーキング時等においてパーキング
ギア1にトルクがかかった状態でのパーキング解除時の
ように,パーキングギア1からポール3に押し戻し力が
働いてポール3がパーキングブラケット11側に強く押し
戻されるような場合であっても,ポール3がパーキング
ブラケット11のポールストッパ11gに係止されるので,
カムストッパ4aに衝撃力を及ぼすことはない。
なお,上記実施例においてパーキングブラケット11
を,板材または角材等を使って切削加工によりカム面11
a,ポールガイド11fおよびポールストッパ11gを成形する
ことも可能であるが,取り付けスペースおよび加工コス
ト上不利となる。これに対してパーキングブラケット11
をプレス加工によって一体成形するようにすれば安価で
あり,ポールストッパも縦壁で荷重を受ける構造となる
為,剛性上も有利となる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案は,パーキングブラケットにポ
ールストッパを一体に設けたことにより,パーキング解
除時のポールの抜け衝撃力をこのポールストッパで吸収
でき,パーキングカムおよびカムストッパへの衝撃力が
緩和される為,必要以上にカムストッパを太くして強度
を保持する必要が無くなり,これに伴ってカムストッパ
および他の各部分のコンパクト化,軽量化を図ることが
出来るとともに,シフトフィーリングの向上も図ること
が出来る。
なおブラケットとは別の所にポールストッパを設ける
方法もあるが,ストッパの位置精度の確保及び別部品を
設ける必要がでてくるなどコスト的に不利となるが,本
考案によればポールストッパをパーキングブラケットに
一体に設けたことにより,このような虞れは無いと共
に,ポールストッパ自体の精度の一層の向上が達成さ
れ,組付工数の節減にも資する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるパーキングブラケッ
トの正面図,第2図は同パーキングブラケットの側面
図,第3図は同実施例におけるパーキング装置の正面
図,第4図は同実施例におけるパーキング装置の要部を
示す側断面図,第5ないし7図は従来のパーキング装置
を示す図である。 1……パーキングギア 3……パーキングポール 4……パーキングカム 11……パーキングブラケット 11a……カム面 11g……ポールストッパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動により往復動されるパーキングカム
    が、その先端のカムストッパをパーキングブラケットの
    ガイド部にガイドされ該ブラケットのカム面上を摺動し
    て持ち上げられることにより、パーキングポールをパー
    キングギア側に付勢して係合させるパーキング装置にお
    いて、 前記パーキングカムが待機位置にありパーキングポール
    がパーキングギアから離間しているとき、このパーキン
    グポールを前記パーキングカムのカムストッパと離間又
    は僅かに接触した状態で係止するポールストッパを、前
    記パーキングブラケットに一体に設けたことを特徴とす
    る自動変速機のパーキング装置。
JP1987143900U 1987-09-22 1987-09-22 自動変速機のパ―キング装置 Expired - Lifetime JP2506561Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5291512B2 (ja) * 2009-03-27 2013-09-18 ダイハツ工業株式会社 自動変速機のパーキング装置
JP2011225131A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Toyota Motor Corp パーキングロックスリーブ及びその製造方法

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JPS6082470A (ja) * 1983-10-14 1985-05-10 Nissan Motor Co Ltd パ−クロツク装置のパ−キングポ−ル
JPS6122958U (ja) * 1984-07-16 1986-02-10 アイシン精機株式会社 パ−キング装置

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