JP2506109B2 - 塗膜の形成方法 - Google Patents

塗膜の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は塗膜の形成方法に関し、さらに詳しくは、給
湯管等の熱水配管などに塗膜を形成する適したエポキシ
系塗膜の形成方法に関する 発明の技術的背景ならびにその問題点 従来、防食あるいは表面保護を目的とした表面被覆用
塗料としては、ビスフェノールA型のエポキシ樹脂が主
として用いられてきた。そして、一般に用途や塗装方法
に応じて、このビスフェノールA型エポキシ樹脂に反応
性希釈剤、可塑剤、溶剤を添加することにより、塗料の
粘度を調節して使用に供されている。また、このような
組成物に用いる硬化剤としては、ポリアミドアミン樹
脂、変性ポリアミン樹脂、ポリアミン樹脂またはこれら
の混合物が一般的である。
しかしながら、上記のような構成の従来の塗料組成物
には、得られる硬化物のガラス転移温度が、通常、60℃
未満のものが多く、そのため60℃以上にも及ぶ熱水等の
流体にさらされる構造部材用塗料としては耐浸食性、接
着性が不足し、使用に耐えないという問題点があった。
ところで、給湯管、冷熱暖房管などの管体では、その
内周面に赤錆が生じやすく、場合によっては錆がコブ状
に大きく成長してしまう場合すらある。このような錆が
管内周面に生ずると、その影響で通水能力が大幅に低下
してしまうという問題点があった。このような問題点を
解決するため、給湯管の内周面に、耐熱性の塗膜を設け
ることが行なわれている。また一方、プラスチック製の
ユニットバスは、高温水と長時間接触するため、プラス
チックの劣化、退色が発生するという問題点があった。
このような問題点を解決するため、プラスチックの表面
に耐熱性の塗膜を設けることが行なわれている。
このように給湯管、冷熱暖房管などの管体の内周面あ
るいはユニットバス表面などに耐熱性の塗膜を形成する
には、管体内周面、ユニットバス表面などの被塗布体に
塗料を塗布した後、これを加熱して硬化することが必要
であるが、従来、これら管体あるいはユニットバスなど
の被塗布体を加熱するには、赤外線ランプを照射した
り、熱風を吹き付けたりしていた。ところが赤外線ラン
プを照射したり、熱風を吹き付けたりしたのでは、熱効
率が悪く、経済的に著しく不利であった。
本発明者らは、上記のような問題点を解決すべく鋭意
研究したところ、特定のエポキシ系塗料組成物を用い、
しかもこの塗料組成物を給湯管内周面などの被塗布体に
塗布した後に、温熱水などの液体と接触させることによ
り塗膜を硬化させれば、上記の問題点が一挙に解決され
ることを見出して、本発明を完成するに至った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解
決することを目的としており、耐熱性特に熱水雰囲気中
での浸食性、接着性および含有有機成分の耐浸出性など
に優れた塗膜を、給湯管あるいはユニットバスなどの被
塗布体上に、赤外線ランプを照射したり、熱風を吹き付
けたりすることなく効率的に形成することのできるよう
な塗膜の形成方法を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る塗膜の形成方法は、(1)下記式[I]
で表わされるビスフエノールから得られるエポキシ樹脂
および硬化剤からなる塗料組成物を、被塗布体に塗布
し、次いで被塗布体上に形成された塗膜を100℃未満の
温度の液体と接触させて硬化させることを特徴としてい
る。
(式中、R1およびR2は水素原子またはメチル基を表
わす。) 本発明では、上記式[I]で表わされるビスフエノー
ルから得られるエポキシ樹脂および硬化剤からなる塗料
組成物を、被塗布体に塗布した後、温熱水などの液体と
接触させることにより塗膜を得ているので、耐熱性等に
熱水雰囲気中での耐浸食性、接着性および含有有機成分
の耐浸出性などに優れた塗膜を、効率よく形成すること
ができる。
発明の具体的説明 以下、本発明に係る塗膜の形成方法について具体的に
説明する。
まず、本発明で塗膜を形成する際に用いられるエポキ
シ系塗料組成物について説明する。
本発明に係るエキシ系塗料組成物においては、ビスフ
ェノールとして下式に示す2,2−ビス(ヒドロキシフェ
ニル)メタン、2,2−ビス(ヒドロキシフェニル)エタ
ンまたは2,2−ビス(ヒドロキシフェニル)プロパンか
ら得られるエポキシ樹脂の1種類以上が樹脂成分として
用いられる。
このようなビスフェノールは、ホルムアルデヒドまた
はアセトアルデヒドとフェノールを酸の存在下で縮合さ
せることによって得ることができ、これらのビスフェノ
ールの製造方法は従来公知である。
なおビスフェノールFの水酸基の位置に関しては、o
−、o′−体が約10〜25モル%、o−、p′−体が約35
〜60モル%、p−、p′−体が20〜55モル%程度の混合
物として通常得られている。また、ビスフェノールADの
水酸基の位置に関しては、p−、p′−体が80モル%程
度以上で存在する。また、ビスフェノールAの水酸基の
位置に関しては、p−、p′−体が98モル%以上存在す
る。
このようなビスフェノールと、エピクロルヒドリンと
を重縮合させることによって、本発明で用いられるエポ
キシ樹脂(以下ビスフェールF型ビスフェノール、AD型
エポキシ樹脂、またはビスフェノールA型エポキシ樹脂
ということがある)が得られる。
このビスフェールF型、ビスフェノールAD型またはビ
スフェノールA型エポキシ樹脂の生成反応は、下記のよ
うな式で示される。
(式中、R1およびR2は水素原子またはメチル基を表
わす)これらビスフェノールF型エポキシ樹脂あるいは
ビスフェノールAD型エポキシ樹脂のEEW(エポキシ当
量)は165〜185の範囲であり、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂のEEWは185〜195の範囲であることが好まし
い。
また、本発明におけるエポキシ樹脂成分としては、上
記のようなビスフェールF型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールAD型エポキシ樹脂、またはビスフェノールA型エポ
キシ樹脂に加えて、従来公知のエポキシ樹脂を併用する
こともでき、そのようなエポキシ樹脂としては、たとえ
ば、EEW165〜185のノボラック型エポキシ樹脂、EEW210
〜240のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、E
EW130〜145のトリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル、またはこれらの混合物が好ましく用いられ得
る。
本発明で用いられるビスフェールF型エポキシ樹脂、
ビスフェノールAD型エポキシ樹脂またはビスフェノール
A型エポキシ樹脂を必須成分として含むエポキシ樹脂の
粘度は、25℃で100ポイズ以下であることが好ましい。
エポキシ樹脂には、さらに多官能反応性希釈剤を少量添
加することができるが、その量は、硬化物のガラス転移
点が90℃以下にならないような範囲内で用いられること
が好ましい。
このようなエポキシ樹脂は、塗料組成物中に25〜80重
量%好ましくは35〜70重量%の量で用いられることが望
ましい。
本発明で用いられる塗料組成物中に用いられる硬化剤
としては、たとえば25℃で粘度100ポイズ以下のアミン
系化合物が例示されるが、具体的には、エポキシ樹脂変
性イソホロンジアミン、エポキシ樹脂変性3,3′−ジメ
チル−4,4′−ジシクロヘキシルアミノメタン、エポキ
シ樹脂変性m−キシレンジアミンなどが好ましく用いら
れる。
このような硬化剤は、塗料組成物中に8〜40重量%、
好ましくは15〜33重量%で用いられることが望ましい。
またこのような硬化剤は、別な観点からみると、上記の
ようなエポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対し、硬化剤
中の活性水素が0.8〜1.2当量となるような範囲で用いら
れるが、好ましくは0.8〜1.0の当量範囲で用いられる。
また必要に応じて本発明で用いられる塗料組成物中
に、20重量%以下の範囲で可塑剤を添加することもでき
る。
本発明で用いられる塗料組成物には、さらに体質顔料
または着色顔料あるいはこの両者を含有させることがで
きる。
体質顔料としては、真比重0.3〜4.5g/cm3、吸油量11m
l以上、平均粒径10μm以下の無機質粉末が好ましく用
いられる。具体的には、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、シリカ、シリカ・アルミナ、ガラス粉末、ガラス
ビーズ、アスベスト、マイカ、グラファイト、硫酸バリ
ウム、水酸化アルミニウム、タルク、カオリン、酸性白
土、活性白土、ベントナイト、ケイソウ土、モンモリロ
ナイト、ドロマイトなどが用いられ得るが、このうち特
に、炭酸カルシウム、シリカ、硫酸バリウム、タルク、
カオリンが好ましく用いられる。
また、着色顔料としては、比重5.7g/cm3未満、平均粒
径1μm未満の微粉末が好ましく用いられる。具体的に
は、酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラック、ベンガ
ラ、カドミウムレッド、チタニウムイエロー、酸化クロ
ムグリーン、コバルトグリーン、ウルトラマリン、プル
シャンブルー、コバルトブルー、セルリアンブルー、コ
バルトバイオレット、マルスバイオレットなどの無機質
着色顔料、パーマネントレッド、ハンザエロー、ベンジ
ジンエロー、レーキレッド、フタロシアニンブルー、フ
タロシアニングリーンなどの有機着色顔料が用いられ得
るが、このうち特に、酸化チタン、ウルトラマリン、コ
バルトブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニン
グリーン、酸化クロムグリーン、チタニウムイエロー、
ベンガラなどが好ましく用いられる。
さらに、本発明で用いられる塗料組成物においては、
必要に応じて、消泡剤、レベリング剤、揺変剤などの添
加剤、または多官能反応性希釈剤、硬化促進剤などを付
加的成分として含有させることができる。
本発明で用いられる塗料組成物は、エポキシ樹脂成分
と硬化剤成分との二液型組成物として構成することがで
きる。たとえば、エポキシ樹脂、体質顔料および(また
は)着色顔料を練合わせて主剤組成物とし、一方、硬化
剤、体質顔料および(または)着色顔料を練合わせて硬
化剤組成物とし、使用時にこれら主剤組成物および硬化
剤組成物を混合することによって硬化可能な塗料組成物
を形成することができる。
このようにして調製された塗料組成物を、給湯管の内
周面あるいはユニットバス壁面などの被塗布体に、スプ
レー法、はけ塗り法などの通常用いられる方法によって
塗布する。なお給湯管内周面への塗料組成物の塗布は、
塗料組成物を流体(気体)により吹きつけることによっ
て行なうことが好ましい。具体的には、流速20m/sec以
上の速度の空気で塗料組成物を霧状に管体内に供給しな
がら給油管内面への塗料の塗布を行なうことが好まし
い。
次いで、上記のようにして被塗布体上に塗料組成物を
塗布して塗膜を形成した後、この塗膜を、100℃未満好
ましくは40〜98℃の温度の液体好ましくは温熱水と接触
させて硬化させる。このようにして硬化されて得られる
塗膜は、そのガラス転移温度範囲が40〜140℃好ましく
は60〜135℃である。
以上のように本発明では、被塗布体上に塗布された塗
膜を、100℃未満好ましくは40〜98℃の温熱水などの液
体と接触させることにより硬化させているので、塗膜の
硬化に赤外線ランプあるいは熱風発生装置などが不要で
あり、非常に効率的である。また本発明では、特定のエ
ポキシ樹脂および硬化剤を含んでなる塗料組成物を用い
ているので、耐熱性に優れ、塗膜と温熱水などの液体と
が接触しても塗膜が被塗布体から剥離してしまうような
ことがなく、しかも塗膜から有機成分が多量に浸出して
しまうことがない。
発明の効果 本発明では、上記式[I]で表わされるビスフエノー
ルから得られるエポキシ樹脂および硬化剤からなる塗料
組成物を、被塗布体に塗布した後、温熱水などの液体と
接触させることにより塗膜を得ているので、耐熱性特に
熱水雰囲気中での耐浸食性、接着性および含有有機成分
の耐浸出性などに優れた塗膜を、効率よく形成すること
ができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
塗料組成物(1)の調製 下記の組成からなる主剤組成物、硬化剤組成物を調製
し、これらを混合して塗料組成物(1)を得た。
主剤組成物:ビスフェノールAD型エポキシ樹脂(粘度
30ポイズ/25℃、エポキシ当量165〜185)100部、タルク
18部、酸化チタン13部および添加剤1.5部を混合し、さ
らに三本ロールで混練して、主剤組成物とした。
硬化剤組成物:イソホロンジアミンを一成分とするエ
ポキシ樹脂変性ポリアミン(粘度47ポイズ/25℃、活性
水素当量83)100部、体質顔料としてのタルク20部およ
び酸化チタン10部、着色顔料としてのウルトラマリン0.
7部ならびに添加剤1.9部を混合し、さらに三本ロールで
混練して、硬化剤組成物とした。
このようにして得られた主剤組成物と硬化剤組成物と
の比を、主剤組成物/硬化剤組成物=100部/50部となる
ように両者を混合して、塗料組成物(1)を得た。
塗料組成物(2)の調製 下記の組成からなる主剤組成物および硬化剤組成物を
調製し、これらを混合して塗料組成物(2)を得た。
主剤組成物:塗料組成物(1)に同じ 硬化剤組成物:3,3′−ジメチル−4,4′−ジシクロヘ
キシルアミノメタンを一成分とするエポキシ樹脂変性ポ
リアミン(粘度42ポイズ/25℃、活性水素当量71)100
部、体質顔料としての硫酸バリウム54.4部、着色顔料と
してのウルトラマリン0.7部および添加剤1.9部を混合
し、さらに三本ロールで混練して、硬化剤組成物を調製
した。
主剤組成物と硬化剤組成物との比を、主剤組成物/硬
化剤組成物=100部/50部となるように両者を混合して、
塗料組成物を得た。
塗料組成物(3)の調製 塗料組成物(1)において、主剤組成物中のビスフエ
ノールAD型エポキシ樹脂に代えて、ビスフエノールF型
エポキシ樹脂(ビスフエノールFグリシジルエーテル、
粘度30ポイズ/25℃、エポキシ当量:171〜175)を用いた
以外は、塗料組成物(1)と同様にして、塗料組成物
(3)を調製した。
塗料組成物(4)の調製 主剤組成物および硬化剤組成物として下記のような組
成物を用いた以外は、塗料組成物(1)と同様にして、
塗料組成物(4)を調製した。
主剤組成物:ビスフエノールA型エポキシ樹脂(三井
石油化学工業(株)製エポミックR−140、EEW:185〜19
5、粘度:130ポイズ/25℃)100部、ブチルグリシジルエ
ーテル(EEW138)11部、体質顔料としてのタルク20部お
よび酸化チタン14.8部ならびに添加剤2.2部を混練して
調製した。
硬化剤組成物:4,4′−ジアミノジフエルメタンを一成
分とするエポキシ樹脂変性芳香族ポリアミン(活性化水
素当量100〜120)100部、体質顔料としてのタルク15
部、着色顔料としてのウルトラマリン5部および添加剤
5部を混合し、三本ロールで混練して塗料組成物を得
た。
実施例1. 塗料組成物(1)を、表面が溶剤で脱脂された後にス
チールグリット処理した鋼板(75mm×150mm×9mm)にハ
ケで塗布した。
この塗膜を室温で24時間放置した後、40℃の温水中に
1時間浸漬して硬化させ、得られた塗膜のガラス転移温
度Tgを測定した。その結果を表1に示す。
実施例2. 実施例1と同様に塗料を塗布した鋼板を、室温で24時
間放置した後、40℃の温水中に一時間、ついで60℃の温
水中に30分浸漬して硬化させ、得られた硬化塗膜のTg
を測定した。その結果を表1に示す。
実施例3. 実施例1と同様に塗料を塗布した鋼板を室温で24時間
放置した後、40℃の温水中に60分、60℃の温水中に30
分、ついで90℃の温水中に60分浸漬して硬化させ、得ら
れた硬化塗膜のTgを測定した、その結果を表1に示
す。
実施例4. 実施例1と同様に塗料を塗布した鋼板を、40℃の温水
中で4時間、60℃の温水中に1時間、ついで90℃の温水
中に1時間浸漬して硬化させ、得られた硬化塗膜のTg
を測定した。その結果を表1に示す。
実施例5. 塗料組成物(2)、(3)および(4)を用いて、実
施例3と同様な方法で塗膜を硬化させ、得られた塗膜の
gを測定した。その結果を表1に示す。
なお、塗膜のガラス転移温度は以下のようにして測定
した。実施例で示した条件で塗膜を硬化させた後、この
塗膜を鋼板より剥離した。次いで剥離した塗膜中に含ま
れる水分を減圧(5mmHg)して除去した後、乾燥した塗
膜のガラス転移温度(Tg)をDSC(示差走査熱量計、セ
イコー電子工業製)によって測定した。結果を表1に示
す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式[I]に示すビスフェノールから得
    られるエポキシ樹脂および硬化剤からなる塗料組成物
    を、被塗布体に塗布し、次いで被塗布体上に形成された
    塗膜を100℃未満の温度の液体と接触させて硬化させる
    ことを特徴とする、塗膜の形成方法。 (式中、R1およびR2は水素原子またはメチル基を表わ
    す)
  2. 【請求項2】塗膜と接触せしめられる液体の温度が40〜
    98℃である特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】形成される塗膜が60〜120℃のガラス転移
    温度を有する特許請求の範囲第1項に記載の方法。
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